2007年6月7日:ミュンヘン郊外ぶらり旅
かみさんがバイエルン州立歌劇場でオペラを見ている間、私と子供で郊外の街を散策してみることにした。
ミュンヘンを夕方7時頃出発。まだ陽は高い。今日買った「バイエルンチケット」が使えるので、マリエン広場からSバーン(S5の西行き)に乗り込んで小旅行の始まり。
乗客はまばらで、隣はスペイン語を話す親子連れ。「お子さん何歳?」って(スペイン語で)尋ねると4歳との答えだが、うちの子と比べると結構大きい。ミュンヘンの街を出発して約30分ですっかりのどかな田園風景へと様変わりである(写真:♪Sバーンの車窓から)。スペイン親子は途中で下車し、私たちはこの路線の終着駅である湖畔の街「Herrsching」に出かけた(約1時間)。
Herrschingの街には大きな湖があり、駅はそのすぐ近くにある。郊外のベッドタウンにある、のどかな風景を眺めにと思って選んだ。駅はこじんまりしている(写真)。電車の出発時間を念のため確認しておくと、20分間隔と40分間隔が交互にある。40分も見れば充分かと思って駅を出て湖方面へ歩いていく。駅前のロータリーもほんとにローカル線の駅前そのもの。通勤電車の始発駅とは思えないほどである。
湖へは駅からゆるやかな坂を下っていくと、10分程度で着く。道の途中には別荘風の家やホテルなど、別荘地といったイメージである。湖は思った以上に大きく、ヨットがたくさん停泊していた(写真)。定期遊覧船の乗り場もあったり、岸辺でカップルや家族が集う、といった、想像とはイメージの違う、本当のリゾート地であった!!
ちょっと湖畔を歩いて、駅へ戻る道を越えてさらにいると、何かにぎやかな声が聞こえてくる。湖畔にある「ビアガーデン」(ミュンヘンで有名なホフブロイハウスのマークが見えた)では、長い夕方をビールを飲んで過ごす人たち!!。湖に沈もうとしている太陽を見ながら飲むビールは格別だろう。子供はすぐ隣にある公園の遊具(ブランコ、すべりだい)でビアホールに来た家族の子供たち(?)と一緒になって遊び始めてしまったので、のんびりビールを飲むことができず、ずっと子供の見守り(涙)。今度行った時は絶対に飲むぞー、と誓いつつ、日没前(午後9時)の電車でミュンヘンへ戻る。
ミュンヘンへの旅行はメジャーだが、ちょっと郊外に足を運んでみるだけで、新しい発見があるのがやはり楽しい。