2007年6月8日:オーバーアマガウ(日帰り)


オーバーアマガウ駅 ミュンヘンの南、オーストリアとの国境付近にある「オーバーアマガウ」という小さな街を訪ねてみた。ミュンヘンからローカル列車で約1時間で乗り換え、さらにローカル線で40分の終着駅である。列車はそれぞれ1時間に1本ある。この街の有名なものは???

 駅から街の中心までは歩いて10分ぐらいで行ける。木造のこじんまりしたホテルやレストランなどがいくつかあり、また一年中開いているクリスマスショップなどもある。さらに15分くらい奥へ散策すると、山の間に別荘のようにゆったりした家々が並んでいる。

この街の一番の特徴は建物の外壁に描かれた「グリム童話」である。「ヘンゼルとグレーテル」「七匹の子ヤギ」(写真右)のほか「赤ずきんちゃん」(写真下)といった有名な物語の絵が山あいの静かな街の建物の壁に描かれていると、なんか本当の物語の中にいるかのような気分になってしまう。これらの建物は学童クラブや学校のような施設として現在は使われている。

(左の建物:ヘンゼルとグレーテル、右の建物:7匹の子ヤギ)


                               (上の建物:赤ずきんちゃん)

 オーバーアマガウが世界的に有名なのは、この街が10年に一度だけ、村人総出でキリストの受難劇を上演するからだ。人口5000人の村に世界中から人々が押し寄せるとのこと。次回の上映は2010年だそうだ。

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