K2・バルトロ氷河トレッキング 25日間  
   2004・8・20〜9・13  
     
    9月3日 コンコルディア(4650m)  ゴレ2(4400m)  【11日目】  
     
       
     
   朝の計測は 73/92 
 ゴレ2からテントの下は氷河の氷の上になったが、装備は万全なので寒くはない。4:0に昔乙女夫妻が「K2(8611m)が見えてるよ〜」と声を掛けてくれたので外へ出てみると おお〜!! 見えてる〜  

一枚目は普通で撮っても写らないと、バルブ10分で撮影。だんだんと日が当たって来て真っ赤に焼けてきた。エンジェルピーク(6858m)の先も焼けてきた。手の先は寒さで痛いし言う事を聞かないんだけど、そんな事は・・・
無我夢中とはこの事ねぇ〜 (^_-)-☆

そんな時にSさんが「Iさん(Sさんと相部屋違った相?テント、若者に混じってサーフィンをしているそうで無口な方)がテントの中でK2を見てますから他で写して貰えますか」と言うので振り返るとテントの中から座って見ているじゃありませんか。そんなに具合が悪いのかと場所を変えた。
 
     
        
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    周りの山も写しておかなくちゃ〜、バルトロカンリ(7300m)ピクネピーク(6350m)、そして昔乙女さんがムスターグタワー(7284m)が見える〜 少しでも向こうへ行けばもっと見えるかもと早足で歩き出したのでご主人と後を追い掛けた。
そして、今まで見えそうで見えなかった
ブロードピーク(8006m)も全貌を見せてくれた。ふと見るとIさんも外に出て来ている。
みんながK2を夢中で撮影している時に、昔娘Aさんのカメラが途中で動かなくなってしまったので、インスタントカメラを譲ってあげたが、彼女はひどく落胆してしまった。


 昔乙女さんのご主人が“ROCK&SNOW”と言う本の大判ポスターを出して来て、「あの西稜(ルート3)が日本隊がナジールさんと登ったルートや!」とか説明してくれた。
後でゆっくりとこのポスターと目の前のK2を見比べてルートを望遠レンズで見たいと思っていたのに・・・、その時間はなかった。(ーー;)
 
     
 





ルートをクリックすると大きな画像と説明に飛びます。

画像はありませんが、中国側ルートの
ルート4・7の説明。

山野井泰史の“垂直の記憶”のK2南南東リブは凄い!
 
   
   画像はクリックしても大きくなりません、あしからず。(^_-)  
     
      
     
    朝焼けのドラマも終わって、今までお世話になった鈴木さん、デイブさん(メインガイド)、イジャーズさん(セカンドガイド)、キッチンポーター、パーソナルポーター達と記念撮影。ほんとうにありがとう!! <m(__)m> 
モーニングティーの事もすっかり忘れていたけど、やっと落ち着いて飲んだティーはとても美味しかった〜。

 朝食時に鈴木さんから、「どうですか?よく見えたし、出来たら昼頃出来るだけ早く出てゴレ2に戻りたいのですが・・」と切り出された。予定表には、今日の予備日(体調のよい方はブロードピークBC往復など)と書かれている。こんないい天気なんだからもっといたいし、ブロードピークBCへ行けばチョゴリザ(7668m)も見える、K2の夕焼けも見たい。昔乙女さんは特にチョゴリザが見たくて来てるんだし・・と思うけど、調子の悪い人がいると言われれば・・仕方なく承諾することにした。

 昨日、昔娘さんのパーソナルポーターのアリマダットさんが、知り合いのポーターのお客さんが朝早く出掛けたのに帰って来ないとK2方面の丘で長い間待っていたのを見ていた私達は、鈴木さんに「あそこまで行っていいですか」と聞いたら、今まで単独行動は許されなかったのにさすがに許してくれた。
荷物の整理をすませて出発まで1時間のタイムリミットで、私達関西組女性3人は嬉嬉として出掛けた。少し前に行くだけで
ブロードピーク(8006m)も、ガッシャーブルムW(7924.8m)、氷河の割れ目からガッシャーブルムY峰(7004m)、X峰(7133m)、バルトロカンリ(7300m)も違って見える。  
 
   
   
       
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    11:30にコンコルディアを出発。K2が見えなくなるまで何度も何度も振り返った。イタリア隊のテントを過ぎ、振り返ると昨日降った雪道のトレールの向こうにガッシャーブルムW峰の右に覗いている白い山ガッシャーブルムU峰(8034.5m)が見えた。セラック地帯も現れて来た。往路には見えなかったムスターグタワー(7284m)も見えて来た。頭の部分が隠れていたけど少し待っていると雲が少し薄くなって見えだした。  
     
     
     
      
   画像にマウスポインタを合わせると入れ替わります。  
     
      17:10にゴレ2に到着。着替えているうちにマッシャーブルム(7805m)ガッシャーブルム方面が焼けてきた。こんな事はしていられない!♪ 

その焼けもだんだんと小さくなる頃ガッシャーブルムW峰の右側のX峰の後に、焼けている山が見えて来た。鈴木さんによるとガッシャーブルムT峰(8068m)じゃないかという事だった。
 
       
 

 そして、反対方向のパイユピーク・カテドラル方面の空が・・・
なんと言う色だろう!
“えもいわれぬ景色” だわ〜。 (*^。^*)


夜の計測は91/91