2012年      


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 13日【引地山・皿ヶ嶺】
 「さあ、皿ヶ嶺に行くか」と、朝の用事から帰ってきたおっちゃんが言うので支度をして出掛ける。

10:37 出発 10:48 10:59 通常コースからの交差点
 風穴の上の駐車場を10時37分に出発。引地山への登山道沿いにブナの大木(7月13日に行った時)があるよね、と引地山をピストンして竜神平に寄って帰ろうという事になる。急登コースをマイペースで順調に登っていると、携帯が鳴った。姉からの電話でちょっと急いでいる感じだったので10分程話す。おっちゃんが待っていると思い気持ちが焦ったのでペースが崩れてしまった。

オオバショウマ? のっこし 11:10 電話していたので10分遅れ
 のっこしに10時20分に着く。おっちゃんは十分休んですぐ出発の様子だが、私は息が上がっている。サンドイッチを食べてから出発だ。

萩の花 11:37 引地山分岐  11:54 急坂コース分岐
 のっこしから引地山まで笹が刈られて道が拡がっている。尾根道になると萩の花が咲いていた。11時37分に分岐、迂回路(13年前の若い時?は急坂コースを選んでいるのに・・・)を行く事にする。11時51分急坂コースと出会う。

    
 いろいろなキノコが生えているが、へとへとの私はカメラを出す気力がない。

 赤柴峠の赤キノコ 12:22  12:26 引地山
 アップダウンを繰り返し12時22分に赤柴峠に到着。真っ赤のキノコを見つけるが虫が食べている。12時26分に引地山へ到着、おっちゃんはおにぎりを食べている。私はバナナを食べる。

白樺の道 12:40 12:40 赤柴峠 ツルリンドウ
 引地山から赤柴峠までは白樺の小道だ。この前の“天狗の池”の しらかばコースより白樺がたくさんある。ツルリンドウがあちこちに咲いている。

13:5 急坂の分岐 13:28 分岐に戻る ナギナタタケ
 赤柴峠から何回アップダウンがあるか数えながら歩く。5回はあるな〜。13時5分に分岐、帰りも迂回路コースだ。ますます足が重く、13時28分に分岐に到着し一息入れる。ここで、竜神平には行かず下りようと言おうか・・・と思っていたのだが、ナギナタタケを見つけて、やっと今回初めてカメラを出す気になった。(この前、天狗の池へ下りる所でベニナギナタタケを写したので)

ギンリョウソウ ハナホウキタケ 
 その間に、おっちゃんは季節外れのギンリョウソウを写している。竜神平への登山道からのブナ林は、引地山へのブナ林と比べ見やすいな〜と思ったら、笹の背丈が低いのだ。引地山への登山道脇の笹は背丈が高いので風も通らず暑かったのか・・・。

 14:10 
 いつものブナはこの前と同じくキノコが生えている。分岐を竜神平に向かう。これはタマゴタケか。

14:25 竜神平 あと一輪になった オニユリ  ヤマラッキョウ
 14時25分に竜神平に到着。ペンチでコーヒーを沸かす。濃い霧が竜神平を覆い尽くすが、すぐにサッとあける。頂上からの道方面から声がして、女性の二人連れが下りてきて食事を始めた。

15:10 シンボルの枯木 
 3時過ぎに下山にかかる。男性が一人登ってきた。いつもの枯木を写す。15時42分に風穴に下山。風のない暑い暑い一日だった。


 8日〜9日【一の森】

追分への登山道通行止め山に恋するへ

 6日【猪伏の大栃】

 朝、おっちゃんが棚田へ行こうと言ってくる。う〜ん、棚田・・・。今の私は、森にこだわっているので棚田は・・・、いまいち〜意欲が湧かない。でも、8月に撮影に行けなかった事を反省しているのかも(^_^;) 折角の提案だから行く事にする。もう一ヶ所、猪伏も気になっているのだ。

棚田のいなき 11:0  12:54 猪伏の看板
 11時に棚田に着くも、まだ稲刈りは済んでなかった。それから、7月の初めに直瀬を通った時に植林地にツチアケビがあったが、今頃は実になってる筈と行ってみる。ところが、道路端だったので誰かが刈ってしまったか、長雨で腐ってしまったのか跡かたもなかった。

 美川の道の駅に立ち寄って野菜を買う。それから、一路四国カルストに向かう。猪伏のトチノキ遊歩道に12時54分に着く。姫鶴荘の前の展望所には平日でも観光客が何組か来ていたが、ここまで来る人はいないのか車は停まってなかった。看板は剥がれて真っ白になっている。

木が倒れている 13:17 白亜の湧水 倒木
 車の中で、サンドイッチ や道の駅で買った おはぎ なんかを食べて出発する。遊歩道に大木が折れて落ちて来ていたりするのが数か所あった。白亜の湧水で喉をうるおす。右上に倒れてきているこの木(前から倒れていた)はブナの木なのか・・・、大木だ。

トチの実   
 くるみのような実が落ちている。天狗の森や皿ヶ嶺のようには、まだキノコは生えてないようだ。

ナメコ トチの実 トリカブト 森の巨人 14:7
 これは絶対ナメコだな。そして大トチの所に、さっきの実が割れているのを見つけた。あれは大トチの実だったのだ。大トチは、相変わらず悠然と静かに立っていた。おやつの果物ゼリーを食べる。8月末からずっと昼からは雨だったりしたので、ここでも降るかも、そしたら撮ろうと思ってきたのに、今日に限って日が射しているのだ。(*_*;

 トチバニンジンの実 メグスリノキ 境界線? 登山口のトイレ 15:50
 せっかく来たのだから、仕方ないけど、一枚だけ苔の写真を撮った。メグスリノキがあったはずと気をつけて下りていると見つかった。木自体は細いのでつい通り過ぎてしまうのだ。下方に所々に なにかの境界線の目印か赤ペンキでブナに字を書いたり、赤テープの杭があったりする。トイレ横の駐車場に戻ったのは15時50分だった。


 4日【皿ヶ嶺】

 今日は夕方の用事しかないとの事で、皿ヶ嶺に出掛けた。
風穴の駐車場横にいつのまに出来たの? ヤマホトトギスと虫 風穴出発 9:17
 9時過ぎに風穴の駐車場に着き支度をしていると、横に車を停めた方から「5組の○さん?」と声をかけられた。私は去年から町内会の衛生委員をしているのだが、彼は会計をされているОさんだった。お互いに「山登りをされる方だとは知りませんでした」とか話して、彼は通常コースをとられるとか、私達は直登コースなので、又上で会いましょうと別れる。風穴登山口を9時17分に出発。

井戸の縁に植えてあるケシ 井戸の周りの枝が切ってある モミジガサの花 ゲンノショウコ
 風穴の井戸の周辺の木が切られている。今年の花の付き具合が悪かったので、周辺の木の枝が茂りすぎて日当たりが悪いと切ったのかもしれない。

のっこしの休憩所 9:47  ハガクレツリフネ
 この時期、風のない登山道を登るのは苦しい。9時47分にのっこしに着き休憩しサンドイッチを食べる。

引地山分岐 10:1  分岐を頂上方面へ 十字峠 10:24
 引地山への分岐を10時1分に通過する。登山道の笹が刈られ、水きりもされている。尾根道で風が少しでもあると元気が出て来る。途中のブナの木にキノコができている。去年も同じブナの木の枝にできていたが、その枝は枯れてしまった。この枝も枯れるのか・・・。いいブナなのだが、枯れる運命なのかもしれない。('_') 十字峠分岐を10時22分に通過、いつ通っても暗い。

頂上 10:42 梨の実 キノコ クチベニタケ
 10時42分に頂上に到着。風穴で別れたОさんが早くも到着していた。果物のゼリーを食べて竜神平に下りる。頂上の梨がたくさん落ちている。なかにはかじった跡があるのもある、何か動物が食べたのかなあ。下山中に可愛いキノコがあったので初めて三脚を出し写す。

スズコウジュ きのこ?  
 おいわさんのhpで知ったスズコウジュを写す。竜神平方面から男性1人、女性2人の登山者がきたので避けたが、足元に変なキノコが生えていた。

ハナホウキタケ 11:40 長く楽しめるオニユリ ミゾソバ 
 竜神平のオニユリはまだ咲いていて、蕾もある。登山道の整備をして下さっている方とベンチで「あのオニユリは長く咲きますねぇ」とか、「この前、マムシを3匹見ました。」と話すと、「ここはたくさんおるのに、みんなよくあの中に入るな〜」と感心し、「マムシはおとなしいが、ヤマカカシは飛んでくる」とか蛇談義になる。単独のおじさまが、あちこちになる果物が今年は少ないと話している。三脚を持ったカメラマン(それぞれ単独)が、3人いて花等を写している。

  トビマイタケ
 このキノコは小さいので私のカメラでは写せないが、おっちゃんのカメラにデジタル顕微鏡というモードを見つけたおっちゃんが写すと、結構良く写っている。サイズは横長なんだな。下山中に、ブナの枯木のところで おっちゃんが見つけたキノコが色は白いがマイタケ(去年、香川の仏心さんにマイタケを貰った事がある)に似ている、香りも良い。竜神平で果物の事を話していたおじさまが通りかかって、風穴にキノコの事を良く知っている人がいるかもしれんと、採ろうとするので、「小さいのだけでいいのでは」と言うも、奥の大株も採って袋はないかと言うので出すとそれに入れ、結局おっちゃんが持って下りる事になってしまった。

12:37 ベンチの所 13:6 
 途中で会う登ってくる登山者は誰も「キノコは(>_<)」と言う感じだ。結局風穴で、おじさまが食べれんキノコだったらゴミに出したらいいので持って帰りと押し付けられてしまった。(^_^;) 帰ってどうしたものかと思ったが、joeさんの仲間が「山菜を楽しむ会」等をされているのを思い出したので電話すると、joeさんが来て下さり「これは食べれる」と中型のを持って帰られて、「食べたら少し固かった」と電話があった。

トンビマイタケのてんぷら トンビマイタケの味噌炒め
 新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れておいたのだが、joeさんが食べてあたってないみたいだし、ネットで見るとブナの枯木・夏に生える“トンビマイタケ”に間違いがないので水につけて置き、5日は天ぷら、昨日(6日)は味噌炒めにして、残りは冷凍にした。それが〜、天ぷら(茹でて下味を付けて揚げる)は固かったんだけど、味噌炒めは凄く美味しかったのよ〜。(*^。^*) ネットでは、500g3000円もするって言うし。(笑) しか〜し、キノコ、油断大敵!! 気を付けるぞッと。



 2日【天狗の森・黒滝山・天狗の池】

 やっと一日おっちゃんの身体があいた。堂が森、二の森などと提案してくるが、このところの体力では自信がない。先月、大阪から知り合いが来た時に行った天狗高原が涼しかったし、1998年6月28日に“天狗の森”までは行った事があるが“黒滝山”までは行ってない。去年の5月8日はセラピーロードを大引割まで行ったが“天狗の池”には行ってないので、今回両方に行こうと決めた。

脱走牛 10:0 バンガロー、キャンプ地方面へ
 四国カルストを走っていると、むこうから来る車の前を牛がゆったりと歩いている。牛が通り過ぎるのを待とうと車を停めて見ていると、ちゃんと牛が車を避けた。そして我が車が通り過ぎるのを待っている。賢いものだな〜、それにしても何処から脱走したのだろう?

 天狗荘の駐車場で車を停める。10時に出発、やはり高知ナンバーの車が多い。天狗の森へ行ったのは登山を始めてすぐの14年も前のことなので、覚えてない。バンガローやテントサイト・フィールドアスレチックのある方面に行くのか、他に登山道があるのか・・・と前にも思ったような、とにかくまっすぐ行ってみる。やがて登山道らしくなったので安心する。入口付近にちゃんとした標識があったらいいのに。

瀬戸見の森 10:20 レイジンソウ ツチアケビ オタカラコウ
 20分で瀬戸見の森に到着。展望台があるが何も見えない。苔むした良い感じの森の中には、レイジンソウ、ツルアケビ、オタカラコウ等が咲いている。

コオニユリ シオガマギク ツクシクサボタン
 コオニユリ、シオガマギク、ツクシクサボタンも咲いている。

横道への分岐(カーレン・コース) 10:35 尾根に上がってきた キンミズヒキ 
 瀬戸見の森から15分で、カーレン・コースの分岐を通過、石灰岩がゴロゴロしている尾根道になってくる。キンミズヒキやアザミが咲いている。

アザミ  天狗の森 10:44 
 10時44分に天狗の森に到着するも展望はない。黒滝山へ向かうが、ずんずん下りて行く。尾根を縦走すると思っていたので、こんなに下りたら横道に下りてしまうのではと思った。

オオヤマボクチ 三叉路(姫ユリコース・自然探索路) 11:10 ママコナ 
 皿ヶ嶺もいろいろ花が咲いているが、やはり咲く花がちがうな〜、オオヤマボクチ、ママコナが咲いている。11時10分、姫百合コースと自然探索路、黒滝山への三叉路に着く。

  黒滝山 11:50
 倒木の苔に水滴がついて面白いので三脚・カメラを出して撮影する。11時50分に黒滝山到着。おにぎりを食べる。

タマシロオニタケ 鳥形山 分岐を右にとる 12:24
 おっちゃんが可愛いキノコを見つけたので写すが、三脚をセットしたり、うつむいたりして写すので疲れる〜。横道への下りの途中で鳥形山が良く見えた。分岐では大引割の方じゃなく、横道からは「しらかばコース」を行く予定なので右側の道を辿る。

 十字路 しらかばコースへ 12:30 ベニナギナタダケ ヤマジノホトトギス
 12時30分、十字路に到着。ここは見覚えがある。しらかばコースは杉林の中を下りるようになる。ベニナギナタタケを写す。

キャンプ場・天狗の池駐車場の標識 12:52 しらかばコース 沢沿いになる
 天狗荘で貰った“四国の道縦走ハイキングコース略図”を見ながら歩くと判り易い。最初の分岐はキャンプ場への標識だが、向こうにキャンプ場があるのだろうか。しらかばコースと言うくらいだからしらかばも写しておかないと。沢沿いの道で気持ちがいい。向こう岸にも橋が見えたので「野花コース」に続いているのだろう。

滑りやすい木道 ところどころ橋が流されている 探鳥コース分岐 13:3
 湿原に木道がつけられているが、これは良く滑る。おっちゃんが滑ってころんだ。橋もあちこちで流され、打ち上げられているので渡渉する。13時3分「探鳥コース」の分岐を通過。

又流されている橋 渡渉する 紅葉コース分岐 13:8 天狗の池 13:10
 この橋も打ち上げられているが、この横を渡渉。13時8分「紅葉コース」の分岐を通過。谷幅が広くなり、オタカラコウの群落がある。ここからは、植物が生い茂り、藪状態になるが道は判る。

コバノギボウシ 天狗の池 道路が来ている 駐車場とトイレ
 コバノギボウシや菊科の花が咲いていた。ススキごしに“天狗の池”が見え、コンクリートの道路に出た。13時15分駐車場にトイレが設置されている所でおやつ休憩とする。

姫百合コースへの標識 横道への標識 13:25 ツルリンドウ
 13時25分、トイレの手前側に「姫百合コース」があるが、向こう側のコースで横道に出る事にする。

 ハナホウキタケ ハナホウキタケ ギンリョウソウ
 ツルリンドウを写した後は、所々にキノコが生えていて、季節外れのギンリョウソウまで生えている。

やっと横道へ出た 14:12 天狗の池へ 急な下り道の注意書き キツリフネ ヒナシャジン
 小さいキノコを写すには腹がつかえて(^_^;) 苦しみつつ何度も三脚とカメラを出し、14時12分に横道(セラピーロード)に出る。このコースに一般の観光客が安易に下りるのを防ぐためか“天狗の池は人工的に整備した、えん堤の上流部に出来た小さな池です。天狗池まで急な下り坂が続きます”と注意書きを貼ってある。そう言えば、「天狗の森手前で会ったおじ様が、ヒナシャジンは見ましたか? 横道にはあるが、天狗の森にはこの先に一ヶ所咲いている」と言われていたが、涼しげに咲いていた。

ヒナシャジン 綺麗な色のヤマホトトギス チップ置き場 14:42 

 色の綺麗なホトトギスが咲いていた、ヤマジノホトトギスは雄芯の下の方に紫斑点がないが、ヤマホトトギスには雄芯の下の方に紫斑点があるとの事なので、これはヤマホトトギスだな。天狗荘の方から、自転車に乗っていると思われる格好の男性が来て、「どれくらいかかりますか?」と聞かれたので、「どこまでですか?」と聞くと「終りまで」との事、終りまでと言われても・・・。その男性はすぐに引き返してきた。松山から自転車で来て、テントを持っているのでキャンプして、明日大洲の実家に帰るとの事だったが、waiwai隊がバンガローの炊事場があるベンチでコーヒーを沸かしている間に、同じく松山から来た外国人女性まじりの4人の女性にいろいろ聞かれているのを何とはなしに聞いていると、出身は中国、奥さんは日本、○○の先生をやっているとか、いろいろ聞き出されていた。最後には記念撮影、住所連絡先の交換をしていた。

 朝は周りの山は全然見えなかったが、今は良く見えている。雲の下で雨が降っている場所も判る。そして、帰路の久万高原町の関門の辺りにさしかかる頃に、ぼつぼつ雨が降ってきたと思ったら、ゲリラ豪雨のように降ってきて前が見えにくいわ、対向車(トラック)とすれ違いざまに道路の水をかけられるわで、無事帰りつく事が出来るのか心配だったが、久万の街中を過ぎ三坂道にさしかかるあたりになると雨は全然降ってないのだった。今年の天気ってどうなってるの?