7日【三重嶽(さんじょうがたけ)】

 写真展の為の撮影で夏休み山行(アルプス)も諦め、7月と8月は“一の森”ばかり行っていた。8月の剣山のキレンゲショウマ撮影に同行した写友から、滋賀県の今津方面にブナ原生林があるらしいので一緒に行ってくれないかと誘われた。4月にchikaさんに大御影山に連れて行って貰った時に貰った地図を調べてみると、三重嶽〜武奈ヶ嶽(写友から聞いた時は比良の武奈ヶ岳かと思った)にあるらしい。一の森も一段落ついたし、トリカブトは去年撮ったし、後はもう少し秋が深まってリンドウが咲く頃に行こうと思っていたので、三重嶽に決めた。

登山口 8:15 ツチアケビ 植林から自然林になってきた 9:5
 今日は山登り初心者のご夫妻をお連れするので出来るだけ早く、又 名神高速に6時前に入ると高速料金が半額になるので、5時30分に南千里駅で待ち合わせて写友の車で出発。朽木側から石田川ダムに行く。ダムに車を置いて角川林道を1時間歩く予定だったが、準備をしている時に来られた人に聞くと、林道は通れるし登山口に駐車場所もあるとの事、ラッキー♪

 登山口に着くと、雷が鳴り雨も降って来たのでおさまるまで待つ。小降りになって来たので8:15に出発。標高差200mの急登を30分弱との事なので、ゆっくりと登る。植林の中をひたすら登る。ツチアケビを見つけた、写真はおっちゃんの出番だ。登りが緩やかになり、ぬた場が現れる。迷いやすい感じだがテープがあるので大丈夫、9:5ブナと白いキノコが生えた場所に着いた。


ブナ P762 9:50 味のあるブナ
 そこからは、ブナ林の間を行くようになる。新緑の頃か、紅葉の頃なら明るいのだろう、今は緑が濃く、登山道も灌木の枝が伸びて少し歩きにくい。ブナの大木の間を歩くようになり、P762の標識がかかっている木の所に11:40に着いた。

 これで、ガスがあったら・・、ここまでの植林地ではガスも上がって来ていたのに・・・。雪の重みに耐えた重厚なブナがあるが、作品にするには今ひとつ。新緑なら、上を向けて撮ってもいいのに〜。(*_*)


なめこ P844 11:40 きのこ
 ナメコ等が生えた木を見つけたが、私は67判しか持ってない・・・、マクロレンズがあればねぇ〜。私達は、此処で待っているから頂上に行って来たらとおっちゃんに言い、おっちゃん出掛ける。

 おっちゃんの写真によると、P844が11:40、分岐が12:1、三重嶽頂上が12:2だ。私達が撮っている間に頂上へ行った方々と、向こう側から来た方々で賑わっていたそうだ。

本谷橋への分岐 12:1 トリカブト 三重嶽頂上 12:2
 おっちゃんが頂上から戻り、コーヒーを入れてくれた。そのうち雨が降って来たので、ガスが出るかもとしばらく待っていたが、向こうの方の稜線にはガスがあるのに風が強くてこちらには来なかった。

白黒写真
私は、白黒フイルムを入れて来たので初めて撮ってみた。せっかく、写友の奥さんは防水のおニューのシューズ、カッパまで用意して来たのに、あまり成果がなくて残念〜 (^^ゞ これに懲りず、又行きましょう! 登山口には16:15に帰った。



 13日〜14日【一の森】


トリカブト山に恋する 
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 20日【赤岩山〜武奈ヶ嶽

 
台風一過の天気だ! と言う訳で、先々週行った三重嶽から赤岩山の間を歩こうと決めた。

石田川ダム 一番手前の武奈ヶ岳登山口
 この前は高速を降りて朽木側から石田川ダムへ行ったが、今回は湖西道路を最終まで走り、今津のザゼンソウ群生地の303号線から入った。ダムの駐車場に車を停める。湖西を走っているうちは良い天気だったのに、ダムが近づくに連れて悪くなり雨が降り出してきた。最初からカッパを着て、角川林道を少し歩くと“武奈ヶ嶽”登山口の標識がある。9時10分出発だ。


9:48 休憩 杉の植林帯が続く 杉の根元も雪の重みか曲がっている
 hp情報では、激下り40分とあるので、覚悟して登る。植林の尾根道はきつい、トラバース道になると幅が狭く慎重に歩く。上部が明るくなっても、まだまだ植林帯は続いている。明るい所で一服。

赤岩山(710.3m) 10:25 頂上の標識 落ちていた栗
 10時25分に赤岩山に着く。それぞれの方向に標識が付けられて分り易い。途中で一服したので休まずそのまま進む。自然林になって明るい所で、おにぎりを食べる。先の方で、ギャーギャーと声がする。鳥かな〜?と思っていたが、栗のイガがいっぱい落ちていたので「猿かもしれないね」と、そのおこぼれの栗を拾った。

分岐 10:34 ぬた場 武奈ヶ嶽頂上 11:11
 水坂峠への分岐の標識がある。気持ちのいい自然林の尾根道を徐々に高度をあげ、11時10分に武奈ヶ嶽に到着。ガスに覆われて暗いが、高島トレイルの黄色いテープがずっと付けられているので迷う事はない。

濃いガスの登山道 きのこ
 頂上では休まず先へ進む。赤いきのこがたくさん生えている。そして、雪の重みで曲がりくねったのだろうか・・、形の面白いブナが現れて来た。この前はコンデジできのこを撮れなかったので、今回はマクロレンズとデジイチを持って来た。おっちゃんのブナの写真をご覧下さい。

ブナ 1 ブナ 2 ブナ 3 ブナ 4 苔
 私は、こんなガスはないだろうと白黒フイルムを入れてきたのだが・・。10枚しか撮れないし、練習なので露出を変えて撮る為に3カットしか撮れなかった。カラーでも白黒のような状態だけどね。(^^ゞ

P812 11:52 ブナ 5
 ある程度写して、わさ谷へ下りる予定なので分岐を確認して先へ進む。分岐からも少しブナの大木があったが、P812(11時50分)を過ぎると急な下りになったので、今回はここまでとして昼食とした。

わさ谷への分岐 12:42 猛毒のタマゴタケモドキ? タマゴタケモドキ?
 12時40分にわさ谷分岐を出発。赤いきのこ発見! 毒きのこだろうな〜。やっぱりデジイチだわ上手く写っている。

武奈ヶ嶽方面 堰堤の所でコーヒータイム 13:32 堰堤の工事の為の道路か 13:56 下山口 14:5
 赤岩山の登りに比べ、植林帯に付けられたつづら折れの道は広く傾斜も緩やかだ。ガスもだんだんと明けてきて、途中から武奈ヶ嶽も見えた。堰堤を作る工事の為の道路だろうか、13時30分に降り立った。ここでコーヒー休憩をして、10分弱で“三重・武奈”登山口に着いた。土曜日だと言うのにダムの駐車場からずっと誰にも会わない山歩きだった。久しぶりに朽木のてんくう温泉に入湯して帰った。

 22日【金糞峠〜南比良峠〜大橋】

横にwaiwai隊の札もつける山行記を読む(9月 U へ)


 27日【御殿山〜武奈ヶ岳〜コヤマノ岳】

9月 Uへ