3月
3月7日〜3月12日 日本山岳写真協会関西支部10周年記念展・日本山岳写真協会 選抜合同展 『京都市美術館』
3月10日〜3月16日 NHK大阪文化センター写真・矢野教室 第15回写真展 『富士フォトサロン・梅田』
と、私が会員になった日本山岳写真協会と、習っている写真教室の写真展が重なって開催された。
日本山岳写真協会の方は、公募展に応募して準特選に初入選(最初で最後かも・・^_^;)したのをきっかけに入会したのだが、その写真がポスターや案内状に採用されてほんとうに幸せだ。関西支部の人たちは中判・大判だ。その中で私の35mmでも全倍に伸ばして遜色ないとお褒めの言葉を頂いた。
会場には、ネット仲間のiwahigeさん、てるみさんをはじめ、去年の「白き神々の山」個展の時に来て下さってからのご縁の方や、写真教室の先生・写友、個展でも連日お世話になったMさん、トレッキング仲間の昔娘さん達、おっちゃんの同僚、一の森ヒュッテで会った方、徳島の姉夫婦、京都在住の姪夫婦等、たくさんの方に来て頂いた。ほんとうにありがとうございました。
写真教室の方のフォトサロンに、日本山岳写真協会のポスターも貼られていて二重の喜びになった。作品は、白猪の滝と、下の小滝・渓流の氷の組写真だが、3枚の写真のパネル(別々のパネルになると思っていた)が気に入らなかった。これも人任せにした私が悪いのだ。
こちらの会場にも、徳島の姉夫婦、愛媛からももさん、個展でも連日お世話になったMさん、山岳写真協会の仲間等、たくさんの方に来て頂いた。ほんとうにありがとうございました。
7日・8日(京都当番)、9日(京都、昼から梅田搬入)、10日(午前梅田、午後京都)、11日(梅田)、12日(京都)、13日(京都搬出、午後梅田)、14日(お水取りの撮影)、15日(梅田当番)、16日(梅田搬出)と休みなしの怒涛の10日間だった。ヽ(^。^)ノ
19日【賀名生梅林】
写真展の後、少し持病のリウマチが悪化しているので17日に一日断食(ミニファースティング・牛乳は飲む)をしたのだが無理をしてもと、写友と23日に行く事になっている賀名生(あのう)梅林を下見に行く事にした。
近畿道から、西名阪道にのり、柏原で降りて国道165号線〜30号線〜168号線と走り、1時間30分で着く。派出所の警官に車で行けるか尋ねると「車の規制はしてないが、道幅が狭いので誤ると転落するよ」との事。派出所の隣の小学校に駐車場があるようなので行ってみると、駐車料金1000円となっている。まだ5分咲だし、天気がよくないので観光客も少ないみたいだし、去年も来たので駐車出来る所は分っているので車で行く事にした。
私の目的はただ一つ、一昨年3月8日はまだ3分咲き、去年3月23日は咲き終わりだった梅の木なのだが、今回は1分も咲いてなかった。それでも、いいポイントはないかと探してウロウロしていると、土壁の蔵のある民家の梅が7分咲きで、木の下の犬(家人が太郎と呼んでいた)が可愛かった。この辺りの犬が吠えないのは、観光客やトレッカーが多いからだろうか。道路からふと下を見ると、椿の花が前夜降った雨で落ちている、降りてみると綺麗だったので写した。風が吹いたり、雪が舞ったり、晴れたりとめまぐるしく変わるのでシャッターチャンスが難しい。出来上がりはやはり枝がぶれている。こんな事なら、最初からぶらすべきだったか・・。
梅林の一方通行の道路をぐるりと走り、食堂でお昼を食べて帰ることにした。国道168号線を五條方面に帰っていると、下市方面への看板があったので、下市から帰ってみる事にして車を走らせると、これが〜♪ ずっと梅林が続いているじゃありませんか〜! と言うわけで、時々車を停めては撮影したのだった。
千代の写真、画像をクリックすると大きくなります。
21日【ポンポン山】
19日の日曜日は撮影の下見となったので、今日こそ山へ行かないと・・と思うのだが、なかなか決まらない。てるみさんがポンポン山の福寿草を見に行ったと掲示板に書き込んでくれたので、困った時の愛媛の“皿ケ嶺”・・、違った近畿の“ポンポン山” (^^ゞ という訳でwaiwai隊も2年ぶり(2003年3月2日、2004年3月7日)にポンポン山に決めた。
いつもは、出灰から登るのだが、今回は大原野森林公園にある、西尾根の登山口からにした。少し広い所に車を停め、8時50分に登り始めた。途中の“ツツジの丘”で小休止して、9時40分に福寿草の自生地に着いた。祝日だと言うのに珍しく誰にも会わなかった。
自生地までは、以前より整備されていて歩き易い。知る人ぞ知る場所だったが、人づてにこうも広がると、いっそ整備して保護した方がいいという事だろうか。
福寿草は、ロープ近くには株がなくて・・(減ったような)、遠くに群落がある。大きく掘った跡があるので、盗掘かと思ったが、猪の足跡があったので、猪かも・・。さっと通り過ぎて、登山道に出る前に可愛いリスにも出会った。“リョウブの丘”で小休止した。
頂上直下まで、珍しく誰にも会わなかった。頂上は周囲の木が伐採されて見晴らしが良くなっている。10時20分だったので、お昼には早いしと下りる事にした。出灰への途中の西尾根の分岐が判り難かったが、小さな標識が付けられていた。
この時間になると4、5人のグループにも会うようになって来た。自生地の分岐を通り過ぎて“ツツジの丘”が近づいた頃に、ご夫婦が登って来て奥さんから「今年、今日で3度目ですが、グループで来てしゃべっていたので気が付かなかったのか2度とも福寿草の所に行けませんでした」と言うので、教えてあげたが今度こそ行けただろうか。“ツツジの丘”でおにぎりを食べて11時30分には車に戻った。
樫田温泉のログハウスでコーヒーを飲んで、温泉に浸かるには早すぎるな〜と、今回はパスして新鮮な野菜やキノコを買って帰った。
26日【伊吹山】
大阪に来てからは、周りに山が見えないので雪の具合等が分らず、山行の計画が立てにくい。2003年3月23日に伊吹山に登り、五合目付近で節分草に出会えたのを思い出して伊吹山に決めた。
吹田のアパートを少し遅めの6時30分に出発。一番奥にある観光案内所の前の駐車場(駐車料金1000円)に車を停めて、9時に登り始めた。ゴンドラは4月29日から運行だそうだ。前を4、5人のグループが周囲を観察しながら登っている。「確か曲がり角あたりにミスミソウが咲いていたよね」と注意しているのだが見当たらない、3年前より一週間遅いのに草花の芽吹きは遅いようだ。
25分で一合目のレストハウス前に着き少し休んで、パラグライダーの準備をしている人達を横目にスキーのゲレンデを登って行くと、車で来た御夫婦から「節分草はどこに咲いていますか」と尋ねられた。「前に来た時は五合目〜六合目辺りに咲いてましたが・・」「観光案内所で三合目付近で咲いていると聞いてきたのですが・・」との事。ここまで車で来れて駐車料金はいらないのか・・(ー_ー)!!
10時10分に三合目に着いても、節分草を見る事が出来なかったので、すれ違った草花観察風の男性に聞いてみたら、ここまでの登山道に咲いていたとの事、3年前も帰りの方がパッと咲いていたので帰りにゆっくりと見る事にして、新しいトイレを作っている辺りのベンチで小休止とした。
殉難の碑がある所から六合目までの木々が生木を裂かれたように転がっていたり、折れていたりするのが痛々しい。今年の雪の多さで雪崩が起きたのだろうか。そして三年前に、節分草が咲いていた所はまだ雪の下だった。
六合目の休憩ベンチの辺りに来ると、早くも降りてくる登山者とすれ違うようになって来た。「どうですか? こんなもんですか?」と変な事を言う3人連れは、登山は初めてでマラソンをやっているとの事だ。雪渓をへっぴり越しで下りている人がいる。雪渓を登ったり、雪が融けた登山道を登ったりしながら11時35分に八合目を通過、凍結はしてないのでアイゼンの必要はない。
11時50分に九合目に到着。ここから頂上までのラストスパートはスタミナ切れで足が重い。今日は曇りで日が当たってなくてこれだから、天気のいい日は木陰もないし暑くてバテてしまうだろう。
頂上から見える伊吹北尾根と岐阜の山々はまだ雪が多そうだし、遠くの白山も真っ白だった。風を避けて売店の横で昼食とした。先に休んでいた男性は年季の入った方で、登山談義に花が咲いた。知り合いの警察救助隊から、救助ヘリコプターに手を振る登山者(救助を求めてない普通の登山者)がいて困るので、止めるように言ってくださいと言われているそうだ。
下山時には雪も緩んで気をつけないと壺足にもなる。雪渓の方から叫び声がして、滑って転んだ上の男性が下の男性を巻き込んで滑り出し、なかなか止まらないのが見えた。今の時期なら、凍結してないので、そんなにスピードも出ないし、いつかは止まるだろうが・・、危ないな〜(>_<)
六合目のベンチで、そのグループの4人が集まって肝を冷やした話や、滑落停止訓練をせんと・・等と話をしていた。
五合目辺りで、『キーン』と泣き声がして雉がこちらを見ていた。おっちゃんが近づいても逃げる様子はなかった。
さあ〜 後は“節分草”だ。(^_-)-☆
親子4人連れが下ばかり見て何かを探している様子で横切ったが、節分草を探しているのかな〜。ある程度咲いている所の情報がないと、こんなだだっ広い所で小さい地味な花を見つけるのは至難のワザだ。朝、咲いてる場所を聞いていたので、すぐに見つける事が出来た。登山者が来ないのを確かめて踏まないように撮影した。花びらがギザギザに痛んでいるのが多かった。
一合目から登山口までのミスミソウも、先行のグループが止まっているので見てみると、ちゃんと咲いていて安心した。(*^_^*) 14時45分に下山、久しぶりの山登りで疲れた身体に薬草風呂が気持ちよかった。