2012年「waiwai隊」 秋の山歩きの記録(撮影山行)  
   2012年10月9日(火)〜10月11日(木)  
       
  ・10月10日(水)  石鎚山散策(弥山頂上小屋泊)    
    昨夜から三脚を思い思いの場所に陣取り、朝方、集まるカメラマンは、小屋泊の人達だけじゃなくて、テン泊の人さえもいる。土小屋からの登山道を上がってくるヘッデンの灯りは行列というほどじゃなく、ボツボツであった。

 連休明けのこの朝のカメラマンの三脚の数は、夜明け前の時間で10数台である。昨日の“おいわさん”情報ほどではなく、一日経てば随分と減っていた。石鎚神社の神主さんがカメラマンに“くれぐれもトラブルを起こさないよう”などと声を掛けていた。ここは“神聖な神殿前”の場所なのだ。
 
 
     
  未だ明けきらない暗い内から、三脚にカメラをセットしているカメランに混じって、私はコンデジでの撮影だ。上のスライドショーは5枚。撮影は、5時45分から。陽が出る前からの“夜景撮影モード”で、相棒のセットした三脚の下からの撮影だった。続きはこちら     
 
   上の4枚のスライドショーは、朝陽が上がった頃(5時56分頃)からの、撮影モードを通常モードにしての写真である。 。続きはこちら     
   
   
 影天狗岳  
   
  朝陽が上がれば、神事の始まりである。神主さんが「今から始めますから、神殿の前へお集まり下さい」と、季節により朝陽が上がる時間が違ってくるので、柔軟に始める時間を決めるようだ。大半のカメラマン諸氏も列に加わる。また、今日からご神体に触れる事が出来るそうで、相棒は写真家のFさんと共にその列に加わった。我々は、朝食は“おにぎり”を頼んでいたので頂上小屋の朝食の案内のアナウンスは無視する。  
   
   
  朝陽の撮影が終われば、前述のFさんが墓場尾根の撮影ポイントを案内してくれるそうで、相棒と共に散策に出掛けることとした。南尖峰までの間、朝陽に映える紅葉が鮮やかに迎えてくれる。南尖峰の北側の岩が剥がれてそこかしこに転がっていた。昨日、昇って来る際にルンゼに落ちていた岩の出所は、この辺りの岩だったのかも?
 そして、10数年前、始めてFさんと出合った場所である“思い出”の南尖峰の東端の岩も剥がれ落ちていた。そしてその岩にも、真新しいひび割れが出来ていた。
 
   
   
    南尖峰の定番の撮影ポイントへは、岩場をトラバースする場所なので、相棒はパス。Fさんは、岩場をあっちにいったりこっちに来たりと忙しい。カメラを構えても、陽が射さないとシャッターは切れない。その間、腕章を付けた単独女性が姿を現したり、興味深げにやってきた若者など数組の人たちが顔を見せては帰って行った。Fさんは“紅葉の色がイマイチ”だと言う。

 南尖峰から二時間ほどの散策&撮影で、Fさんには「上で昼食にします」と伝えて墓場尾根を後にした。

 東稜からは、次々と登ってきている人、また、降りる人もいる。Fさんも撮影を終え、間もなく上がってきた。
 
     
    昨日もそうだったが、昼前後になると山はガスで覆われて行く。今日も夕陽は期待出来ない。辺りは真っ白で晴れる様子は無い。  
     
     
     
     
    撮影を終え小屋で一休みしていると「今日から三連泊で、NHKの取材で写真家のMさんが来る」との情報が耳に入ってきた。私たちは面識が無いのだが、TVでお顔は拝見している程度である。

 相棒と共に、暫しの昼寝である。隣の部屋に入ったご婦人のしゃべり声を聞きながら、少しの時間ウトウトししていた。暫らくの休憩で、食堂で夕食前のコーヒを注文し、時間潰しである。

 今日は、小屋は満杯のようだった。消灯後、「仲間とはぐれた人をこの部屋に泊めてほしい」と、どなたかの声がする。どうも、土小屋へ降りる下山路を間違って夜明かし峠付近に迷ってしまった方がいたようだ。
 
     
     
    昨夜は一睡も出来んかったんで、工事関係者がいない昼間ならゆっくり眠れると、南尖峰から帰って部屋で横になったんよ。ところが・・・、隣の部屋の女性二人がずっと大声で世間話と高笑いをしてるのね、参ったわ〜。結局、また眠れず。夜は眠れない時の為に病院で貰っていたマイスリー錠5mgを一錠飲んで寝たんで、21時過ぎから朝3時までぐっすり眠れたんじょ。(*^。^*)