2012年「waiwai隊」 秋の山歩きの記録(撮影山行)  
   2012年10月9日(火)〜10月11日(木)  
       
   ・10月9日(火)    土小屋駐車場〜弥山頂上小屋泊   
     連休明けのこの週に石鎚へ行く事が決まり、相棒が頂上社へ予約をしていた。小生の朝の所要を終え、愛車へのガソリンの補給を終えると土小屋へと愛車を走らす。いつものコンビニへ寄り、土小屋の駐車場所へは12時過ぎに着く。第一駐車場は、連休明けにも関わらずほぼ満杯だった。急ぐ旅(?)では無いので、まずはコンビニ弁当で腹ごしらえである。  
       
    一昨年の退職以降、身近な存在になった筈の石鎚山なのだが、何故か疎遠となっている。これは、相棒の撮影対象としてどうなのか?という問題が第一義という事があるからなのだ。撮影対象が乏しい時期での石鎚詣ででは優先順位は後回しとなるのである。そして、厳冬期の石鎚に行けるかどうか(何泊か滞在が必要)が宿題でもある。  
     
  登山口 12:27   
    出発は12時半だった。歩き始めると、直ぐに登山道脇にリンドウが咲いている。林道から外れた登山道に咲くリンドウなのだ。等など・・考えながら歩いていると下山者とすれ違う。その下山者の中に“職場の元同僚で先輩のIさん”が居た。先輩は百名山踏破を目指していて、一昨年に「幌尻岳を残すだけ」と言っていたが、その後体調を崩していると人づてに聞いていたのだが・・。「3ヶ月ほどリハビリをして、夏前には復帰した」と、やっと百名山を踏破出来たとの事だった。私たちは急ぐ必要が無いので、暫らくの時間立ち話。  
     第二ベンチ 13:15  
     
    再出発後、第一ベンチを通過すると、リンドウの咲く道となる。ガスは流れているようで、辺りの景色は刻々と変わる。今の時期、陽が差し込んでくると暑い。第二ベンチに着いたのは、13時15分だった。ガスは東稜を超えていた。  
     
 
   東稜分岐 13:44  
     
    下山者の中には、三脚を抱えた人たちが多い。やはり、この時期の石鎚の特徴である。所々で東稜を見ながら歩くのは、紅葉の様子を確認するのが目的である。しかし、今の時間は逆光なので、よく判らない。登山道を外れてカシャっとしていると「熊かと思った」とのオバサンの声がした。思わず「ウオォ〜」と、呼びかけに応じるのがオッサンの所以であろう。東稜分岐のベンチで、またまた見知った人と出会った。“おいわさん”の「あれ、一人ですか?」に「今、来るヨ」で、ここでも小休止。

 “おいわさん”は「二回目の“夜明け前”登山だった」そうで、相棒はデジカメの液晶画面を覗いていた(そのサイトはこちらから)。その間に、私はコーヒを淹れるのである。その脇を下山者がうらやましそうに通り過ぎていく。
 
   二の鎖元 14:24  
     
    おいわさんと別れ東稜分岐を再出発すると、間もなくで北壁直下のルンゼを横切る事となる。ここら辺りは絶えず落石がある場所だ。勿論、冬期は雪崩の巣である。そして、真新しい大きな岩が転がっていた。最近、大規模な崩落があったみたいだ。その北壁を見上げると、紅葉が綺麗だが、今の時間は陽が当たらないので冴えない。  
     
   三の鎖元(工事現場) 15:03  
    二の鎖元では、雲海に“瓶ヶ森”が浮かんでいた。その雲海がガスの源らしい。平日にも関わらず、下山者は多い。挨拶を交わす中“今日は泊まりです”と、応えると「頂上小屋は30名位の予約だそうだ」との情報を得る。平日にこんな人数があるほど人気の山(日帰りが可能な山では珍しいんじゃないかなぁ〜)なんだ。三の鎖元では、工事のクレーンが動いていた。そして、三の鎖は通行禁止となっていた。  
  弥山 15:11   
     
    巻き道の鉄の階段を登りきると、頂上広場に到着である。天狗岳に向けてカメラを覗いているカメラマンの後ろ姿に見覚えがあった。相棒の到着を待ち、Fさんに挨拶をする。先日、高松であった写真展(風景写真協会展)で偶然会った際、「連休明けの週に登っているので、会えるかも」と言っていたのである。挨拶を済ますと、取り敢えず小屋で宿泊の受け付けを済ます。  
   王子社  
    “写真家Fさん”は、左の写真の場所に三脚を立てていたのだが、暫らくで山頂広場を後にし、何処ともなく姿を消した。私は、山頂広場の一角に祠が建てられていたのを、今まで気が付かなかったのは何故なんだろう。何年か前に頂上小屋を立て替えた折、この広場も整備したのだが、それ以前にあったのかどうかも記憶に無いのだ。兎に角、夕陽が沈むまでの間、撮影タイムなのだ。  
     
   日没前(二の森) 17:07  
     
    大分、陽が傾いてきたのだが、西の空は雲が厚く覆っている。日没の頃に雲が動かなければ、夕焼けショーは終わってしまう。結局、相棒の僅かばかりの希望も叶う事が無く、17時過ぎには「今日の夕陽の撮影は終わり」と、小屋へ引き上げる事となった。そして、今夜の夕食はカレーだった。  
     
     
     
    私たちの部屋は、工事で宿泊中の部屋へ同宿となった。となりの部屋の二段ベットの上でも良いが・・と、言われたのだが、ベットの上下が使える工事の人たちの部屋へ同部屋で宿泊することとした。

 夕食時、同席した方達と写真談義をしながらの楽しい一時を終え、部屋で就寝としたのだが、消灯後の“大合唱”に寝付かれなかったのは相棒も同様だった。寝付かれないまま、am4時には起き出したのだった。
 
     
     
    いや〜、まいった! 同部屋の工事関係者の方々のいびき&歯ぎしり (ー_ー)!! 一人が止むと、また一人という具合で・・・、一睡も出来んかったんじょ。まあ、一晩くらい眠れなかっても横になれただけでも大丈夫か〜と、思っていたんじょ。