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CD Release

第304回 Shining Shining

はじめに

 10月も半ばになり、劇団岸野組での客演が終了したまーちゃんは、この後の流れを考えていく段階に入っているようです。さすがに、舞台の稽古や本番の期間中は、そちらに集中している感じだったので、本当にここからいろいろ決めていくんでしょう。そうなると、気になってくるのは冬のライブがどうなってくるのか、というところではありますね。まぁ、発表を待っているしかないんですけど。
 ともあれ、今回はそうしたライブの場面で盛り上がれたら、という願いもこめて作っている「Shining Shining」から何か書いてみようと思っています。

年を取るごとに…

 世間一般では、年を取ると身体にガタが出てきたり、そうでなくても動きが鈍くなったりして、元気というのは失われていくものでしょうけどね。「Strawberry Crystal 2007」のDVDでこの曲を書いた長谷川智樹さんが「年を取ると元気になるのよ」という発言をしていました。そのとき同席していたまーちゃんも含む塚バンドのメンバーが感心していた空気でしたね。そのすぐ後に、「空元気やけどな」とも言っていたのはご愛嬌、ということで(笑)。
 実際、まーちゃんの曲を通して眺めていると、明らかに以前より元気な方向に向かっているというのは感じます。「AERIS」までの頃に比べて、「ひまわり」以降においてそうした面が目立つのは、制作環境が変わり、より自分のしたいことを出来るようになったからでしょう。しかし、「ひまわり」や「虹の咲く場所」と「ファイト!!」以降「センチメンタルCANDY」までに含まれるナンバーを眺めても、最近のほうがより元気な印象があるんですね。もちろん、その中の一翼を担っているのは、この「Shining Shining」ということになるわけですけど。
 年齢にしたがって、気持ちの振幅が大きくなる面というのはあると思います。それに伴って、気持ちを壊さずに対処していくのにより大きな精神的活力、言ってしまえば元気が必要なんでしょう。まーちゃんのそうしたことへの認識の度合いはさすがに分からないんですが、それでも、このところ元気な曲はより元気な、という方向に向かっているのは、そうしたところがあるからかもしれないですね。「いつまでも」という願いの切実さや切なさも、同時に感じるところでもあるんですけどね。

きっと、だから「Shining Shining」

 さて、最初にも書きましたが、この曲はライブで盛り上がれるようにという意図もこめて作られています。実際、先月のライブでは冒頭の一連の流れのひとつとして、会場の空気をヒートアップさせるのに使ってましたしね。この曲がかかってきたことで、「センチメンタルCANDY」のライブなんだということを実感して、気持ちが熱くなった人も多いんじゃないでしょうか。
 以前、「パーティ☆タイム」(69回)や「ただいま。おかえり。」(206回)の時に、それぞれ何の接点もない人たちが、まーちゃんを、あるいは彼女の曲を好きということで集まって、一緒に輝いた時間を作る、そうしたことの不思議さや素敵さについて触れたことがあります。そうした意識は、多分この曲の底にもあるんじゃないでしょうか。そして、それは以前にも増して光量を増しているのかも、と思います。
 人それぞれではありますが、歳を重ねていき、日々を過ごしていく中で、以前よりもより大きなフィールドを相手にしたり、大変なことをしっかりやっていっている人もいるでしょう。まーちゃんも、イベント等での会話を通じてそれを知っているはずです。そして、まーちゃん自身にも、もちろんそうしたところはあるでしょうね。まーちゃんも含めて、そうした人が持ってくる光は、多分当時よりも大きなものになっているんじゃないかと思います。だからこの曲のタイトルは単に「Shining」ではなくて、二度重ねた「Shining Shining」なんだと思います。つまり、以前よりさらに輝いている意味と、これからもそうやって輝きを増していきたいという願いがあったんじゃないでしょうか。

最後に

 「Shining Shining」から思ったことを書いてみました。今、長谷川智樹さんはライブには参加していないんですが、いつか、この曲をライブで長谷川さんのギターも一緒になって、作っていきたいという気持ちはありますね。やっぱり、まーちゃんの曲やライブに長谷川さんは欠かせない、という意識は今でもどこかにありますしね。


 次は「CANDY SKY」です。秋の空が綺麗な頃ですし、いいんじゃないでしょうか。

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