【9月市議会】 桜田複合施設の賃料2億円増 市は東鷲宮駅前のヤオコー2階を賃借して、桜田コミセンとこどもの有料遊び場を開設する予定で、当初予算に今年度分の賃料と30年分の支払限度額の総額を25億8191万円と設定し計上していました。 本当に職員のミスか!? 市長の責任は 10月2日の最終日に『消費税などの確認を怠った』ことなどの管理監督責任を取るとして、市長の給与カット10%、副市長5%(いずれも3か月分)の処分が提案されました。 |
2 【一般質問】 選挙で「投票補助具」の導入を提案 投票所で、視覚障害者は「点字投票」の他、職員に依頼して「代理投票」も選択できます。視覚に障害があっても文字を書ける方は投票用紙に自分で候補者名を記載する人もいますが、投票用紙のオモテ・ウラや記載枠がわからなくて困る場合があります。 そこで日本点字図書館で《投票用紙記入補助具》を開発して導入する自治体が増えています。 これは透明なプラスチックケースの氏名記載部分をくりぬいて、投票用紙を挟んで使う道具で、障害者は自分で枠内に候補者名を記入することができます。 従来は代理投票していた方でも、投票の秘密を守ることができます。市内の全部の投票所に設置するように提案しました。 選挙管理委員会委員長が『投票用紙の枠が見えにくいなどの方が使用することで、自分の手で書いて投票することができる。投票しやすい環境作りに有効なので、次回の選挙から市内のすべての投票所に設置していく』と答弁しました。 総選挙が近いので、早期に導入するように求めました。 (10月8日に選管事務局に確認したところ、すでに購入したそうです)。 【一般質問】 「性別違和」の児童生徒への配慮を 小中学校で自分の「性別」に違和感を感じている児童生徒がいます。以前は誰にも知られないようにしてきた子どもがほとんどですが、最近ではそうした悩みを打ち明けてまわりの理解を求めることもできるようになってきています。 これまで市議会で、制服を自由に選択できる(許可は不用)、プールで水着の上にラッシュガードの着用を認める、だれでもトイレの設置などの配慮を求めてきました。 教育委員会も校長会などで子どもの判断を尊重するように話をし、積極的に取り組んできています。 最近はトランスジェンダーへの理解も拡がってきて、今後、当事者本人や保護者の理解、申し出に応じて、さらに前向きな対応を進めるよう求めました。 (1)更衣室の配慮、教職員用のトイレの使用を認めるなどの配慮、 (2)出席簿などでの「通称名」の使用、卒業証書に通称名を記載するなどの配慮、 (3)身体検査や体育授業での男女分けの際の配慮、卒業式での男女別の整列の際の配慮、または「男女別」自体の見直しなどを、学校現場で話し合って教師間の共通認識を作っていってほしいと問題提起しました。 教育長が、 (1)みんなのトイレや教職員用トイレの使用を認めている。性別によらずに使用できるみんなの更衣室の設置を検討したい。 (2)本人や保護者の申し出があれば通称名の使用は可能である。本人や保護者等にも知らせていく。 (3)合唱などの場面を除いて、体育や卒業式の整列で基本的に男女分けはしていない。発育測定などでは男女別にしている学校もあるが、男女を分けないことを原則に、配慮していきたい。 学校現場で協議し先生方の間でも理解を深めていくと答弁しました。 【一般質問】 市役所のカスハラの実態、職員の名札の改善を提案 市職員に対するカスタマーハラスメントの実態を明らかにするよう求めました。久喜市は「市職員のための不当要求行為等対応マニュアル」を定めています。 その分類では、昨年1年間で「罵倒・恫喝・暴力行為」8件、「市が応じられない要求」5件、「間違った意見の押しつけ」3件、「度重なる要求や長時間の対応」10件など、34件の「カスハラ」があったとしています。 職員の名札は現在は部署名と職名、フルネームを記載しています。他市では名札の写真をSNSにアップされるなど、職員のプライバシーの侵害や個人攻撃に使われたりしたため、名札の表記を変更した自治体も増えています。 久喜市も名札を変更するように提案し、市は『安心して業務に従事できるよう、名札の表記を変更する』と答弁しました。 現在、所属部署名を記載するかどうか、管理職はフルネームを記載するかどうかなどを検討しているようです。 私は部署名とひらがなの名字だけを基本として、管理職は職名を入れるべきと提案しました。 |
【9月市議会】 東鷲宮複合施設 立体通路 トラブル続く 東鷲宮駅前のイオンの跡地にヤオコーが出店し、市が2階の一部を賃借して桜田コミュニティセンターと屋内型こども有料遊び場を10月に開設します。 豪華歩道橋の工事も大幅遅れ 東鷲宮駅前広場から複合施設に直結する歩道橋工事が大幅に遅れて来年3月設置の見込み。 |
【9月市議会】 提出者は 川辺、賛成者に 田村(市民の政治を進める会)、 杉野(共産党)、 宮崎(無会派)が署名しました。 最終日の月2日に採決されます。★ 【採決結果のリンク】
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1 9月12日の本会議で、6項目の一般質問を行いました。 【一般質問】 同性カップルの住民票の続柄の表記 パートナーシップ制度の登録をした同性カップルの住民票の「続柄」欄の記載は、現在は希望があれば「同居人」「縁故者」などとしています。 【一般質問】 本庁舎通用口に車寄せ設置を提案 昨年、市役所本庁舎西側の駐車場に会議室棟が建設されて、それまで公用車や業者の車が荷物の搬出入などで使っていたスペースがなくなってしまいました。 【一般質問】 橋梁も予防保全型の維持管理、補修を 市が管理している橋梁(2m以上、689橋)について5年ごとに点検し、4段階に分けて維持管理をしています。 高田橋の老朽化、早期補修を求め 高田橋(青葉~吉羽/人道橋)は1972年に架設されて52年が経過しています。 |
【9月市議会】 学校・公共施設の老朽化対策工事は続く 2024年度の当初予算で小中学校校舎の雨漏りや外壁落下など公共施設の改修費用が大きく膨らみました。しかし永年にわたって公共施設の維持管理経費を節減してきたしわ寄せで、公共施設の老朽化対策に引き続き大きな財源を確保せざるを得ない状況が続いています。 9月市議会に提出された一般会計補正予算に、コミセンの外壁改修や小中学校の屋上防水工事の設計費1億7000万円などが計上されました。 (1)久喜東コミセン、鷲宮中央コミセン、鷲宮西コミセンの外壁改修や屋上防水工事に1億2805万円が計上されました。 久喜東コミセンは10月~来年2月に閉館して工事を行います。 (2)小中学校の屋上防水改修工事の設計費4056万円が計上されました。 2022年に行われた法定点検で小中学校23校で「屋上防水劣化」「防水シート破損」などが指摘され、いつ雨漏りが発生するかわからない状態でした。 11校は改修予定が説明されたものの、残りの12校は見通しも示されていませんでした。 私は2月市議会の予算審議や6月の一般質問でも早急に補修工事に着手するよう求めましたが、市長は『努力する』と言うだけであいまいな答弁に終始しました。 今回の補正でようやく設計費が計上されたのですが、工事は来年度に先送りです。 もっと早く改修の方針を決めておけば、今年度中には着工できたはずなのに、市長の決断が遅すぎます。 (3)10校の中学校体育館へのエアコン整備事業費4億7813万円が計上されました。 25年度末までに完成の予定で工事費総額は12億円を超える見込みです。 |
【9月市議会】 提出者は 猪股、田村(市民の政治を進める会)、賛成者に川辺、渡辺(共産党)、貴志、宮崎(無会派)が署名しました。 最終日の10月2日に採決されます。★
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【9月市議会】 2023年度一般会計決算、基金は大幅減
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【9月市議会】 基金取り崩し額を埋めるために 私は2月および6月市議会の予算審議で、不要不急の新規事業を取りやめて早急に基金に必要額を積み戻すべきだと提言しました。 その後、23年度の繰越金と24年度の地方交付税、国庫補助金などが大幅に増額となることがわかりました。 そこで市は繰越金から10億円を基金に積み立てるとともに、当初予算で予定していた基金の取り崩し額を減らすことにし、9月補正後の財政調整基金は24億9661万円まで回復することができました。 事業縮小と市民サービスの切り捨て 9月に市長が、当初予算で取り崩した基金総額(68億円)を目標額として、財政支出を大幅に削減していく方針を公表しました。実際には約25億円は回復できているのですが、市民向けに不足額を過大に言いつのって危機感をあおるのは行政の常套手段です。 今年度は、◇道路や公園整備の測量・設計業務、一部の工事の先送りなどで1億円を削減する計画です。 25年度の削減目標は18億円とし、 ◇コミセンの開館時間短縮と休館日を月1日から毎週にする、 ◇『広報くき』のページ数の削減、 ◇環境学習事業の縮小、 ◇小中学校校舎の大規模改修の中止、 ◇道路整備事業の見直しで、久喜駅東口大通りの延伸事業を先送り、宮代~青葉けやき通りをつなぐ平沼和戸線の整備と東鷲宮工業団地~青毛の新設道路の建設も延期されることになりました。 25年度は21事業を見直すとしていますが、実際にいくら削減できるのかは不明です。 小中学校校舎 大規模改修は廃止!? これまで小中学校校舎の老朽化対策で「大規模改造基本計画」を策定して順番に改修を進めてきました。ところが梅田市長は来年度から計画的な大規模改修はもうやらないで、雨漏りや施設の損傷があったら個別に修理していくやり方に転換すると言い出しました。 現実には多くの学校で校舎が老朽化して全面改修が必要な状態なのに、個別の修理ではとうてい間に合いません。 久喜市では維持管理に金をかけないできた結果、10数校で雨漏りや外壁の落下が相次ぎました。 緊急修理がようやく終わったところなのに、このままではまた同じことの繰り返しです。 学校の維持管理と改修の予算をこれ以上削ってしまっては子どもたちの学習環境は悪化するばかりです。 市長は財政悪化の後始末を市民サービス切り捨てや子どもたちの犠牲で乗り切ろうというのでしょうか。 ★公共施設の維持管理をサボってきた結果、かえって巨額の改修費が必要になって財政危機に陥ったのは、梅田市長の失政だ。 削減するなら不要不急で豪華な大型公共事業から見直すべきだろう。★ |