教授挨拶

東北大学大学院歯学研究科口腔システム補綴学分野 
教授 佐々木啓一

 2012年4月1日、東北大学大学院歯学研究科口腔システム補綴学分野の同門会”綴友会”が横山政宣先生を初代会長として設立され、はや3年が迎えようとしております。この間、綴友会は幹部の先生方を中心に組織整備が図られ、同門の先生方の絆をより強くしており、大変に嬉しく思っています。また、私どもの教室ならびに現医局員へ対しても、ご支援、ご協力を賜り、感謝いたしております。殊に2014年5月に私ども分野の主管にて開催しました第123回日本補綴歯科学会総会・学術大会では、綴友会からの多大なるご支援のもと、無事に役割を果たすことができ、さらに多数の同門会会員の方々にご参加いただきましたことに改めて感謝申し上げます。
さて綴友会の発足時にも申し上げたことですが、口腔システム補綴学分野は、故根本一男先生を初代教授として昭和42年に設置された旧歯科補綴学第二講座を母体としておりますが、諸先輩方の人間関係ならびにご意向から、これまで同門会を組織することのなかった医局でした。鹿沼晶夫2代教授の後を受け、私が平成12年2月1日に3代教授に就任した後も同門会を持たずに来ていました。しかし同門会を持たないということは、医局を巣立って行かれた先生方と医局との接点、またOB同士の接点がないということで、OB諸氏には大変に申し訳ない、という気持ちはずっと強く持っておりました。私の妻は旧第2講座出身ですので、これまで一度も同門会からの連絡や同門会での交歓を経験することなく生きています。私の医局ではこのような思いをさせたくないと常々思っておりました。
そこで「綴友会」は、横山先生をはじめとする先生方により、諸先輩方への配慮として私の代に医局に在籍した方々の会と意味付けをしていただき、先生方のご尽力により発足しました。「綴友会」設立により、同門の先生方の繋がりを組織として作れたこと、本当に嬉しく思いますし、また安堵しております。横山先生、そして川田先生をはじめ多くの先生方の同様の思いを抱いていることでしょう。
綴友会としては、総会の開催、会報の発行等の活動を続けていますが、今回、このHPが出来たことで、綴友会の絆はますます発展していくことでしょう。是非、ご活用いただきますようにお願い申し上げます。