会長挨拶

綴友会 会長

横山 政宣

 

平成24年4月1日に開催されました第一回綴友会総会にて初代会長に任命されました。甚だ名誉あることであり、光栄に思いますがその責務の重さを感じ身の引き締まる思いであります。私が入局したのは、平成10年のことでして、当時は歯科補綴学第二講座という名称でした。そのころは、医局員の数も少なく現在とは比べようもありませんでしたが、その分先輩方と接する機会も多く、補綴に関する多くの知識を学ばせていただきました。その後平成13年に顎口腔機能解析学分野に改称し、平成15年からは、現在の口腔システム補綴学分野となっております。その間多くの先生方が当分野在籍し、また、医局を離れてからも多方面で活躍されております。
昨年は東日本大震災というかつて私たちが経験した事のない大災害に見舞われ、現在の医局も甚大なる損害を受け、また開業している多くの先生方も被害を被りました。その折、全国の先生方から多大なるご支援、励ましのお言葉を頂きあらためて人と人との絆の大切 さを痛感させられました。
しかしながら医局に籍を置いている先生方を除き、大多数の先生方は医局を離れた時点で、そのつながりが希薄なものとなっているのが実情と思われます。それは、私が医局に在籍していたときから感じていたことでもあり、何とかしたいとは思っておりましたが、日々の雑務に追われなかなかそれを実行に移せずにおりました。そして私自身が平成23年9月に医局を離れて開業し、いざ自分がOBという立場になるとやはり医局とのつながりは重要だという思いが込み上げてまいりました。そこで、佐藤奨先生ほかOBの先生方の後押しもあり、この度、佐々木啓一先生の教授就任以降に同分野に在籍されていた先生方を対象として、歯科補綴学の進歩発展に資すると共に、会員相互の親睦を図る事を目的として同門会を発足させていただきました。
こうして発足できたのもOBの先生方を中心に現執行部の先生方、また佐々木啓一教授を中心に現医局員の先生のご理解とご協力があってのことであります。謹んでお礼を申し上げると共に今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
綴友会は今まさに芽吹いたばかりです。これから花をつけ実を結ぶように会を発展させていくべく私自身努力してまいる所存であることを申し添えて挨拶とさせていただきます。