わたしが使う2009年版のシステム手帳のリフィルは、例年どおりVIASAZABYの月間ブロックタイプ。
昨年は発売が遅れ、年の瀬の12月30日に旅先の大阪・梅田ロフトで入手という綱渡り状態を演じてしまった。
幸い、今年は例年どおり10月初めには店頭にブツが並んでおり一安心。
いつもと同じ、渋谷ロフトで無事ゲットした。
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10月中旬、熱気ムンムンの渋谷ロフト手帳売場で、リフィルのパッケーヂを手にしたときのこと。
外側のパッケーヂはちゃんとVIASAZABYとなっているのだが、なんだかいつもと雰囲気が違う。
透けて見えるカレンダの中身が、ただのSAZABYのものと同じではないか!
ややこしいのだが、昔からハンズやロフト、そしてSAZABYの直営店で売っていた手帳は、今で言うVIASAZABYのものだった。
そして、リフィルも私が使いだして15年近くになるが、ずっと同じフォーマットのもの。
で、いつごろからかは知らないが、それまでSAZABYのシステム手帳と呼んでいたものはVIASAZABYと名前が変わってしまい、それとは別にSAZABY名のシステム手帳やリフィルが、「そごう」などの百貨店の中にあるSAZABYのショップで取り扱われるようになった。
名前は似ているが、この二つのブランドの手帳の雰囲気は全く別物。
昔からのSAZABYの手帳は、どんどん片隅に追いやられ、いつのまにかハンズやロフトからも手帳本体は撤退してしまった。
唯一、ロフトで寂しく、リフィルだけが継続して取り扱われている状態であった。
それがとうとう、名前はVIASAZABYであるがカレンダの中身まで、ただのSAZABYに吸収されてしまったみたい。
同じ企業グループで、会社ではきちんとコンセプトを分けているのだろうが、一般のユーザーからみれば分かりにくいのが正直なところ。
まあ、コスト面から考えると、一番手間のかかるカレンダ部分を共通化するのは、ブランドという考えを除けば、当然の行動であろう。
そうなると、ブランドを分ける意味があるのかという疑問が残るが、それは、流通の制約なのかもしれない。
ちょっと思うところもあったが、他に良い代替品もないため、渋谷ロフトでSAZABYのカレンダと中身は同じ、VIASAZABYブランドのリフィルを買って帰った。
実は、昨年、いつかVIASAZABYのリフィルがなくなるのではという不安から、ただのSAZABYのリフィルを入手していた。
そのSAZABYのリフィルと、今回、ロフトで買ってきたVIASAZABYのリフィルを並べてみると、表紙は違うが、やはりカレンダの中身は全く同じ。
日々の升目の大きさも同じで、印字フォントが違う他はなんとなく雰囲気が同じに見えるが、決定的な差は、バーチカルで配置されているサブカレンダ。
これまでのVIASAZABYは、左に配置されていたサブカレンダが、SAZABYと同一フォーマットになった結果、右ペーヂに移ってしまったのだ。
この影響で、これまで左ペーヂに月曜から水曜までのブロックがあったものが、月曜から木曜まで左ペーヂに配置されてしまっている。
10年来、同じフォーマットになれてきただけに、いずれは慣れるとは思うが、感覚をつかむのに少し時間はかかりそう。
◇
ちなみに、旧VIASAZABYと同じ、サブカレンダが左ペーヂにバーチカルで配置されている月間ブロックタイプとして、ファイロファックスのものがある。
こちらも、いつかVIASAZABYのリフィルがなくなってしまうのではとの保険で、昨年購入していた。
さすがファイロファックスだけあって、雰囲気はとてもよいのだが、残念ながら1日あたりの枠がSAZABY系よりも、えらく小さいのである。
SAZABY系が20mm×29mmの枠であるのに対して、ファイロファックスは19.5mm×22.5mm。
横幅はほとんど差がないのだが、縦の6.5mmの差は大きい。
もし、ファイロファックスの一日あたりの枠の大きさが、SAZABY系程度になってくれれば移行するのだが、反対にファイロファックスはコロコロとフォーマットを変えることをやりそうにない。
長年、VIASAZABYを使い続けてきたファンとしては、後発のSAZABYの方を吸収してほしかったのだが、まあ、それは発売元がきめることなので仕方がない。
今のところ、木曜の位置が右ペーヂから左ペーヂに移ったこと以外は、大きな違和感はないので、すぐに慣れてくると願いたい。
しかし、今後もフォーマットが変わる恐れがあるため、来年は、保険として別の手帳も併用して使う事とした。
使い勝手が良かったら、そちらに移行するかもしれない。
そちらは、また別の機会に紹介したい。
(08/12/07)
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