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 93   ■2009年の手帳構成(rido mini planner)
 

これから、数回にわけて、来年、2009年の私の手帳構成について紹介していく。
第1回目は、リド・ミニプランナ(rido mini planner)。
 
日経アソシエの手帳特集によると、伊東屋で一番売れている手帳らしい。
 
 
2006年から使いはじめた、このドイツ製の蛇腹式手帳は、わたしの定番手帳となっている。
はじめて入手したのは、伊東屋ではなく、今はなき神戸・三ノ宮のナガサワ文具センターだった。
この、初回以外は、すべて銀座伊東屋本店で入手。
 
神戸のナガサワでは、特に用途を定めずに2冊購入。
家族に自慢して見せると、自分も欲しいというので、1冊あげた。
それ以来、家族もこのリドのユーザーになっているので、自分用と家族用に複数冊買っている。
ちなみに、家族の用途は、勉強の進捗管理に使っている様子。
 
   ◇
 
リドの手帳を使う楽しみの一つに、手帳のカバー色が多数あることである。
初回は、青と黒シボを買ったのだが、家族がかなり黒好きなので、黒シボを家族、青を私という色構成でスタートした。
その後、家族は毎年黒を愛用しているが、私はその他に濃緑やライトグリーンを試した結果、机上で目立つこともあり、ライトグリーンに収束した。
 
で、2009年版も、家族は黒、私はライトグリーンという色選択にしたのだが、このリドの手帳はこれからもずっと使っていきそうなので、新たなパタンとして、伊東屋オリヂナル革カバーを入手してみる。
ちなみに、革のカバーは、黒と茶色が用意されている。
 
黒好きな家族は、なぜか革製品は茶色が好きというので、茶を選択。
わたしは、そんなに高いものではないので、茶色と黒の両方を入手。
 
同じ手帳を何で3冊も?
と疑問を抱く方も多いと思うが、これが普通の手帳だと、そんなに冊数は必要ない。
(ただ、能率手帳の流儀の影響で、能率2冊派は結構増えてきているみたいだが)
 
しかし、リドの独特のフォーマットが、他の手帳とは違った使い方ができるため、複数冊を同時に使いこなすことができるのだ。
 
   ◇
 
以下、私のリドの使い方を紹介したい。
 
まずは、ライトグリーンの表紙。
こちらは、日記のインデックスとして活用。
日記の本文自体はモールスキンに記入しているのだが、検索性を高めるために、リドに小見出しを記入している。
 
@システム手帳に予定を記載
   ↓
A一日の事実を、リドに項目、モールスキンに本文を記入
   ↓
Bフィルタリングされた日々のエッセンスは、リドに集約される
 
この結果、リドを眺めるだけで、あの分厚いモールスキンを繰らなくても、事実の検索が簡単にできる。
と、まあ、理想系はこのようなフローなのだが、実態は、忙しいのでリドに日々項目出しだけしておいて、週末にリドを見ながらモールスキンに日記の本文を書いている。
 
以前は、このインデックス記載ではなく、日々の食事内容を記入していたのだが、あまりその蓄積データを活用できなかったので、この食事内容記録は今年の夏あたりから中断。
その代わりに、この日記インデックスとしての活用をはじめたのだが、これがかなり上手く回っているため、しばらくはこの手法を続けていこうと思っている。
 
 
続いて、革表紙2冊。
こちらは、プロジェクト管理シートとして活用。
 
これまで、何度も触れてきたが、このリド独特のレイアウトは、まさに「エクセルシート」である。
日付が縦に並ぶのが、まさにエクセルの行。
時間軸が横方向に広がり、一時間毎に点線で区切られているのが、エクセルの列。
一つ一つの升目が、セルである。
 
一つの列を一つのタスクに割り当てると、14のセルとチェック限定利用になりそうな小さな枠が4つの、計18の升目が印刷されている。
このセルを使って、進捗管理を行うのだ。
 
これまでも、プライベートで資格試験の勉強の進捗管理に、このリドを活用してきた。
この手法で、システムアナリスト、プロジェクトマネージャも一発合格できたので、自分の中では成功事例として、この手法は自分にあっていると思っている。
なので、今度は仕事でも活用してみようと思い、革手帳をプライベート用と仕事用とで2冊購入してみたのでもある。
 
仕事については、現在、超巨大プロジェクトの発注側プロジェクトマネジメントを担当しており、今月末から、本格的に設計フェーズに突入する。
実際の進捗管理に必要な、WBSの消し込みやガントチャートへのプロットは、委託先や部下が資料作成してくれるが、マネジメントする側からすると、それが本当に正しいかチェックする必要がある。
そのための大枠管理に、このリドの手帳を活用してみようと思っている。
 
   ◇
 
ちなみに、このリド利用者の著名人としては、マネックスの松本氏が、2005年の日経アソシエの手帳特集に登場している。
氏は、中学生のころからこの手帳を愛用しているらしい。
リドの手帳は、メモ蘭がないが、氏は名刺サイズのメモ用紙を裏ポケットに挟みこんでおき、アイデアなどを書き込むために使っていると紹介されていた。
 
ちなみに、わたしはコクヨのキャンパス・オン・ホリデイの万年筆用というフィールド用ノートがジャストサイズなので、巻末に挟みこんでいる。
ちなみに、デフォルトで薄い住所録が添付されているので、これをメモとして活用してもいいかも。
 
ビニールカバーのもので504円(革は少し高めで1,890円であるが)と、外国製の手帳というより国産手帳と比較しても、かなり安価な手帳であるが、無限大の可能性を秘めた素晴らしい手帳である。
 
来年の手帳の中で、第一のオススメ手帳としたい。
 
(08/11/09)



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