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■手帳とカバンのホームペーヂ
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 87   ■メモの楽しみ
 

これまでも、旅の思い出に萬年筆のインキを買って帰ることを、紹介したことがある。
これと同じ感覚で、もう一つ、わたしが旅先で購入するものに、メモ帳がある。
インキよりも安価で、いくら高くても300円前後だせば、たいていのものは買えるという手軽さがいい。
あと、旅先で変なお土産を買って帰るより、あとできっちりと使いこなせるのもいい。
 
ちょうど先週、ステーショナリーマガヂンを購入して眺めていると、私が持っているメモがいくつか掲載されていた。
それを見て、今回はメモについてのコラムを書いてみたくなった。
 
   ◇
 
私が通常使うメモは、圧倒的にロディアの#11が多い。
これは、仕事用のメモとして使っているからだ。
いつもは、机の上に投げっぱなしで、その日のTODOを記入している。
 
一方、プライベートでは、書斎机にすこし大き目の、#12を置いている。
ちょっとした萬年筆の落書き、ふとした思い付き、本や雑誌を読んでいて面白いと思ったフレーズなどを書きとめるに、ちょうど良いサイズなのだ。
 
ロディアのいいところは、綺麗に切り取りができること。
必要に応じて、書き込み部分をノートなどにそのまま貼り付けられるのが便利。
 
あと、出張時に携帯するメモは、底板の硬いものが付いたリングメモを使っている。
旅先で、ロディアをちぎって使うと、ちぎった部分を紛失してしまいそうで怖い。
また、切り取らずにページをめくって書くには、ロディアは使いにくい。
ページをめくって使う場合は、リングメモがやはり使いやすいのだ。
現在使っているものは、FOB COOPのもの。
極東ノートのOEMのものだが、モールスキンのレポータのような位置にゴムバンドも付いており、中々使い勝手がよい。
 
このように、私のメモは、使うシーンによって、その種類を分けている。
場面場面で一番使いやすいものをセレクトするのが、ストレスなく使えてよい。
 
   ◇
 
以下、この半年の間に入手したメモ帳を紹介する。
 
【分度器.com オリヂナルツバメノートメモ】
ステマガのP16にも掲載されている。
定価254円。
 
私は、昨年末に神戸に遊びに行ったときに、元町の萬年筆専門店P&Mで購入した。
こちらのお店は、萬年筆と相性がよさそうな紙製品を店主がセレクトしておいており、萬年筆だけでなく、こうした紙製品を見るのも楽しい。
 
このメモは、萬年筆購入時の試筆用メモとして活用。
試筆紙は、萬年筆購入店の店頭に準備されているが、最終確認は同じ条件の紙で比較検討したい。
なので、萬年筆を買いに行くときは、このメモ帳をカバンに忍ばせて、最終確認は、このメモに試してみることにしている。
 
これは、ぜひオススメの用途である。
 
 
【黒ロディアと横罫ロディア】
ステマガのP68に掲載。
昨年あたりから、ロディアのラインが一気に増え、いったい何種類あるのか正確なものはすぐには答えられない状況。
 
わたしは従来からあるブロックメモにしか食指は動かないのだが、少し前にブロックメモに黒表紙のものが出ていたので、気にはしていた。
最初に見たのはオアゾの丸善だったと思うのだが、「ほう、新色か?」程度の感想で、このときは手にすることもなかった。
 
しかし、その後日、渋谷のデルフォニックス行ったときにも同じ黒表紙が置いてあり、こちらではなぜか手にしてみた。
 
カジュアル系文具は、同じものでも、丸善や伊東屋で見るより、デルフォで見るほうが素敵に見えるから不思議。
手にしてみて、オレンヂ表紙から黒表紙に乗り換えようという気は起きなかったが、試しにと黒2冊と、そばに置いてあったルールドを一冊購入することに。
 
レヂに行くと、お姉さんが、これは方眼ではなく罫線タイプですがよろしいですか?と確認してくれた。
 
不思議なもので、可愛いお姉さんに言われると、本心から「ありがとう」と思えるのだが、それ以外のカテゴリに分類される人から言われると、「うるせェ!!」と思ってしまうから、人間の心理は不思議だ。
 
 
【ライフ ノーブルメモ】
定価315円。
昨年発売になった、ライフのオリヂナル用紙を使ったノートと同じデザイン・紙を使ったメモ。
このノートには、かなり食指が動いたのだが、何分、分厚すぎるので購入をあきらめた。
私は、薄いノートを短サイクルで使う方が好きなのだ。
 
しかし、趣味文や文房具サイトで、このノートの評価がとても高かったので、一度試してみたいと思っていた。
そんな中、先に紹介した分度器のツバメノートと同じ発想なのだろう、お手軽版のメモが出たとのことだったので、どこかで購入したいと思っていた。
 
そんな矢先、ちょうど博多に旅行に行くことが決まったので、九州で入手することとした。
わたしが購入したのは、地場の文具店「とうじ」。
 
サイズはB7で、5ミリ片面方眼紙。
紙はクリームがかった色で、純白ではない。
表紙のデザインはノートと同じだが、NOBLE NOTEがNOBLE MEMOとかえてあるところがいい。
紙は厚手で、萬年筆のすべりがとてもよい。
わたしは、フルース紙の少し引っかかりのある感触より、このライフのオリヂナル紙の感触の方が好きだ。
 
 
【スタビロ リングメモ】
これも、同じく博多旅行で購入したメモ。
インキューブの中にある、エトランジェ・ディ・コスタリカで入手。
確か200円程度だったと思う。
 
真っ赤な表紙にスタビロのロゴが白抜きで印刷されているだけで、生産国や紙の坪量などの表記は一切なし。
 
特に用途は決めていないが、見た目が綺麗だったので、ためしに一冊購入してみたのだ。
中は方眼になっている。
 
(08/05/25)



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