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 83   ■Sazabyのシステム手帳
 

システム手帳といえば、ファイロファックスを思い浮かべる人が多いと思う。
しかし、私の中のシステム手帳のイメージは、何と言ってもSazabyの手帳なのだ。
 
わたしが初めて入手したシステム手帳は、学生時代に近所のディスカウントストアで入手したノンブランド物。
社会人になっても、それをしばらく使っていた。
 
そんな中、とある冬休みに家族がシステム手帳を欲しいと言い出して、一緒に買いに行った。
その当時、広島にはハンズもロフトもなく、私たちが向かったのは、地場の福屋百貨店の文具売場。
最近は行っていないので状況は知らないが、その当時は、広島市内でもなかなか品揃えがよいお店だった。
 
そこで家族が選んだのがSazabyのミニサイズのシステム手帳だった。
それまで、Sazabyの名前は知っていたが、きちんと手に取ってみたのは初めてだった。
革の質感と言い、私が持っている合成皮革のノンブランド手帳とは、全く違う品質の手帳だった。
 
それ以来、次にシステム手帳をかうのであれば、何となくSazabyが欲しいなと思うようになった。
それから約1年後、私は転職することになり、その記念にSazabyの手帳を入手することにした。
 
今はないが、広島の紙屋町には、百貨店のそごうの別館がたくさんあり、ビームスやLL Bean、そしてSazabyもその別館の中の一つに入っていた。
何年か前、そごうが傾いたときに、それらのショップはそごうから一斉に撤退してしまい、今は市内にバラバラに点在している。
 
その、そごうの別館にあったSazabyで、わたしは2冊目のシステム手帳を入手した。
結局、このSazabyのシステム手帳は約8年使い続け、いまは保存用バインダとして隠居生活に入っている。
 
この手帳で、私は完全にSazabyのとりこになり、システム手帳を物色するため東急ハンズにも頻繁に通うようになる。
そのハンズには、Sazabyの手帳が、直営のSazabyよりたくさん置いてあり、行くたびに色々なサンプルを手にしては、欲しいなと眺めていた。
 
結局、ハンズでは、2冊のSazabyのシステム手帳を購入した。
私の中では、ハンズのシステム手帳=Sazabyのシステム手帳に近い感覚があったが、そのハンズがSazabyの手帳の取扱いをやめてしまったのだ。
 
数年前から、だんだん取扱い数が減ってきたので、なんだかイヤな予感はしていたのだが、なんのアナウンスもなく、あっさりと取引しなくなるとは思わなかった。
実は、もう一冊欲しいと思っていたのだが、例のごとく「また今度」と先延ばしにしていたのだ。
ハンズで取り扱うSazabyは、ハンズオリジナルの赤茶色があって、この革の色が気に入っていたのだ。
なので、ハンズで購入した2冊の手帳は、いずれもこの赤茶色。
入手不可になると、異様に物欲が沸いてくるけれど、こればかりはどうしようもない。
何とも残念なことである。
 
ところで、ここで私が触れてきたSazabyの手帳というのは、正確にはVIASAZABYというブランドの手帳のこと(昔は、Sazabyというブランドで出していたのだが、いつのころからかVIASAZABYに変わってしまった)
 
ややこしいのだが、このVIASAZABYとは別に、Sazabyとしてのブランドもある。
HPなどで情報収集すると、新宿のFlagsや、渋谷のパルコに入っているSazabyは、VIASAZABYではなく、ただのSazabyとのこと。
で、このSazabyはMen'sラインでシステム手帳をだしているみたいなので、新宿と渋谷のSazabyを訪問してみた。
 
両店で店員さんとお話させていただいて判明したことは、2万円弱の価格で2つのラインで手帳をだしたばかりとのこと。
2ラインとも価格は同じで、リング径が20ミリと25ミリのもの。
(これは渋谷店で、実際に店員サインにメジャーを出してもらい、目の前で計ってもらった。)
あと、径が違うだけでなく、革の素材や色、内部ポケットの形状も異なっている。
 
色は、それぞれのラインで4〜5色あり、いままでハンズで取扱いのあったVIASAZABYとは、まったく系統がことなる雰囲気。
 
新宿、渋谷両店ともに店員さんが言っていたのは、Sazabyでは手帳は季節商品とのこと。
このため、今、店頭にあるものが来シーズンもあるかは保証できないらしい。
 
わたしが次に欲しいと思っている手帳は、23ミリ〜25ミリ径のもの(23ミリというのはファイロファックスを意識してのこと)。
今回のSazabyのものは、食指は動いたのだが、中のポケットに透明プラの素材が使われていたので、断念。
 
プラパーツは耐久性に乏しいので、長く使いたいものには絶対に向いていない。
わたしの中で、システム手帳は購入後、最低でも6〜7年は使いたいと考えているからだ。
しかし、反対に来年はモデルチェンジして、プラパーツを除去してくれているかもしれない。
 
今回は見送ったが、しばらくは要監視体制のブランドである。
 
(07/12/16)



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