手帳のページ

■手帳とカバンのホームペーヂ
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 73   ■カンブリア宮殿 レジュメ
 

TV東京で、毎週月曜日の22時から放映しているカンブリア宮殿。
日頃のこの時間は書斎にこもっていることが多いので、あまりテレビをみることがないのだが、電気鼠さんのブログ(http://e-mouse.jugem.jp/)で、12月4日は手帳がテーマとの情報が掲載されていた。
 
手帳がテーマの1時間番組というのは、私は今まで見たことがない。
これは、見逃せないということで、手帳に予定として書き込み、さらに12月4日の21時55分に携帯のアラームがなるようにセットした。
 
ビデオに録ろうかとも思ったが、今回は緊張感を持って見るため、要点をノートにメモしながら見ることにした。
何だかパネルディスカッション会場にいるような感覚で、あっという間の一時間だった。
構成としても、よく練られた内容だったので、記録を残しておくことにした。
 
   ◇
 
カンブリア宮殿 2006年12月4日放送(TV東京)
仕事の達人たちの手帳術 手帳でビジネスに勝て!
 
ゲスト:
野口悠紀雄(早大大学院教授、『超手帳法』著者)
佐々木かをり(イー・ウーマン代表、『佐々木かをりの手帳術』著者)
観客:
スケジュール管理が苦手なサラリーマン100人
 
■ゲストの野口、佐々木氏ともに使っている手帳は赤いカバー。
 
野口先生の理由は、赤はどこにあっても見つけやすいから。
佐々木氏は今年のテーマカラーとして選んだとの事。
 
手帳の色で、今年のテーマカラーの話題を出していたことで、マネックスの松本氏を思い出した。
氏もアソシエか何かの記事で、気合を入れるために今年の手帳の色は赤にしたと言っていた。
ちなみに氏の手帳は、リドのミニプランナ。
 
ちょうど松本氏のブログの12月7日の記事に手帳の話題が掲載されていた。
http://ameblo.jp/monex-oki/entry-10021198084.html
 
毎年伊東屋で購入しているとのこと。
以前、雑誌で万年筆の話題がでていたときも、伊東屋で購入したと語っていた。
 
 
■手帳は1億冊のベストセラー。
凄い!
ホントに、こんなに売れている(配られている?)
 
■ゲストは、スケジュール管理が苦手な100人
なんだか、スゴイ紹介。
 
■野口悠紀雄先生の紹介
・超整理手帳→195万部出ている。
・映像の中で、昔使っていたシステム手帳が出ていた。→8穴タイプだった。
・超整理手帳誕生の理由→本を書く時間がない。この時間を捻出する必要性から。
・超整理手帳のプロトタイプ作成時点で、ネーミングは決定されていた。
 →名前は大事!
・ペンは数で勝負→体に6本のペンを忍ばせていた。
 
■アクセンチュアの女性社員の手帳
色付き透明ポストイットを活用して、会議などの行事を色分けしている。
 →月間ブロックタイプでは使えないワザだが、週間タイプであれば活用できるワザ。
 
■新潟に手帳の村がある
 
■野口先生の、手帳における最終目標
 →手帳を真っ白にすること。
 
■糸井重里氏も登場(紹介映像で)
・ほぼ日手帳は2002年から。
・今年は10万冊らしい
 3,500円×100,000冊=3億5千万円かぁ〜。
 ビジネスですね。
 
・糸井重里の手帳観
 公私混同できる→楽しい事ができていると考えている
 
■佐々木かをり氏の紹介
・47歳
・手帳ブームは女性たち。
・画像で紹介されたロフトの店員も手帳ブームと言っていた。
・佐々木氏の時間管理セミナが人気(OL/主婦)
・筆記具は、シグノのキャップタイプ(多分ブルーブラック)
・手帳の効用→時間が目に見える
・TODO→発生した時にスケジューリング
 ex)美容院の次回の予約はその場で手帳に書き込む
・何でもその場でやることが好き
 
■佐々木氏の手帳
・自分の時間を確保すること
・移動時間は重要なポイント
 →番組アシスタントの小池栄子、マネージャが移動時間をスケジューリングしていなかったので、ひどい目にあったという話題に対して
・達成感→やりたいことと、やったことがイコールになった時
    →このためにもやりたいことを書いておく
 
■手帳トラブル会場アンケート
@オーバブッキング  12名/100名中 
野口先生→ポケット一つの原則が大切
 
Aメモの紛失 60名/100名中
佐々木氏→アイデアをいつ使うかを想定して、アイデアを使うスケジュール時点に、そのアイデアを書き込む。
 ex)会議で話そうと思いついたことは、会議の予定の所にその話題を書き込む
 
■会場からの質問
@凝り性なので、どんどん書いてしまう
野口先生→どんどん書くべき、メモは重要
 
村上龍→小説はメシの種。脱衣所、ベッド、その他いろいろなところにメモを置いている。
 
A電子手帳より普通の手帳がよいのか?
野口先生→そのとおり!電子手帳は一覧性がない。入出力に時間がかかる。
 
■手帳で売り上げが4倍になった会社の紹介
・毎日の予定をあらかじめプレ印刷した手帳を社員に配布。
・手帳をなくす→10万円の罰金
 
■野口先生→スタンフォード大学では手帳を使っている人を見たことがない
 
■村上龍のコメント
時間が自分の大切なリソースという発想が生まれてきた(特に女性に、この考えが芽生えてきたのでは)
 
■村上龍からゲスト両氏への質問
【人生の成功者の条件とは?】
佐々木氏→自分が人生の主役と思えること
野口先生→振り返ってみて、自分の時間を有効に使えていたら
 
   ◇
 
聞き違いや、メモの脱落もあると思うが、ほぼこのような構成で番組は進行していた。
最初にも書いたが、手帳というテーマで1時間の番組が放送されたのは、これが初めてではなかろうか?
 
印象的だったのは、野口悠紀雄先生も、手帳に書き忘れたと不安になることがあったり、書き忘れることがあると発言していたこと。
言った後に、オフレコにして欲しそうな感じが、妙にリアリティがあって良かった。
 
あと、手帳で売り上げが4倍になったとかいう会社。
プレ印刷で毎日の予定がビッシリ詰まっている手帳の配布だが、これは管理しすぎだと思う。
「俺様のいわれた通りにすれば良い」的発想は、いずれ組織がダメになる。
 
佐々木かをり氏の話というのは、ちゃんと聞いたのがコレが初めて。
本を読んであまり良い印象がなかったのだが、話しているのを聞いてみて、もう一度本を読み返してみようと思った。
女性に人気があるというのが、話している内容を聞いて、何となくわかったような気がする。
 
番組内容で一点、不満だったのが、最初にチラッと安藤忠雄が映ったのだが、そのチラッとだけだったこと。
糸井重里はどうでもいいので、安藤氏の手帳観を聞いてみたかった。
 
(06/12/10)



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