手帳のページ

■手帳とカバンのホームペーヂ
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 69   ■2007年版の手帳売場
 

今年も、熱い手帳シーズンがやってきた。
文具店を徘徊して、最も楽しい季節である。
例年、手帳特集を行っているダイムや日経アソシエも、今週発売の号で手帳特集を掲載しており、私も来年の手帳を調達するために、市中徘徊をはじめた。
例年同様、私が見てきた手帳売場の感想を記録しておきたいと思う。
 
今回の観測地点も、いつもと同じ銀座伊東屋本店、丸の内オアゾ丸善本店、渋谷ロフト、渋谷ハンズ、新宿ハンズの5箇所である。
 
■伊東屋本店
昨年と同じく、システム手帳は4F、綴じ手帳は5Fの住み分けになっていた。
本当は9月にやっている手帳フェアも一度覗いて見たいのだが、なかなかタイミングが合わずにフェアの時に伊東屋に行ったことがない。
来年は、フェアの時にも足を伸ばしてみようと思う。
 
時間帯にもよるのだろうが、私が訪れた時は、意外にシステム手帳のフロアが賑わっていた。やはりシステム手帳のブームが起きているのだろうか?
伊東屋に行く楽しみの一つは、システム手帳のバインダの種類が多いことである。以前から、次に買うならばコレが欲しいなと思っているヤツがここには置いてあるので、来るたびに手にして、眺めている。
あと、ココの魅力は、リフィルの見本が大体置いてあることである。
なので、紙質なども直接触って確認できるのがうれしい。
 
4Fでは、ファイロファックスの年間一枚タイプの蛇腹のリフィルを購入した。
今年は、ノックスのものを使っているのだが、万年筆と紙の相性があまり良くないので、チェンジしてみた。
せっかくなので、以前から一度使って見たいと思っていた、ファイロファックスのリフィルの中から選んでみることにしたのだ。。
 
5Fの綴じ手帳のコーナー、今年は何といってもリドのミニプランナが、レジの前の一等地に陣取っていたことを記録しておきたい。
伊東屋のリドに対する気合が感じられた。
 
今年から私もリドの手帳を使い始めたのだが、コレが中々使い勝手が良い。
あの薄さが場所を取らないのがいいのだろう。
また、500円でおつりがくる値段というのも魅力の一つだ。
今使っているモノは、神戸・三ノ宮のナガサワ文具センタで購入したものだが、来年用ははこの伊東屋本店で購入した。
 
来年用のリドは、自分用に2冊と、今年から家族も使い始めて気に入っているので、その家族の分と合わせて3冊購入した。
 
しかし、昨年リドが置いてあった階段上がってすぐの棚に、昨年置いてあったリド以外の手帳は置いてあったのに、リドだけ置いていなかったので、一瞬売り切れか?とかなり焦った。
なので、レジ前の棚に積まれているリドを発見した時には、どれだけ安心したことか。
 
この、伊東屋の手帳売り場の楽しみの一つは、他店にはなかなか置いていない外国製の珍しい手帳がたくさん置いてあることにある。
毎年、隅から隅まで長時間かけてジックリと見て帰るのだが、今年もまた、見たことがない珍しい手帳が幾つかあった。
いったい、誰がどこから探し当ててくるのであろうと感心する。
 
あと、5Fではモールスキンのダイアリを購入した。
 
 
■丸の内オアゾ 丸善本店
丸善の本店の手帳売り場は、伊東屋に比べたらかなりこじんまりして感じられるが、普通の文具屋に比べれば、かなり種類は多いと思う。
文具売場の前に特設会場が設けられ、綴じ手帳が大量に置いてあった。
 
こちらで目立つのがlettsの手帳。
箱に入ったモノが山積みとなっているので、伊東屋に比べて、こちらの方が高級感を醸し出している。
 
文具売場の奥の方には、システム手帳がたくさん置いてあるのだが、ファイロファックスのカレンダがどこに置いてあるのか、わたしはとうとう発見できなかった。
ここのシステム手帳のコーナーにも、たくさんのお客さんがいたが、この売場は少し狭いのが辛いところ。
 
丸善のブランドで、伊東屋とはちがう特徴を引き出せれば、丸善で手帳をと、もっと人が集まってくるような気がする。
わたしは、もう一工夫欲しいと感じたところである。
 
 
■渋谷ロフト/東急ハンズ渋谷店
渋谷ロフトは、文具売場を地下に移したのは大成功だったと思う。
いつ訪れても、もの凄い賑わいなのは、企画した担当者はヤッタネ!というところだろう。
 
私の中では、この渋谷ロフトは「ほぼ日」の旗艦店のイメージがあるのだが、今年は昨年と比べて隅の方に追いやられていた。
で、昨年ほぼ日が置いてあった場所には、各社のカワイイ系の綴じ手帳がたくさん置いてあった。
渋谷という場所柄、マーケティングをすれば、顧客セグメントは「ほぼ日」を高いと感じる世代なのだろう。だいたい、ほぼ日の半額以下の階層の手帳がそろえてあったような気がする。
 
わたしは、例年と同じく、この渋谷ロフトでサザビーの来年のカレンダリフィルを購入した。
 
一方の東急ハンズの渋谷店、手帳売り場は、客をごっそりロフトにさらわれた感じ。
売場の構成も昨年と大きな変化はなく、これといった特徴もない。
ぜひ、昔の渋谷ハンズ手帳売り場の栄光を取り戻して欲しいと願っている。
 
 
■東急ハンズ新宿店
渋谷店の手帳売場と違って、こちらはとても賑わっていた。
 
新宿店の特徴は、去年と一緒で、フランクリンが一番いい場所に置いてある。
(手帳シーズン意外も、いつもこの同じ場所だが・・・)
最近のフランクリンのバインダは、なかなかオシャレなものも多くでてきたので、客層も広がっているのかもしれない。
ここは、綴じ手帳売場と、システム手帳売場のバランスが妙に合っている気がする。
 
そう言えば、手帳売場の一角は、万年筆コーナーが進出していて、ペリカン専用のショーケースが置いてあった。
万年筆が手帳売り場を侵食した形になっていた。
 
 
 *****
 
以上、いつも行っている文具店の手帳売場を回ってみた。
今年は、アソシエの手帳特集も前倒しになっており、手帳売り場の雰囲気も、明らかに昨年より前倒し状態になっているような気がする。
こうした、雑誌で取り上げられた人気モデルは、今後は売り切れのリスクも高まってくると思われるので、まだ、調達されていない方は、早めに手帳売り場に行って、来年のパートナーを選ばれることをおすすめしたい。
 
(06/10/22)



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