手帳のページ

■手帳とカバンのホームペーヂ
 http://www7b.biglobe.ne.jp/~techou_bag/

 57   ■リド ミニプランナー
 

この手帳、以前から存在は知ってはいたが、まったく気にならなかった。
というより、きちんと見たことがなかったという方が正直かもしれない。
 
ドイツの薄い手帳で、蛇腹式という程度の知識だったのだが、11月にリニューアルされた伊東屋のHPで大きく取り上げられているのを見て、初めて手帳の構造をじっくりと眺めてみた。
 
横軸が時間軸、縦軸が一ヶ月の流になっている。
時間軸が7時から19時まで等間隔で点線で区切られているので、ちょうど一時間のセルがいくつも並んだフォーマットになっている。
 
このセルが、わたしの琴線に触れたのである。
 
プライベートのプロジェクト管理に、時間軸を無視して、このセルを記録の単位として活用したいと考えている。
具体的には、資格試験の勉強をすすめるのに、予実管理に使う予定。
複数のテキストを進めるのに、それぞれの予定・実績をセルに書き込んでいく。
 
あくまで、資格試験用の管理のみに特化して、この手帳を活用する。
 
カバーを付けたままの別冊にするか、中身だけ取り出して、システム手帳のポケットに挟みこんで使うかは、検討中。
 
このミニプランナーの中紙部分は、薄さわずか3.5mmのために考えられる技である。
 
手帳の構造としては、蛇腹式なので数ヶ月にまたがって予定を見渡せ、翌年、2007年の3月までの15ヶ月分のスケジュールが書き込める。
(ただし、よく年の3カ月分は片面一ヶ月だが)
 
利用方法としては、2年分をセットして持ち歩いたりしても便利かも。
 
もう一点、購入に至った大きな理由が、英語表記なのだが、きちんと日本版として日本の祝日の色も変えてある点。
 
洋モノの手帳はデザイン的にすぐれた魅力ある製品が多いが、手帳の場合、パット見て祝祭日や曜日がわかるものでないと、とっさの判断に迷うだけでなく、判断ミスを誘引しかねない。
 
時計なども同じことが言える。
奇抜なデザインのモノでいいなと思うものが、たまにあるが、時計という製品に求める、機能条件としてパット見て、正確な情報が取得できることが絶対条件である。
でないと、乗り物の時間や、大事な約束の時間に間に合わないということになりかねない。
 
そういう観点からすると、モールスキンのダイアリは、日記としてつかうには何にも問題がないが、日常の手帳として活用するには、パット見のわかりやすさがない。
 
一方、このリドの手帳は、視覚的にも日本で作られた手帳と同じ感覚で、パット見の判断ができるのが素晴らしい。
加えて、国産にはない洋モノの雰囲気が漂っており、そこら辺のオジサンがもつ手帳とはチョッとちがうよ!という感じである。
 
あとで色々と調べてみると、伊東屋の手帳売り上げランキングでも、例年上位に顔を出しているみたい。
価格も473円と、かなりお手ごろ。
1974年から伊東屋では直輸入を行っているらしい。
 
自分が気が付いていない、人気商品というものが、まだまだ世の中にたくさんあるということを改めて気付かせてくれた一品である。
 
この記事を書いている12/4日現在で、伊東屋のeストアを覗いてみたら、全色売り切れだった。
 
わたしは運よく、神戸のナガサワ文具センターで購入することができた。
 
青と緑を迷ったすえ、来年は青で行くことに。
家族にも頼まれており、家族の分は黒にした。
 
(0512/18)



前のページ 目次 次のページ




tetyou_bag@hotmail.comtetyou_bag@hotmail.com