手帳のページ

■手帳とカバンのホームペーヂ
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 47   ■2005年度の手帳スタイル
 

この4月から仕事の内容が変わったのを機に、手帳の使い方を変えた。
十数年ぶりに汎用機(大型コンピュータ)のシステム管理を担当することになったからだ。
 
以前、自動車メーカーのシステム部門に勤めていた時も、汎用機を中心に使っていたのだが、転職後の今の職場ではメインフレームの会社が違うこと、汎用機から離れて時間が経過しすぎていることなどを考えると、細かいところは一から勉強していく必要があった。
 
システム管理の仕事を進めていく上で求められる主なスキルとしては、
 
@コンピュータシステムとの対話能力
 ・システムと対話するためのコマンド等の理解
 ・JCL等、システムコントロール言語の理解
 ・システム構成の理解 等々
 
A担当するシステムのユーザー部門の業務知識
 
Bユーザー部門で起きた業務手順等の問題解決能力
 
などがある。
 
 
どこの職場でも同じことだと思うが、仕事がシステムを中心に行われるという業務形態になってしまっているため、「仕事の手順=システムの使い方(入力の仕方)」というのが現実だ。
そのため、本来業務部門が把握しておくべきJOBフローをシステム部門が面倒見るという状況になってしまっている。
 
システム管理の知識に加え、現場の業務部門の人間以上に業務知識を持つ必要があるので、仕事を進めていく上で、かなりの勉強量が求められる。
 
幸い?、汎用コンピュータの世界は十数年前から大きな進歩がなく、IBM・NEC系の両方の知識と経験があったので、汎用機との対話には不自由はないのだが、何分、十数年のブランクはやっぱり大きい。
 
しばらくは、職場だけでなく自宅でも仕事のことを考える必要があると考えた。
という状況で、以下のような手帳の使い方をしている。
 
【スケジュール欄の統合】
これまで、仕事とスケジュールを完全分離していたものを、システム手帳のスケジュール欄に統合した。
 
それに加えて、担当部門と取り決めている一ヶ月のJOB運用スケジュールなども縮小コピーしてシステム手帳に取り込んだ。
 
ちなみに、スケジュール欄への書き込みは、仕事関係はLamyのサファリオレンジにセットしたブルー・ブラックのインキで記入。
プライベートはこれまでと同じくLamyのスイフトのブルーで書き込んでいる。
 
何とか、月間スケジュールの小さな升目に2色づかいで予定を書き込んでいる。
 
【マニュアルの取り込み】
汎用機独自の操作コマンドや、JOBの運用マニュアル等、以前、自動車メーカーのシステム部門にいた時にはルーズリーフに記入して、自分専用のマニュアルを作成していた。
今回も、同様にルーズリーフを活用しようか迷ったが、0ベースの知識からのスタートでないことと、手帳を中心に仕事をコントロールしていきたいと考えて、システム手帳に業務手順などのマニュアル的なことを書き込んでいくことにした。
 
方法としては、仕事用のノートや裏紙にラフ案を書いて、ある程度の形になったものを整理して手帳に書き込むようにしている。
内容の精査と記入のボリュームを減らすためだ。
 
【TODO管理】
RHODIAの#11を使用。
前夜にスケジュール欄を眺めて、翌日の処理を書き込んでいく。
以前は、処理済の紙片は全て取っておいたが、今は使用済み分も裏紙として使ったら捨てるようにしている。
最近まで、カバーを付けて使っていたが、仕事に使うようになって、開きっぱなしで端末のそばに置いておくことが多いので、オレンジのむき出しのままで使っている。
 
【仕事のノート】
RHODIAの#16を使用。
これまで同様にコクヨのA4サイズか、気分一新クレーヌフォンティーヌのB5リングノートか、迷うところだったが、スペースを考えてロディアにした。
ノートといえば時系列に管理できるところが大きな利点なのだが、今回は千切れるノートの利点を取る事にした。
 
重要な案件は、記入したページを切り取り、システム手帳に挟み込もうと考えたからだ。
ロディア#16は、横の短い辺の長さが、システム手帳のリフィルより少しだけ短い。
なので、パンチで穴を開ければそのまま手帳に取り込むことができる(当然、一部折る必要はある)ので、仕事のノートも最終的に必要なものはシステム手帳に取り込んで一本化しようと考えた。
 
モノによっては、考えを整理しながらシステム手帳のリフィルに転記するものもある。
 
いずれにしろ、この#16も、処理が終わったものはピリッと切り捨てて、裏紙を利用したら最終的には捨てている。
 
補足すれば、仕事での協議資料はA4でプリントアウトされたものが多いが、今はパイプファイルに時系列に綴じている。
協議の中で#16にメモしたものは、そのまま切り取って仕事の打ち合わせ資料と一緒にホチキスでとめて綴じ込むことにしている。
 
このノートの部分は試行錯誤の状態だ。
 
【仕事の筆記具】
LamyサファリのオレンジMにブルーブラックのインキを入れたものを使っている。
ラフ案を考えたり、協議のメモもすべてこのサファリを使用。
Mでインキがたっぷりと出てくるので、サラサラととても書きやすい。
ちなみに手帳の小さなマスに記入する時は、ペン先をひっくり返して細字にして使っている。
 
たまに、データパンチの依頼書など、複写の様式を使うことがあるのだが、こちらは以前紀伊国屋でもらったクウネルのロゴの入った2色ボールペンを使っている。
そのうち、きちんとした2色ペンが欲しいと思っている。
 
 
新しい仕事になって2週間。
ざっとこんな感じで手帳を使っているのだが、径15ミリのサザビーではチョッと窮屈かなとも感じている。
そのうち、内容と相談してもう少し太い径のものにチェンジするかもしれない。
 
しばらくは試行錯誤の状態だが、その都度「手帳のページ」で公開していきたいと考えている。
 
(05/04/18)



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