手帳のページ

■手帳とカバンのホームペーヂ
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 3   ■手帳を使い始めた頃のこと
 
 わたしが、スケジュール管理やプランニングを意識して手帳を使い始めたのは、学生時代です。
 
 わたしがお金を払って初めて買った手帳は、大学の生協で売られていた特にこれといった特徴もない手帳でした。能率手帳タイプで黒地の表紙に金文字で大学の校章と年次がプリントされていた、どちらかといえば地味なタイプです。使用目的は、大学の講義の休講情報を記録するためだけで、スケジューリングという概念を持たないまま手帳を使っていました。
 
 手帳利用の一つの転機は夏休み明けからアルバイトをはじめたことです。中学生の家庭教師をはじめたことで、授業とサークルの予定を考えながら、アルバイトの調整をする必要がでてきました。そして、大学生協で買った手帳でスケジューリングの真似事を始めたのです。この手帳の形式は確か、一週間見開きのタイプだったと記憶しています。(残念ながらこの手帳は処分してしまったようで、わたしの手元にはありません。でも、この次の年からの手帳はすべて保管しています)
 
 一週間の見開きタイプの手帳が使いにくいと感じ始めたのは、家庭教師のアルバイトの件数がだんだん増えて、4名の生徒を平行して受け持つようになったころからです。この当時、わたしが結んでいた家庭教師先との契約内容は月に8回訪問して1回2時間というのが基本的な契約でした。一人の生徒について週2回教えるとして、4人で一週間に8回。授業やサークルの活動とのバランスを考えると、一日に二件、生徒の中間や期末の試験中などで集中して教える必要がある時期は、多い日は一日三件の生徒のところを回る必要がありました。このスケジュールを調整しながら、月8回といった総数内でおさめるには、見開き一月のタイプの方が、使いやすいのではと考えるようになりました。
 どうやら、この頃に本格的なスケジューリングを無意識のうちに始めていたようです。
 
 その年の年末、わたしは手帳を求めて市内でも大きい文具店に足を運び、目的をもった手帳選びを初めて経験しました。わたしが、この時選んだ手帳は、当然、一月見開きタイプで、いわゆるカレンダータイプと呼ばれているものでした。ちなみに、このときの手帳は綴じ手帳です。
 翌年、この手帳を使いながら試行錯誤して身に着けたことが、わたしの現在の手帳の基本スタイルとなっています。
 
(2003/11/17)
 



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