手帳のページ

■手帳とカバンのホームペーヂ
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 101   ■2010年手帳特集 BUN2・DIME・プレヂデント
 

この季節恒例の、雑誌の特集。
今回は、発行順にBUN2、ダイム、プレヂデントの記録。
 
●BUN2
「今から選ぶ2010年手帳」の見出し。
表紙には、手書きのインデックスが付いた黒革の手帳の写真。
手帳にささっているボールペンは、Lamyティポのオレンヂ軸。
なんだか、こだわりのありそうな手帳だ。
 
今月は配布月というのをすっかりと忘れていたのだが、日本橋丸善のレヂ左横の棚に置いてあったこの手帳の表紙が目に入ってきて、思い出した。
ついでに、ここでもらってきた。
 
○トップの記事は、伊東屋に聞く手帳トレンド。
B5やA5サイズの大判のものが増えてきているとのこと。
 
○文房具の達人たちの手帳活用依頼の特集。
多ノート派の和田哲哉氏と、超整理手帳のベビーユーザの小幡英司氏が登場。
 
○編集部激選コーナー。
もちろん、スポンサ会社の宣伝コーナ。
ということで、国産ブランドの手帳を多数紹介。
ただ、スポンサではない能率手帳や手帳の高橋については、どこかに出ているのかもしれないが、たぶん掲載されてなさそう。
 
一方、サンスターの手帳など、有料メディアには絶対に登場しない手帳なども紹介されている。
ある意味、手帳の記録という意味では、貴重な存在かも。
 
結局、表紙の手帳は、どういう素性のものかはわからなかったが、楽しめる内容であった。
 
 
●DIME
 
今回の特集は、明らかに和田哲哉氏の「文房具の足し算」に影響を受けた編集方針みたい。
いわゆる、手帳プラスαの紹介記事になっている。
 
【P24】
4名の方の手帳の中味が公開されている。
活用法としては、能率手帳を使われている方の中味がオモシロそう。
本文では紹介されていないが、手帳の中味を見ると、メモペーヂをT字線で区切り、なにやらタスク管理のようなことをやっている。
テーマから外れるかもしれないが、こうした手帳術についても触れると面白いのにとおもう。
 
【P26】
最近のトレンドということで、DIMEでは、ダイアリ+αドッキング手帳としている。
いわゆる、ここは商品紹介ペーヂであり、モールスキンやトラベラーズ、ほぼ日などのトレンドは押さえて紹介されている。
+αというからには、もう一ひねり欲しかったところか。
 
【P30】
手帳小物の紹介。
目についたのは、ハイタイドのペンホルダつきブックバンド。
バンドを横にかけ、ペンを縦にさせるようにホルダが付いているタイプ。
このタイプは、以前から多いのだが、バンドを縦方向にかけ、ペンも縦方向にさせる商品がでないものだろうか?
 
要は、モールスキンのゴムのように縦にゴムを引っ掛け、同じ方向にペンをさせるというやつである。
どこかのメーカで、このアイデアを実現してもらえないだろうか?
 
【P32〜】
余白を楽しめる手帳。
MDノートのダイアリは、なかなかシンプルでよいデザイン。
ヌメ革の専用カバーも用意されているとのこと。
 
【P36】
著名人プロデュースの手帳
陰山手帳も紹介されているが、これまでいったい誰がこの手帳を買うのだろうと不思議に思っていた。
しかし、後から紹介するプレヂデントの手帳特集に、丸善本店の売り上げランキングが掲載されていて、なんと2番目に売れている手帳らしい。
 
 
●プレヂデント
恒例の「年収2000万円の手帳術」。
昨年も、同時期に発行されていた。
BUN2、DIMEが商品紹介に重きを置いているのに対して、このプレヂデントの特集は、活用法中心の内容。
なので、かなり読み応えがある。
 
【P24】
激務トップ直伝!わが手帳の使い方。
 
・JTB 田川社長
”気づき”がヒントになって新しい商品や企画が生まれ、メモ書きによって隙間時間やオフタイムに浮かんだアイデアが呼び起こされる。
 
・マクドナルド 原田社長
仕事は時間ではない。質とスピード。
 
・住友林業 矢野社長
手帳の巻末のメモペーヂには、その時々に入手したデータや大切な情報、感じた言葉などを記入している。
手書きすることで頭に入るし、それが経営の判断に結びつくことがある。
 
【P43】
丸善丸の内本店 2009年度版手帳売り上げベスト10。
そのうち、上位3位を紹介。
@能率手帳ゴールドNo3121
A陰山手帳2009(黒)
BLetts 31Y
 
【P44】
アイデア満点の「実物&活用術」大胆公開
アサヒビールの方のシステム手帳がすごい。
システム手帳に全てを集約し、ノートもシステム手帳内で完結させているみたい。
無地リフィルに細かい字でビッシリと書き込まれたペーヂは圧巻。
 
【P66】
金持ちノートの作り方。
 
・岡田斗司夫氏
一つのテーマに、ひと見開き。左ペーヂを空けて、右ペーヂから利用。
最初に書くのは、アイデアや仮説。
空白になっている左ペーヂには、あとから思い付いたことを書き足していく。
 
 
【P70】
成功を呼ぶ、手帳の傑作ガイド。
商品紹介ペーヂ。
他の雑誌と異なり、Lettsの手帳が多数紹介されているのがいい。
 
ちなみに、P70〜83が商品紹介ペーヂなのだが、システム手帳はP80の1ペーヂのみ。
そのうち、いつか手帳特集記事から消えてなくなるのではという気もしてきた。
 
   ◇
 
最初にも触れたが、3冊の中での充実度はプレヂデントが圧倒的である。
続くアソシエの手帳特集にも期待したいところ。
予定では10月20日発売号が手帳特集となっている。
こちらもまた楽しみである。
 
※本記事をもって、手帳のページの記事が100を超えました。
 
(09/10/18)



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