第3回目は、前回からの続きネタで、仕事ノートに何を記入しているかの第2弾。
今回は、「プロジェクト管理のためのタスク」について、説明をしたい。
私の仕事のパタンとしては、複数年にまたがるメインのプロジェクト管理をしながら、1年未満で完結するような、小さいプロジェクトを並行して複数管理することが多い。
新たなプロジェクトの担当になった場合、まず通常使っている仕事ノートの見開き1ペーヂを、新プロジェクトの専用ペーヂとする。
(決してプロジェクト専用ノートなどは作らないのだ)
ノートへの記入ルールは同じで、日付/連番/タイトルを、Lamyサファリのペン先1.1で、まず記入する。
加えて、フィルム製のポストイットに油性マヂックで、プロジェクトの中味がわかるタイトルを記入し、見出しとして貼り付ける。
この見開きA3ペーヂで管理するものは、プロジェクトのタスクだ!
タスクの洗い出しには、専用ノートを活用している。
これは、仕事もプライベートも混在で、いわばアイデアを絞りだすためのノート。
現在使っているノートは、神戸・元町の萬年筆専門店オリヂナルのツバメノートだ。
サイズはA5なのだが、これを横使いにして、マインドマップ風の絵を描きながら、タスクを全て洗い出す。
このとき、先例となるプロジェクトがあれば、その先例時のマインドマップ風の図をコピーして、この専用ノートのペーヂに貼り付ける。
この貼り付けたコピーの中で、流用できるタスク項目は、黄色のダーマトグラフでマーキングし、新たに追加すべきタスクについては、最近であればペリカン・トラディショナルM250太字に吸入した、ターコイズインキで目立つように記入していく。
そうして、漏れなく洗い出されたタスクは、仕事ノートへ転記されるのだ。
◇
ここでちょっと、タスクとTODOの違いについて触れておきたい。
例えば、出張というプロジェクトを想定する。
出張に行くには
・ホテルの手配
・切符の手配
・荷物の発送(最近、宿泊する出張の手荷物は全て宅急便で往復させている)
このとき、【出張】という項目がタスクであり、ホテルの予約などは、タスクをブレークダウンさせたTODOとなる。
簡単に言えば、タスクはやるべき仕事であり、TODOはタスクを達成するための作業項目ということだろうか?
ここで、【ホテルの予約】を考えてみると、場所や料金を調べたりと細かくやることがある。このように、TODOとしたものを、さらにブレークダウンすれば、これらもTODOになる。
しかし、ブレークダウンしすぎてもきりがないので、わたしの場合、プロジェクト名の次のレベルに位置するものを、タスクと呼び、そのタスクから一段階プレークダウンさせたものをTODOと呼んでいる。
なので、手帳にTODOを記入などと言っているもがは、正確にはタスクレベルのものとTODOを混在させて記入している場合がほとんどだ。
◇
ノートには第2階層レベルのタスク(第1階層はプロジェクト名)を小見出しとして記入し、そこからTODOをツリー状に派生させて記入。
このTODOについては、通常は第3階層のものを記入するが、ものによっては第4階層まで掘り下げる場合もある。
ここまでできたら、プロジェクト管理のための準備の、8割は終わりである。
ノートの見開きペーヂを人数分コピーして、ミーティングを開く。
第2階層レベルである「タスク」ごとに責任者を決めて、あとは進捗状況をノートに記入していくだけだ。
なので、プロジェクト完了のころには、ノートには小さい文字がビッシリと書き込まれた状態になっている。
プロジェクト完了と同時に、このペーヂはFIXされる。
このFIXされたペーヂは、ペン&メッセーヂのマインドマップ風ノートと同様に貴重な資産。
こちらも、似たようなプロジェクトが発足したら、白黒コピーを取る。
そして、マインドマップ風の図と同様に、流用できそうな項目は、ダーマトグラフで色づけしながら、次期プロジェクトのタスク洗い出しや、TODOの設定に活用されるのだ。
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過去のノートを資産として活用する場合、白黒コピーを取ることによって、過去の色付けを一旦リセットする。
その上で、全ての項目を平等に見ながら、ダーマトグラフで色を付けをし、使える項目をチョイスする方法はオススメである。
(09/09/27)
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