今回は、手帳選びの重要なポイントである、スケジュール欄の種類について取り上げてみます。
具体的に、スケジュール欄はいったいどのような種類のものがあるのか、代表的なものを見ていきましょう。
【見開き 1週間 片面使用タイプ】
手帳を開いた状態で、左側が1週間分のスケジュール欄、右側がメモ欄という一番オーソドックスなタイプです。
綴じ手帳、システム手帳のあらゆるサイズの手帳にそろっているフォーマットだけに、汎用的に使えるものではないでしょうか?
どれにしようか決めかねている場合の選択として、無難なタイプだと思います。
【見開き 2週間 両面使用タイプ】
上記の見開き1週間片面使用タイプの左側のメモ欄にもスケジュール欄を配置したタイプです。
メモの必要性が無い場合は、手帳を薄くできるので、片面使用タイプより、こちらの方がよいと思います。
【見開き 1週間 バーチカルタイプ】
上記の両タイプが日付が上から下に追って、スケジュール記入欄が横帯型になるタイプですが、バーチカルは日付が左から右に追っていくかたちで、スケジュール記入欄が縦帯型になるタイプです。
時間目盛が縦に入っており、最近このタイプを薦める意見も、雑誌やインターネットなどでよく目にします。
このタイプでは、フランスの手帳メーカーのクオバディスが有名です。
クオバディスは、吉田カバンが手帳カバーを発表したことにより一気に有名になりいろいろな雑誌に取り上げられるようになりました。
わたしは現在、システム手帳派ですが、綴じ手帳に乗り換える気分になったときには、PORTERのカバーとセットでぜひ一度使ってみたい手帳です。
【見開き 1ヶ月 ブロックタイプ】
1週間以上にまたがるスケジュール管理が必要な場合に便利なタイプです。また、一月の状態が一目で俯瞰できるので、カレンダーと同じ間隔で利用できます。
ただし、一日の予定を書き込むスペースがどうしても少なくなりますので、日々のスケジュールの記入量が多い方には、このタイプの活用は難しいかもしれません。
わたしは、予定がブロックに記入できます(かなり細いペンと小さい字ですが)ので、この数年来、このタイプのスケジュールを使い続けています。
【見開き 1ヶ月 縦型タイプ】
基本は、見開き1ヶ月ブロックタイプと同じです。あえて違いを挙げるとすれば、一日の予定をブロックタイプに比べ横長に記入できることでしょうか。記入スタイルによる好みの違いで選択が分かれると思います。
【蛇腹タイプ】
超整理手帳で一躍有名になったタイプです。
見開き1ヶ月の両タイプと同様に、スケジュールを数週間にわたって俯瞰できることが大きなメリットでしょう。蛇腹の好き嫌いは分かれるところでしょうが、1週間タイプと1ヶ月タイプのいいとこ取りが、このタイプのスケジュール欄のヒットしている要因ではないでしょうか。
個人的にはこれまで、あまり興味がなかったタイプなのですが、ホワイトハウスコックスの超整理手帳カバーが発売されたのを見て、最近クオバディス同様、少し気になっているタイプです。
(クオバディスといい超整理手帳といい、どうも中身よりカバーに興味がいっているような気がしてならない今日この頃です(笑))
【見開き 2日タイプ】
片面一日タイプです。毎日の予定がたっぷりと書き込めます。
このタイプを使っている人を見たことがありませんが、もし目の当たりにしたら迫力あるのでしょうね。
今回はこのように、代表的なスケジュール欄のタイプを取り上げてみました。
このスケジュール欄に、どんな情報を書き込んでいくのか、ボリュームやサイクルを、まず整理して、その条件を満たすスケジュール欄のある手帳を選ぶということが一つのポイントと繰り返し書いてきました。
それぞれの手帳の特徴と、自分の管理するスケジュール情報とを見比べながら、検討されてはいかがでしょうか。きっと使いやすい一冊の手帳が見つかると思います。
・参考文献:福島哲史「クリエイティブ・メモ術」
(03/12/13)
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