世の中、絶対に使わないだろうなと分かっていても、欲しいな!というものがたまにあるからこまる。
そういう、使わないものを買うのを「無駄遣い」というのであろうが、物欲を貯めたままにするとストレスがたまるので体に良くない。
古くは、チームデミなるプラスから出ていた文房具セット。
小さい箱に、これまた小さい文房具がきれいに収まっていて、たぶん携帯用文具セットということだったのだろうが、どうみても使いにくそうだった。
わたしも一つ持っていて、取り出して収納してのくり返しは、やった記憶があるのだが、文房具として使った記憶はない。
最近は、あまりこの手の使わないものに、手をだすことはなかったのだが、久しぶりにつかまってしまった一品。
それが、このヴィクトリノックス「伝統企業コラボレーション」シリーズだ。
小さいボディに、ナイフやハサミなど、折りたたみ収納式のグッズが7つ隠されている。
そのボディに、トンボ鉛筆のパッケーヂデザインが描かれていて、カッコイイのだ。
今回のコラボは、トンボ鉛筆のほかに
・京すだれ川崎
・鈴木茂兵衛商店
・大幸薬品
・常盤堂雷おこし本舗
・永谷園
・マルカン酢
・森下仁丹
の各社のものがあるらしい。
どれもみな、レトロなパッケーヂデザインのものだ。
しかし、文房具好きならば、当然選ぶのは「トンボ鉛筆」のデザインであろう。
初めてこのコラボ製品が出ているのを知ったのは、分度器.comのオーナーの方のブログ。
そこで見て、面白いものが出たなと思いながら、モールスキンの物欲リストにメモした。
モールスキンに書き込んだら、ほぼ100%買ってしまう。
問題なのは、このナイフの会社、よく目にするのだが、いざ買おうと思って売っていたところを思い出そうとしても、東急ハンズの新宿店しか思い浮かばない。
インターネットで調べたらすぐにわかるのだろうが、最近、パソコンのスイッチを入れるだけの時間も無駄な気がして、ほとんどPCをさわらない。
なので、自分の記憶だけを頼りに、確か、カバン売場の奥の方にあるアウトドアツールのコーナーにあったなと思い、新宿に出たついでにハンズに寄ってみた。
しかし、新宿ハンズでは、残念ながらトンボ鉛筆だけ売り切れ。
あららと思いながらも、必要にせまられたものでないので、そのまま買うのを忘れてしまっていた。
で、思い出すこともなく、しばらく時間が過ぎていたのだが、まったく別の用件で丸善の本店に行った時のこと。
ばったりと、このトンボ鉛筆のナイフを発見。
いままで、丸善でヴィクトリノックスを見た記憶などないのだが、たぶん、以前から置いてあったのだろう。
興味がないモノは視界に入らないというのを実感した。
店員さんを慌てて捕まえて在庫確認をすると、「ありますよ」とのことだったので、すぐに確保。
実際に手にしてみて、ツルンとした感触がいい。
いろいろと、7つ道具を出したりしまったりしながら、これで鉛筆を削ったらカッコイイだろうな!と思う。
しかし、筆箱に入れたのを忘れたまま、出張で空港に向かったら最後。
無印のチビカッターとは違い、手荷物検査のところで没収されたら、かなりショックが大きそうなので、おとなしく書斎の飾り棚のなかに鎮座させておくことにした。
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