ハエ目/ハモグリバエ科/ハモグリバエ
マメハモグリバエ、ナスハモグリバエと非常によく似ていて見分けは非常に困難ですが、ここでは8月、トマトの葉にかなりの被害があったので、トマトハモグリバエとしました。時期的に見て、9月1日撮影の幼虫が羽化したものと思われます。
体長:約2.2mm
2010年9月7日撮影
上の9月11日撮影と同じと思われるが、上から見ると、脚のつけ根などは黄色くなっています。
トマトの葉を食害しているハモグリバエの幼虫の一種ですが、非常に小さいため、あまり鮮明ではありませんが、参考のため掲載しました。
矢印の所が葉肉の中に潜り込んでいる様子です。
すでに冬に入っているので幼虫はいないと思っていましたが、なんと、霜が降りる小松菜の葉に潜っていたハモグリバエの幼虫で、蛹になっているではないか。
上の小さな食害の軌跡はまだ幼虫のようで、蛹に成る前に寒さや霜で死んでいるようです。
光にすかしてみると黒っぽい蛹が見えます。
裏から見ると薄い膜の中に蛹がうっすらと見えます。
薄い膜は小松菜の表皮と思われます。
やはり、光に透かしてみると蛹の影がはっきりと見えます。
膜を剥がしてみると、黒っぽいハモグリバエの蛹が現れました。
黒いツブツブはフンと思われます。その後、観察しようと思いましたが、ポロッと土の上に落ちてしまい、見失ってしまいました。
体長:約2mm
横からのショットで、周りに白く見えるのが小松菜の表皮です。