すとり:夢の狭間 登場キャラ:8名 |
(錬金術師ファラ) (…今日の依頼はオイシかったわ。) (放浪者ユウ) (紙の束を抱えて入ってくる) (錬金術師ファラ) (…ダークエルフを3匹も…ふふふ。) (放浪者ユウ) マスター、この貼り紙、貼らせてもらっても良いかな? ((マスター代理)) あ、どうぞ〜。>ユウさん (放浪者ユウ) どうも。(壁の空いているところに貼り紙・・・) (錬金術師ファラ) (…あら、あの男はたしか…この間私の邪魔をした奴ね…。) (放浪者ユウ) ・・・?(<視線を感じたらしい) (錬金術師ファラ) (目を合わせて冷笑をうかべ、また、ワインを飲み始める。) (放浪者ユウ) (ちぇっ、ここで騒ぎになっても困るしな・・・) (雑貨屋ミオ) ぐす……(目を真っ赤にして鼻をすすりながら入ってくる…) (放浪者ユウ) おや・・・どうした、ミオさん。 (雑貨屋ミオ) (どうやら泣いているらしい。) (雑貨屋ミオ) ユウさん…。お酒を飲みに来たの…最近、変な夢ばかり見て…眠れなくて… (放浪者ユウ) どういう夢だい? 差し支えなかったら、話してみないか。 (錬金術師ファラ) (さりげなく近づく。) (雑貨屋ミオ) ええ…どこかの洞窟に立っていて…私を呼ぶ声が聞こえてくるの。その声の方に行ってみたら、祭壇みたいなものがあって… (雑貨屋ミオ) それに近づいたら、このペンダントが急に光りだして…身体に衝撃が走って…そこで目が覚めるの。 (放浪者ユウ) 場所に、見覚えはないのか? (雑貨屋ミオ) 毎日同じ夢が繰り返して…怖い… (雑貨屋ミオ) 場所は全然見覚えがないの… (錬金術師ファラ) …失礼、よろしいかしら。>二人に (放浪者ユウ) それは厄介だな。そうだ、ペンダントは、どこから手に入れたんだい? (放浪者ユウ) (ちょっと眉をひそめる。が、あくまで穏やかに)何か用か? (錬金術師ファラ) (ユウ氏の仕草には気が付いたが気にせず、)ただの夢か、何かの作用か、判別する方法を知っているのだけれど…いかがかしら。 (雑貨屋ミオ) これは、昔からずっと持っているものなの。お母さんが「肌身離さず持っていなさい」って言っていたのを覚えてる… (偵察兵ファント) (酒場に入ってきて、真っ先に貼紙などのメモを取りに行く) (青流輝想士ショウ) ♪〜(かなりご機嫌な様子で入ってくる)※1 (雑貨屋ミオ) それは…どんな方法で?>ファラさん (錬金術師ファラ) ミオさん―だったかしら、に寝てもらうの。寝ている間に何か、魔力的な力が働いたかどうかを検知するの。 (雑貨屋ミオ) …。お願いしてみようかしら… (放浪者ユウ) おや・・・? ファント殿に、ショウさん。 (錬金術師ファラ) (ちょっとだけ慌てたように)…あ、でもどんな力が働いたかまではわからないんだけど…いい? (雑貨屋ミオ) ええ、それでもいいわ。 (工学士ライト) ふぅ…(ちょっと困ったような表情で酒場に入ってくる) (青流輝想士ショウ) すみませ〜ん、オレンジジュースお願いしま〜す!!※2 (放浪者ユウ) 酒場に来て、オレンジジュースか。 (青流輝想士ショウ) あ、ユウさんとミオさん、あれ、あの人(ファラさん)はどこかでお会いしたような………… (錬金術師ファラ) …どこでやるのがいいかしらね…。ここでは眠れないでしょう?(酒場を見回して) (雑貨屋ミオ) そうね。(苦笑) (放浪者ユウ) やあ、ライト殿も・・・ (青流輝想士ショウ) あはは、僕オレンジジュースが大好きなんですよ。※3 (放浪者ユウ) 奥の部屋を借りるってのはどうだ? (工学士ライト) おや、ユウさんじゃないですか。 (錬金術師ファラ) (ちょっとしてやられて悔しそうに)そうね、それがいいかも知れないわね。<奥の部屋〜 (放浪者ユウ) なんだか、困った様子だが・・・?>ライト殿 (偵察兵ファント) (サラサラ‥‥ボキッ←「オレンジジュース」の所でコケてペンが折れたらしい)あ‥‥(予備を取り出す)※4 (錬金術師ファラ) …じゃ、向こうへ行きましょう。>ミオさん (青流輝想士ショウ) おや、何かなさるんですか?僕も付き合いますよ。 (工学士ライト) いや、先日話した発明のことで行き詰まっているんですよ。 (錬金術師ファラ) (ひどく冷たい目を向けて)…女性の寝室に入るおつもりかしら?>ショウさん (工学士ライト) それよりそちらこそ大勢で…何かあったんですか? (放浪者ユウ) お〜い、マスター、奥の部屋を貸してもらえないかな。 (雑貨屋ミオ) …行きましょうか。(少々緊張気味) (青流輝想士ショウ) え、あ、ぼ、僕は、そんなつもりじゃ…すみません、ここで待ってます!※5 (錬金術師ファラ) フフ…それじゃ、ね。(ミオさんとともに奥の部屋に入っていく。) (偵察兵ファント) っと、やっと終わった。(メモ帳をしまう)‥‥さっきから聞いてると、なんだか面白そうなことがたくさんあったが? (工学士ライト) 何なんだろう、一体? (放浪者ユウ) ミオさん、気をつけてな。そうだ、こいつを(懐から鴉を1羽・・・用心棒代わりのつもりらしい)。 (雑貨屋ミオ) あ、ありがとう。>ユウさん (偵察兵ファント) (一応耳で見張っておくか。) (―) (以降、雑貨屋ミオと錬金術師ファラは奥の部屋にいる。) 注:奥の部屋にいる人の発言はこの色↑とする。 (錬金術師ファラ) (懐から魔法鉱石を取り出して)…一応説明しておくと、この石は魔力を吸い取るの。だから、この石が魔力を吸い取ったら何か魔法的な力が働いていると言えるの。 (雑貨屋ミオ) …はい。 (錬金術師ファラ) …じゃあ、始めましょうか。時間はかかるけど、自然に寝てもらうのが一番ね。 (雑貨屋ミオ) 自然に、ですね…でもなんだか緊張しちゃって…・;; (錬金術師ファラ) …大丈夫よ。子守唄、唄ったほうがいい?(笑) (雑貨屋ミオ) ふふ。大丈夫そうです。おやすみなさい…(横になる) (雑貨屋ミオ) (静かに寝息をたてはじめる) (錬金術師ファラ) …。(呪文をつぶやいて、魔法鉱石の制御コードを解除する。) (雑貨屋ミオ) ………うっ……。(静かに眠っていたが突然苦しそうな表情に…) (錬金術師ファラ) …!(魔法鉱石が反応し始める。) (雑貨屋ミオ) (ペンダントが淡く発光している) (錬金術師ファラ) やっぱり魔法の力なの……え、ええっ!(魔法鉱石が魔力を放出している。悪夢を強くする方に作用しているようだ。) (雑貨屋ミオ) う、うぅ…っ…(額に汗を浮かべ、ひどく震えはじめる) (錬金術師ファラ) …どうして…まずい…このままでは…こうなったら…! (錬金術師ファラ) (魔法鉱石を掴んで酒場の中に石を放りなげる。)これ、お願い!発動せよ!! (―) 石は炎の虎に姿を変え、酒場にいる人間を襲いはじめる。 (錬金術師ファラ) (ドアを閉め、振り返って)ミオさんの様子は…。 (炎の虎) ガアア――ッ!!(偵察兵氏に飛びかかる) (雑貨屋ミオ) はぁ、はぁ……(うっすらと目を開けている) (工学士ライト) 何だ、こいつは!? (青流輝想士ショウ) うわわわわぁぁ〜!!!何ですか一体!? (錬金術師ファラ) (肩をゆすりながら)ミオさん、ミオさん! (偵察兵ファント) ちょっと待て〜、こっちに押し付けるなよ〜!(いいつつ仕方なく剣を抜く) (工学士ライト) 僕も戦います!(アクアガンを取り出す) (偵察兵ファント) (転がりながらかわす!) (炎の虎) グルルル…! (ゆっくりと酒場の中を見回す) (工学士ライト) ファイア!(氷の弾が炎の虎をめがけていく) (雑貨屋ミオ) あ……(目の焦点が合っていない) (錬金術師ファラ) …ミオさん?大丈夫?しっかりして!(頬をたたく) (青流輝想士ショウ) そうか、相手は炎だから僕でも何とか………… (炎の虎) ガゥッ! (飛びのいてかわす) (雑貨屋ミオ) あぁ……ど、どうでした…?(少々身を起こす) (炎の虎) グググ・・・ガァ―――ッ!(鋭い爪を剥いて工学士氏に飛びかかる) (工学士ライト) 何!?くそっ、もう一度くらえ!(今度は数発発射) (錬金術師ファラ) …あ、よかった…無事ね…。ひょっとして、いつもよりひどくなかった? (偵察兵ファント) こっちにきなっ!(箸を数本、投げて飛ばす) (炎の虎) ギャウギャウッ! ガ――!!(何発かくらいながら、工学士氏をなぎはらう。) (炎の虎) グウ? ガウ!(箸に気づいて、偵察兵氏に身を向ける) (工学士ライト) うわ〜〜〜〜っ!!(そのまま酒場の壁に激突) (青流輝想士ショウ) (酒場中の水をかき集めてきたのか、空中に浮いた大量の水とともに炎の虎の前にやってくる) (雑貨屋ミオ) いつもよりペンダントが強く光って…身体が燃えるような…ものすごい衝撃でした… (炎の虎) (少しづつ偵察兵氏との間合いを詰める) (錬金術師ファラ) …ごめんなさい…検知はしたのだけれど、同時に悪夢に力をかしてしまったみたいなの。 (偵察兵ファント) (後ろに誰もいないことを確認して身構える) (炎の虎) (歩みを止める。ショウ氏に気づいたようだ。) (雑貨屋ミオ) そ、そうですか… (工学士ライト) うう…ちっ、ちくしょう…(火傷をしてしまい立てない状態にある) (錬金術師ファラ) (すまなそうに)…私には…ただの夢ではないってことしか言えないわ。 (雑貨屋ミオ) …気にしないで下さい。それがわかっただけでも…ありがとうございました。 (青流輝想士ショウ) はっ!!(その水を虎に落とす) (錬金術師ファラ) (ぼそっと)…それにしても…石の制御が効かないなんて…。 (炎の虎) ギャウウウウ――――ッ!!ギャウ、ギャウ!! (かわしきれず、水をあび、のた打ち回っている) (雑貨屋ミオ) え…っ? (青流輝想士ショウ) 今がチャンスです!!お願いします!! (錬金術師ファラ) あ…、いえ、凄い力で呪縛されてるのかも…って思ったの。 (工学士ライト) ならば…僕が…(震えながらも銃を構えようとする) (雑貨屋ミオ) ……。なにか、引っかかるわ…調べてみたようがいいみたいね… (炎の虎) グ…ギ…ギ…ガウ… (うめきながらもゆっくりと身を起こす。相当のダメージを負っているいるようだ) (錬金術師ファラ) (うなずくようにして)…ええ、その方がいいわね、きっと。 (工学士ライト) うおおおおお…!(最後の力を振り絞って銃を3発放つ) (雑貨屋ミオ) ありがとうございました…>ファラさん (元暗殺者ファント) (一瞬雰囲気が変わる)いまだっ!(銃を撃った瞬間に全力で刺しにいく) (炎の虎) ガ・・・ガ・・・ガアアアア!!(3発ともくらい絶叫する) (青流輝想士ショウ) あ、あの人(ライトさん)火傷してるんだ!確かさっき水筒に水を入れたはずだから、これを…………※6 (炎の虎) (そしてファントに刺された炎の虎は、消滅した。) (青流輝想士ショウ) あ、あの、これを…(その水を火傷した所にかけると、あっという間に治ってしまった) (錬金術師ファラ) …いいえ…。…向こうも終わったようね。 (偵察兵ファント) 火傷の手あ‥‥あれ?治ってる‥‥? (工学士ライト) あれ?(飛び起きる)火傷が治っている…。助けてくださってありがとうございます。あなたは? (青流輝想士ショウ) え〜っと、僕はショウと申します。 (雑貨屋ミオ) 夢で見たあの場所を探してみたい… (工学士ライト) ショウさんですね。僕はライト。ライト=C=フレアです。本当に助かりました。 (錬金術師ファラ) …。(付き合うのも悪くなさそうだけど…あの男(ユウさん)が嫌がるでしょうし。) (青流輝想士ショウ) いえいえ、あのくらいなら簡単ですから。 (錬金術師ファラ) (嫌そうに)…さっきの男(ユウさん)にもう一度頼んでみるのがいいかも知れないわね。 (雑貨屋ミオ) そうですね…。 (錬金術師ファラ) …私はもう行くわ。(たたずんでいた鴉に向かって冷たく)後はよろしく。(ファラは奥の部屋から出て行った) (―) 錬金術師ファラが奥の部屋にいたのはここまで。 (雑貨屋ミオ) あぁ……あれは、現実に……? (錬金術師ファラ) (酒場を見回して)あらあら、ずいぶん手間どったようね。…でも、おかげで助かったわ。 (錬金術師ファラ) それじゃ。(すたすた歩いて酒場を出て行く。) (雑貨屋ミオ) (しばらく考え込む)…行動を起こさない限りはなにも解決しないわね。 (偵察兵ファント) さて、僕は飲み直すか!(ま、今回は不可抗力だったっぽいしな‥‥) (工学士ライト) 誰だろう、あの人?(新たな疑問を抱えて酒場を出ていった) (青流輝想士ショウ) あ、僕もオレンジジュースを!!※7 (〆) 魔法鉱石によって生まれた炎の虎は消滅し、酒場には平穏が戻った。 (〆) ただの悪夢ではなかったミオの夢。果たしてそれは現実のものとなるのか… |