Last Modified - 6 NOVEMBER 2002



2002/10/21

フォトンランチャーで吹っ飛ばせ!

前日、ハニュエール・Menadozaでオフライン。ハードの坑道を走破した。レベル38であったのだが、ハニュで力不足なのか結構厳しい。周りから押し寄せるロボ達に圧されて、危険な状態に陥ったりした。

そんな中でゲットしためぼしいアイテムが、以下のもの。

かなりいい感じ。スケープドールはなかなか出ず、PC版と比べるとかなり貴重品だしね。つくづく初潜りの森、二つ目の部屋で箱から出したフォマール・Periodは強運だったと思うよ。

そしてボス、ボルオプトから念願のスペシャルウェポン「フォトンランチャー」がっ! 欲しかったんだーっ! 早速レイマール・T.e.Rにアイテム移動して記念撮影です。

画像・フォトンランチャー。
バズーカタイプの新兵器。

この武器の説明書きにはこうある。

敵を貫通する高圧縮のフォトン弾を発射するランチャー。
特殊攻撃で敵を麻痺。

なんてパワフルなんでしょう! それに相応しい重い射撃音もたまりません。そしてEXが麻痺! 使い勝手がとてもよろしいです。

ただその重さのためか、これをもって走ると前傾姿勢になって、微妙に小走りになってしまうのが少し格好悪い。これは移動時に武器をライフルなどに持ち替えることで解消です。

今日、色々あってストレスがたまっていた私は、コイツを持ってハードの森に潜りました。

画像・フォトンランチャーを撃ちまくれ!
ストレスなんて、ゴリと共に吹き飛んでしまえーッ!

道中、バータアンプを回収しました。


2002/10/23

これまでで最高の贈り物

ちゃんと覚えていないのだけれど、この日入った部屋は「お喋り」することを部屋名に記した部屋だった。無言部屋に当たると寂しいので、この部屋名を見て、慌ててキャラをレベルのあったレイマール・T.e.Rに替えてやってきたのだ。キャラを変えている間にそのブロックに入れなくなったり、部屋が満員になってしまうことはよくあるのだが、今日は運良く入ることが出来た。

……しかし、私はお喋りだけをするのも好きではない。あくまで冒険しながら会話を楽しみたいのだ。だから、入室時に既にシティにメンバーがいて、会話がいつまでも続きそうな状況にちょいと困っていたりした。

喋っている間に一人退室し、二人になったところで森へ降りる(ホッと安心)。この後二人入ってきたのだけれど、どちらの方も部屋名に釣られて入ってきたとのこと。もちろんお二方ともお喋りの楽しい方で、なるほど部屋名は重要だなぁと改めて思いました。

森終了後、町でチャット。それぞれの名前の由来とか、インフォボードに見られる個人情報のこととか。町にいるNPCに関する噂とか。

画像・チャット風景。
倉庫嬢をめぐる三角関係の噂あり。

そんな中、「お二人を信用して」とハニュさんがティイアーとフォーマーさんに10万メセタを出す。私はフォーマーさんに1万メセタを用意していたのだけれど……か、霞むのう。結局どちらもあげたのだけれど。フォースにお金はいくらでも必要です。

更に「びみょ〜なものを」とフォーマーさんに出されたのが、メギドLv1。フォーマーさんは覚えていないので喜んだのだが、精神力が4足りないという。そこで私が「じゃあこちらも微妙なものを」と、マインドマテリアルを一個だけ進呈。覚えるまではあと2、足りません。でもここでもう一個出さないところが、何となく良いように思われた。

ハニュさんから私に「びみょ〜なもの」ということで渡されたのが、もう少しレベルを上げると装備できる鎧だった。見てみると、スロットが三つだけ。確かに微妙だと笑うと、「アドスロットで4つにしてあげてね」と。

なるほど、と思った。今作から加わったアイテム、アドスロットを使えば、鎧のスロットを増やすことが出来る。そしてそのアドスロットは、例のパガニーニのところに行けば、フォトンドロップと交換して入手できるのだ。もらった相手の思い出と、それに手を掛けた自分の思い出。初めから完璧な物より、自分の手を掛けて完璧な物にした方が、より思い入れは強くなるように思った。

微妙で最高の贈り物を手に、お別れしました。


2002/10/26

オフラインクエスト、コンプリート

フォマール・Periodで、残ったオフラインクエストを全て終わらせた。

「心のかたち」では、NPCでまだ幼さを感じさせるエリとの冒険。エピソード2では、本当に可愛くなったよなぁ。

「隠居ハンター」では、老ハンター・ドノフと遺跡へ。最後のシーンでは、PSOでこの様な見せ方が出来るのかと驚かされた。ドノフ・バズとNPCのフォマール、アリシア・バズの関係は、Web上でも諸説色々あって定かではないようだ。

「鋼の魂」では、モンタギュー、エルノアと共に彼女の姉・ウルトを追う。ちょっとしたアクションゲームも楽しめるクエストだが、そのシナリオにモンタギューの印象がちょっと変わった。最後の演出は美しい。クエストをキリークルートで辿っていたために、真のエンディングは見ることが出来なかった。次の機会には是非、見てみたいものだ。

オーラスは「ハンターの右腕」。アンドロイド・シノと共に彼女の主人、豪刀ゾークを探す冒険。ソウルイーターの使い心地を味わいながら、遺跡を先を急ぎます。

画像・「ハンターの右腕」より、その1。
こんなモロクロシーン、PC版にあったっけ?
画像・「ハンターの右腕」より、その2。
人気の高いNPC・シノは、典型的な「尽くす人」。

これにてオフラインクエストはオールクリアー。これでダークファルスを倒せば、裏エンディングとやらが見られる筈ですが……。

ついでに、オンラインのクエスト「奪回:奪われたヒートソード」もクリア。ようは森を一周してくるクエストなんだけれど、通常時と敵の発生パターンが異なるので、少し新鮮だった。それにしてもホプキンス(クエストの依頼者)の野郎……いいキャラクターしてやがるぜっ!


2002/10/27

黒と白

布団の中で思い返す、その日の冒険を。森で、洞窟で……ハニュエール・Menandozaは、とにかく必死に走っていた。たった一太刀を、浴びせるために。

冒険の合間に交わすチャットは楽しいものだった。しかし、部屋に飛び込むとそんな悠長なことは言ってられなかった。敵の発生位置を確認し、そこへ出来るだけ早く走り込む。敵が射程距離に入った頃に、強烈な火球が敵を襲う。メナンドーサが頭上へ長刀を振り上げた。

一旦静止したそれは、それから敵に向けて振り下ろされる。だがその一瞬前、隣に駆けつけていたレンジャーから放たれた「走る火炎」が敵を包み、その身を燃やす。……長刀は空を切るのみだ。

そんなプレイにも、その時私は不満を抱くことはなかった。フォースの放つ見たこともない強力なラフォイエに、ハンターの仕事が奪われがちになっていたのだが、とにかく一太刀入れるのに必死で、それどころではなかったのだ。

洞窟の先で赤花が出て、スペシャルウェポンが出て、それをレンジャーさんがどうやら黙って持ったまま去ってしまったりしたのだが……まぁそれもどうでも良いことだった。

森や洞窟を終える度に、フォースはレアな武器をメンバーにプレゼントしていた。私はそんな装備も出来ない武器を貰っても嬉しくなかったので辞退したのだが、もう一人のフォースさんは大層嬉しがっていた。それらはPC版ではかなりレア度の高い物だった。もしかして……と私はあることを疑ったのだが、ゲームキューブ版ではどの程度出るようになったのか、私は知らない。もしかしたらぽんぽん上げられるほど、出るアイテムなのかもしれない。その疑いに、確証は持てなかった。

布団の中で思い返す。そして気付いた。武器はいい。しかし、それを貰ったフォースさんが「装備できない」といったとき、あのフォースは「じゃあこれあげる」と言って、特殊マグを出したのだ。もう一つ、私にもマグをくれると言った。見てみるとそれは特殊マグ・ソニチで、POWに特化したレベル200のマグだった。「そっちはMINDマグだから」と、もう一人のフォースさんに語り掛けているのが聞こえた。

武器はいい。出るときは出る。しかしマグは違う。レベル200では出ない。そしてレベル200まで育てるのには、相当な時間が掛かる。その時間を掛けたマグを、そう簡単にあげられるものだろうか。MINDマグだって? そっちもやはりレベル200ではないのか。

そのフォースはチャットの中で言っていた。PSOでは着替えとチャットを楽しんでいると(確かにそのフォースは、マグ餌を買いに町に行く度、装備をレアからレアに替えていた)。アイテムを自力で探す気持ちは理解できない、だから自分は、アイテムを全て貰っていると。

実はこのフォースと一緒になったのは、今回で二回目だ。そして前回も、フォースは部屋のメンバーにレア武器を配っていた。いつもこの調子で配っているとしたら。しかもそれは、全て貰い物だとしたら。

「アイテムを自力で探す気持ちは理解できない」のだから、確かにそういう配布もできるのだろう。……私はそのフォースの持つアイテムは、そのほとんどが不正な手段で作られたものだと思う。もしそうであれば、そのフォースのやっていることは、オンラインゲーム全体にとって、邪悪だ。

そしてそれは、私が近付かなくなっても、私に直接影響が及ばなくなっても変わりはない。そういう類に近付かなければいいという思想も、他人に迷惑を掛けないように使えばいいという思想も、私にとっては邪悪と映る。人が形成するオンラインの世界を乱すもの、それを許容するのは……無関心であろうと妥協であろうと、自分本位には変わりない。それは黒い、邪悪に通ずるものだ。

画像・鎧とアドスロット。
信頼の鎧にアドスロットを。

レイマール・T.e.Rのレベルが上がり、先日オンラインで貰った「スロット3の鎧」を装備できるようになった。高山地帯で拾ったフォトンドロップを手に、オンラインクエスト「ガロンズ・ショップ」のパガニーニの元へ。フォトンドロップをアドスロットに交換してもらう。

「お二人を信用して」……鎧をくれた方が言った言葉を思い出す。その信用に誓いを立てて、アドスロットを使った。白い光と共にスロット4という完璧な形となったその鎧を、誇りを持ってティイアーは纏う。


2002/10/29

ダークファルス戦・二景

ここのところ、毎日オンラインでプレイしている。オフラインでプレイしないことを、自分に課している。楽しくプレイできる人を探しに行こう、多くの人と遊んでみよう、そんな気分でいる。

10月27日、ハードの部屋で初めてダークファルス戦に挑んだ。レベル37のフォニュームさんが一番レベルが低く、他は我がハニュエール・Menandozaを含めてみんなレベル40台だった。しかしそれでも、やはりDFは強かった。DF第三段階のグランツを耐えきれるのは、メナンドーサと光耐性を上げたフォニュームさんだけ。チョップに至っては、辛うじてメナンドーサだけが耐えきれるという状態だった。

死んで、生き返って、また死ぬメンバー達。DFへの攻撃どころではなかった。長い時間戦っていて、味方を生き返らせることよりDFへの攻撃にスタンスを変える。できることなら、DFが死ぬ前に皆を生き返らせて経験値だけは手に入れられるように……。

画像・初DF戦クリア
勝つには勝ったけれど……。

しかし結局、二人死亡のままDF撃破。勝てたとはいえ、悔しかった。

そして今日、フォマール・Periodで行った部屋。最初は森だったのだけれど、レベル30から47のメンバーならと、続けて遺跡に突入した。なかなかシビアな難易度で、ピリオドは補助にフル回転。シフデバを切らさず、敵には片っ端からジェルザル掛けて。それが終わったらレスタレスタレスター! とても攻撃なんかしている余裕はありません。

一番レベルの低いレイマールさんは、デルセイバーのジャンプ斬りやカオスブリンガーのブリンガーライフルに即死させられたりと、なかなか酷い目に遭っていた。二体のカオスソーサラーによるダブルラフォイエでは、流石にピリオドも一緒に魂を吐きました。

途中でメンバーが一人分入れ替わりながら、そしていよいよDF戦。レベル50のフォニュさんと47のレイマーさんが頼り。ピリオドとレイマールさんは、グランツとチョップであの世行き。この間とは全く逆の形です。生き返らせて貰った後は、次に死ぬまでの間必死にフォイエでDFを攻撃。だけど、遺跡のシビアさとDF戦の死にっぷりに、知らず私は冷静さを失っていたようだ。

ある時、レイマーさんの体力ゲージが減るのを見ながら、フォイエを連打してしまった。レイマーさんは一体何にやられているんだろう?とぼんやりしていた私が、その事に気付いたときはもう彼が死んだ後だった。彼はDFに乗り移られていたのだ。つまり、彼にダメージを与えていたのは、他ならぬ私のフォイエだったのだ。

気付いて彼に謝りまくる。DFを倒したときは、奇跡的に全員生きていたのだけれど、その後も私は彼に謝罪した。彼は「仕方ないですよ」と言ってくれた。でも、私は彼に対する申し訳なさよりも、自分自身への悔しさになおも謝った。

画像・再びDF戦クリア
勝つには勝ったけれど・その2。

PC版の経験もあって、それなりに自信を持っていたのだけれど、どうやらそれは勘違い。まだまだだったようだ。もっと修行を積まなくてはね!


2002/10/30

アイシールド21

この日入った「楽しくいこぉ♪」という部屋は、メンバーみんないい感じの人達だった。フォニュエール、フォーマー、レイキャシール、そしてウチのレイマール・T.e.Rというハンターのいない構成。フォーマーさんがハンター役になっていたとはいえ、その軋みは確かにあった。

例えばレイキャシールさんは部屋の奥に入っていく傾向にあったのだが、その際に孤立してしまい、敵の攻撃を食らうことが多かった。そして坑道2の細長いフィールド、その彼方にレイキャシさんの姿を見たとき、はたと私は思い至った。

フォーマーさんがハンター役、フォニュエールさんは補助テクニックの射程距離が狭い。つまり、彼女のレスタは狭くてレイキャシさんまで届かない。そうそう、坑道1ですぐ近くにいたフォニュさんのシフデバが、ティイアーに掛からなかったのには驚いた。フォマール・Periodの感覚だったら、間違いなくアレは届いていた。それはともかく、レイキャシさんはロボなのでテクニック……レスタが使えない、使えないのだ。

レイキャシさんが彼方でギルチックのパンチを食らうのを見たとき、慌てて彼女に向かって駆け出した。ショートカットウインドウを出して、周りの敵をスルーする。もう一発パンチを食らったら、レイキャシさんは死ぬ。彼女は起き上がると、再びこちら(我々の方にいる敵)に向けて発砲を始めた。隣にいるギルチックを相手にする様子が見られない。ウインドウを閉じ、Rボタンを押してパレットを裏返す……まだティイアーのレスタの射程距離に入らない。ギルチックが腕を振る……!

結局、レイキャシさんを助けることは出来なかった。後から振り返ると、途中で止まってギルチックを狙撃するという手もあったのだ。まぁ、敵の中を走り抜けていたから、うまく射撃できたかどうかは分からないけれど。蘇生する彼女の姿を見ながら、やれやれ最近は反省することが多い、なんてことを思っていた。

画像・レイキャシさんとティイアー。
「おかえりー」の代わりに「おかいもー」と言う人は、たまに見掛ける。

それ以降、レイキャシさんの位置を絶えず追い、長く付き添うティイアーの姿が見られたという。


2002/10/31

ロビーで、かぼちゃからロボが飛び出ていた。

画像・ロビーの風景。
かぼちゃからロボ。

ぴょこぴょこと跳ねて上半身を出すロボ。よく見るともう一人、おそらくヒューマーと思われるキャラもいて、交互に飛び跳ねていた。彼等は跳ねながら、一言一言言葉を交わしている。そしてその内容は、どうにもおかしなものだった。

「夕焼けってさぁ」
「ゆうやけ!」
「○○だよねぇ」(詳細忘却)
「○○!」
「○○!」
「ゆうやけ!」
「ゆうやけ!」
「○○!」

なんじゃこれは……。思わず画面写真を撮り、彼等にそれを告げる。

「画面写真撮らせてもらったよ」
「了解」
「盗撮!?」

この後また、不可解なやり取りが再開された。

手応えのメール

ブロックを移動して、部屋を物色する。とある部屋に、見知った名前を見つけた。それは、昨日一緒に冒険したフォニュエールさんのもの。昨日のメンバーは本当に気があった四人だった。冒険したのは坑道だけだったのだけれど、その後シティで長々とチャットをしていたものだ。不正や過剰なアイテム移動を良しとしないというプレイスタイルも共通していて、居心地の良さを感じていた。

部屋の人数は三人。もう一人だけ入ることが出来る。どうしようか。メンバーの職業を見ると、今操作しているハニュエール・Menandozaよりも、レイマール・T.e.Rの方がバランス良いだろうか。でもキャラを入れ替えている間にこのブロックに来られなくなったりして。来られても、既に満室になっていたりして。いつもそういうパターンなんだよな。ちょっと自分、迷い過ぎだろうか。ってこうして迷っている間にも、埋まってしまっているかも。

よし、入ろう。そう決めて、念のためXボタンを押し、現在の部屋のメンバーを確認する。……フォニュさんがいない。

あーあ……ガッカリ&どうしたもんだろう、と立ち尽くしていると、珍しいことにメールが届いた。内容を確認する。……そのフォニュさんからだった。

その後ロビーを移動して合流した私達。部屋を作った……部屋名は「楽せず/楽しく+」とした。その部屋名に感じ入ってくれた人が来てくれることを祈りつつ、二人で冒険開始。少しして入ってきたハニュさんは、期待通りの楽しい人だった。

坑道1の途中、長い通路の真ん中にある部屋にて、またもメールが届く。なんだか今日は変わった日だなと思いながら確認すると、28日に洞窟をご一緒したフォニュさんからだった。あの日のメンバーは、フォニュさん以外は今一つ静かな感じだった。しかしとにかく楽しもうと前向きだった私は、フォニュさんの持つゴリ頭の杖をネタにしたりして冒険の演出に努めた。おいとまの時、フォニュさんが私だけにそっとギルドカードを渡してくれて(その場の雰囲気でそう判断)、嬉しかったのを覚えている。

挨拶のメールにお誘いの返事を出すと、そのフォニュさんが来てくれた。もちろん、その日の冒険はとても楽しいものとなった。時間的に遅かったので坑道だけで終わりになったけれど、ハニュさんからは冒険の途中に早くもギルドカードを頂けたりした。

先週から一週間近く、楽しい人達を求めて、楽しい冒険にするべく積極的にプレイしていた私だったが、それが二通のメールとなって結果を現したようだ。そろそろ息切れしてきたので、いつもいつもこの様な元気は出せないと思うけれど……心掛けると、楽しい時を過ごせそうだ。