ゲーム番長・コラム - MARCH 1998 |
- MARCH 25 1998 -
東京ゲームショウが先週あったワケですが、その中の「PCゲームゾーン」というコーナーでPCのゲームの展示を行っていました。…さて、どうだったのかなぁ。どんなゲームが展示されていたかは「G-TIME 最新情報」などでチェックできますが、はっきりいってあまり大した物が出ていません。よさげなのは「G-POLICE」くらいじゃあないかなぁ。
まぁ、「Final Fantasy VII for PC」が出ていたのはいいコトですが、いかんせん日本での発売が予定されていませんしねぇ。それに、凄さがパッと見分かりづらいんじゃあないかと。やはり「MotoRacer」とか「Formula 1」を、PS版と並べて展示するとその違いが一目瞭然で、もうPSからPCに乗り換えちゃう人続出!となればいいなぁという感じですが(弱気)。
日本版しか展示されてないのが難ですね。カーレース物とかフライトシミュレータ関係がPCは強いのに、日本語化されてるのがまだ少ないから…。次にこういった機会があったら、PC陣営はもっとアグレッシブに攻めていってもらいたいですな。日本のソフトハウスの物だけじゃあなくて。
■バンダイのPS新作「テイルコンチェルト」(4月発売予定)がちょっと気になってます。CM見てて面白そうで。3D空間走り回れそうで。でも、なにしろ”バンダイ”(笑) 吉と出るか凶と出るか…恐いね(^_^;
- MARCH 20 1998 -
オラタンこと「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム」(セガ)が入荷していました。私は少し見物して、それで終わり。やろうとは思いません。前作の対戦レベルの跳ね上がりではじき出された私の目には、グラフィックが綺麗になってメカが変わった、でも同じゲームとしか映んないですね。あまり魅力は感じないです。
なんか、バーチャロイドが人間に近くなっちゃったのが不満です。魔法少女風のヤツとか、エヴァ風のヤツとか、イヤだなぁ。武器にも変なのありますよね、龍の形して飛んでくるヤツとか。前作のフェイ=イェンくらいまでなら良かったんですが、あそこまで行くと気持ち悪くてついていけないです。
ゲーム内容も、結局前作よりも更に複雑に、マニアックになったような気がします。そういうのは、「奥が深くなった」というのかな。ホントに? 単にVOの仲間内(作り手とプレイヤー)だけでウケてるダケになってない?
■私は「続編もの」といえるゲームに対して、「2作目までなら許す」という方針です。それは、2作目は前作でできなかったコト、前作でうまく作り込めなかったところに手を加える機会があってもいいなと思うからです。でも、それ以上(つまり3作目以降)は作り過ぎ、と。
そういう考え方で私が見るに、理想的な対戦格闘の続編は「ヴァンパイア・ハンター」と「MARVEL SUPER HEROES」で、そしてそれらの3作目以降は結構悪いタイプです(笑) どっちも、2作目までで完結してくれてたら良かったんですけれど。
■ソフトバンク系のZDnetに、新しくゲーム関係のページが出来ました。「Gamespot」です。まだ出来たばかりですが、情報の量・質ともに期待できそうです。いきなりSG-1000の記事があるあたり、侮れません(笑)
- MARCH 18 1998 -
コンパイルが和議申請とのコト。
もう数年前から失望して応援するコトも無くなっていたとはいえ、「ディスクステーション98」でお世話になった(投稿していた)コトもあり、結構寂しいです。DS98では…振り返ると迷惑かけてたんじゃあないかと思うんですが(^^; だからあまり思い出したくないって感じですし(^^;; でも、あれのお陰でこのWebページのタイトルにもなっている「番長」というキャラクターが、私の中で生まれました。とても大切な思い出です。
まぁ、すっかり「ぷよ」におんぶにだっこになっていましたからね。「の〜みそこねこね」から、だいぶ離れていたように思います。
■さて、気を取り直して…先週の金曜日に見た情報なのですっかり遅くなりましたが、セガの次世代機「Katana」に、「ストリートファイターIII 2nd Impact」が移植されるとか。…だから何?ってのが、私の感想です(^_^; タイトルとは裏腹に、全然インパクト無いですよね。人気ないもん。最初の「ストIII」だったら、買ってもいいけど(笑)
結局、ゲーセンで出来るゲームの移植じゃあダメだということ。オリジナルの、パッと見からして凄いのじゃあなきゃあダメ。だから3Dモノがいい。とりあえず凄そうだから(笑) 「やり込むと面白さが分かる」というのじゃあ、ダメ。見た瞬間に「うわ」とか思わせるのが重要。もちろん、内容も重要ですが、アピールする力がなきゃあ。
そういやぁ、今週末は東京ゲームショウのようですな。情報は、また例の如く海外のゲーム情報サイトで仕入れるつもりです(笑)
- MARCH 15 1998 -
先日は「Red Line Racer」(Criterion Studios/Ubi Soft)のデモ版を遊んでみましたが、今度はまたもバイクレースゲームの「CASTROL HONDA SUPERBIKE WORLD CHAMPIONS」(Interactive Entertainment)のデモ版をダウンロード、プレイしてみました。RLRよりも更にリアルなものとなっていて、グラフィック的にはこちらのほうが好きですね。…見たところ、このデモの世間の評判は良いようなのです。しかし、私は「全然」楽しめませんでした。
なんかフレームレートが低いような気がしますし、何よりカメラの動きがぎこちないというか、変だと感じました。私は車でもバイクでもレーサー視点はダメなので、自車が画面上に見える後方視点でプレイするのですが、このゲームの場合、この視点でハンドルを切ると、バイクが傾くだけではなくカメラも動くのです。これがものすごく不快です。少しプレイしてたら、気分悪くなりました。…正直言って、二度とプレイしたくないくらいなんですが…うぅむ。
■「ミッドガルト」という日本のメーカーが作った3DアクションRPGが出ています。店頭で初めて見たのですが、レースゲームばかり遊んでいたので非常に興味が湧きました。んが、そのキャラクターのモデリングが…実に日本的というか、頭デカイというか、目がデカイというか…気持ち悪いなぁ(笑) あと、魔法のエフェクトはともかく、振った剣に光の軌跡が出ているのがとにかくイヤで。ああいうの、よくありますけど(特にPSのタイトルに)安っぽくて大嫌いなんですよね。
それに、やはり日本のメーカーということで、出来に不安があります。やっぱ、今は海外の方が…というワケで、やってみたいのが3Dアクションゲーム「Nightmare Creatures」。これはPSにも出てて、TV CFもやっているので知っている人も多いと思います。昔、海外のゲーム情報サイトでスクリーンショットを見て以来、ずっとやってみたかったのですが、なかなか評判も良さそうです。
残念ながら、近所に海外ゲームを取り扱うところが無いので、そのうち秋葉原に行って探したりしようかと思っています。
- MARCH 11 1998 -
先週末、新たにPentium IIマシンを組んだのですが(これに関しての詳細はこちら)、その浮動小数点演算パワーを堪能すべく3Dゲームを遊ぶように心がけています。今日は「Red Line Racer」(Criterion Studios/Ubi Soft)(以下RLR)のデモ版をダウンロード。デモを落としたのは久しぶりです。
RLRはポスト「MotoRacer」(以下MR)として期待され…てると思うバイクレースゲームですが、その綺麗なグラフィックから動作の重さが心配でした。デモ版を起動してみると、心配したような重さは無くて、綺麗なグラフィックとスムースな動きを楽しむことができました。ただ、個人的にはその綺麗さから、逆に不自然さやスピード感の無さを感じてしまいましたが。
…もっとも、スムースとか言っても私のマシンがPentium II + Voodooという環境ですので、どこまで参考になるかは分かりませんが(^^; ちなみにこの環境で、フレームレートは40弱〜70強、平均してだいたい55fps前後って感じです(フレームレートは、設定ファイルを書き換えるコトで表示できます)。
ゲーム性は少しMRとは異なります。例えば、MRはジャンプ中にハンドルを思いっきり切っていても、着地に何ら影響は無いのですが、RLRでは着地が非常に不安定となりクラッシュの原因になります。普通に曲がるときでも、ハンドルを切り過ぎると同様にバランスを崩してしまいます。MRはいかにもゲームっぽくて、RLRは少しリアルといったところでしょうか。
残念なところは、このデモ版はとにかく地味というところです。BGMもせっかくあるのに地味、音声も地味、コースもイマイチ印象薄い…と、アピールするパワーが足りないように思います。ゲームの迫力も、MRに負けてるなぁ…って思っちゃいます。悪いゲームではないんですけれど。
ちなみに、MRはグラフィックがパワーアップした続編が、夏に控えてます。爽快なゲーム性が変わらないコトを祈っています。
- MARCH 10 1998 -
前回、”前回、”「バーニングレンジャー」(セガ)も数万本しか売れないのでしょう”とか書きましたが、「セガ」の「ソニックチーム」作品でそんなコトも無いかもしれませんね”とか書きましたが(笑:超分かりづらい)、やっぱ数万本しか売れないってのが正解っぽいですね(^_^; 発売直後で3万本程度しか出ていないっていう話がありまして…ゲームの売り上げは、発売直後が大切だと思いますからねぇ。
「エアガイツ」(ナムコ/スクウェア/ドリームファクトリー)ですが、もうやんなってきました(笑) 技出ないんですもん。「TOBAL2」と同じ感じのコマンド体系だと思うのですが、これが私にとっては辛いですね。バトルフィールドの3D空間もイマイチ意味がないというか…。
そういえば、前回の更新時に「番長温故知新」に「ストリートファイター リアルバトルオン フィルム」のページを追加したのですが、完成度50%とあるようにまだまだ書きたらないんですよね。満載なんですよ、笑えるポイントが。もっと凝ったページにする予定ですので、気長にお待ちください。
- MARCH 4 1998 -
前回、”「バーニングレンジャー」(セガ)も数万本しか売れないのでしょう”とか書きましたが、「セガ」の「ソニックチーム」作品でそんなコトも無いかもしれませんね。一応、もう少しは売れるかな、と考え直しました。でも、”少し”ね。結局、サターンユーザの「仲間内」でしか売れないと思いますし。
■「SEGA RALLY 2」が近所のゲーセンに入荷しました。いやぁ〜…見とれてしまいました。実写さながらのグラフィックには、身体がしびれます。車体の重さや泥臭さが感じられますね。ガラスの描写も完璧とは思いませんが、綺麗です。まだ、巻き上げる砂塵はポリゴンっぽさが見えますが、そのうちなんとかなるでしょうね。
残念ながら1プレイ300円という料金設定のため、まだほとんどプレイされていない状況です。早く下げてくれないかなぁ。それに、コイツのおかげで「ハーレーダビッドソン&L.A.ライダース」の大型筐体が消えました(泣) お願いだから復活してくれ〜っ!!
- MARCH 1 1998 -
「エアガイツ」(ナムコ/スクウェア/ドリームファクトリー)が近所のゲーセンに入荷しました。「3D CGの2D格闘」というような平面的な動きとは違い、本当に3D空間を縦横無尽に動けます。それが一番の魅力かな。走り回るのが好きです。
でも、操作系が今までのゲームとは異なるので慣れるまでが大変です。立ちガードが「レバーニュートラル」というもので、「鉄拳」をやっていない私には結構ツライ。敵の攻撃に合わせてガードボタンを押してしまうと、しゃがみガードになってしまう。キャラクターが常時左右に向かいあって表示されているワケではないので、攻撃の上段と下段の違いもわかりづらいです。まぁでも、これは慣れですかね。
ボタンの配置がVF3に似た構成になっている(左からガード、下段、上段、必殺技)のですが、どうせなら下段と上段は逆に配置すべきだったのではないかと思います。VF3ではガード、パンチ、キック、エスケープとなっており、パンチは上、キックは下というイメージです。エアガイツではそれが逆の配置となっていて、最初は間違えまくりました。とっつきがツライのですから、少しでも従来のゲームに近づけるべきかと。
■セガの内情に詳しい友人と話をしたのですが、今のSSの市場ってほとんど終わっちゃってるんですね(^_^; いいゲームを作っても、全然売れない状況。唯一売れるのは美少女ゲーム。私の認識以上にそういう状態は進んでいたようです。正直、ぞっとしました。おそらく、「バーニングレンジャー」(セガ)も数万本しか売れないのでしょう。
セガの次機種・Katanaに搭載されるビデオチップ、PVNG(Power VR2)の性能が予想以上だったため、Katanaへの期待が膨らみつつあります。が、最初によっぽど名前を売らないとゲーム市場に再び入りこむのは厳しいかもしれませんね。