今月のおすすめは『防犯ガラス』です。
 空き巣が狙う侵入口のひとつが窓です。全国で年間約10万件もの空き巣が発生していますが、そのうちのなんと65%以上が“ガラス破り”による侵入なのです。
 近年、防犯意識が高まる中、ガラスメーカーから防犯用のガラスがこぞって発売されました。防犯用のガラスについてご紹介すると共に、空き巣の手口とその傾向についても少しお勉強してみましょう。

 空き巣にとってかっこうの侵入口がガラス窓であることは、右のグラフからも明らかです。
 でも、
大きな音がしたり、侵入するまでに時間がかかると侵入を諦める可能性が高くなるというのも事実で、空き巣狙いが侵入を諦める時間は5分以内が約70%、10分以内が約90%となっています。※(財)都市防犯研究センター調べ
 つまり、破ったり割るのに時間がかかるガラスを使用することは、とても高い防犯効果があると私たちは考えています。

 そこで力を発揮するのが
防犯合わせガラスです。2枚のガラスで特殊フィルムポリカーボネート板を挟み、通常の合わせガラスの約10倍という耐貫通性能を実現しました。
 また万一破損しても、ガラス片が中間膜に貼り付いているので飛び散らず、ケガなどの被害を最小限に抑える安全性も確保しています。
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  ◇ドライバーでガラスを破壊し、開錠するまでの時間(メーカー実測値)

    防犯合わせガラス(6.7ミリ厚)――――  約10分
    網入板ガラス(6.8ミリ厚) ―――― 約30秒
    透明ガラス(3ミリ厚)―――― 約10秒

  *上表は、所定のガラス破りの開口寸法に達するまでに要する時間を比較したものであり、
   その性能を保証するものではありません。
  *ガラス破りに要する時間は、ガラスを破壊する人の体力や技術などによって異なります。
  *防犯開口部設計はガラスだけでなく、サッシや錠等を含めた総合的な検討を行ってください。

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