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せや・ガイドの会 

街のガイド研修や記録誌編集の研修を受けて、2001年(平成13年)4月に発足した団体です。横浜市瀬谷区を本拠に、地元やその周辺をご参加者の皆様と一緒に歩いてご案内します。そして、歴史・自然など、この街の魅力を再発見してみませんか?事前申し込み不要、全員ご参加できます。

泉区・和泉川流域の史跡巡り(2018年2月17日開催)お知らせ


暦の上では立春を過ぎて、今週は春一番も吹き荒れましたが、まだまだ肌寒い日々が続いています。今月のせやガイドウォークは、穏やかな快晴に恵まれました。午前9時に相鉄いずみ野線いずみ中央駅に集合しました。今回のご参加者は27名でした。

コース順路:
相鉄いずみ野線・いずみ中央駅(9:00集合・出発、WC)→長福寺→中之宮左馬神社→宝心寺→四ツ谷の石仏→第六天神社→密蔵院→鯖神社→天王森泉公園(昼食・WC)→東泉寺(WC)・琴平神社→富士塚城跡→ 下飯田左馬神社→相鉄・ゆめが丘駅(解散:13時30分、歩程約7km, 15143歩)

ダウンロード 2018年2月17日開催・泉区和泉川の史跡巡り(天王森泉館吊るし雛展鑑賞)(チラシ・印刷用)

2018年2月14日
泉区・和泉川流域の史跡巡りコース(2018年2月17日開催)が、タウンニュース横浜市瀬谷区版(2018年2月1日号)で紹介されました。
 
私たちガイドがご案内しています。
 
和泉川(いずみ中央駅周辺)
 
臨済宗長福寺
 
臨済宗長福寺
 
中之宮左馬神社
古くは境川沿いに点在する七左馬(佐馬、左婆、左波、鯖)神社巡りが盛んに行われていました。

浄土宗宝心寺(岩船地蔵) 
   
四ツ谷の石仏(庚申塚、道祖神などが並ぶ)
 
第六天神社
 
蠟梅
 
鯖神社
 
鯖神社
明治時代に瀬谷区や泉区は養蚕、製糸が盛んな地域で、横浜港から欧米に輸出されていました。昼食休憩場所になった天王森泉公園では、横浜市内に現存する唯一の製糸工場遺構である(旧)清水製糸本館(移築)内で、吊るし雛祭りアート展(2018年2月10日(土)~3月7日(水))が開催されていました。一階の座敷一面には数え切れないほどの吊るし雛が天井から下がり、雅やかな光景でした。
 
鯖神社に近い(旧)清水製糸工場跡地前でのご案内
 
竹見会長から(旧)清水製糸工場の見取図を見ながら明治時代の瀬谷・泉区での養蚕・製糸の歴史のご案内
 
天王森泉公園-(旧)清水製糸本館(移築)
 
吊るし雛祭りアート展
 
吊るし雛祭りアート展
 
吊るし雛祭りアート展
 
ご参加者全員で記念撮影(第1班)
 
ご参加者全員で記念撮影(第2班)
天王森泉公園から東泉寺に向かう途中にはのどかな田園風景が残っており(和泉川に架かる鍋屋橋付近)、遥かに雪を覆った富士山の山影が望めます。 
 
冬野菜の畑が広がっています。
 
和泉川 鍋屋橋付近
曹洞宗東泉寺ではご住職から山門、薬師堂、本堂の由来などを詳しくご案内頂きました。本堂ではこの時期にしか見ることができない釈迦入滅(2月15日)の涅槃絵を拝見しました。 
 
東泉寺山門
 
ご住職から山門のご説明を伺う(背後は本堂)
 
東泉寺薬師堂
 
薬師如来像(薬師堂)
 
東泉寺本堂額
 
東泉寺本堂(涅槃絵)
 
富士塚城跡
(この地域一帯を長く支配していた飯田氏の居館跡)
 
下飯田左馬社に続く鎌倉古道
 
下飯田左馬社(参道)
 
下飯田左馬社(鎌倉古道)
 
相鉄いずみ野線 ゆめが丘駅
 
相鉄いずみ野線 ゆめが丘駅
ご参加の皆さん、お疲れさまでした。

和泉川南部流域で、鎌倉古道(鎌倉往還)に沿ってのどかな田園風景が残る地域を散策しました。横浜市営地下鉄や相鉄いずみ野線が湘南台まで開通するまで、都市開発からも取り残された不便な地域でした。鎌倉時代に地元有力者(武士)であった飯田氏や泉氏ゆかりの地名、史跡が今も残り、雑木林の中に点在する鄙びた神社仏閣や道端の道祖神には長い人々の営みや歴史の重みを感じます。鎌倉古道を進んでいくと、鎌倉武士が馬に跨って往来を駆けてゆく光景が目に浮かびます。近代に入り横浜開港で沿岸部が急速に発展した横浜市ですが、「いざ鎌倉」の時代にはこの辺りが歴史の舞台だったことに思いを馳せました。

鎌倉古道沿いには今も農家が点在し、地元生産者の野菜直売所が見られます。農家の入り口には野菜代金を受け取るために旧い郵便ポストが置かれていたり、「浜なし」を昭和16年に初めて生産された伊藤果樹園の梨畑が広がります。(「浜なし」はナシの品種名ではなく,横浜市で認定された果樹生産者団体の統一ブランド名です。 主な品種はいわゆる”三水”と呼ばれる「豊水」「幸水」「新水」です。)

雑木林に包まれた第六天神社の社殿脇の窪地には、伝承民話が残る酒湧池が(昨年まで)水を湛えていましたが、残念ながら造成工事で姿を消していました。都市開発とともに原風景が少しずつ失われています。

次回は2018年3月31日(土)【瀬谷のサクラを見て歩く】(相鉄線瀬谷駅北口広場 9時より受付)を開催します。ご家族、ご友人をお誘い頂き、多数のご参加をお待ちしています。 

profile

せや・ガイドの会

長屋門公園

「せや・ガイドの会」は、横浜市瀬谷区の生涯学習サークルとして発足した前身の「わがまち瀬谷」(2003年(平成15年)発足)と、「瀬谷探訪の会」(2001年(平成13年)発足」が、2008年(平成21年)4月に統合して、「せや・ガイドの会」に名称変更しました。

横浜市瀬谷区を本拠に、地元やその周辺を、ご参加者の皆様と一緒に歩いてご案内しています。毎月開催のガイドツアーを通じて、歴史・地理・自然など、この街の魅力を再発見して頂けます。事前申し込みは不要で、全員ご参加頂けます。詳しくは、年間ガイドスケジュール一覧をご覧ください。

2020年4月現在、20名の会員が在籍しており、随時会員募集しています。資格など条件は一切ありません。歴史、地理、自然やウオーキングにご興味・ご関心をお持ちの方はお気軽にお申込みやお問い合わせお待ちしています。
年会費は2000円。自主企画案内が月1回のほか、勉強会や季刊記録誌などの会合があります。

(お申込み・お問い合わせ先)
せや・ガイドの会 竹見
📱電話090-3900-6469


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