本文へスキップ

 
石榴之図 ざくろのず


KISEI  YUKARIHANA    MUSEUM  OF  ART  
  


表紙
設立の趣旨 全作品目録
精選作品目録 絵画作品目録 編者  
















(水墨画) (パステル画>


紙本水彩着色画素描。 昭和53年。 2面。 縦23cm 横33cm。






柘榴の熟した実の薄い皮から赤い小粒が行儀良く沢山観えます。人間が笑った顔の口元のような面白く愛嬌がある形態を窪みも曲線の輪郭で軽快に描写しています。
晩秋の頃に庭に植えていた柘榴の熟した実を数個切り取り何枚も薄く黄土色の
淡彩で色付けして素描しています。素描から「寒山拾得」の禅僧が並んで笑っている場面を連想すると語っていました。



女性の化粧した顔こそ本当の美しい素顔だと思います。化粧こそ女性にとっては知性です。化粧しない素顔も美しい時は、若さが神から与えられている、ほんの一時だけです。 神から与えられた若さは、やがて消えゆくのですが、化粧する事により素顔とは違った 人間的な美しい顔を生涯保つ事が出来ます。化粧しない素顔であっても、それが知性で許してあれば、それも美しい素顔といえるでしょう。


美味しいものを食べた時は、其れは物の味でなく、食べる人の味になっています。

男子が女子の魂の美しさに触れた時に開眼するのです。開眼とは、全ての花が春一斉に咲くように、真実が悉(コトゴト)くに見えてくるのです。全ては、その時の為の勉強です。






  • ホームページの著作権は熙生紫花美術館に属します。無断で転用しないで下さい。