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熙生紫花きせいゆかりはな美術館    ( 設立の趣旨、作者の略歴)




KISEI  YUKARIHANA    MUSEUM  OF  ART    ;


      


         





           設立の趣旨   


すさまじい勢力をもって変貌しつつ今様化し美は

細切れて分化分散し大らかなものに帰一する処を

失いかけているようです。

全く無視に近い我が国伝統の美学に対して心ある

民衆と共に郷愁の切なるものがあります。

未来の人々の上に必然肯定さるべき静謐と自由、

魂の高貴さによる日々の新なるものを包藏する

美学に生涯を捧げ極めて啓示した品挌ある芸術家

を示して伝へます。


                          






         


         




           


横田 熙生   略歴


本名は富之助 土佐高知の人  

明治三十二年〜平成十五年

画家、彫刻家、大学教授




日本古来の伝統的美学を学び

水墨画、彫刻、版画等幅広く

創作した。

その才能は非凡、秀逸であった

故に世間には涵養されず自らは

孤高の辛を悦び修養し 終世

高知に在住する。

善き朋友先輩の知遇を得て日本

美術至上の作品を残しています。



                          

         


         





           


中平美津子  略歴


本名は寿賀 土佐高知の人  

大正二年〜昭和五十八年

風姿紫花人形作家




裕福な商家に生まれ恵まれた

幼少期を過ごす。茶、琴、仕舞

等の諸芸に長(タ)け、文学、

詩歌、美術にも感得していた。

優れた感性で創作した紫花人形

は 独自の文芸的作品で夜空に

咲いた花火の ように天空に輝き、

人々の記憶に無量の感慨を与へ

て くれました。