平成29年10月15日更新 |
この語録は、世田谷静坐会の世話役・故田中春勝さんと坐友の故鈴木起男さんが静坐会に於ける深田先生のお話をまとめられたもので、深田先 生静坐六十年記念出版「静坐六十年」に掲載されているものです。 静坐を志す方々の参考になればと思い、抜粋して掲載することに致しました。 これから、折を見て掲載内容を更新してまいります。 |
語録その2 ◇ 静坐で吸う息は霊気です。大切に吸い、それを丹田におくりましょう。静坐の基本は呼吸と姿勢にあります。 姿勢の基本は腰です。腰を正しましょう。 ◇ 鳩尾をあまり気にしてはいけません。たえず腰を立てることです。腰を立て、顎を引き、呼吸は自然にまかせるのです。 ◇ 腰を充分立てることができれば、静坐は七、八分通りできたも同然です。 ◇ 呼吸は鼻先に羽毛をおいても、少しも動かない程、静かにすることです。これが静坐の秘訣です。吐く息は、吸う息の少なくとも倍以上かけなさい。 ◇ 呼吸は、静かに8の字を画くように臍を中心に上腹と下腹ですると楽になります。この微妙な言葉の表現は、静坐法の本には出ておりません が、私が六十年坐り続けて体得したものです。 ◇ 一年までは、修業のつもりでやるものです。 ◇ 一年過ぎると静坐をやらねばならない毎日になります。忙しければ忙しい程、静坐をして下さい。仕事に追いまわされず、仕事を克服ずる ようにして下さい。 |