■ 使用している自作パソコンの構成

◆ ハードウェア

CPU    Intel® Core™ i7-4790K

M/B    Gigabyte Z97X-UD3H

GPU    nVIDIA GFORCE GT730

メモリ   16G DDR3 8G*2

ディスク

 1: /dev/sda  128GB SSD このうち、60Gbyt を Ubuntu 15.10 の / 以下のインストール領域として使用

 2: /dev/sdb  128GB SSD Ubuntu の /home として利用

 3: /dev/sdc  1TB HDD Ubuntu の swap 領域とデータ領域に分けて使用

プリンタ  EPSON EP-806AW (プリンタの設定)


これまでマザーボード上のグラッフィクを使用していましたがInkscape編集中に落ちてしまうことが頻発したので、 GT730を追加してみました。安定して使用出来ています。

Ubuntu本体は40G程度あればインストールできます。ユーザの設定データなどは/homeディレクトリに記録されるので、 ドライブを分けておけば、再インストールしたりバージョンアップするときに、/homeディレクトリを壊さなくてすみます。

◆ オペレーションシステム

OS として Ubunt 15.10 日本語Remix を使用しています。

Ubuntu についてはこちらを参照してください Ubunt Japanese Team ダウンロードもできます


■ よく使っているアプリケーション

私がよく利用するアプリケーションは次のようなものです。

gedit テキストエディター、ubuntuの標準ソフト
terminal コマンド入力でubuntuを使うための端末、ubuntuの標準ソフト
nautilus ファイル・フォルダーの管理、ubuntuの標準ソフト
Libre Office ワープロ、表計算、プレゼンテーションなどのオフィスソフト
Google Chrome / Fire Fox Webブラウザ、両方インストールして気分で使い分け
Thunderbird 電子メールの作成、送受に使用
VLC メディアプレーヤー、動画の閲覧に使用
Inkscape ドロー系の描画ソフト、デカール作り、ブラ板加工の図面作りに利用
Gimp 画像エディタ、色合い修正、画像形式変更、画像拡大・縮小に利用
XSane イメージスキャニングプログラム、EPSON EP-806 スキャナー読込に使用
shutter 画面キャプチャー、ディスプレイ表示画面の画像取込に使用
FileZilla FTPクライアントソフト、データのアップロード・ダウンロードを行うのに利用
synaptic アプリの管理(インストール、削除など)に使用
exfat-fuse 「exFAT」でフォーマットしたファイルシステムを認識させるためのドライバ
jhead デジカメ画像データのExif情報の編集に利用
Geany テキストエディター、HTMLなどを記述するのに便利
RawTherapee デジタルカメラのRaw形式のファイルを現像するために使用


■ アプリケーションの概要とインストール

software-center

アプリケーションをインストールするには、何通りかの方法があります。よく利用するのは Ubuntuソフトウェアセンターからインストール する方法、Synapticパッケージマネージャーからインストールする方法、端末からapt-getコマンドでインストールする方法が一般的です。

Ubuntu ソフトウェアセンターに登録されていない場合や、登録されていてもバージョンが古い場合には、ホームページからファイルを ダウンロードしたり、リポジトリを登録してインストールします。

ホームページから *.deb 形式のファイルをダウンロードしたときは、ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、Ubuntuソフト ウェアセンターのインストール画面が開くので、指示に従いインストールを行います。

登録されていてもバージョンが古い場合には、ホームページにリポジトリが記載されていることを確認します。端末からリポジトリの登録 を行い、インストールします。( LibreOffice のインストール参考 )


□ gedit

gedit

概 要

Ubuntu 標準のテキストエディタで、設定ファイルの変更、メモ、HTMLの記述などに使用します。

管理者権限で操作が必要な場合は、端末上で gksudo gedit ファイル名 と入力して起動させます。

インストール

Ubuntuをインストールすると自動的に組み込まれている。


□ terminal

概 要

Gnome端末、コマンドによりコンピュータを操作するためのソフトウェアです。

インストール

Ubuntuをインストールすると自動的に組み込まれている。


□ nautilus

nautilus

概 要

ファイル、ディレクトリを管理(コピー、削除、移動など)するためのソフトです。

管理者権限で操作が必要な場合は、端末上で gksudo nautilus と入力して起動させます。

インストール

Ubuntuをインストールすると自動的に組み込まれている。


□ LibreOffice

LibreOffice

概 要

ワードプロセッサの Writer、表計算ソフトの Calc、プレゼンテーションソフトの Impress、 描画ソフトの Draw、データベースソフトの Baseなどからなるオフィススィートです。

LibreOffice は、文書形式として OpenDocument Format (ODF) を使っていますが、 Microsoft® Word、Excel、PowerPoint などの文書形式と互換性があります。

インストール

最新版をインストールするため、端末から次の操作を行う。
  sudo add-apt-repository ppa:libreoffice/ppa
  sudo apt-get update
  sudo apt-get upgrade


□ Google Chrome

概 要

Googleアカウントを取得し、 パソコン(OS問わず)やスマートフォンにログインすると、開いていた タブ、ブックマーク、最近検索した語句などが、すべての端末で同じように閲覧できます。

インストール

Googleホームページから"google-chrome-stable_current_amd64.deb"をダウンロード
ダブルクリックでUbuntソフトウェアセンターを起動させてインストールする。
Google Chrome をインストールすると Google レポジトリが追加され、Google Chrome がシステムで自動更新されます。


□ Fire Fox

概 要

スーマトフォン、タブレット、PC など、どこからでも自分のブックマークやパスワード、タブを見ることが できます。テーマやアドオンなど豊富な機能があり、自由にカスタマイズすることができます。

インストール

Ubuntuをインストールすると自動的に組み込まれている。


□ Thunderbird

概 要

メールアカウントを登録する場合、名前、メールアドレス、パスワードを入力するだけで、Thunderbird が 自動的に送受信サーバの設定を見つけてくれる機能があり、初期設定が楽にできます。

Thunderbird は、複数のメッセージを個別のタブに開き、切り換えて表示できる Web ブラウザのようなユーザ インタフェースが採用されています。

インストール

Ubuntuをインストールすると自動的に組み込まれている。


□ VLC

VLC

概 要

VLCはフリーなマルチメディアプレイヤーで、DVD、オーディオCD、VCDや様々なストリーミングプロトコル を再生可能です。

インストール

Ubuntuソフトウェアセンターにより、"VLC"で検索・インストールする。


□ Inkscape

Inkscape

概 要

ベクトル形式の画像を作成できる多機能なドローソフト。基本図形の配置やマウス操作による自由曲線の描画 により、パスを使ったベクトル形式の画像を作成できます。

レイヤーによるオブジェクトの管理や、マスクの作成、オブジェクトの結合や整列など、ドロー系ツールとして 有用な機能が多数盛り込まれています。

インストール

Ubuntuソフトウェアセンターにより、"Inkscape"で検索・インストールする。


□ Gimp

Gimp

概 要

オープンソースで開発されている画像処理ソフト。高価な有償グラフィックソフトにも引けをとらない多機能性 があります。レイヤー機能はもちろんのこと、エフェクトやブラシなども豊富に揃っています。

画像の拡大・縮小、画像形式の変換、アニメーションGIFの作成等、Webサイト作成に効果を発揮します。

インストール

Ubuntuソフトウェアセンターにより、"Gimp"で検索・インストールする。


□ XSane

XSane

概 要

XSane は、スキャナーから画像をスキャンするアプリです。

インストール

Ubuntuソフトウェアセンターにより、"XSane"で検索・インストールする。


□ shutter

概 要

スクリーンキャプチャを行うためのツールです。キャプチャした画像をjpeg形式やbmp形式で保存したり、簡単な 編集を行うことができます。

インストール

Ubuntuソフトウェアセンターにより、"shutter"で検索・インストールする。


□ FileZilla

FileZilla

概 要

FileZillaは、パソコンとウェブサーバーとの間で、ファイルのやり取り(転送)をするためのFTPソフトです。

インストール

Ubuntuソフトウェアセンターにより、"FileZilla"で検索・インストールする。


□ synaptic

synaptic

概 要

パッケージ管理を行うソフト、アプリケーションのインストールにも使用するため、 最初にインストールしておくほうが良い。

インストール

Ubuntuソフトウェアセンターにより、"synaptic"で検索・インストールする。


□ exfat-fuse

概 要

exfat-fuseは「exFAT」でフォーマットしたファイルシステムを認識させるためのドライバ
USBメモリーなどで4Gバイト以上のファイルを保存したい場合に使用するほか、パソコンとandroid を接続し、データのやりとりを行う場合に必要となるます。

インストール

buntuソフトウェアセンターにより、”exfat-fuse”で検索・インストールする。


□ jhead

概 要

デジカメ画像データのExif情報の編集・削除を行う。デジカメで撮影した画像をインターネットに アップロードする場合、位置情報やカメラの情報を必要以上に公開しないことができる。

Exif情報の削除方法
 端末を起動し、Exif情報を削除したい画像が保存されているフォルダに移動する。
   jhead -purejpg ファイル名
   jhead -purejpg *   フォルダ内の全ての画像のExif情報を削除
   jhead -purejpg */*  フォルダ内の全ての画像のExif情報と、サブフォルダ内の画像のExif情報を削除
 マニュアルは端末から jhead -h

インストール

Ubuntuソフトウェアセンターにより、"jhead"で検索・インストールする。


□ Geany

Geany

概 要

Geany は軽量なテキストエディタで、他のパッケージにあまり依存せず、立ち上げ時間が短い特徴があります。

自動補完、コードの折りたたみなどの機能のほか、プラグインを設定することで、画面の上下/左右分割を することができます。

画面分割は、ツール→プラグインマネージャからウィンドウを分割を選択します。

ツールの最下段にウィンドウを分割メニューが追加されます。

インストール

Ubuntuソフトウェアセンターにより、"Geany"で検索・インストールする。


□ Raw Therapee

Raw

概 要

Raw Therapee はデジタルカメラのRaw形式で保存した画像データを処理して現像(jpgに変換)するために 使用します。

Raw形式のファイルは記録要領がカメラメーカーごと異なるようで、通常はカメラに付属ソフトがついています。 しかしながら、ソフトはWindowsかMac用なので、Ubuntuでは使用出ません。

Raw Therapee は多くのカメラメーカーに対応していますので、付属ソフトの代わりに現像を行うことができます。

私は Canon EOS M3 を使用していますが、Ubuntu 15.10 のソフトウェアセンターからインストールしたものでは Raw形式の画像を選択すると、紫色の画像になってしまいます。そのため、次の要領でインストールします。

インストール

レポジトリを登録して、unstable バージョンをインストールします。
  sudo add-apt-repository ppa:dhor/myway
  sudo apt-get update
  sudo apt-get install rawtherapee-unstable


■ プリンタの設定

ep ○ プリンタをネットワークから使用するためには、IPアドレスを192.168.*.*のように固定登録しておきます。

○ プリンタドライバとスキャナドライバは エプソンのホームページ からダウンロードできます。

プリンタドライバ2種類[ESC/P-R Driver (generic driver)、ESC/P Driver (full feature)]とプリンタ ユーティリティ、スキャナドライバがありますので、使用するものをまとめてダウンロードしておきます。 (スキャナーの注意事項は最後に記述します。

ep ○ ダウンロードしたドライバは~/ダウンロード/epsonEP-806に保管し、端末から次の操作でインストールを行います。 1行目は必要なライブラリの登録です。
   sudo apt-get install lsb xsltproc
   cd ~/ダウンロード/epsonEP-806
   sudo dpkg -i *

○ インストールができると、システム設定... → プリンタ に先ほどインストールしたプリンタの設定アイコン が表示されます

ep ○ プリンタ設定アイコン右側をクリックして表示させた設定画面です。 使用しているドライバは、ESC/P-R Driver (generic driver) で設定できる項目が制限されています。 ドライバの日付は新しいので、ただ印刷をするだけならこちらで良いと思います。

ep ○ プリンタ設定アイコン左側をクリックして表示させた設定画面です。 使用しているドライバは、ESC/P Driver (full feature) でプリンタの機能の多くを設定できる項目が 表示されています。用紙トレイを切り替えたりする場合はこちらを使用します。

○  スキャナドライバをインストールするときは、次に注意してください。
   * Ubuntuなので拡張子が.debのものを選択する。
   * アーキテクチャ(i386かAMD64か)を間違えずにダウンロードする。
   * スキャナーのドライバーはUbuntu 8.10以降ではファイル名に“libltdl7”が入っているものを選択する。
   * “iscan-data”も必須、"userg_revQ_j.pdf”は日本語マニュアル

○ スキャナの設定として、端末から次のコードを実行します。
   sudo sh -c "echo 'net 192.168.*.* ' >> /etc/sane.d/epkowa.conf"