「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況
若手研究者のお経
進行状況ホーム
日記へのリン
クの仕方
200Y 年 M
月 D
日の日記へのリンクは、
http://hostgk3.biology.tohoku.ac.jp/sakai/ronbun/shinpo/Y-M.html#D
でお願いします。
2008 年 3 月 15 日なら
http://hostgk3.biology.tohoku.ac.jp/sakai/ronbun/shinpo/8-3.html#15
2008 年 11 月 2 日なら
http://hostgk3.biology.tohoku.ac.jp/sakai/ronbun/shinpo/8-11.html#2
5/31(土)
の進歩 9 人の相手から点を取れないとは
ベガルタ仙台が、湘南ベルマーレと 2-2 で引き分けてしまった。2 点先制したのに追いつかれるとは。2 人退場して 9
人になった相手から点を取れないとは。
試合は午後から。午前中は雨の中、あんの予防接種に出かけた。診察台の上に乗せると、怖がって私によじ登ろうとする。なだめても怖そうにするばか
りだ。そのくせ、注射されても気づかない。なんのために怖がっているのか?
大急ぎで帰宅し、ユアテックスタジアム仙台へと出かけた。冷たい雨が降る中で試合は始まった。今日はお祭り気分かと思った。前半 6 分に
FW 田中が、前半 10 分に DF 木谷が、いずれもコーナーキックから得点したのだ。早々に 2-0 だ。しかし前半 19
分に、ペナルティエリア内にドリブルで侵入してきた湘南選手を、MF 永井がテンションの低い体当たりで倒し PK を献上。1-2
となってしまった。後半 9 分には、DF 木谷が仙台ゴール近くで不用意なドリブル。ボールを奪われて 2-2
と追いつかれた。失点の瞬間、両手で頭を抱え込んだ木谷が意外とカワイかった。そののち湘南が、後半 24, 27 分と立て続けに退場者を出して 9
人となった。残り 20
分ある。いくらなんでも点を取れるだろうと誰もが思った。しかし仙台は、焦りからか単調な攻めを繰り返すばかりであった。相手は 2
人少ないのだから、素早いパス回しをしたり、サイドチェンジをしたりして揺さぶれば必ずマークがずれる。なのに仙台は、相手が 11
人の時と同じような調子で攻めていく。そして、ゴール前に無策なセンタリングをあげるばかりであった。結局このまま試合終了となり、なんとももったいない
引き分けをしてしまった。
終了と同時に、サポからブーイングが起こった。去年の夏以来である。「ブーイングを封印し、どこまでも一緒に闘っていく」と誓っていたのだ。しかし、2
点差を追いつかれ、しかも失点は自分たちのミスからで、さらには、9 人の相手を 20
分間攻めても点が取れないようでは仕方ない。こんな調子では、J1 昇格など望めやしない。
今日は、手倉森 X 作戦(*)がついに発動された試合であった。手倉森(誠)監督が、背広ではなくジャージを着ていたのだ。雨のため
か? 生活感が漂いますな。そして、手倉森(浩)コーチとお揃いの格好でベンチ前に立っていた。湘南は、どちらが監督がわからずさぞや慌
てたことであろう。もっとも、仙台 MF 関口が誠コーチに指示を仰ぐな
ど、味方をも混乱させた可能性は否めない。
*手倉森 X
作戦:手倉森(誠)監督と手倉森(浩)コーチは一卵性双生児である。それを利用して、「どちらがどちらなのか」と相手を混乱に陥れる作戦。これまでは、浩
監督は背広姿、誠コーチはジャージ姿と見分けがつきやすかった。「作戦発動の期が熟していない」という意見もあれば、「給料の差に違いない」という意見も
ある。
5/30(金)
の進歩 明日は湘南戦
ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台に湘南ベルマーレを迎え撃つ(14
時試合開始)。このところ一分一敗と沈みがちなところに、現在三位の強敵との対戦である。絶対に勝って、嫌な流れを吹き飛ばさなくてはいけない。FW
には田中が初先発をするらしい。これまでずっと先発してきた中島はとうとう外される。11 試合連続で無得点の上に、前節の福岡戦では PK
を失敗。ここで一度休むのもかえって良いかもしれない。当の中島は、「落ちるところまで落ちた。あとはやるだけ」(サンスポよ
り)と、異様に悲観にくれているようだ。「落ちるところまで落ちた」って。
我が家の庭のバラも、ようやく咲き出した感じである。ほんの 1-2
輪咲かせている株もあれば、それなりに咲かせている株もある。しかし満開にはほど遠い。バラの本を読むと、「五月が花盛り、六月には終わり」と書いてあ
る。しかし仙台には当てはまらないようだ。六月に入っていきなり花が終わったら、「金を返せ」と言いたくなるであろう。
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」
の、第 3.4
節「納得できるようにする」の執筆に入った。しかしいきなり筆が止まっている。正直なところ、何を書いたらいいのかわからない。納得のいく説明の仕方のコ
ツなんて ………。さてどうしましょ。
5/29(木)
の進歩 なんで天袋に
今日の注目のニュースはこれだ。
「知らない女、天袋に住み着く!? 住居侵入容疑で逮捕」
他人の家の「押し入れ内の天袋にマットレスを持ち込み、生活までしていた」そうである。なんというか、すごい。
ベガルタ仙台 MF 菅井が鎖骨骨折で全治三ヶ月だそうだ(公式ページより)。痛い(菅
井が)・痛い(クラブ・サポが)・可哀相。じっくり直して、一日も早く復帰しておくれ。
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」
の、第 3 部 3.2.2
項「強調文字を使う」を書き終えた。ついで、3.2.3
項「単純な図表・模式図にする」の執筆にかかった。模式図を使って説明するのは良いのだけれど、独りよがりになってはいけない。説明無しでも理解できるも
のでないと意味がないからね。
今から、マツハシのお使いに行って来る。園芸屋に行ってパーライトを買ってこいと言われちゃったのだ。もうちょっと丁寧な頼み方だったかもしれな
いが、ほとんど覚えていない。
5/28(水)
の進歩 彩子が遊びに来てくれた
ようやくにして、彩子のヤマユリの論文を返送した。ほっと一息ついた。と、なんたる偶然か、彩子が研究室に遊びに来てくれた。しかも悠乃ちゃん連れだ。
今日で
11ヶ月。人なつっこく、とてもよく笑う子だ。「パパ」「パパパ」「だいすき」と、三つも言葉を話せる。なぜか、「パパパ」が「ママ」という意味だそうで
ある。あまりの可愛さに、研究室中がほころんだ。
彩子が来てくれてとても嬉しかった。ほんとうに、とても嬉しかった。また遊びに来て頂戴ね。
生物学科三年生向けの講義をした。「訪花昆虫の行動」という話だ。しかしなんか、寝ている人がいつもより多かった。マツハシ(*1)が定刻に来た
(*2)から、その巨大な反動が現れたのではあるまいか。講義終了後、安達君が質問してくれた。どうもありがとう。
*1 本学出身ではないので、私の講義を受けるようにと脅迫している。
*2 注意書きはとくに無い。
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」
の、第 3 部 3.2.2
項「強調文字を使う」を今日も書いている。考えがだいぶまとまってきた。
一つ気づいたことがある。実寸のポスター(A0 の大きさ)とその縮尺版(A4
の大きさ)では、読んでみての印象がけっこう違うということだ。実寸では、ポスタ全体を一度に視野に入れることが出来ない。だから、目線を大きく動かして
全体を見る。これに対して縮尺版では、全体を視野に捉えることが出来る。そのため、実寸の「見やすさ」を考える上で、縮尺版だけを見ても気づかないことが
あった。
5/27(火)
の進歩 強調文字
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」
の、第 3 部 3.2.2
項「強調文字を使う」を書いている。要所要所を強調すると、情報を読み取りやすくなって効果的である。それは誰もが思うことだろう。だから逆に、「あまり
使い過ぎないように」という意図の解説にしようとしている。あちこちに強調文字が使われていては、どれも目立たなくなって逆効果なのだ。それに、ごたごた
した色遣いのポスター・スライドは見苦しい。強調文字を使う目的は、見出しを示す、重要事項を強調する、情報の識別をするという三つだけで十分である。た
とえばこの日記でも、強調文字を使っているのは三つの部分だけだ。
見出し:「「これ論」出版後の進行状況」「○/△(□)の進歩 なんだかんだ」といった部分。何に関する情報なのかを掴みやすくするため。
重要事項:「ここ、ウケるところだからね」と釘を刺しておく部分(太字になっているところ)。「重要事項なのか?」という気はするが。
識別:リンク部分。色を変えないとリンクとわからない。
この三項目の中で、重要事項の「抑え方」が一番難しい。たとえば結論をどう強調すべきか。基本的には以下で十分と思う。
結論:ベ
ガルタ仙台が強いのは、選手が牛タン定食を食べているためで
ある。
見出し(結論)が強調されているので、すでに読み取りやすくなっているからだ。しかし、以下のように全体を強調した発表も多い。
結論:ベガルタ仙台が強いのは、選
手
が牛タン定食を食べているためである。
これも悪くはないのとは思う。しかし、以下の方が効果的である。
結論:ベ
ガルタ仙台が強いのは、選手が牛タン
定食を食べているためである。
結論をひと言でまとめるなら「牛タン定食」。だからそれだけを強調する。
土松がミチタネツケバナの種子を送ってくれた。どうもありがとう。
5/26(月)
の進歩 表紙素案
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」
の表紙素案が共立出版から届いた。この本も当然、サッカーを表紙にする。前二作の表紙の意味は以下の通りだ。
これから論文を書く若者のために;ユアテックスタジアム仙台でのトップチームの試合をイメージ。
論文執筆はまさに、研究成果発表という勝負の場である。だから表紙も、最高峰の舞台を闘う若者たちになっている。一番いけない質問「これは
J2 ですか?」
これからレポート・卒論を書く若者のために;レポート・卒論の執筆は、投稿論文執筆のための訓練
とも言えるものである。この訓練を積んで成長した若者が、やがて投稿論文を執筆するようになる。だから表紙は、ユースチームをイメージしたものにした。戦
力外になって、そこらでサッカーをしている場面ではない。
では、
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」の表紙はどうするか。実は
その案は、本を書くと決意してから一等最初に決めた。中身を一行も書いていない内に、どころか、構想さえ練っていない内に決めたのだ。共立出版としては中
身を先に進めて欲しかったやも知れないが、表紙が真っ先であった。
学会発表は、研究発表の勝負の場である。その点で、レポート・卒論よりも上に位置する。しかし、論文発表よりは下に位置する。成果発表の正式な場は論文
であり、学会発表しただけでは成果として認められないのだ。だからこそ学会発表は、若者がまずは挑むべき場になっている。論文執筆よりも、「(悪い意味で
はなく)手軽に」に出来るのだ。ならば表紙には何がふさわしいか。サッカーよりも挑みやすいもの、そう、フットサルだ!
今度の本の表紙は、観客が見守る中、室内でフットサルをする若者の絵にする。学会なので室内がふさわしい。観客は、発表を聴きに来た聴衆を表現している。
またしても、深遠なる意味の籠もった表紙が出来上がりそうだ。ご期待願いたい、表紙を。中身も。
肝心の執筆は、今日はけっこう進んだ。先週末は悶々としていたことも、今日になるとすっきりしていた。土日は本のことを何も考えていなかったの
に、どうして悩みが解決しちゃうんだろうね、まったく。
5/25(日)
の進歩 引き立て役
ベガルタ仙台が、アビスパ福岡に 0-2
で完敗した。良いところなし。どん底にあった福岡(*)復活の引き立て役でしかなかった。織田信長に対する今川義元、赤穂浪士に対する吉良上野介、水戸黄
門に対する悪家老だった。
*福岡は、まさかの五連敗で 14
位に沈んでいる。リトバルスキー監督も自信喪失のようで、進退をフロントに委ねていた。フロントは、ここ三試合を見て進退を決めることにした。結果は三戦
全敗。当然解任と思いきや、「変化の兆しが見えた」とオカルトっぽく(見える人にしか見えない)なり、監督継続が決まった。福岡サポは、フロントと監督へ
の不信感を募らせている。
試合は午後から。雨も降っていることだし、午前中は、レフリーの仕事をしたりして過ごした。雨が上がったのを見てザ・ガーデンへ。品種名が不明の
バラの調査活動だ。ザ・ガーデンで買ったバラで、品種名がわからないものがある。花が一輪咲いたので、その写真を撮って調査しに行った。しかし、販売中の
バラ苗に添えてある写真(ほとんどの苗は未開花)と見比べてもさっぱりわからない。店員に聞いても「わからない」との返答であった。そりゃそうだろう。花
を見て品種を同定できる人っているのだろうか?
午後一時に試合が始まった。私は CS
で応援だ。スタジアムの雰囲気は異様であった。フェンスにびっしりと、フロントと監督批判の横断幕が張り巡らされている。福岡サポは組織だった応援を拒
否。椅子に座って(普段は当然立って応援)じっと見ているだけであった。福岡の選手は、危機感をひしひしと感じていたようだ。すさまじい気迫で試合に臨ん
でいた。かたや仙台は、それに呑まれたように何も出来なくなっていた。唯一の見せ場は、永井のドリブル突破の場面であった。キープ力があるので、1-2
人をかわすことはよくある。その後はパス相手を探すことがほとんどだった。ところがなんと、ドリブル突破をさらに続け、さらに 2-3
人をかわしてペナルティエリアに侵入、GK
もかわせばマラドーナのプレーの再来だ。なんてテンションの高いことをするのか。そう思ったとき、足をかけられて倒され PK
となった。ドラマは続いていた。PK を、「平瀬が『お前、けれ』と中島に託した」(河北新報よ
り)。平瀬の、点を取れていない中島への信頼と思いやり。 PK
を取ったのは永井なのに、なんで平瀬が託すのかとも思うが。しかし結果として、平瀬の思いは中島の苦悩にとどめを刺すことになってしまっ
た。PK を外してますます自信喪失 ………。結局、後半に 2 失点して完敗した。
選手のひたむきなプレーは福岡サポに伝わっていた。始めの頃こそ静観していたが、やがてスタジアム全体が、力一杯の拍手で選手を後押しするようになっ
た。声を出していないのに、なんて力強い応援なのかと思った。感銘を受けた。
5/24(土)
の進歩 西洋芝
西洋芝が綺麗な季節になった。
主庭。
|
玄関アプローチ(左)横の副庭。真ん中左がじゅりの樹。
|
バーベキューの鉄板で開けられた剥げ地(5/16 の進歩参照)。日を追うごとに増す緑
との対比が、日を追うごとに怒りを演出。
|
鮮やかな緑で、なんとも気持ちよい。高麗芝に比べると、緑の濃さが全然違うのだ。高麗芝の庭に対して、大いに優越感を抱く季節である。ただし、西洋芝は暑
さに弱く、夏になるとかなり傷む。高麗芝に対して、「だからどうした」と言って過ごす季節である。
午前中は、鈎取の旧居の芝刈りに行った。まったく世話をしていないので、生育はかなり悪い。七割が枯れ茶、三割が緑といった感じである。あんなに
手塩にかけてきた芝ではあるけれど。ああ、早く次の住人が決まって欲しい。
ガーデンガーデンに行って、またしてもバラを買ってしまった。スペクトラというつるバラだ。とはいって
も、植える場所はもう無い。状態の悪い一本を捨て、そこに植えてやろうという冷酷非情なことを考えていたのだ。帰宅後、「どきな、ふっふっふっ」とそのバ
ラに近づいたら、たくさんの新芽が伸び出していた。これを捨てるのはもったいない。そこで、東側のフェンス沿いに無理矢理場所を作り、スペクトラを植え
た。これで、このフェンス沿いに三本のつるバラが並ぶこととなった。それに加え、クレマチス(これもツル)が二本、同じフェンスにからんでいる。フェンス
へのからみ合いがどうなることか、将来が危ぶまれる。
先日植えたつるバラ羽衣も、
状態が芳しくない。うどんこ病にかかっているのだ。実は、スペクトラを買った帰りがけにダイシンに寄り、元気な羽衣を売っているのを見ていた。「ダイシン
に行って新しい羽衣を買ってきて、この羽衣は捨ててやろう、ふっふっふっ」と思った。ところが、ダイシンに行ってじっくり見てみると、我が家のに比べさほ
ど元気には見えなくなってきた。よって、買い換えは取り止めた。私のおかげて、また
しても一つの命が救われた(と言えるのか)。私は実は、良い人やもしれない。
5/23(金)
の進歩 明後日は福岡戦
ベガルタ仙台は明後日、アビスパ福岡と敵地で対戦する(25 日 13 時試合開始)。福岡は現在 5 連敗中である。リトバルスキー監督は、
「ラモスさんは7連敗した。私もまだあきらめないで自信持っていこうと思っています」(J's Goal よ
り)と語り、「5」で諦めることなく連敗記録を伸ばす決意を示している。記
録達成のためには、先のことを考えてはいけない。まずは目の前の仙台戦に敗れ、記録を「6」に伸ばすことだ。
クレマチスが咲いた。
昨日までは蕾だったのに、弾けるように一杯に花開いた。
クレマチスは二株ある。去年の冬に葉が枯れ落ちると、フェンスに巻き付いた枯れ枝だけになった。「地上部が丸ごと枯れるんだ」と思い、枯れ枝を全部取り
去った。ただしどういう訳か、二株の内の一株は枯れ枝をそのまま残しておいた。今年の春になって、その枯れ枝から若葉が出てきた。まさか生きていたとは。
写真の花も、その「枯れ枝」が咲かせたものである。蔓植物とはいえ、枝の作りがあまりにいい加減だ。
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 の、第 3
部第 3.3
節「個々の情報を読み取りやすくする」を書いている。しかし不調だ。書いているのか考えているのか逃避しているのか寝ているのかわからない。
5/22(木)
の進歩 狙っていたのか?
ベガルタ仙台は昨夜、ロアッソ熊本と 2-2 で引き分けてしまった。もったいない。
熊本は今季から J2 に参入した。どんな相手かと見ていたけれど、J2
の風潮にまだまだ染まっていないと思った。プレスがゆるい。中盤で、仙台の選手に自由に前を向かせてくれるのだ。J2
では、「ぶっつぶす」という意気込みで激しく取り囲むことが普通である。お互いにそれをやり合うので、中盤は、てんやわんやの大騒ぎとなる。先にくたびれ
た方が負けだ。だから、熊本のプレスのゆるさは新鮮にさえ感じだ。そして、これは楽勝だと思った。ところが、常にリードを許しての引き分けに終わった。こ
れで、三年連続ぴったり同じ成績だそうである。
2006 年 14 試合 7 勝 5 分 2 敗 3 位
2007 年 14 試合 7 勝 5 分 2 敗 3 位
2008 年 14 試合 7 勝 5 分 2 敗 3 位
気づいた人偉
い。
生物学科三年生向けの学生実習をした。カタクリとアオキのデータ解析を行ったのだ。森下の Id
の計算とか、作業が大変だったみたい。みんな、遅くまで頑張ってくれた。
こじこじの論文セミナー。訳すことと理解することは違うからね。
5/21(水)
の進歩 今夜は熊本戦
ベガルタ仙台は今夜、ロアッソ熊本と敵地で闘う。きっちり勝って五連勝を成し遂げよう。
中二日でのアウェーとあって、木谷・永井・平瀬のベテラン三人と若手の関口を休ませるらしい。総論賛成、各論不安。平瀬・永井という攻撃の核を同時に休
ませて大丈夫なのだろうか? しかし、替わりに出る選手がやってくれると「何を」かが問題だけど信じよう。
生物学科三年生向けの講義をした。「花のジレンマ」というタイトルで、訪花昆虫を惹き付けることのジレンマを紹介したのだ。それにしても今年の三
年生、質問がまったく出ない。「聞きたいことは聞く」という姿勢でどんどん質問して頂戴よ。
つづいて、三年生向けの実習も行った。春にマーキングしておいたカタクリ果実を回収し、種子の大きさ等を調べるのだ。今日は、果実を分解して、稔ってい
る種子の数と、未発達胚珠の数を数えさえた。未発達胚珠は小さく、肉眼で見るには苦しい。でも強引に数えさせた。作業が終わりに近づいた頃に気づいた。実習室には実体顕微鏡があるんだね。しかも人数分。来年からは、実体顕微鏡下で
数えさせようと教訓を得た。
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 の、第 3
部第 3.5
節「情報を読み取りやすくする」の執筆に取り組んでいる。やがて気づいた。書くべきことのかなりは、第 2
部「発表内容の練り方」で書いてしまっている気もする。この節の執筆は、案外と簡単に終わるかもしれない。ただし、この思いは錯覚である可能性も高い。明
日明後日には答えが出るであろう。
5/20(火)
の進歩 ならはじめから、「大・中・小」と呼べばいいと思うの
生協食堂にこんな掲示が出ていた。
「エス・エム・エル」では聞き分けにくいためらしい。もちろん私は大賛成である。カタカナ語が嫌いだから。でも、陳列棚には「S
L M」と表記してある。はじめから、「大・中・小」と呼ぶことにすれば良いのではなかろうか?
どうでもいいことだが、「エス・エム・エル」って、確かに似てるな。
今週木曜日に講座セミナーを行うひじりに、解析の様子を聞いた。木曜日は学生実習だということをすっかり忘れていたのだ。すまない、セミナーは欠
席する。解析の方は、前よりもややこしくなっている感じだ。しかし、なんとか頑張ってやり遂げるようにね。
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 の、第 3
部第 3.4
節「情報保持の負担を減らす」が出来上がった。苦労した甲斐あって、自分の考えを整理できた。続いて、3.5
節「情報を読み取りやすくする」に取りかかった。ここも難関かもしれない。
5/19(月)
の進歩 近刊情報
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」 が、共立出版の近刊
情報に載っていた。いったいいつ脱稿できるのかと、ちょっと不安になっている。書き始めた当初は、「五月中には出来るだろう」と思って、いろいろ
な用事を六月に先送りしたのだ。しかしまだ、「半分は出来た」程度だ。気づくと、用
事を詰め込んでおいた六月が迫っている。自業自得って、こういう場合使うのか。
とりあえず出来ることをやっておこうと、目次を久々に更新した。こちらが最新版の目次である。
執筆の方は、第 3 部第 3.4
節「情報保持の負担を減らす」に取りかかった。書きたいことは明確なのですぐに出来ると思っていた。しかしそうでもなかった。一日かけて一ページ分くらい
しか書けなかった。とほほだ。
5/18(日)
の進歩 岡山泣くな
ベガルタ仙台がモンテディオ山形に 3-2 で勝利した。仙台サポにとっては驚喜の、山形サポにとっては悪夢の逆転劇であった。
試合は午後から。午前中は、近所の散策に出かけた。泉ビレジ(我が家がある大規模宅地開発地)の入り口付近に、水田と林が広がっている。前から気
になっていたので、調査することにしたのだ。
まさに中山間地。良い雰囲気だった。こんな所が、車で一分ほどの距離にあるとは。
昼前に、暁子と二人でユアテックスタジアム仙台に出かけた。
試合開始。前半の仙台はまったく駄目だった。ダービーというのに気持ちで負けていた。怖がってプレーしている感じで、積極的に仕掛けようとしない。ろく
にパスも繋がらない。こんな酷い仙台を見るのは久しぶりと思った。前半 18 分、縦に入れられたボールに DF 岡山が躊躇したところを、山形 MF
秋葉にボールを奪われ先制された。岡山、何をやっているのか。後半 39 分には、岡山がまたしても中途半端な対応をし、山形 FW
リチェーリの突破を許した。センタリングを FW 長谷川に決められ
0-2。自分たちのミスから二点も取られてしまった。ハーフタイムに岡山は、自分に怒って泣いていたらしい。「ハーフタイムでも『今までよくやってくれた
んやから、今度は自分らが返していく』ということを言ってもらえた」(岡山談;J's goal
より)と、岡山のためにも逆転することを誓った仙台イレブン。手倉森監督も、相当に活を入れたようだ。後半になると、仙台は見違えるように素晴らしい試合
を始めた。後半 6 分に、ゴール前の混戦から平瀬が決めて 1-2。後半 8 分には、山形 DF
宮本が二枚目のイエローで退場となった。これで試合は完全に仙台のものとなった。一方的に攻めまくり、同点に追いつくのも時間の問題に思えた。はたして逆
転できるのか。ところがなかなか同点に追いつけない。「時間の問題」が「時間が問題」になってきた後半 35 分、FW
中原のシュートがバーに当たって跳ね返ったボールを、MF 梁が強烈なボレーを決めてとうとう追いついた。その四分後には、梁の折り返しを MF
佐藤が綺麗に流し込んで
3-2。ついに逆転した。そのまま試合終了。笛を聴いた岡山は、顔を覆って号泣した。自分のミスで二失点したのを皆が取り返してくれた。いつまでも泣き続
ける岡山にサポは、「岡山泣くな」のコールを送った。佐藤には、「いやもう30になったんで、いい加減やめてほしいですよね(笑)。29までは許したんで
すけど、もう30になったらあり得ない(J's goal
より)と言われたらしい。
勝って良かった。これで四連勝。ついに二位に上がった。しかし、午前中、じゃなくて前半の出来は何なのか?
夜型の学生みたいである。活を入れられないと駄目だなんて、まだまだだぞ。
5/17(土)
の進歩 バラ屋敷にする
朝から、バラ化計画に勤しんだ。我が家をバラ屋敷にするのだ。まずは、昨日の帰りがけに買っておいたつるバラ羽衣を植える。非カタカナ語
の品種を始めて買った。カタカナ語が嫌いな私では
あるが、バラに関してはカタカナの名前(「ブル・ドゥ・ネージュ」とか)の方が似合う気がしていた。でもこの花は綺麗だ。壁に大々的に這わせてやろう。他
の株を他の場所へ移すなどして、羽衣を一等地に植えてやった。
その後ネットで、ミセス・ジョン・レインとマダム・アントワーヌ・マリを購入。どちらも、本を見て気に入ったけれど、園芸店には無かった品種だ。これら
が来たら、我が家のバラは 24 本となる。植える場所も、そろそろ限界に近い。さらに買いたくなったら、既存の品種の中でお洒落で無い物を向かいの公園にでも植えてあげることにしよ
う。
午後はしっぽりと料理をした。そして、帰仙した暁子と遅めの夕食を摂った。
5/16(金)
の進歩 歓迎会
我が家で、マツハシの歓迎会をした。居間に入ってきた学生を見てあんはびびってしまった。ケージの中で、おしっこを漏らして怯えている。相変わらず難儀な
子だ。
天気が良いので、庭でバーベキューをした。なぜか、豚バラの固まりがある。ひじりの要望で買ったという。バーベキューというのに、固まりの肉をどうする
のか?
網の端っこに乗せて気長に焼いているひじりを冷ややかな目で見ながら、バーベキューを楽しんだ。マツハシが、マシュマロに竹串を通して焼いていた。外はか
りかり、中はしゅわっと溶けて美味しいらしい。私も食べてみたけれど、まあこんなものかという味だった。ともかくも、マシュマロをこんな風に食べるとは知
らなかった。明日使える無駄知識を蓄えたと思う。
意外なことに、ひじりが焼いた豚バラ固まりが一番美味しかった。
庭で萎縮中のあん。いつもなら、走り回って囓り回って大変である。
バーベキューを終えた後、室内に入って二次会をした。私が下ろした刺身を振る舞ったのだ。会も進んで心地よい眠気が出てきたところで、我が家のくつろぎ
の場を案内してあげた。居間を見下ろす二階ホールに揺り椅子が置いてあるのだ。照明を落として蝋燭を灯すと、ゆったりとした気分に浸ることができる。皆が
代わる代わる、揺り椅子に座ってくつろいでいた。
極端な例。
火力が強すぎたので、炭を一部取り除いて鉄板の上に乗せておいた。その鉄板を芝の上に直に置いていたな、こら。その部分の芝が枯れてしまったでは
ないか。
5/15(木)
の進歩 今季初のみちのくダービー
ベガルタ仙台 MF 佐藤由紀彦が、モンテディオ山形とのみちのくダービー(ユアテックスタジアム仙台にて、18 日の 13
時キックオフ)に燃えているらしい。さもあらん。佐藤は 98
年シーズンに山形に在籍し、飛躍を遂げるきっかけとなったのだ。「山形での1年があるから今がある。山形にはいいイメージしかない」(サンスポよ
り)。その山形戦を前に佐藤は力強い。
「サッカー人生の分岐点となった山形だからこそ全力で倒す、とMF佐藤が闘志むきだしで語った。
『相手がどこだろうと、ピッチの上で躍動することが自分にできる一番の恩返し』」(サンスポよ
り)。山形だからなのか、相手がどこだろうと関係ないのか不明ではあるが、仙
台を勝利に導く活躍を期待してる。
イタポンの論文セミナー。鳥媒花の樹木において、集団の分断化が花粉散布に及ぼす影響を調べた論文を紹介してくれた。たくさんの種子について父親
解析をしていて偉いと思った。鳥媒ということもあり、分断した集団の間でもかなり花粉の移動があるらしい。マツハシが、論文のデータを見ながら勝手にへこ
んでいるのが印象的であった。
りさ子の講座セミナー。なんともしおらしい声で質問する人がいたので、誰なのかと思わず振り向いた。マツハシだった。騙された。
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」
の第 3 部第 3.1
節「話の流れを明確にする」を、飽きもせずに今日も書いている。もっとも、飽きたら問題である。ようやく、この節執筆の峠を越えた感じだ。
5/14(水)
の進歩 日本一短い、著者への手紙
数日前、某雑誌に投稿されてきた論文のレフリーをした。モデルを用いた理論的解析だ。欠陥だらけに見えたので、リジェクトすることにした。その雑誌のウェ
ブページにログインし、レフリーコメント投稿ページへと進んだ。そして、編集者へのコメント入力欄に、「このモデル、なんか変です」(といった類の短い言
葉)とだけ書いた。コメント本文は word
のファイルに書いたので、それをアップロードしておいた。今日になって気づいた。コメント本文は先方に届いていなかったみたいだ。つまり私は、「リジェクト。このモデル、なんか変です」というだけのコメントを送っていたの
である。
生物学科三年生向けの講義をした。「花の生態学」という話で、花に隠された「工夫」(適応戦略)をいくつか紹介した。今日は、みんな熱心に聴いて
くれたように感じた。少なくもと、しらーっとした雰囲気は漂わなかった。
マツハシと、これからの研究計画を少々だけど議論した。さしあたっての結論は、恒温器を掃除することだ。それと、結実率を解析する
こと。罰当番のように見えるが、自分で恒温器を使うのだから、罰当番とは言えない。
5/13(火)
の進歩 「癒し系代表」かも。癒されたので(別の意味で)
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」
の、第 3 部第 3.1
節「話の流れを明確にする」を今日も書いている。昨日悩んだ問題(結論
をどこに書くか)も解決した。マツハシをいじったら頭がすっきりした。
たとえば、A, B, C という三つの結果を得て、それらからある結論をしたとする。それらの説明順には、以下の二つがありうる。
1. 結果 A → 結果 B → 結果 C → 結論
2. 結論 → 結果 A → 結果 B → 結果 C
1 は、結果の説明をすべて終えてから結論を述べるやり方である。「根拠 → 結論」という、自然な流れに沿ったものだ。これに対して 2
は、結果の説明に先立って結論を述べてしまうやり方である。「○○という結論を示します」と述べることで、結果を示す狙いを明示してしまおうというわけ
だ。そうすれば、「何のためにその結果を示すのか」と聴衆が苛つくことはないという意図である。
私は原則として、説明順 1
を推奨する。その理由は三つある。第一に、「結果を示す狙い」は、イントロダクション・研究方法の説明をきちんと行えば聴衆に伝わることだからである。聴
衆は、「△△という目的に答えるため」という、「結果を示す狙い」をわかっている。だから、「何のためにその結果を示すのか」と苛つくことなどない。
「○○という結論を示します」も「△△という目的に答えるため」も、「結果を示す狙い」として問題はない。第二に、説明順 2
では、結果を示さずにいきなり結論を示しているからである。これはかなり乱暴なことだ。聴衆は、根拠(結果)を吟味して、結論の妥当性を検討しようと思っ
ている。いきなり結論だけを言われても、その妥当性を検討しようがない。第三に、余計な情報(結論)を頭に保持して、結果の吟味をすることになるからであ
る。結論を示して、その後に根拠を示すのだから、どうしたってこうなる。そのため結果の解釈に集中しにくくなる。説明順 1
ならば、余計な情報を保持しなくてすむので、結果の解釈に集中することができる。
バラに懲りつつあるこの頃。我が家のバラは 21 本となった。バラの買い方も変遷している。
初期:園芸屋で適当に買う。品種名も気にせず。そのため初期に買ったバラは、品種名が不明な物が多い。
初期以降、一昨日まで:園芸屋で真剣に選ぶ。品種名もちゃんと記録しておく。しかしあくまでも、園芸屋にあった物が選択対象。
昨日から今日に至るまで:本を見て欲しい品種を決める。園芸屋に無かったら通販で買うであろう。植える場所が無くなったら、初期に適当に買ったバラを捨ててやろうと、悪に満ちたことを考えている。
5/12(月)
の進歩 「ネタ系代表」が抜けているのでは
マツハシが『これ論』をお買い上げ下さった。本が届いたので、机の上に置いておいた(本人は不在だった)。と、しばらくしてやって来て、「サインして下さ
い」と頼まれた。「○○の松橋さんへ」といった感じで書いて欲しいという。「○○」に何を入れるのか以前の問題として、「松橋さんへ」じゃない、「マツハ
シへ」だ。<--- 呼び捨て
本人の希望で「○○」に入れたこと。
「早起きは三文の得」
「爽やか代表」「真面目代表」「癒し系代表」<--
この内のどれか一つを書いて欲しいと言われた。決められない(別の意味で)ので、三つとも書いてあげた。「?」付きで。
数日前、『これ論』が欲しいと言ってきたときのこと。「『これレポ』も買って。内容が重複する部分は、『これレポ』の方が上」と頼んだ。そしたら、「私、形から入るんです」という返答であった。未だに意味がわからない。
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」
の、第 3 部第 3.1
節「話の流れを明確にする」を書いている。今日はけっこう進んだ。先週末はかなり悩んでいたのに、庭の薔薇が一輪咲いて、あんをふにふにと可愛がって、ス
ギナを 30
本ほど抜いて、ベガルタ仙台が快勝したら、頭がすっきりしていた。しかし、難所を一つ超えるとまた新たな難所が待っている。学会発表のプレゼンでは、結論
を先に述べてしまうべきか、結論を最後にすべきかという問題が待ち受けていたのだ。私は後者が良いと思っている。しかし前者を良しとする人もいる。前者は
駄目と(私が)考える理由を整理している。
5/11(日)
の進歩 甲府に快勝、三位に上がる
ベガルタ仙台がヴァンフォーレ甲府に 2-0 と快勝した。これで三連勝。三位に上がった。
雨で肌寒い。庭仕事をする気も起きず、室内でだらだらと午前中を過ごした。でも、雨が上がったのを見計らって、スギナ退治はした。尽きることなく
生えるこの生き物。5/3 に紹介した家の庭(草むしりをほとんどしていない)では、スギナが芝生状態になっている。
何のためにこんなに生えるのか? 進化に目的は無いとつくづく思う。
昼前に、ユアテックスタジアム仙台へ向かった。
試合はやや甲府ペースで進んだ。噂通り甲府は、短いパスを小気味よく繋げて攻めてくる。そして 3
トップが、仙台守備陣の裏を突いてくる。しかし仙台も落ち着いて対応。とくに、GK 林の安定感が光った。じれずに、前半を 0-0
で終えたことが仙台の勝利に繋がった。後半になると仙台が攻勢に出た。後半 10 分、コーナーキックを跳ね返されたボールを MF
永井が拾った。ラインを上げる甲府。しかし上げ方が不揃いで、平瀬が裏を取ってフリーになった(別の言い方をすると、戻らずに立っていたらフリーになって
いた)。そこへ永井から正確なパスが通った。甲府守備陣があわてて平瀬に寄せたため、逆サイドから走り込んだ岡山が全くのフリーになった。平瀬からのボー
ルをダイレクトで決めて先制! さすが元 FW だ。後半 39 分には、佐藤のセットプレーから中原が頭で合わせ 2
点目。これで甲府の息の根を止めた。
どちらに転んでもおかしくない試合ではあった。しかし、仙台が勝つべくして勝ったとも思える。選手は自信を持って闘っていた。前半を無失点に抑え、後半
に突き放すという戦い方が出来ている。この勢いで次の山形戦にも勝利しよう。
5/10(土)
の進歩 入試説明会
生命科学研究科の入試説明会があった。今年も、ポスターを使っての研究室紹介をした。けっこう暇だった。ま、いいか。
あんを連れて旧居へと行った。西洋芝の芝刈りをしようと思ったのだ。西洋芝は管理が大変(こまめな水やりと芝刈りが必要)なので、去年の夏にかな
り傷んだ。それでも今春、それなりに復活している。でも、思ったほど伸びておらず、芝刈り機の出番は無かった。
前から気になっているのだけれど、旧居の花壇の土が減っている気がする。かつては土中にすっぽり埋まっていたドイツトウヒの切り株(花壇に生えていたや
つを、邪魔になったので切った)も、切り口の部分が露出しているし。でも、管理を放棄すると土が減るなんてことあるのか?
エビス動物病院(旧居に住んでいたとき以来の主治医)に寄って、フィラリアの薬を貰った。あんを診察台に乗せると、私によじ登って来る。看護士に
抑えられてもやはり、私に抱きつこうとする。診察台は怖いところと学習してしまったみたいだ。
5/9(金)
の進歩 明後日は甲府戦
ベガルタ仙台は明後日、ユアテックスタジアム仙台にヴァンフォーレ甲府を迎え撃つ(11日 13
時キックオフ)。広島戦での勝利で、我がクラブは勢いに乗っている。ここで一挙に甲府も叩き、二位か三位に上がろう。
仙台と甲府は、2005 年に J1
昇格を争った。「入れ替え戦に出場できる3位の座を射止め、J1昇格を果たしのは甲府で、仙台にとっては“因縁”深い、憎き相手だ」(サンスポよ
り)。それを言うのなら、にっくいのは京都である。2005 年のシーズンを独走した京都は、37 節に早々に J1 昇格を決めた。その京都と、43
節(最終戦の一つ前の試合)で対戦したのが仙台、最終 44 節で対戦したのが甲府であった。43
節で、仙台が京都に勝てば我がクラブの三位が決まる。ところが負けてしまった。しかし最終節で、京都が甲府に勝つか引き分ければ、やはり仙台の三位が決
まっていた。ところが京都は負けちゃったのよ。三位争いのライバルに対してこの違いは何かと、不公平を糾弾する声が上がったものである。
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」
の執筆を再開した。でも、ほとんど進まなかった。わかりやすいプレゼンにするコツとして、「主張したいことを絞る」「結論を支えるのに必要な情報だけを示
す」ということを書きたい。しかしこの二つは、内容的に同じことのような、いや結構違うことのような。頭の中で、「同じ」と「違う」が周期的に優劣を逆転
している。
しばし放置していたレフリーをした。「なんだこれは?」って感じ。即リジェクトした。
5/8(木)
の進歩 研究内容もそれ以外も面白かった
マツハシの講座セミナー。ミチタネツケバナの雄しべ数の変異に関するこれまでの研究を紹介してくれた。短い雄しべを付けることのコストと利益を追求するこ
とが大切と思う。「そのためには自殖率を」と言ったら、酷く動揺していた。
印象に残った会話。
イタポン「開花の定義はどうしたのか?」
マツハシ「……… 咲いたら?」と、両手を花のように広げて見せる。
マツハシ「胚珠数は、実体顕微鏡を使わなくても肉眼で確認出来ます」
私「(かなり小さい花なので)すごいね」と感心。
マツハシ「ルーペを使えば」
そりゃ、肉眼ではない!
月初めの談話会があった。こじこじもひじりも就職が決まり、これからは研究
に没頭するそうである。よろしく頼むぞ。「修士を取れなかったら就職はおじゃん」という確認が取れたので、私は妙に強気になったのであっ
た。
ヤマユリの論文を改訂中。うーー、大変だ。
5/7(水)
の進歩 お参りに来て頂戴
我が家の駐車場。
中央部分に土を入れて、シバザクラ等を植えている。縁結びのシバザクラがあるので、その手のご希望をお持ちの方はお参りに来てくれたまへ。お
賽銭は郵便受けの中に。
生物学科三年生向けの講義をした。二コマ目が休講(私の講義は一コマ目)というのに、37
人も出席して下さった。どうもありがとう。しかし肝心の講義の方は、なんかしらーっとした雰囲気を漂わせてしまった。
みっちーが、ようやくにして論文の改訂稿を持ってきた。さっそく目を通している。
つづいてひじりが、モデル解析の相談に来た。しばし議論して少々の修正を指示した。
5/6(火)
の進歩 よくぞ勝った
ベガルタ仙台がサンフレッチェ広島に 1-0 で勝った。試合を支配されながら、後半ロスタイムの得点での勝利だ。この勝ち点 3 は大きい。
試合は夕方から。午前中は、昨日作った、ブナ林の小径の微修正をしたりして過ごした。その後、シラカンバの葉にたかった虫のサンプルを持ってガー
デンガーデンに行った。店員に見せたところ、アブラムシだという(アブラムシは見慣れているつもりだけれど、こんな形態のを見たことがない)。殺虫剤を
買って帰宅し、さっそく処理した。
午後四時から試合が始まった。今日は CS で応援だ。体調不良で欠場した GK
林の替わりに萩原が入っていた。それ以外はこのところ不動の先発である。試合は立ち上がりから、広島がぐいぐいと攻め込んできた。個々の技術が高く、仙台
はなかなかボールを奪うことが出来ない。二列目からの飛び込みで仙台の両サイド(とくに左サイド)をしばしば突破される。広島 DF
ストヤノフのロングボールも正確で怖い。前半 14 分には、広島に早くも決定機が訪れた。しかし、GK
萩原が見事なセーブでゴールを守った。萩原はこれで乗ったようだ。後半になっても似たような展開が続く。しかし、きわどく失点はしない。これは引き分けで
儲けものという雰囲気である。後半の半ばを過ぎると、広島の運動量が落ちてきて、仙台も好機を作るようになった。そしてロスタイム 2
分が経過した頃、佐藤のクロスに中原が頭で合わせて、仙台が均衡を破った。我らが仙台、敵地で首位を倒した。
今日の勝利は GK 萩原に贈りたい。仙台サポ全会一致である(たぶん)。萩原は、プロ八年目にして、J
リーグ初出場・初先発・初零封・初イエローカードだ。目出度いづくしではないか。選手の入れ替わりが激しいサッカー界において、同じチームに八年間も在籍
し、しかも J リーグに一試合も出ていなかったというのはかなり凄いことである。その間、J1 昇格・J2 陥落・J2
定着をお地蔵様のように見守ってきたのだ。それが今日、ついに初出場を果たした。見事なセーブで無失点に抑えた。一点を取ってから、残り僅かの時間での
ゴールキック。蹴ったら試合終了(に主審はするつもりだったはず)なのにわざわざ遅延して、イエローカードも貰った。心から、おめでとうと言いたい。
5/5(月)
の進歩 ブナ林の小径
今日は、我が家の庭のブナ林(*)の小径の整備をする。泉ヶ岳でサクラの枝を拾ってきて(庭木か何かを伐採して誰かが捨てたもの。捨ててある場所を知って
いる)、小径の縁取りとしよう。そしてお洒落なウッドチップを敷き詰める。勇んで泉ヶ岳に出かけたら、雨が降り出してきた。戦意を喪失して U
ターンし、ホームセンターにウッドチップを買いに行くことにした。ビバホームでお洒落なウッドチップを発見。すると再び戦意が回復して、泉ヶ岳へと戻っ
た。雨が上がっていたこともあり気力も充実、たくさん拾うことが出来た。帰宅後、小径を整備した。
ウッドチップが赤くて吃驚した(袋を通してはわからなかった)。でも、そのうちに馴染んでくると思う。
*ブナ林と呼んではいるが、高木(になる)樹木 11 本のうち、ブナは 2 本しかない。数としては、シラカンバ(3 本ある)の方が多い。
シラカンバの葉に、虫が激しくたかっていた。なんだこれは。早急に対策を練らないといけない。
5/4(日)
の進歩 公園のコンセプトについて考える
泉ヶ岳に行った。いつもと違う方に行ってみようと適当に走ったら、大倉ダムに出た。ダムの対岸を見ると、見事な絶壁が広がっている。ダムなんていう野暮な
物がなければ、それなりの観光名所になりうる景色であった。絶壁のすぐ下に公園が見えたので、そこまで降りてみた。
公園の入り口付近から見た絶壁。
写真では伝わりにくいが、なかなか迫力があった。近くから見ようと、公園の奥へと歩いて行った。そうしたらこうなっていた。
絶壁に近づいた所からの眺め。もっと近づくと、絶壁が全然見えなくなる。
見晴らし場みたいにすればよいのに。わざわざ針葉樹を植えて、見えなくしていた。わざわざトイレを作って、寛げなくしていた。この公園のコンセプトは何な
のか、知りたい。
5/3(土)
の進歩 それは唐突に
今日、暁子が帰ってくる。夕食をしっぽり楽しもうと、買い物に行ったり、料理をしたりして午前中を過ごした。芝刈りもした。暑くて、けっこう疲れた。
昼食後、あんを連れて、仙台駅まで迎えに行った。駅前に車を駐めて待っていると、通行中の人を見ながらあんは、ひいひいと鳴いている。暁子が帰ってくる
とわかって興奮しているのか、ただ単に人波に興奮しているのか。
帰宅後、暁子に庭を見せた。草花が繚乱で、すっかり様変わりしているであろう。
近所の散歩もした。ぜひとも見せたい家があったのだ。その家は、昨秋に新築されたばかりである。つまり我が家よりも新しい。一戸建てで庭も広いというの
に、植物を一本も植えていなかった。雑草(主にスギナ)が増えていくばかりである。近くを通るたびに私は、せっかくだから何か植えればいいのにと思ってい
た。と、数日前、チューリップの鉢植えが一つだけ、忽然と置かれていたの
だ。その一点にだけ唐突に存在するチューリップ。それが何を表現しているのか深く考えさせられている。暁子も感銘を受けていた。
5/2(金)
の進歩 帯
「これ論」に帯が付いていた。
いつの間に帯を付けるようになったのか? 初めて見た。
日本語を母語とする人々に問いかけたい。
「黙ってプレーしね」
と聞こえたとしてどう受け取るか?
「黙ってプレーしない」「黙ってプレーしねえか」といった意味か。あるいは、「黙ってプレーして」の聞き間違いと思うか。「黙ってプレー死ね」と受け取る
人はまずいないであろう。「しね」という単独の言葉ではなく、「しね」は「プレー」の述語になっているのだから、「プレー死ね」はない。
先日行われた FC
東京対大分トリニータ戦で、西村主審が大分の選手に「死ね」と言ったとされている問題。西村主審は、「『うるさい。黙ってプレーして』と言った」と説明し
たという(読売新
聞より)。それを受けて田嶋専務理事は、「『(プレー)して』と『死ね』の聞き違いではないか」と述べたそうだ(同紙より)。しかし、「黙ってプ
レーして」を「黙ってプレーしね」と聞き違えたのなら、「死ね」と受け取るはずがない。こんな見え見えの言い逃れを受け入れる気なのか、リーグは?
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」
の、「第三部;学会発表のプレゼン技術」は今日も微速前進である。でも、昨日よりは気分が明るくなっている。
5/1(木)
の進歩 いろいろ苦労してます
「これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術」
の、「第三部;学会発表のプレゼン技術」を今日も書いている。昨日書いたことを、随分と書き直してしまった。「情報が多いと、頭が疲れてきて聴く気力が
なくなってくる」ことも確かにそうだけれど、「情報が多いと、その整理が大変になる」ことの方が重大であった。論理を明確にするために情報を絞り込む。そ
りゃそうだ。
今さらながら思うことだけれど、本を書くのって大変だ。ここ数日、ほんの数ページを書くことに四苦八苦している。「これでいける」と思って書き進めてみ
るものの、どこか釈然としないものを感じる。しばらくしてその正体がわかった気になる。そして書き直す。ところがまた、釈然としないものを感じる。そして
また書き直す。
一日中こんな苦労をした上に、日記のネタも考えなくてはいけない。正
直に申し上げて、なんで、日記書きにまで苦労しなくてはいけないのかと思っております。励ましのメール下さい。「本なんてほっておいて、日
記に専念して下さい」とか。
牧が良いものをくれた。どうもありがとう。