「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


8/31(水)の進歩 今夜は徳島戦 ベガルタ 仙台 は今夜、ホームに徳島ヴォルティスを迎え撃つ。この試合も恒例の、絶対に勝たなくてはいけない闘いだ(何度書いたことやら)。徳島とは今季一分一敗で、こ れまた恒例の苦手との対戦である。おまけに徳島は、前節に福岡を破り意気盛んな所で、これまた恒例の嫌なタイミングでの対戦となった。仙台は久しぶりに、 あの男がベンチ入りするらしい。「守備以外なら任せておけ」の財前。財前が入ると守備のバランスが崩れちゃうのを忘れた頃に復活してくるという、周期的な 期待の星だ。後半からの登場になるだろうから、守備も手を抜かずに頑張っておくれ。
 9/7 に宮城スタジアムで行われる、日本代表対ホンジェラス代表の試合の券が一万枚以上売れ残っているという(ZAKZAK より。以下同様)。そりゃそうだ。あんな陸の孤島、仙台市民の私だって行く気が起こらない(実は行くけど、行き帰りの行程を思うと今からげんなり中)。川淵キャプテンは、「ファンの皆様が、日帰りできるために新幹線の臨 時便を出します」と宣伝している。しかし、「仙台発午後10時18分の「やまびこ548号」に乗れ ば、東京着は午後11時59分」って言うけれど、宮城スタジアムから仙台駅まで向かう時間を考えているのか?  試合が終わるのは 9:30 くらいだろう。しかし、宮城スタジアム発のバスに乗るのにすごく待たされる上、道は大渋滞するので、普通に行ったら間に合う訳がない。この新幹線に乗る人 のための、特別なバスとかを用意するのだろうか?それにしてもぎりぎりだ。
    種子生産における雌雄の対立のモデルの再解析を今日も行った。もう完成したと思っていた基本モデルを見直したら、なんかおかしいんではないかという気に なった。そしてついでに、仮定をちょっと簡単にして再解析し始めた。しかしバグが出てうまく計算できない。さてどうしよう。仮定をもっと簡単にするか。

8/30(火)の進歩 こらっ! ベガルタ仙台 は定期的に、選手の愛用品を出品するチャリティーオークションをしている。その収益を、福祉施設の方々の試合招待に使うことが目的だ。で、昨日古本の話を したこととは関係ないが、大久保、こ んな汚いスパイクを売る気か?  文字通り、さんざん使った中古ではないか。愛用品を贈るというより、いらなくなったからあげるというふうにしか見えない。去年まで高校生で、プロと はいえ年俸 400 万円かそこらの C 契約なので強くは言えないが、隣に並ぶ、バロン先輩・松浦先輩のスパイクを見てみなさい。バロン先輩に至ってはぴっかぴか、松浦先輩のだって綺麗に手入れ してある。曲がりなりにも人様に売るのだから、精一杯の手入れをして、片手でつままれないようにしないと駄目だよ。さて、大久保の汚ねーースパイクにいく ら付くか?
 ベガルタ仙台 GK 森田が、FC 東京に期限付き移籍だそうだ(OHP より)。ふーーん。第四 GK(つまり一番下)が J1 に引き抜かれるなんて、常日頃どう過ごせばいいのかわからないものだ。仙台生え抜きの選手で J1 に移ったといえば、過去に中島 浩司(千葉)の例があるくらいか。中島は、仙台時代はけっこう駄目な子扱いだったけれど、千葉ではそれなりに活躍している。何か似た境遇の中島先輩を見習 い、新天地で頑張って飛躍して欲しい。
  種子生産における雌雄の対立のモデルの再解析を今日も行った。進みがのろいのは、この再解析をすることに本当に意味があるのか疑問に思ったままだからだと 思う。胚珠数が適応的に変化せずに固定された状況を考えるというのは、最適戦略の解析を長い間やってきた身にはどうも受け容れがたい所があるのだ。しかし それでも、昨日に比べると解析に目星はついた。目をつぶって解析してしまって、面白い結果が出たらやる気も湧いてくるかも。

8/29(月)の進歩 古本を売買しな いで 前 から憤然としていることがある。「これ論」の古本が、アマゾンとかで頻繁に売買されていることだ。こういうのって、著作権の侵害にならないのか? 本を複製することは明確に著作権の侵害にあたる。著作権者から購入すべき情報を、不正に手に入れる行為だからだろう。古本だって同じではないのか?   古本は、紙が汚れている程度で、本の持つ情報はまったく劣化していない。著作権者から購入すべき情報を手に入れることに代わりは無いのだ。しかし古本が売 れても、印税はまったく入らない。断っておくと、私は、印税は当然の報酬であると思っている。もちろん、「これ論」執筆の動機は、論文執筆に苦しむ若者を 少しでも助けたいという思いであった。そして実際に、「これ論」が役に立ったという話を聞くと、とても嬉しく思う。この感情は、「金銭うんぬん」抜きの純 粋なものだ。一方、何ヶ月もの間、全知力・全精力を振り絞って「これ論」を書いたことも忘れないで欲しい。これへの対価を求めてはいけないのか?   だから皆さん、古本を売買しないで。新品を買って。不要になったのな ら、資源ゴミに出して欲しい。要するに本は紙。「資源ゴミに出すより古本として売る方が本を大切にしている」なんてことはないと割り切ろう (絶版になったものは別にして)。
  種子生産における雌雄の対立のモデルを、ちょこっと再解析した。胚珠数が決まっているときに、受粉量などが変動したらどうなるのか気になったのだ。実 際、ある数の胚珠を作ってから、その年の受粉量は決まる。受粉量が予想より多い場合、少ない場合にどう対応すべきか見てみる必要がありそうだ。ところが やってみると、この計算が結構難しい。一日悩んでしまった。

8/28(日)の進歩 あーあ ベガルタ仙台は京都パー プルサンガに 1-3  で敗退。三位甲府との勝ち点差が 7 に開いてしまった。こんな日は、二位福岡との勝ち点差は 11 のままだと現実逃避することにしよう。
 ネットでは、都並監督のアホ采配がまたしても批判されている。もう我慢も限界だ。来年のことも見据え、早急に新監督にするべきだ。都並にやらせていて は、何も進歩がないまま時だけが過ぎていくことになる。そこへ日 刊スポーツが、「面白ければいい」「売れさえすればいい」という本性丸出しの馬鹿記事を書いた。「都並監督来期続投へ」だとぅ?  名川社長は、「彼を(シーズン途中で)辞めさせることはない」、「1年目だしころころ変えるのはチームにとって得策ではない。まだ、終わったわけではない し勝利を信じて見守りたい」と発言しただけである。この二つをどう解釈すると、「来季も契約を更新する考えを示唆した」ことになるんだ?  この記者は、よっぽど頭が悪いか、事実を伝える気が無いかのどちらかである。いずれにせよ、こんな記事書くやつはクビにすべきだ。
 友蔵と私が主催したシンポジウム(送粉者の行動から眺める送粉系)があった。けっこうお客さんが集まってくれて嬉しかった。一人目の演者の井田君は、花 の色が変わることの適応的意義を調べた研究を紹介してくれた。色の変わった古い花が残っていても、株への誘引には寄与しないというデータには驚いた。で は、色を変えることの意義は?  井田君の説について、懇親会で議論した。正直、まだ完全には納得していないけど(笑)、着眼は面白かった。二人目の演者の川窪さんは、訪花行動を二台のビ デオで徹底解析した研究を紹介し下さった。まず、映像のすごさに圧倒された。そして、花を訪れるのかどうかという昆虫の意志決定の仕方が見えるようだっ た。こうした解析は、花の形や色の進化の解析にも応用できると思う。三人目の演者の横井君は、ハナバチが花に匂いを付けることの意義を調べた研究を紹介し てくれた。今まであまり調べられていなかった訪花昆虫種に着眼していて、匂い付けの進化を広く調べようと試みで面白かった。四人目の演者の横ちゃんは、花 の形と訪花昆虫の身体の関係を解析した研究を紹介してくれた。集団間で、花と昆虫の対応関係が分化しつつあるさまを描き出していた。種分化の機構にもつな がる解析だと思った。最後の演者の友蔵は、訪花昆虫が、花序の見た目(開花数)で訪花花序を選ぶのか、中身(蜜量)で選ぶのかを実験的に調べた研究を紹介 してくれた。さすがの発表で、私は鼻高ヶであった。何度聞いても、綺麗で鮮やかに思う。
 夕方、タン屋利久で懇親会をした。三年生の、伊藤君・片淵君・小嶋君・児玉君も参加してくれた。牛タンを食べられる、先輩の話を聞ける、酒井研に勧誘さ れるという三大特典付きだ。二次会で牡鹿半島に行った。酔った勢いで車を連ねて半島へ繰り出したのではない。そういう名前の居酒屋に行ったのだ。期待に反 して、店員は私の背中に何もかけず(昨日の進歩参照)、きっちり飲食代を払って帰ったのであった。
 友蔵お疲れさま。シンポの企画を実質一人でこなしてくれた。おかげで、面白いシンポになった。これからも新しい企画をするなどして、若手としての地位を 確立していって欲しいと思う。<--- これ大切だよ。

8/27(土)の進歩 疲れた 例によって、昨 晩ははしゃぎ過ぎてしまった。陶山さん・土松・キメグ・友蔵・モリナガ・彩子・りんか・みっちーで飲み。楽しかった。二次会で行ったワインバーで、私の背 中に店員が何かをかけてしまった。えらく恐縮して、「いかがいたしましょう(洗濯代をお出ししましょう)」と言うので、「飲食代をただにしてくれ」と答え た。店員は一瞬言葉に詰まったけれど、「承知しました」と要求を飲んだ。儲けた。
 今朝は、八時に会場集合。しかし当然起きられず、気づくと 8:30 であった。二日酔いぎみなので、「もういい、仕事は無いだろうし、寝ていよう」と思った。しかし、ポットを持っていく約束をしていたのを思い出し、慌てて 家を飛び出した。会場に無事に届け、しばしうろうろしていたけれど、頭が痛いので帰ることにした。駐車場へと歩いていたら、背中になんか貼っている人がい た。「新今西進化論発売中」とか書いてある。例のお方か。
 二度寝して目覚めると一時近くになっていた。土松のポスターを見る約束があったので、再び会場へと向かった。会場で、伊藤君・五十川さん・上嶋さん・片 淵君・小嶋君・高橋くんら三年生を見かけた。久しぶり。会場係りのアルバイト?  一方、土松は、他の人のポスターを見ている。なんだ、彼の発表は明日であったか。
 今日は懇親会。しかし、昨夜の酒が残っていてそんな気分になれない。面倒なのでさぼることにしよう。そしてラジオを聞きながら、ベガルタ仙台を応援する のだ。

8/26(金)の進歩 難題  積水ハウスの人 が、metos という暖炉業者を連れて我が家に来た。この業者の方が、私の希望を聞きながら、暖炉を設置可能かどうか下見してくれた。その結果は厳しいものだった。私た ちが希望していた、和室との境は面積的に狭く、ビルトイン暖炉(本格的暖炉)を置くのは無理だという。薪ストーブなら置けそうだけれど、屋根を突き破って 煙突を付ける工事をしないといけない。さらには、居間と和室との境に、長さ 1.5 m(和室部分に 1 m 突き出る)、高さ 80 cm ほどのレンガの壁を作る必要がある(防炎のため)らしい。うーーんだ。薪ストーブじゃねえ。気乗りしない私に業者は、テレビを置いている場所に暖炉を置く という、人の家を何だと思っているんだという大胆な提案をした。ここなら、煉瓦造りの本格的暖炉を設置可能だという。なるほど。しかし、この方向(テレビ のある場所)を向いて五年間暮らして来た。テレビをどこに移動すべきか。和室との境(元々、暖炉を置こうとしていた所)?  試しに、そっち向きに座ってみた。しかし、綺麗な庭に背を向けて座ることになり、違和感特大であった。となると、東側の窓の下か。窓がちょっと隠れるのは やむなしとすべし?  うーーむ、難題だ。こうした苦悩は本業だけにして欲しいというのが私の持論であるが、しばらく悩みそうだ。なんといっても、暖炉の魅力は捨てがたい。業者 が、「色々考えて、他の案も出します」と言ってくれたので、期待することにしよう。
 気づくと今日から進化学会が東北大で開かれる。正直、何も準備を手伝わなかった。せめて当日くらい働くことにしよう。そう決意して早めに会場に行った ら、いきなり何もすることが無い。仕方ないので、昼食を摂った。はなからこれか。その後会場にいたら、三中さん・嶋田さんが総会用の資料を作るのをお手伝 いするという、待望の仕事を頂戴した。進化学会受賞講演を終え、二人を待っていたら、岩手大学の齋藤さんという方と、農工大の瀬戸さんという方に、「これ 論」が役に立ちましたと声をかけられた。嬉しい。こちらこそありがとう。さ、これからモリナガらと飲みに行く予定。でもじゅりにご飯をあげに、家に一度帰 らないと。
 ずーっと前から気づいていたけれど、ベガルタ仙台は明日、敵地で京都パープルサンガと闘う。絶対に勝ち点 3 を取らないといけない闘いである。前回の対戦では 3-1 で勝ったのだ。恐れる必要はない。突撃せよ、そして必ず勝利せよ!

8/25(木)の進歩 清水大明神  清水秀彦大明神の個人ページが誕生した。仙台 サポに今も深く敬愛されている大明神。徳川幕府の神君家康にも匹敵する。大明神も、仙台を深く愛して下さっている(お言葉)。これはやはり、GM または社長としてベガルタ仙台に降臨していただくべきではないか。サッカーに対する理解・指導力・人脈は折り紙付きなのだから、何の不安もない。それに、 大明神の乗っているバスなら、仙台サポは絶対に取り囲まないであろう(参 考。バス囲みは今年三回目)。
 「必要とあれば味方をも斬る」(サンスポよ り)って、文字通りの場面を想像してしまう。シュウェンクを斬り捨て、すかさず刀を構え周りを睨む。かっこいいけど違っている。
 悩んでいてもしょうがないと、種子生産における雌雄の対立モデルの論文を書き始めた。イントロをちょこっと書いてみて、次に、モデルの説明の章を一挙に 書いてしまった。やはり、書いてみると考えがまとまって良い。「こういう文献があるのでこういうイントロにする」という発想ではなく、「こういうイントロ にしたいのでこういう文献を探す」という発想に切り替わり、文献集めの目安が出来ることも利点だ。

8/24(水)の進歩 J2 と J1、刺身と寿司  J2 と J1 は大いに違う。 J1 は日本の頂点に君臨するリーグであり、レベルも当然日本最高だ。そこを勝ち抜いたクラブには、日本最強という栄誉が与えられる。世間が注目するのも断然 J1 である。だからこそ J2 のクラブは、J1 を目指して死闘を繰り広げている。J1 よりも J2 がいいというクラブは、ベガル タ仙台のフロントを除き存在しないのだ。一方、刺身と寿司はそれぞれに美味しく、甲乙をつけがたい。リーガエスパニョーラとセリエ A を比べるみたいなものだ。ーーーーーと、私は思っていたのだが、驚くべき事実が判明した。ベガルタ仙台 DF 根引は、「刺身は好きなんですけど、寿司が苦手なんです」(食材王国みやぎよ り。以下同様)だと!  生ものが苦手で、刺身も寿司も嫌いという人はいるだろうけど、刺身は好きで寿司は苦手とは。刺身になくて寿司にあるものというと、しゃり(米)と酢か。 「カレーライスなんかは好きでしたけどね」と語ることから判断して、米は嫌いではないようだ。となると酢が苦手と結論出来そうに思える。しかし、「酢の物、モズクとか…豆腐なんかも必ず食卓に上がります」という、自分の言って いることわかっているのかという発言(毎日食べているものが苦手とも思えない)。米と酢が合体して酢飯となることに問題があるのか、あるいは、酢飯とネタ が合体して寿司となることに問題があるのか ……………?  などと考え込んでいる場合ではない。私が書きたかったのは、根引きのサイン入り色紙のことだ。燦然と輝く、「刺身から寿司へ」という決意。「J2 から J1 へ」ではないのかと、涙する仙台サポであった。付記;もち ろん私は、色紙プレゼントに応募した。刺身も寿司も大好きなので、ほっとけやしない。
 土松はどうか知んねーーけど、モリナガはちゃくちゃくと、進化学会ポスター発表の準備を進めている。草案をメールで送ってくれたので、意見を述べた。も う完成だろう。
 種子生産における雌雄の対立関連の論文を読んだ。疲れたというかわけがわからないというか。遺伝的すり込みだの、雌親と子の対立だの、雌親と雄親の対立 だの、いろいろややこしくて大変だ。頭に血が上って、自分のモデルとの関連を冷静に考えられなくなっている。考えるべきことがそこにあるはずなのに、頭が それに向かわない感じだ。

8/23(火)の進歩 怒怒怒怒怒  非道い 話を聞いた。キメグと鈴木まほろさんが保全生物学的視点から研究しようとしているある植物が、集団ごと盗掘されたのだという。しかも、その植物の北限集団 という貴重なものである。先週末に調査をして昨日また調査に行ったら、堀り盗られていたそうだ。怒怒怒怒怒怒怒怒。悪徳業者がやったのか?  こんなこと、人の家に押し入って強盗するのと同じ重罪だ。決して許すまじ。
 どうでもいいことかも知れないけれど、この人の 文章が嫌いだ。かんに障る。「『キング』カズを迎えた興奮はすごかったね」「90分のエネルギーとしては1番だったかもしれないね」「下位の横浜 FCに引き分けたのは残念でたまらないね」などなど、なんでいちいち「ね」を付けるんだ?   新聞記事として、不特定多数の人に向けて文章を書いているという自覚に欠けている。「仙台はずっとチームとして戦い続けるんだから、ね」って、「続けるんだから」で終わると思わせておいて「、ね」か! ああ、ぶん殴ってやりたい。注:仙台スタジアムでの彼の実況は好きです。
 暁子のミネヤナギの論文について意見を送った。
 種子生産における雌雄の対立のモデルを論文にするため、関連文献を集め出した。雌雄の対立の研究はやはり動物が多い。植物は少々。だから、同じ着眼のモ デルがあるわけないと、大波じゃなくて大船に乗った気分だ。

8/22(月)の進歩 平家とベガルタ 昨日、 大河ドラマの「義経」を見た。京 --> 一ノ谷 --> 屋島 --> 彦島と追われてきた平家一門。追われるたびに、「次こそは我らが勝つ」と希望を託す。状況はどんどん絶望的になっているというのに、悲壮である。そして、 何か馴染みのある光景だなと思った。あれだ。「首位と勝ち点差 5」-->「首位と勝ち点差 10」-->「首位と勝ち点差 20」-->「二位と勝ち点差 5」-->「二位と勝ち点差 8」-->「二位と勝ち点差 11」-->「三位と勝ち点差 3」-->「三位と勝ち点差 5」-->「三位と勝ち点差 8」-->「少しでも可能性がある限り」-->「最後まで全力で闘うのがプロ」。
 暁子がとうとう、ミネヤナギの論文をまとめた。今日は一通り読んだ。コメントは明日だ。
 積水ハウスに電話をかけて、暖炉を見繕ってくれと頼んだ。いろいろな種類があるみたい。煉瓦調のお洒落なやつをお願いしておいた。どんな案を提示してく るのか楽しみだ。

8/21(日)の進歩 別荘の時代が終 わり、暖炉の時代に突入  暁子とじゅりと一緒に、八幡平へ行った。突然芽生えた別荘への憧れを抑えきれず(8/13 の進歩参照)、ロイヤルシティ八幡平リゾートという別荘地を見 に行ったのだ。別荘地の入り口に着くと、営業社員が二人、暑そうにしながら座っていた。黙って入っていくのも気が引けたので、「土地と中古物件を見に来ま した」と言うと、二時間くらいかけて案内してくれた。一つ目に見た中古物件は、いかにもという丸太小屋であった。第一感が「狭い」。しかし、別荘だからそ んなものか。惜しむらくは、開けた所に建っているということ。私は、木立の中の別荘に憧れているのだ。残念。二つ目は建て売り別荘で、風呂が気持ちよさそ うだった。しかし 2200 万円なんて高すぎる。その後は、別荘地内を歩き回って土地をたくさん見た。良い感じの木立に被われた土地が広がっていて、うっとりしてしまった。しかし値 段が。土地+建物で 2500 万円とかしちゃいそう。衝動買いする値段ではないな と思うのであった。社員は語る。「500 区画残っていて、月に一区画売れる状況。全 部売れるまであと 42 年……………」。見学の間、じゅりも連れて歩いた。日差しが強くばててしまったようだ。水をやったら、腹這いに なったまま水を飲むという横着であった。 結論。とりあえず、別荘への憧れは封印するしかない。
 営業社員に、暖炉はいくら位かかるのか聞いてみた。と、「20-30 万円、かなり高くても 100 万円」と言う。衝動買い出来る値段だ! いや、暖炉に対する憧れはずっと抱いていたのだ。仙台の自宅につける場所はあるか? ある。明日さっそく、積水ハウスのリフォームセンターに電話してみよう。こうして、別荘を見に行って暖炉を買う気になって戻るという、筋が通っているのか 微妙な旅を終えた。

8/20(土)の進歩 ねえどうして すごくすごく弱いこと ただ伝えたいだけなのに 涙が出ちゃうんだろう 横浜 FC と 0-0 の引き分け。二位福岡との勝ち点差は 11 に広がった。
 昼食後、近所に出来た、極楽湯という温泉に行ってみた。卓球も出来たので 30 分やってみたら汗だくとなった。風呂は、広くて湯船もたくさんあって良かった。しかし、温泉という気は全然せず、ただのお湯であった。まあ、ボウリングし て地下水を汲み上げたようなもんだから仕方ないか。その後自宅で休息し、仙台スタジアムへと向かった。
 今日の入場者数は 1,9094 人という久々の大台であった。横浜 FC にはカズがいた。そのせいか、ビジター席は満員で、ホーム三ツ沢のゴール裏より多いと思う。そして腹立つことに、横浜 FC 側を映すカメラマンの方が多かった。なんということか、仙台のホームというのに。
 前半は、どちらも満足にボールをつなげない凌ぎあいとなった。カズ・城の 97 年型日本代表 2 トップは、中田洋介・木谷公亮・根引謙介のサンスケズと森川拓己之介が封じ込めた。前半 20 分頃に都並監督は、中盤の左右を入れ替え、右に関口、左にリャンにした。なぜ始めからそうしなかったのか。二人とも右利きで、縦への突破が持ち味の関口 と、切り返して中に入るのが得意なリャンなのだから、この配置の方が良いに決まっている。後半頭から、大柴に替えてシュウェンクを投入。理解不能な交替で あったが、大柴は発熱していたらしい。なかなか点が入らない展開に業を煮やしたのか、後半 27 分には、リャンに替えて千葉を投入し、千葉の一人ボランチ、熊谷が右、シルビーニョがトップ下ぎみとなった。千葉が入って、中盤の底はぐっと安定したと思 う。しかし結局、決めるところを決められずに、0-0 の引き分けに終わってしまった。
 あまりに痛い引き分けだ。二位に入るのはもう絶望だろう。数字上だけでなく、チーム力として絶望を感じさせる闘いであった。四位札幌対五位山形の試合が 中止になったので、三位との距離感がはっきりしないけれど、こちらも遠のいたことは間違いない。はあ。
 しかし今後への希望もあった。中田と関口の奮闘だ。特に、中田の突破は強力な武器となるであろう。右サイドバックに定着するのではないか。さすが、「田中と中田だけで作る 日本代表」に選ばれるだけある。一方、決定機を外したシュウェンクに対し都並監督は、「海よりも深く反省するように」言ったらしい。ポルトガル語 で何と訳したのか、妙に気にかかっている。
 いつものことだけれど、今日の主審北村も最悪であった。転んだらファールを取るという「転んだ者勝ち」の判定に、スタジアム全体が殺伐となった。とくに 酷かったのは後半の場面だ。左サイドを攻め込む横浜に仙台がファールを犯す。しかしボールが横浜の選手に渡ったのでアドバンテージを取った。ここまでは良 い。ボールを受けた横浜選手は切り込んでセンタリング。しかし精度が悪く、仙台の選手に渡った。ここでなんと北村は、笛を吹いてアドバンテージを取り消 し、仙台の反則を取り直したのだ! 絶句。これでは、横浜に二度攻撃機会を与えることになるではないか。こんなはちゃめちゃな主審、見たことがない。

8/19(金)の進歩 明日は横浜 FC 戦  ベガルタ仙台は明日、ホームに横浜 FC を迎え撃つ。負けたら終わり、引き分けても終わり。絶対に勝たなくてはいけない闘いである。何が終わるかというと、J1 自動昇格圏の二位入りだ。まだ終わっていなかったのかと思う方もいるかもしれないが、宮城県内ではまだ目 指しているのだ。明日は、目出度く出場停止の富田に替わり(そうでもなければ、都並監督は性懲りもなく彼を使うであろう)、左サイドバックには森川が回 り、右サイドバックに中田が入る。期待できそうな布陣だ。ダブルボランチはシルビーニョと熊谷。守備面に関してはちょっと不安だ。熊谷は右サイドハーフの 方が合っていると思う。その右サイドハーフにはリャンが回り、左サイドハーフに関口が入るらしい。素直に、リャンが左のまま、関口が右では駄目なのか? こっちの方が断然良いと思うのだが。一方の横浜 FC は、強力な株主がついて資金力が増したためか、カズ (38)・山口 (36)・浮氣 (33) を補強した。97 年日本代表を目指しているのは明白で、カズと城の 2 トップに山口のボランチだ。浮氣もきっと、「小村のつもり」とかいって採ったに違いない。金持ちの道楽何も仙台戦めがけて補強しなくてもいいの にねえ。でも、平均年齢 35.67 才の補強をするかという気もす る。明日はきっと、「今の単独チームと昔の代表のどちらが強いのか」という、皆の疑問に明快に答えてくれるであろう。もちろん、勝つのは仙台!
 種子生産における雌 雄の対立のモデルの解析を今日も行った。悩んだ末、受粉量を 変動させるのはやはり無意味と思いつつある。それと、研究の主眼の置き方を考え直した方が良さそうな気がしてきた。今までは、余剰胚珠(種子とならずに死 んでしまう胚珠)が進化した要因に関する新しい仮説の提示が主眼であった。しかしこれよりも、雌雄の対立そのものに主眼を置いた方が良いようにも思う。
 今夜はこれから、久しぶりに陸女寿司に行ってくる。帰仙する暁子と、美味しい寿司をしっぽり味わうのだ。

8/18(木)の進歩 学生の研究環境の改善に努める  指導教官の愛を込めて、モリナガの机環境を改善した。モリナガは、岡崎の基礎生物学研究所で修行中のため、東北大には仮の机が置いてあるのみである。 帰仙中はこの机を使うのだけれど、どうも居心地が悪かったらしいのだ。モリナガの机は私の机の真後ろにあり、モリナガの机の前に、間仕切り代わりのホワイ トボードが置いてある。しかし、ホワイトボードの脚部分の方が机よりも少し高いため、机のすぐ上 10 cm ほどが隙間になっている。そこから私の後ろ姿が見えるらしく、覗き見しているみたいで気にかかるという。じゃあ何か目隠しをしておこうという話になり、今 日、思い立って実行した。

「スクリュードライバーをピッチャーで!」机(2003.6.28 の進歩参照)
モリナガ机

この勢いなら勉強もはかどる! きっと気に入って貰えると思う。少なくとも私は満足だ。
 八甲田から帰ってきたキメグと話をした。学生のフィールドを色々見せて貰ったらしい。そして、ちのの材料であるオオカメノキの結実率が非常に低いとのこ とだ。………………………。衝撃。ちのからの報告を待つ。
 種子生産における雌 雄の対立のモデルの解析を今日も行った。さらに改良を加え、モデルは向上したはずなのだけれど ………。なんか、改良するほどに現実から離れていっている気がする。現実ではありそうに無いことが最適解として出てくるのだ。うーーん、やはり、受粉量を 変動させないと駄目か? とりあえず、簡単な状況(受粉量が多いときと少ないときがある)で考えてみよう。

8/17(水)の進歩 宮城県沖地震ではない  んだとさ(河 北新報より)。想定していた震源域の南側部分だけで起こったものらしい。つまり、プレートのひずみはまだ残っていて、これから本物の宮城県沖地震 が来るとの見方だ。しかし、「今回の地震は、想定していたものとは違う。想定震源域はもっと広く、今回はその一部が破壊されただけ」だとしても、プレート のひずみは部分的には開放されたのではないのか? 一度にどかんと来るよりも、地震の規模は小さくなるということではないのかしらん? 一方、「78年の震源域のひずみは解消されず、むしろ増えたと考えられる」という説もあるらしい(朝 日新聞より)。地震が起きることでひずみが増えるって、どうして何だろう?  素人にはわからん。
 で、我がベガルタ仙台。地震が起きたため、昨日の午後三時からの練習を中止にしたらしい(サンスポよ り)。なんだそれ? 地震が起きたのは午前 11 時 46 分。クラブハウスの壁掛け時計が落下して壊れただけなら、すぐに平常を取り戻したはずだ。「選手や選手の家族に少し動揺があったので…」って、土曜日に背 水の陣を闘うことをわかっているのか? 「壊れた時計は、今季が事実上終わった瞬間を指して止まっていた」なんてことになったりして。そんな時計を展示してくれる博物館は無いからね。
 種子生産における雌 雄の対立のモデルの解析を行った。ちょっと数値を変えて計算してみたらおかしな結果が出た。おかげで、計算間違いに気づいた。さっそく修正して事なきを得 た。
 土松、無事か?

8/16(火)の進歩 地震  朝から気の乗らな い仕事をして、少し早めに研究室で弁当を食べていた。そこへ横揺れがぐらりと来た。「地震か。その内おさまるでしょ」と思ったのも束の間、横揺れが激しく なっていく。「これは大きい」と直感した。「もう終わるだろう」と思っても、横揺れはますます激しくなるばかりであった。がたがたとした揺れと言うより、 建物を巨人に揺すられている感じ。机の上のパソコンが動き出し、袖机の引き出しが開いて倒れそうになった。私は、両手でパソコンを押さえ、左足で袖机の引 き出しをなんとか元に戻した。やがて、パソコンの電源が切れ(一瞬、安全装置が働いたのかと思った)、部屋の電気が消えた。停電だ。それでも横揺れはおさ まらない。ようやく(一分間ほどか?)揺れが小さくなってきた。身体がゆらゆらとしていて、地震が終わったのかどうかよくわからなかった。しばし待ち、揺 れはおさまったことにして、廊下に出た。ヤスムラ・松本・アラマスがいて、一様に「怖かった」と言っていた。確かに怖かった。心臓のどきどきはしばらく続 いた。身体がゆらゆらした感じもなかなか抜けなかった。テレビをつけて地震速報を見た。最初に目にした民放では、関東甲信越の震度しか報じていなかった (日本地図の栃木のところに「震度4」とか書いてあって、福島には何も書いていない)。なんだこりゃと思い、NHK に切り替えた。宮城県沖を震源とし、震源の深さは 42 km、マグニチュード 7.2、宮城県で震度 6 弱だと。研究室の所在地である仙台市青葉区は震度 4 とのことだけど、実感はもっとすごかった(13 階建ての建物の 10 階というせいもあろうが)。
 一段落したら、じゅりのことが心配になってきた。万一、棚から物が落ちて怪我でもしていたら。今頃、私の帰りをわんわん叫びながら待っているかも知れな い。大急ぎで車を走らせ、自宅へと戻った。室内に入ると静まりかえっていた。じゅりの姿は見えない。二階の書斎で寝ていて、本の下敷きにでもなっていたら ………。二階に上がり、じゅりを探した。本棚は無事のようだ。じゅりのお気に入りの場所を覗き込むと、「んごーー、んごーー」といびきをかいて寝ていた。 鼻をつついて起こすと、嬉しそうにしっぽを振って私を見た。もしかして、地震に気づかなかったのかえ?
 研究室に戻り光合成測定室を覗くと、床が水浸しになっていた。水槽の水がこぼれたらしい。携帯用光合成測定装置も水に濡れていた。これはまずいと思い、 装置に付いた水をタオルで拭き取った。そして、研究室に残っていたアラマスと一緒に、床の水をモップで拭き始めた。そこへ、八甲田にいる石川から、研究室 の様子を訊ねる電話がかかってきた。携帯用光合成測定装置のことを話すと、風通しの良い部屋に移してくれとのこと。セミナー室に移し、光合成室の床掃除に 戻った。モップでは埒があかないので、使用済みのコピー紙を床に敷き詰め吸水させた。やがて、実験園から戻ってきたイトちゃんも手伝ってくれて、なんとか 床掃除を終えたのであった。
 ああ怖かった。胸がまだちょっとどきどきしている。今の願いは、これが宮城県沖地震であって欲しいということだ(参考)。 もしそうなら、大きな地震はもう来ないことになる。しかしまたしても、「宮城県の沖で起きた宮城県沖地震ではない地震」などという嫌がらせとしか思えない ことだったら、もっとすごいのが来るのかと怯えながら過ごすことになる。この点について、岡田義光・防災科学技術研究所企画部長は、「第一印象としては想 定された宮城県沖地震だと感じている」という頼もしい発言(朝日新聞よ り)。朝日新聞も、「宮城県沖地震」とさっそく呼んでいる。ふれふれ、岡田! 一方、共同通信は、「宮城県南部地震」と呼ぶ頑なな姿勢だ(共 同通信より)。大竹政和・地震予知連絡会会長に至っては、「今回の地震で、心配されているマグニチュード(M)7.5前後の宮城県沖地震が起こる 準備の最終段階に入ったといえる。今回の地震で、震源域に無理な力が かかり、宮城県沖地震が起きやすくなったといえる。1978年の宮城県沖地震の際も、2年ほど前から周辺部でM6級の地震が起きた。今後、注視する必要が ある」(河北 新報より)という血も涙もない発言。マグニチュードがちょっと小さい(今回 7.2、想定 7.5)が問題らしいけど、役人みたいに杓子定規なこと言うんじゃないよ!

8/15(月)の進歩 どんぶらこ 朝から悩み 中だ。なかなか勝てない都並仙台を日刊スポーツは、「どんぶらこ、どんぶらこ。いまひとつ波に乗り切れない」と嘆いた(日 刊スポーツより)。???。はて、「どんぶらこ」は波に乗っていないのか?  となると、「川上から大きな桃が、どんぶらこ、どんぶらこ」と流れて来たにしても、おばあさんの所にはなかなかたどり着かなかったのか?  確かに、波に揉まれて上下するばかりで、なかなか進まない印象が無いではないが。
 で、その仙台。頼りない監督のせいで、J1 昇格がじわじわと絶望的になりつつある。一昨日の試合について都並監督は、「このまま時間が過ぎて逃げ切れるのではないかという空気がベンチと選 手にあった。攻撃参加を抑え相手の攻撃をしのいでチャンスをつくりたかったが、引いて守る弱点が出た」と語ったそうだ(日 刊スポーツより)。ベンチが選手と一緒になって、「逃げ切れるのではないかという空気」に浸っていてどうするのだろう。逃げ切るためには何をすべ きか、それを指示するのがベンチの役目のはずだ。実際、森川と熊谷は、ピッチ内で意思統一が無かったと語っている。それと、「引いて守る弱点が出た」っ て、いったい。そんな弱点のある戦術って意味あるのか? …………「いまひとつ波に乗り切れない」のかどうかは別にして、「いまひと都並に乗り切れない」のは確か。うまい! 座布団くれ。
 種子生産における雌 雄の対立のモデルの解析を行った。だいたい、予想通りの結果だ。さて、これで良しとするか。それとも、もう少し解析を加えるか。具体的には、受粉量を確率 的に変動させるかどうか。この解析を新たにやっても全く意味はないという確信はある。一方、レフリーが、「変動させないと駄目だよ、だからリジェクトだ よ」と言ってくる予感もある。すなわち、レフリー対策だな。無意味な世界だな。

8/14(日)の進歩 芝生でサッカー 芝生で サッカーをした。異様に熱く、このままでは熱中症になるかと思い、休憩中に水をたくさん飲んだ。風呂上がりのビールを楽しみにしている私は、普段は、サッ カー中に水を一滴も飲まない。しかし今日は、「命には替えられない」と思ったのだ。その後なぜか、雨が降り出した。このところ、梅雨みたいに雨続きであ る。いったいどうなっているのだろう。帰宅しても、激しい雨は続いていた。庭の植物に肥料をあげようと思っていたのだけれど。しばし迷い、どうせサッカー 中に濡れたのだからと、雨の中、傘もささずに肥料やりをした。髪と肩はびしょ濡れになったけれど、それより下は思ったより濡れないんだねえ。濡れた身体を 風呂で暖めてから、お好み焼きにビールを飲んだ。至福であった。

8/13(土)の進歩 惨敗  ベガルタ仙台がコンサドーレ札幌に、1-2 で逆転負けした。気持ちの弱さ、試合運びの下手さのでた逆転負けだった。
 今日の試合は二時から。録画しておいて、蔵王にお出かけした。何をしに行ったかというと ーーーー。昨日、研究室の郵便受けに入っていた大和ハウスのパンフレットを何気なく見ていたときのこと。ロイヤルシティ宮城蔵王リゾートという別荘地の案内があり、一瞬 にしてびびっと来てしまったのだ。広々とした敷地で木立に囲まれた生活、しかも温泉付き。憧れだ。私は、ひとたび琴線に触れるといても立ってもいられなく なる質なので、さっそく見に行ってしまったというわけ。まさか買いはしないだろうけど、見るくらい良いではないかという感じだ。別荘地内を車で一回りした 後、販売事務所で話を聞いた。そうしたら、同じ系列の、ロイヤルシティ八幡平リゾートという、もっと魅 力的な別荘地を教えられた。岩手山が目の前に見えて眺望抜群、自然植生は豊か、そして蔵王よりかなり安い。さっそく見に行ってしまおうか。まさか買いはし ないだろうけど、見るくらいいいではないか(繰り返し)。
 三時過ぎに帰宅し、情報を封印してビデオを見た。立ち上がり、どちらも中盤で繋ぐことが出来ない。ミスも多い。しかしその内、風上(かなりの強風が吹い ていた)の仙台が支配するようになった。見事にパスをつなぎ、攻め崩す所まではうまく行く。ところが、ラストパスやシュートが不正確で点が入らない。結果 として、この時間帯に得点できなかったことが響いた。後半になると、風上に立った札幌が支配するようになる。仙台の穴、左サイドバック富田を徹底的に攻め チャンスを作る。しかし札幌も取りきれない。そうこうする内、シュウェンクのヘッドが決まって仙台が先制した。残り 19 分、うまく守って凌がなくてはいけない。そのためには、全員の意思統一と積極的な守備が必要だ。しかし仙台はそれが出来なかった。弱気になってしまい、後 半 37 分に同点にされてしまった。そしてあろうことか、その三分後には逆転された。何やっているのか。確かに後半の試合内容は酷かった。しかしそれでも、虎の子 の一点を 守りきらないと。それが出来ないチームに J1 昇格など夢のまた夢だ。
 二位福岡との勝ち点差は 9 に、三位札幌との勝ち点差は 5 に開いてしまった。いよいよ後が無くなった。世間様は、まだ昇格する気でいるのかと思っているかも知れないが、最後の最後まで、諦めずに闘うのだ。
 残念なお知らせ一つ。リャンの、北朝鮮代表招集が見送りとなった(14 日;韓国対北朝鮮戦)。前日になってなぜに? 私が日記で、「送り出したくないのが正直な気持ち」と書いたのを読んだのか。それとも、前日に J2 の試合をするとは知らなかったのか?<--- その公算大。J1 はナビスコカップの準々決勝しかやっていないし、J2 はお休みと何となく思っていたのかも。

8/12(金)の進歩 明日は札幌戦  ベガルタ仙台は明日、敵地でコンサドーレ札幌と闘う。負けたら終わりの闘いは続く。何としても勝ち点 3 を取って欲しい。札幌には今季、一戦目が 3 - 0、二戦目が 4-0 と相性が良い。一戦目は、後半開始早々、ペナルティエリア内で絶好のシュートチャンスを掴んだ清水を札幌の選手が倒し、PK かつレッドカードとなった。これで試合は一挙に仙台に流れた。札幌の反則は仙台には幸運で、清水は、「倒されなくても決められなかった」と自信満々に語ったという。二戦目は、魂の 籠もった闘いで仙台が圧倒した。しかし仙台には、気迫のこもった試合すると思ったら、弱気な試合もしてしまうという、心の弱さがある。札幌は、ずっと上位 を保っていて好調である。死ぬ気で闘わないと勝ち目は薄いであろう。負けたら、津軽海峡を越えて戻らぬ覚悟で闘うべし。
 一方、帰りは韓国経由なので津軽海峡を越える必要のないリャン(昨日の進歩参照)。一つ嫌な予感がしてきた。もしかしたら、8/17 にバーレーンで行われる、W 杯最終予選のバーレーン対北朝鮮にも招集されるのではないか。もしそうなったら、喜ばしい反面、8/20 の横浜 FC 戦はどうなってしまうのか心配になる。中東への移動をしながら、8 日間に 4 試合という、ヨーロッパ強豪チームのアジア出稼ぎツアー並の厳しさである。正直、バーレーンには行かないで欲しい。
 種子生産における雌 雄の対立のモデルの解析に今日も取り組んだ。解析的に解くのを諦め、怒濤のごとく数値計算に突入した。一応結果は出た。面白そうな感じもする。来週、もう 少し詰めてみることにしよう。

8/11(木)の進歩 リャン、北朝鮮代表に選出  ベガルタ仙台 MF リャンが、北朝鮮代表に選出された(ベガルタ OHP より)。いちおう、おめでとうと言っておくけど ………。仙台サポとしては、送り出したくないのが正直な気持ち。何しろ、13 日の 14:00 に札幌戦を闘い、14 日の 19:00 に韓国で試合、15 日に帰国するという弾丸ツアーだ。疲れに行くだけではないか? 20 日の横浜 FC 戦に、万全の体調で臨めるよう祈るばかりである。
 生物学科の広報委員会があった。高校生の数が減っていることと相まって、生物学科の受験生は減少傾向にある。生き残りのために、高校生に宣伝しないとい けないのだ。その方策は? 田村さんが、「仙台スタジアムに「東北大学」という看板を出せばいい」と言っていた。す、素晴らしい。是非とも。実際、湘南ベルマーレの胸スポンサーは産 業能率大学である。東北大学にだって出来ないはずがない。
 種子生産における雌 雄の対立のモデルの解析に没頭した。雌による資源供給の制御も入れたら、解析がえらく難しくなった。これは、数値的に解くしかないか。それと、8/9 に書いた、「供給制御が有利となることは無い」という予測は間違い。おそらく、これが有利となる状況も出てくる。へっへっへっ。

8/10(水)の進歩 ほとほと呆れたで という、一部 では伝説となっている言葉を自分に投げかけよう。関係者の皆様、まことに申し訳ありませんでした。自分に、ほとほと呆れております。詳しく 書くと、ますます迷惑をかけてしまうので、これでお終い。

8/9(火)の進歩 自爆解散 小泉首相が、本 当に衆院を解散してしまった。自爆としか思えない。ひょっとすると、「民主党政権誕生、自民党は下野」なんてこともありうるだろう。個人的には、四月の補 選(宮城二区)で当選したばかりの秋葉賢也さん(自民)に、同情と「けっけっけっ」を 7 対 3 で送りたい。秋葉さんは、仙台スタジアムに応援に来ているのを何度かお見かけしたことがあり、この点は好感度大であった。しかし、忘れもしない 4/17(4/17 の進歩参照)、サガン鳥栖に惨敗して怒りに燃えながら泉中央駅へと歩く仙 台サポに、「秋葉賢也をよろしくお願いします」とにこやかに(運動員が)ビラを配っていたのには怒った。「空気読めよ。誰が入れるか、宮城二区の選挙民 じゃないから。じゃなくて、こんな無神経なやつに」だ。さらにその後、政権放送の番組で、爽やかにキャッチボールをしている姿を映しているのを見て呆れ た。キャッチボールがあんたの政権か? イメージで有権者をごまかすでない。今度の選挙、自民に対する逆風は新人の身には辛いであろう。せめて、三ヶ月半の議員生活を思い切り楽しんでいただけたことを祈るばかりである。
  種子生産における雌 雄の対立のモデルを今日も解析した。野望は膨らみ、雌による資源供給の制御も入れることにした。私の可愛い弟子のモリナガが生意気にも、「雌が資源供給を 遅らせることを考えなくていいのですか?」ってなことを言ったのを取り入れたわけだな。余剰生産と供給制御の二つが可能なとき、どちらを行使することが雌 にとって有利なのかを解析するのだ。私の予想では、供給制御が有利となることは無い。へっへっへっ。
 視力矯正手術(エピ PRK)をしてから四ヶ月あまり経った。見え方は良好で、右目 1.5、左目 1.2 を保っている。ただ、目の乾き・ごみごみ感・涙の多さが気になるのと、夜間のハロー・グレアが酷い。夜の車の運転はちょっと怖い。見え方の感動が薄れた 分、気になる所が気になりだしたということか。というわけで明日は、東京まで四ヶ月目の検診に行って来る。更新はお休み。

8/8(月)の進歩 耳に虫が入ったときの対処法  仙台無線タクシー協会のカレンダーを見ていたら、耳に虫が入ったときの対処法を学ぶことが出来たので、皆さんにもお教えする。

「耳は敏感な場所ですから、慎重に、しかも手早く処置しましょう。一般的な方法は、光を近づけて虫を誘い出す。又オリーブ油か水、消毒用アルコール、手も ちの化粧水などを流し込み、虫を溺死させてつまみ出す方法も ………。」

耳に入りそうな虫って、蚊とかブヨとか? こいつらは光に反応するのかしらん? 水はともかく、オリーブ油・消毒用アルコール・化粧水を流し込むって、敏感な場所を大切にしている態度には見えない。「虫を溺死させてつまみ出す方法も ………」という終わり方は、「ふっふっふっ」という不気味な笑いが聞こえてきそうで良い感じだ。
 種子生産における雌 雄の対立のモデルを解析した。基本的な解析は済んだので、受粉量が変動する場合を解析しようと思った。ちょっとやってみて手が止まった。難しくて、どうす れば計算できるのかわからない。一歩も踏み出せない感じ。こういう悲惨な状況は、逃避に対する強い力をもたらす。「変動 させる必要はないのじゃないか?」 「変動させなくても、なんとかなるよきっと」「変動させる必要はない」「変動させるのは無意味」と、 気づくとえらく自信満々になっていた。ま、もうしばらく考えることにしよう。
 生協食堂の麺類の棚に、悪天のマスコットが飾ってあったので成敗した。飾るならベガッ太君だ。

8/7(日)の進歩 悪天 悪天がベガルタのス ポンサーになった(ベガルタ仙台 OHP より)。……………。悪天は綺麗事を並べているけれど、連中の腹は見え見えだ。ベガルタの観客を何とか奪いたいのだろう。悪天は開幕前、ベガルタの入場者 数を軽く抜くと思っていたに違いない。ところが、宮城県民がどちらを愛しているのかは明白だった。同日開催だった昨日も、仙台スタジアムに集まった人の方 が多かった(おまけに悪天の方は、招待券配りまくり、入場者数水増しだろう)。「悪天ブーム」(正確には、マスコミが捏造している偽の「ブーム」だけど) の今でさえこうなのだから、ブームが去ったらどんなことになるか。これに焦って、ベガルタにへいこらする振りをしながら、その観客を掠め取ろうとしてい る。ふん。こいつら、仙台サポの愛を知らぬ。ま、金だけは貰っておくよ。だいたいにおいて、ヴィッセル神戸を持っているというのに、どうして他のクラブの スポンサーになるのか。私が神戸サポなら、「その金を神戸に出せ」と怒る。まして、仙台と神戸が来期に同じリーグで闘うことになったら(どっちのリーグか とは言いましぇん)、どうするつもりなのだろう。
 祝、日本勝利。韓国を成敗するのは気持ちがよい。さして興味も無く斜め見をしていた東アジア杯だけど、女子代表と男子代表の試合を続けて見たときは印象 的だった。女子には悪いが迫力が違った(女子がつまらなかったという意味ではない。ただ単にパワーの問題)。ボールを蹴る音・パススピード・シュートの力 強さ・ロングキックの距離、こうしたパワーが全然違い、驚いてしまった。男子の試合は、ターミネーターの死闘を見ているみたいであった。

8/6(土)の進歩 なんとか勝った ベガルタ仙台が、 サガン鳥栖に 1-0 でなんとか勝った。高桑のファインセーブが無ければ、どうなったかわからない試合だった。
 先週末は八甲田山野外実習に行っていたので、休みが無しだった。今週は徹底的に休もうと、朝から敢然と何もせずに過ごした。しかし、徒に時が過ぎるばか りで、充実感もまったり感もなかった。
 夕方、仙台スタジアムへと向かった。早めに着いたので、泉中央の牛タン屋利久で夕食を摂った。驚いた。牛タン定食塩 1.5 人前が 2940 円もしたのだ。前は 1900 円だったのに、なんと 1040 円値上がりである。ありえない。肉は硬くてまずかったし。一刻も早く、アメリカ産牛肉の輸入再開をしないと、とんでもないことになるぞ。
 試合は、立ち上がりから仙台がペースを掴んだ。素早いパス回しで鳥栖を切り崩し、何度もゴールに迫った。中盤を横並びに変えたことも良かったのであろ う。トップ下がいない分、リャン・村上・シルビーニョらが、自由に前線中央に進出、ポジション交換も奔放に行っていた。鳥栖の選手は中盤で掴まえることが 出来ず、仙台が完全に中盤を支配した。そして前半 12 分、大柴が中盤でボールを奪うとバロンにパス。見事な動きでフリーになったところに、バロンからぴったりのボールが戻ってきた。それを落ち着いて決めて仙 台が先制! 大柴とバロンのうっとりする美技であった。ところが前半 30 分を過ぎると、いきなり仙台の足がとまった、ように見えた。実際は、都並監督が、ゆったりサッカーへの切り替えを指示したらしい。それからは、見ていてい らいらする展開が続いた。何しろ、速攻が全然決まらない。判断が遅いためボールを出すのが遅れることと、周りの選手の上がりが遅いことがあいまって、鳥栖 にみすみす守備を固められてしまう。後半 30 分くらいになると、鳥栖の猛攻にひたすら耐える展開となってしまった。なんとか凌いで、苦しみながらも 1-0 で勝利を勝ち取ったのであった。
 都並監督の采配は相変わらず訳がわからない。快調に攻めていたのに、何であんなに早い時間(前半 30 分)にゆったりサッカーに切り替える? 後半 30 分くらいまで、プレスサッカーを保てるだろう、プロなんだし。
 バロンと、鳥栖 GK シュナイダー潤之介の攻防は面白かった。バロンは、なんつーか、ぴしっと捉えて鋭いヘディングシュートをするのが苦手である。そのかわり、苦し紛れに当て てふわふわと上がったヘッドが、ループシュートのようにバーの下を襲うことが得意(というべきか?)だ。それを、「ノリヲから定位置を奪った男」(日本 一、褒められた気のしない褒め言葉)潤之介がぎりぎりではじき出す。こんな場面が数度あった。これが一度でも入っていたら、仙台も楽だったのにねえ。
 ともかく勝った。しかし、甲府を除く上位陣は軒並み勝ったので、苦しい状況に変わりは無い。来週の札幌戦も必ず勝たねばならぬ。

8/5(金)の進歩 明日は鳥栖戦 ベガルタ仙 台は明日、ホームにサガン鳥栖を迎え撃つ。二位(J1 自動昇格圏)の福岡との勝ち点差は 8。二位に入るためには、絶対に勝たなくてはいけない闘いである。明日の試合に、今期を賭ける気迫で闘って欲しい。鳥栖は、11 人全員が献身的に走り回り、前線から激しいプレスをかけてくるチームだ。一言でいうなら、都並監督の理想とは正反対のサッカーをする。そして、監督の理想 のサッカーをしたら粉砕されるのは目に見えている。鳥栖以上に献身的に走り回るサッカーを期待したい。明日は、中盤を、ダイヤモンド型から横並びに変える ようだ。ボランチは、シルビーニョと村上が組む。シルちゃんは、お願いだから守備を怠けないように。シルビーニョがボランチに入るときの唯一の不安がこれ なんだよね。一方の村上は、久しぶりの先発に燃えているらしい。「村上はシルビーニョと息の合ったパス交換と前線への鋭い縦パス、そして自らが前線まで持 ち込んでシュートする気迫まで見せた。」(サンスポよ り)。名文である。「シュートは、ゴールのはるか上を飛んで行った」という行間が、 ぴしゃりと伝わって来るではないか。とりあえず、ゴールではなく地面を狙ってシュートを打ってみてはどうだろう。そうしたら、こぼれ玉とかで、良いことあ るかも。注;村上は、ふかしの魔王と恐れられている。彼の連続枠外シュート記録は仙台の金字塔だ。近頃では、誰がふかしても、「村上」っと(歌舞伎役者に 対するように)かけ声が飛ぶ。
 種子生産における雌雄の対立の解析をした。悩みながらも突き進み、それなりに結果が見えてきた。結果は予想通り。来週もっと、突き進めていこう。

8/4(木)の進歩 月初め談話会 月初めの談 話会をした。出席者は七人。八甲田にいるイタポン・ひさし・ちの、岡崎にいるモリナガは、メールで報告をしてくれた。かとぅは、来週から八甲田に籠もっ て、サワギキョウとミヤマリンドウの蜜量の調査をする。個々の花ではなく、個体全体としての蜜分泌戦略が見えたら面白い。みっちーは、ヒメシャガ種子回収 という作業に職人魂を見せつけていたようである。一日に何度も見回って、まさにはじける直前に種子を回収する。私は、「ある程度のところで回収しちゃえば いいんじゃないの」と思っていたけれど、黙っていて良かった。おかげで、はじける直前の果実の状態を見極めるという、他にはあんまり役に立たにゃい技を極めたのだ。りんかの前には、たくさんのサン プル処理が待っているみたい。頑張っておくれ。それと、全部のサンプルを処理しようとせず、ある程度見切ってしまうことも必要だろう。彩子は、ヤマユリの 調査がまさに佳境。気づくと、牧研の堀江さんと山田君を子分のように使ってしまったらしい。す、すいません、恐縮です。友蔵は、学生実習のデータを論文に しようと解析を始めた。ウリに悩んでいるようだけれど、データのすさまじき厚さそれ自体も、十分ウリになると思う。キメグは、自身の研究のかたわら、イタ ポンの材料であるオダマキの予備実験をしてくれた。どうもありがとう。前途は厳しいかもしれないが、やる価値があるのではないか。私もついに、あたためて いた仮説を披露。みな納得してくれたようで良かった。八甲田組もモリナガも、それぞれに頑張っている。遺伝子導入したシロイヌナズナが閉鎖花を着けたら Nature 確実と思う。Nature, Science に論文が無いと教授になれないらしいので気をつけよう! 岩波の「科学」では駄目だぞ!(失礼なやっちゃねえ)
 で、あたためていた仮説(種子生産における雌雄の対立)の解析を始めた。久しぶりに Mathematica を起動してモデルを組み立ててみたけれど、けっこう難しい。簡単に解けないというか、しばし悩みそうだ。

8/3(水)の進歩 学習能力無し 昨夜は、絶 対 に勝たなくてはいけない試合を負けそうになるのをなんとか引き分けに持ち込んだから良かったのかやはり駄目なのか。引き分けてしまったのは、都並監督が性 懲りもなくゆったりサッカーをやらせたからだ。前線からプレスをかけることもなければ、数人で組織的に追い込んでボールを奪おうともしない。ただ、相 手ボール保持者の前にのんびり立つだけ。DF ラインの押し上げはなく、FW の二人は孤立してしまう。DF と FW の距離が間延びしているため、せっかくボールを奪っても速い攻めが出来ない。こんなサッカーを前半からずっと続けては、勝てるわけが無いのだ。そして、逆 転されると慌てて力攻めに行く。「我々の目指していた2つの戦い方というのを1試合の中で見せてくれたゲーム」(都並監督談;ベガルタ仙台 OHP より)なんてよく言うよ。順番が逆ではないか。やるべきは、立ち上がりからプレッシングサッカーをしてリードを奪い、後半途中からゆったりサッカーに切り 替えて逃げ切ることだ。「今後の連勝ということを信じれば、収穫のあったゲームだと捉えています」(都並監督談;ベガルタ仙台 OHP より)なんて訳がわからない。ふつーは、「昨日の試合に収穫があった」--->「今後の連勝が期待出来る」と考える。「今後の連勝を信じる」--- >「だから、昨日の試合には収穫があった」なんて、インチキ宗教の説教みたいだ。仙台は、ゆったりサッカーをやって第一クールは散々な目にあった。 第二クールに勝てたのは、プレッシングサッカーに変えたからである。それをまたゆったりサッカーに戻してしまうなんて、学習能力が無いのか、監督?
 レフリーをやった。判定は玉虫色。統計手法に対する疑問が拭えない。たとえば、「子の性比が、雄:雌:両性 = 1:2:1 である」という仮説を検定するのに、この仮説を帰無仮説においている。そして有意差がなかったら、「子の性比は、雄:雌:両性 = 1:2:1」と結論している。これは明らかにおかしい。有意差が無かったというのは、この仮説が棄却されなかったというだけで、正しいというわけではな い。本当は、「1:1:1」かもしれないし、「1:2:2」かもしれない「1:1.5:1」かもしれないではないか。

8/2(火)の進歩 今夜は福岡戦 ベガルタ仙 台は今夜、ホームにアビスパ福岡を迎え撃つ。二位福岡との勝ち点差は 8、昇格のためには絶対に勝たなくてはいけない闘いである。前節の甲府戦は酷かったようだ(映像未見)。DF ラインを立て直すため、渡辺に替えて根引がセンターバックに入るらしい。頼むぞ、ベテラン根引。自分にとっても、定位置を奪い取る好機のはずだ。きっちり 働いて、富澤の後を埋めるのは根引であることを見せてやってくれ。私はもちろん、参戦の予定だ。
 レフリーしなくてはいけない論文を読み始めた。雄個体・雌個体・両性個体が共存する植物における性決定の遺伝的仕組みを調べた論文だ。りんかの研究材料 であるフキと似た性表現なので、勉強のためにと引き受けたのだけれど、ちょっと後悔している。こちゃこちゃとした結果が延々と続いて訳がわからないし、結 局の所何もわかりませんでしたという論文だし。何より、A4 で 41 ページもあることが許し難い。こんな長い論文、家族や恋人でも無い限り真面目には読んでくれないぞ。
 某所から書類が送られてきた。見て唖然。私の専門とは全然違うものばっかりだ。こんなのわかる訳ないじゃないか。
 生物学科四年の藤井に告ぐ。ブツは私の手元にある。返して欲しくば、菓子折の底に札束を詰めて私の元に来るべし。

8/1(月)の進歩 帰仙 実習最終日。とは 言っても、宿舎の掃除をして帰るだけだ。公用車に、実習生の五十川さん・唐澤さん・高柳さん・中村さん・平賀さんを乗せ、帰仙の途へと着いた。車酔いしな いようにと、超慎重にゆるゆる運転をして山道を下った。おかげで、みな無事だったようだ。青森駅前に立ち寄り、お土産を購入。皆は、りんご製品を数種類 買っていた。その後、鮮魚市場に行って、豪華鮮魚丼を食べることにした。とは言っても、食堂に入るわけではない。まず、弁当屋で白米を買う。次に鮮魚店を 歩いて、ウニ・ホタテ・イカ・筋子を購入し、刺身にさばいて貰った。皆はなぜか、「手羽先が食べたい」と手羽先も買っていた。テーマが違うのではないか。 これらを、市場内の机に座って皆で頂いた。ネタはどれも新鮮でとても美味しく、「天国に登ったみたい」と喜んでいた。来るたびに思うことだけど、青森の市 場は、仙台の朝市よりずっと良いと思う。折しも、市場のすぐ隣にマンションが売り出されていた。「ここに住む人は、市場の美味しい魚を毎日食べられるの か」と真剣に羨ましく思った。
 大満足して、高速で仙台へと戻った。車内での恋愛談義は、私的に非常に興味深かった。おかげで、三年生のことがよくわかった。大学に無事に着いて解散。 「実習はどうでしたか?」とつい聞いてしまった。唐澤さんは、「疲れたけれど楽しかったです。訪花昆虫の観察が一番面白かったです」と言ってくれた。高柳 さんも、訪花昆虫の観察が一番楽しかったとのことだ。そりゃ、デュエットしながらア ブに三度も刺されたら盛り上がるわ。五十川さんには、「日記は書くんですか?」と聞かれた。もちろん。室内で作業をしている時、私はしばし ばパソコンに向かっていた。「解析をしているのかと思いました」とのことだが、うんにゃ、ずっと、日記を書いていたのだ。
 こうして無事に実習は終わった。ほっとした。23 人もの学生を引率するので、一応責務を感じていたのだ。事故があっては大変だし、怪我や病気も心配。そしてもちろん、実習を楽しんで貰えるか。私は、飲み 放題に花火にすいかにと、どうも違った方向に走ってしまいがちではある。でもやはり、学問の部分で充実して貰えたらと、柄にもなく思うのであった。