「遺伝子技術によっていろんな事がわかるようになっているようだ。環境に対する種の遺伝子の変異のし方、種による違いなどを調べてみたらおもしろそ うだ。」
レポート用紙に三行だけ。こんな奴に単位やっていいのか?そう言えば何年か前も、別の意味で画期的なレポートがあった。
「以下は、ある教官の講義をノートしたものである。
----- 中略(講義内容のノートをそのまま写している)-----
こんな講義に意味があるのであろうか?」
一度しか使えない技ではあるが、大ウケした。
朝、録画しておいた日本対フランス戦を見た。結果を知らずに見たので興奮した。惜しかった。ゲームを完全に支配していただけに勝ちたかった。日本の二失
点はどちらもつまらないもの。とは言っても、フランスの二点目(フランスの左サイドから斜めに長いボールを入れた)は、日本守備の弱点(三都主)を突いた
狙い通りのものだったような気がする。少ないチャンスを確実に決めてしまうフランスはさすがだ。中田も言っていたように、後少しのところで決まられるかど
うかの差なんだろうな。
6/20(金)の進歩 祝 10
万アクセス 「若手研究者のお経」へのアクセスが 10
万を越えた。みなさま、ありがとうございます。10
万を踏んだ方に「これ論」を謹呈すると宣伝したのだけれど今のところ連絡無し。そのかわり、100001
を踏んだ方からメールをいただいた。こ
うやって見ると、100001
も格好いいと思った。
彩子の卒業研究は、ヤマユリにおける花の匂いの適応戦略の解析である。花の匂いを分析するためには、ガスクロマトグラフという分析器が必要だ。分析器と
いうと物差しくらいしか使ったことがない私には、「それはどこの惑星の物質だ?」でな感じである。で、他の研究室におじゃまして使わせても
らうおうかと相談していたら、太田さん(内の研究室のスタッフ)が、「私が持っています」という衝撃の発言をした。太田さんが他の研究室に居たとき使って
いたものが、そのままその研究室においてあるはずという。「おおっ」と喜び、一時間後には内の研究室に運び込んでしまった。太田さんありがとうございま
す。でも、測定ができるようになるためにはまだ前途多難らしい。附記:彩子の名字も太田であることに因果があるのか無いのか
………。
イ・タポンの研究計画にコメントした。もうすぐ八甲田での調査が始まるのだ。頑張って頂戴ね。
6/19(木)の進歩 この二人組はアホだと思う 宏太
の論文セミナーデビュー。花を一斉に咲かせるのか順次に咲かせるのかについての理論的解析の論文だ。宏太はわかりやすく説明してくれた。しかしモデルは酷
かった。インチキ・うそ・デタラメという感じ。著者は、この業界ではけっこう有名な二人組だ。すごく仲が良さそうでいつも共著で論文を書いているので、同
一人物説が流れるほどの二人である。しかしこの二人組、全然大したこと無いと私は前から睨んでいた。今日、確信が持てた。こいつらアホだ。
全学教育科目の講義をした。なぜ、雄と雌という異なる機能に分化した生殖システムが進化したのかという話し。ミトコンドリアの陰謀のせいらしいという、どっ
かで聞きかじった(嘘。ちゃんと調べたって)話をした。学生は、恋愛への儚い思いも吹き飛んで、どっちらけの気分になったことであろう。
東北大農(川渡)の木村恵さん・丸山薫さん、飛び入りで陶山さんのセミナー。マイクロサテライトマーカーを使って、実生や種子の花粉親・雌親を見事に推
定していた。かっこいいーー。こういう技術が使える時代になれば、これから益々面白い研究が出来るであろう。内の学生にもぜひ教え込んで欲しいと思った。
講義で是非使いたいと思いファイルをもらった。ありがとうございます。
6/18(水)の進歩 ○○よ、お前も帰るのか 生物学
科三年生向けの講義をした。今日も、まあまあ良かった。講義の後、私が担当する八甲田山での野外実習の説明をした。「参加するつもりの無い人は帰っていい
ですよ」と言ったら、あれよあれよと人が減ってしまった。「○○よ、お前も帰るのか」という感じ。説明を聞いてくれたのは十人くらいか?これは悲しかっ
た。「聞く気の無いヤツは出ていけーーっ」っていうのは、「出ていっちゃ駄目だぞ」という意味だよ、ふつー。
昨日に引き続き、「生態学における分子的手法」という講義のための文献を集めている。理想は、雄繁殖成功を完璧に調べ上げた論文なのだけれど
………。どうも自分自身、今一つこの講義に気分が乗れない。でも明日、東北大農(川渡)の木村恵さん・丸山薫さんが来て、マイクロサテライトマーカーを
使った研究の話をしてくれるので楽しみにしよう。あわよくば講義で紹介させてもらうか。
6/17(火)の進歩 二人ともうまく行くように く
にっちのフィールドの様子を見に行った。そして研究計画の話しをした。くにっちは、自分の研究に関して悲観的に見てしまう傾向がある。「実は問題がありま
して」と、気になる点から話し出すタイプなのだ。一方の私は、何とかなるだろうと楽観的に見る方だ。どうせ人の研究だからというわけでは無
い(念のため)。で、二人で話すと、悲観に突き進むくにっちと楽観に突き進む私のせめぎ合いという形になる。どちらが正しいのかは、調査が終わったときに
初めて答えが出るであろう。でも、悲観が正しかったら、くにっちの修論はちょっとピンチだ。うまく行くように、心の底から祈っているからね。くにっち特別
出演「いやー、僕、悲観的じゃないですよ。現実的なんです。」
ヒバ子ともヒバ研究の議論をした。ヒバ子は、自分のデータをすぱっと否定することが好きだ。「そんなことない、このデータは面白い」と反
論し、五葉山にひとっ走り行ってくるよう話をした。ヒバ子特別出演「私、研究に関してネガティブとよく言われるんです。」(<--
つーより、ノッシング(全否定)だよ)
生物学科三年生向けの講義の準備をしている。「生態学における分子的手法」という大それた表題をかかげてしまったのだ。自分自身、こういうことはまった
くやったことが無いのに講義していいのか、というかそもそも講義できるのかという不安は隠せない。でも、文献を集めて読み始めている。
6/16(月)の進歩 大学院入試説明会 生命科学研究
科の大学院入試の説明会があった。他の大学からもかなりの人が参加したようだ。全体説明の後、午後は個々の研究室への訪問時間となった。前からの約束通
り、秋田県立大学の鈴木由佳さんが私の研究室を尋ねてきた。蒔田さん・星崎さんの元で、フキの性表現とヒメアオキのクローナル繁殖の卒業研究をしていると
のこと。フキの話を聞かせて貰ったけれど面白そうだ。鈴木さん自身も熱心で良い感じだった。好感度大。内の研究室に来たら歓迎するよ。
彩子復活。山形で教育実習をしていた彩子が戻ってきた。おみやげのサクランボを引っ提げてだ。お帰りなさい。
昨日、庭仕事をしている時にまたしてもじゅりが脱走した。重い鉢を持って後ろ手に扉を閉めたとき、扉が完全には閉まらなかったらしい。駐車場に降り、
ふっと振り返ったらもう姿が消えていた。慌てず近所の庭を覗き込むように捜索。しかしいない。と、向こうの方で、「ワワワワンッ」という突然の吠え声が。
「じゅりか?」。声のした方へ走っていくと、近所の子どもに抱えられたじゅりが姿を現した。「内の犬の所にやって来て吠えられた」とのことであった。
6/15(日)の進歩 暑い 昨日一昨日と横浜の蒸し暑
さに辟易として帰ってきたら、「仙台よ、お前もか」という感じ。芝刈りとか庭仕事をしていたら、暑さで汗がだらだら、そのままシャワーを浴びたくなった。
でも、「ラーメンを食べに行こう」と、何故か暑さを考慮しない決意をしていたのでシャワーは浴びなかった。ラーメン食べたらまた汗かいちゃうもんねえ。そ
れはともかく、私は暑いのが大っ嫌いだ。私にとって暑さは暴力に等しい。
でも、今から帰ってまた庭仕事だ。階段に飾ってあるパンジーとかが酷く汚くなっていて、もういい加減に新しい花に替えなくちゃという感じ。我が家の庭は
近所の庭に比べ格段に美しいと自負していたのに、今日周りを見回したら「負けているのでは?」と思って愕然としてしまった。暁子が横浜に単身赴任してし
まったので、庭の整備が大変なのだよ。
6/14(土)の進歩 スパイゾルゲ 暁子と一緒に、横
浜みなとみらいでスパイゾルゲを見た。面白かった。阿呆無知無能で先を読めない日本軍部と政府首脳が、破滅をもたらす戦争へと突入して行く時代。ナチスド
イツの勢いは既に陰りを見せていたというのに、それに気付くこと無くナチスの後を追って行った日本。その馬鹿さ加減は今思うと呆れ返るばかりだ。で、そん
な時代のソ連スパイの話(ゾルゲ事件として有名)。ゾルゲの協力者となった尾崎は時代を読めていて、日本の行く末を案じてゾルゲに協力したらしい。彼の動
機がどこまで純粋なものであったのかはわからないけれど、2.26
事件を引き起こした単細胞・単純馬鹿の青年将校連中(こいつらも映画に出て来た)よりも遥かに好感が持てた。ついでに私は、この単細胞将校を美化して描く
映画が多いことに憤然としている。「農村が貧窮しているから軍部独裁政権を作れ」という発想は、「農村が貧窮しているからヒトラーを作れ」というのと同じ
だ。映画で残念なのは長過ぎたこと。とくに、スパイ一味が捕まってから延々と続く感傷的場面には辟易してしまった。監督が自分に酔ってしまったみたい。こ
の一連の場面を削り、前の方ももう少し短く出来たら良かったと思う。
6/13(金)の進歩 東京ディズニーシー 東京ディズ
ニーシーに行った。東京駅まで出て、京葉線へと延々と歩く乗り換えの最中、以下のことが判明した。じゅりは、動く歩道を歩けないのであった。前足が動く歩
道にかかったら、前足が勝手に前へと進んで行くことにびびり、後ろ足で後退しようとする。しかし前足は前へと行く。一所懸命後ろに下がろうとしてじたばた
するじゅりであった。それはともかく、というか、このことを重く書いてしまうほど、東京ディズニーシーは何かなあ。招待券を下さった筑波大学の方々に対す
る感謝の思いがあるだけに、私の言葉は短くなる。つまらなかった。以上。それはさておき、マーメイドラグーンシアターっつう出し物の主人公である人魚には
疑問を隠せなかった。空中(水中のつもり)をくるくる回転して踊るのだけれど、尻に棒が突き刺さっていちゃあ笑われ者だ(この棒を軸にくるくる回る)。ス
トームライダーというやつでは、客席にいきなり雨が降って来てみんなちょい濡れ(これもお楽しみの一部らしい)。えらく憤然とした。他の客も、眼鏡を布で
拭いたりしながら、けっして喜んではいない感じであった。それに、どうして「シー」なのかがわからなかった。乗り物のほとんどは海とは関係なし。ディズ
ニーシーに来たのに「なんで地底に潜るのだろう」といった思いを抱くことがしばしばであった。ただし、良かった点もある。ミッキーマウスがそこらをうろ
ちょろしていると「ぶん殴ってやりたくなる」(暁子談)のだが、ディズニーシーにはミッキーマウスはいなかった。ミニーマウスという、輪
をかけて癇に障るネズミがいなかったことも評価したい。でも、タダ券を貰ったから行ったけど、自分の金を払って行く気にはなれないと思った。
6/12(木)の進歩 祝アクセプト Annals of Botany
に投稿していた壁やんの論文がアクセプトされた。おめでとう。これで二本目だ。続報も期待!
全学教育科目の講義(二年生向けの一般教養科目)をした。なぜ有性生殖が進化したのかという話し。今日はまあ良かった。相変わらず寝ている人はいたけれ
ど、わりと熱心に聴いてくれていたと思う。
ヒラガの論文セミナー。ミトコンドリア遺伝子が雄性不稔を引き起こす雌性両全性異株集団での性比の話し。集団構造を記述する計算式を出して説明してくれ
た。「ほう、成長したな」と思う反面、式の意味がわかりにくかった。「どの論文に出ていた式?」と聞いたら、「これは僕が考えたんです」との答え。つまり
はヒラガの式であった。論文に載っていた式と出てきた数値が一致したので、いいと思ったそうだ。
明日は休暇をいただいて東京ディズニーシーに行ってくる。つくばで行われたエコカップ
2003(生態学会企画のフットサル大会)のエコ toto
で一等を当て(3/19
の進歩参照)、東京ディズニーシーの招待券を貰ったのだ。暁子が横浜に単身赴任中なので、今週は私が横浜に行こうというわけ。そして、ディズニー
シーに行くなら平日に限る。週末に行ったら並びに行くようなものだしねえ(週末だと、待ち時間がすごいんでしょ?)。というわけで、更新はしばらくお休み
です。
6/11(水)の進歩 喩え話しの錯覚 喩え話の錯覚という文章を書いて載せた。喩え話の使い方に関して前から気になっていたことをまとめ
たものだ。喩え話にうまく騙されていることがあるんじゃないかという話し。もっと練ってから掲載しようかと思ったけれど、なんか面倒くさくなったの
で、この段階で載せてしまった。読んだ方、ご意見ご感想をお聞かせ下さい。メールはこちら。
生物学科三年生向けの講義をした。爆睡している人が一人二人いたけれど、まあ良かった。だいぶ、学生との親睦も深まってきた感じだし。終了後は、再び講
義の準備に没頭した。今準備をしているのは、大きさと数のトレードオフに関する私自身の研究を紹介する講義だ。今までの講義は、広くいろいろな人の研究を
紹介していたけれど、たまには自分の研究紹介もいいだろう。学生もそういう話を聞きたがるらしいし。でも、受けなかったら立ち直るのは不可能だろうな。
今夜はパラグアイ戦。ジーコ監督は何と、三都主を左サイドバックに使う気らしい。なぜそこまで三都主を?
服部以外に左サイドバックがいないからだとう(怒)。ベガルタ仙台の左サイドバック根本をどうして使わないんだ!
6/10(火)の進歩 PowerPoint
に凝る 今日も講義の準備をした。去年まではやらなかった新しい内容の講義なので、PowerPoint
のファイルを一から作っている。で、どうしても凝ってしまう。動きのあるスライドにしようと頑張って、一枚のスライドを作るのに気づくと二時間とか。しか
も、講義の本質とは必ずしも(というか多くの場合)関係の無い部分に凝ってしまうのだ。一枚のスライドの中でいろいろな絵を出したり消したりするので、だ
んだんわけがわからなくなってきて、頭がぼーっとなってしまった。でも、出来上がったスライドを見ると自分でうっとりしちゃんだよね。
牧が、久しぶりに私の部屋にやって来た。そして、いろいろ募る話をしたのであった。
6/9(月)の進歩 ジーコ監督で大丈夫? 昨日の試合
は言いようがないくらい完敗だった。確かに、韓国戦のときよりも日本は良かったと思う。しかし、アルゼンチンは上手かった。速かった。したたかだった。す
べてにおいて差を見せつけられてしまった感じだ。それにしても、ジーコ監督で本当に大丈夫なのかなあ?
たとえば前半の 3
ボランチ。全く機能しなかった。ボランチが中盤の底に並んでしまい、高い位置でボールを取ることが出来ない。だからチャンスらしいチャンスを作ることが出
来なかった。後半になって修正してきたけれど、もっと早く手を打てたと思う。それと試合後の会見。何か、憔悴しきっていた。自信を失ってしまったのか、指
揮官があんな姿を見せてはいけないと思う。
今日も、生物学科三年生向けの講義の準備をした。種子の大きさと数のトレードオフに関する私自身の研究を紹介するのだ。この研究、維持呼吸による資源消
失が鍵だ。発達中の種子自身も、種子生産に投資される貯蔵資源も、生きている器官はみんな維持呼吸をしていることが重要なのだ。そこで、
僕らはみんな生きている 生きているから維持呼吸
という挿入歌を講義に入れようと思った。で、「手のひらに太陽を」の曲をネットで探すことに凝ってしまった。結局、PowerPoint に読み込める形式のが見つからず断念。このためにどれくらい時間を浪費したかは聞かないで頂戴。あなたの想像の五倍くらいと答えるにとどめよう。さらに は、「脳死の場合は維持呼吸をしているのではないか?」という疑問に突き当たってしまった。救急救命室 ER の見過ぎだ。そしてついつい、
脳死の人は死んでいる 死んでいるけど維持呼吸
というかなり危険で放送禁止的な歌が思い浮かんでしまった。ご免なさい。
今日は、月初めの談話会だった。そろそろフィールドシーズンに突入。みんな頑張っていこう。
6/8(日)の進歩 じゅり、久々に脱走 昨日、じゅり
が久々に脱走した。庭の扉をきちっと閉めずに(油断した)駐車場に出て花鉢に肥料をやっていたら、こしょこしょと外に出てしまったらしい。五分位して脱走
に気づき、あわてて捜索をした。向かいの公園とか散歩コースとかを、「じゅりっ」と呼びながら探し回った。しかし見つからない。このまま見つからなかった
らどうしよう。白茶模様の可愛いじゅりの姿が頭をよぎった。と、白茶模様が前方
30 m
をよぎった。「じゅりっ」と呼ぶと、立ち止まって私を見ている。私が走って近づいていくと、5
m
くらいの距離に近づいたところで、たたたっと走って余所様の庭に入ってしまった。まだ遊び飽きていないらしい。遊び飽きて私が居ないことに気づくと、ダッ
シュで駆け寄ってくるはずなのだが(2002/5/30
の進歩参照)。さてどうしようかと右往左往している内に、じゅりが庭から駆け出て来て御用となった。脱走するとじゅりは、近所の庭に入り込んで遊
びまくるらしい。外でも呼び戻しが出来るように特訓しなくちゃ(室内なら呼ぶとちゃんと来るけれど、外だと駄目なのだ)。
生物学科三年生向けの講義の準備をした。成り年の進化についての講義だ。
今夜はキリンカップのアルゼンチン戦。中田も帰ってきたことだし、この前の韓国戦より良い試合をして、勝つところを見せて欲しい。と書いて隔世の感。私
が若い頃は、ヨーロッパ南米の代表チームに勝つなんて夢の夢、そもそも、試合さえ出来なかった。観光気分で日本にやって来るヨーロッパ南米の単独クラブ
チーム(今と違って、クラブチームより代表チームの方が確実に強かった時代)に、日本代表が勝てなかったのだから。
6/7(土)の進歩 ブランメル生態の練習に三年生登場
今日は、研究室のサッカーチームであるブランメル生態の練習の日だった。そこへ満を持して、生物学科三年生が登場した。阿部君・天内君・石田君・榎本君・
葛岡君・榊君の六人だ。普段は工学部のサークルでサッカーをしているのだけれど、今日はサークルの他の人共々参加してくれたのだ。ブランメルは新しい力を
求めているだけに彼らの参加は嬉しい。でも、彼らのサークルの練習時間も土曜日の午後で、うちともろに重なってしまう。これが問題。ともかく、将来的には
ブランメル生態の主力メンバーとして活躍してくれることことを期待したい。
さ、早く帰って芝刈りをしなくちゃ。芝の伸びが速くて大変なのだよ。
6/6(金)の進歩 FIFA
Anthem 突然、FIFA Anthem の本物版が欲しくなった。FIFA
Anthem とは、国際試合の選手入場のときに流れる曲で、1994
年のアメリカワールドカップ以来使われているものだ(ただし、2002
年のワールドカップでは新しい Anthem が使われた)。 FIFA Anthem
は国内で CD
販売されているものの、アレンジ版で、試合会場で流れる原曲とは異なる。ネットで調べたところ、原曲は、
Franz Lambert の For You という CD
に入っているらしい。アマゾンで探したら、「日本サイトで在庫切れ -->
イギリスサイトで在庫切れ --> アメリカサイトで在庫切れ -->
カナダサイトで在庫切れ -->
ドイツサイトで発見」であった。ドイツ語なんて、学生時代に落ちこぼれて以来さっぱりわからない。でも、どうしても欲しくて、注文へと突入した。参考にす
るために、日本のアマゾンの「これ論」の注文ページを開いて、「ここに名前を書けばいいのだろう」と想像しながら記入を進めた。で、苦悩すること三十分、
なんかうまく注文できたみたい。ただ、参考のために日本サイトでもいろいろ書き込んでいったら、「これ論」を一冊注文してしまっていた。「ご
注文ありがとうございました」って出てきて取消がきかないんだもん。感想:普段は英語帝国主義を糾弾している私だけれど、外国のサイトでは英語の有難味を
実感してしまう。英語表記を見つけるとホッとするもんね。
生物学科三年生向けの講義の準備をした。暁子の最新の論文(オオシラビソの繁殖投資;Evolutionary
Ecology Research (2003)
印刷中)を紹介するのだ。異なる標高間で繁殖投資を比較し、生活史戦略モデルを見事検証した論文だ。
6/5(木)の進歩 感激
昨日、ベガルタ仙台がキエーボに勝った。もう感激。たしかに、キエーボはベストの状態とはほど遠かった。来日メンバーは一軍半だったし(仙台もそうだった
が)、試合前日に仙台に着くという強行軍。体力的にも駄目駄目だった。でも、そんなことは置いておきたい。我がクラブが、世界最高峰リーグのセリエ
A のクラブに、しかも今季七位のクラブに勝ったのだ! セリエ A
のクラブと試合することさえ夢のようだったのに勝っちゃうなんて。もう言葉も無い。ただ一つ気がかりなのは、仙台の選手とユニフォーム交換をしたキエーボ
の選手のことである。「このジャポネ文字はイカす」と言って、腕とかに「カニトップ」と入れ墨しないよう祈りたい(参考:仙台のユニフォーム(このページの下の方を
見て))。
生物学科三年生の学生実習の最終日。実習の前に、「昨日の試合どうだったんですか」「勝ったんですよね」と、中村さん・大草さん・石田君・古泉さんらに
話しかけられて、ノリノリする私であった。実習も四日目とあって飽きが来る頃ではあるが、みんな相変わらず「きゃーきゃー」と喜んでハチを追いかけてい
た。
午前は、全学教育科目の講義(二年生向けの一般教養科目)をした。性淘汰の話をしたのだけれど、ランナウェイの話とかがオタクっぽく、寝ている人が多
かった。で、正直に言って腹が立った。そりゃあ、つまらない話をした私が悪いんだけど、学生だって、もっと気を使うべきだ。寝られるとどんなに嫌な思いを
するかわかるかーー!
怒鳴り出したい衝動を抑えながら講義をした。
6/4(水)の進歩 今日は良かった
生物学科三年生の講義をした。今日は良かった。みんな熱心に聴いてくれて、寝ている人もあまりいなかった(でも、○○は寝ていた。<--
毎回寝る子)。来週も頑張ろう。
今日は、本番さながらに、がんちゃんの面接の練習をした。時間も本番通りにして、こちらは完璧に面接官に徹した(今までは、適宜助言しながら面接の練習
を続けた)。さらには、面接の様子をビデオに撮って、後で見返せるようにした。練習の成果があって(昨夜はなんと、くにっちとしいちゃんが夜中まで面接の
練習に付き合ったらしい)、今日はとても良かったと思う。
今日も、生物学科三年生の学生実習だ(今から様子を見に行く)。昨日の帰り際、「花粉症で辛いんです。医者に薬を貰ったけど駄目でした」と、暗に「休ま
せて」と訴えかけてきた学生がいたなあ。今の時期に何の花粉かと思ったら、そこら辺に生えているイネ科の花粉らしい。今日も、「花粉症で辛いんです」と
言ってくるのだろうか?「でも、春も無事に生きていたんでしょう。二時間くらい我慢しなさい」とやさしく言ってあげようかな。
今夜は、仙台スタジアムで、ベガルタ仙台対キエーボの国際親善試合がある。国際親善試合!
ベガルタ仙台がセリエ A
のクラブと試合をする日が来るなんて。昔を思うと感無量だ。
6/3(火)の進歩 ギロってる 今日も、生物学科三年
生の学生実習があった。みんな実に熱心に取り組んでくれている。好感度
100% だ。友蔵も感心している。というわけで、本日の用語解説。
ギロってる:マルハナバチをフィルムケースの蓋で潰してしまうこと(命名吉倉さん)。巣を出入りするマルハナバチを掴まえてフィルムケースに入れ体 重を量るのだけれど、フィルムケースの蓋をするときに、マルハナバチの頚を挟んでしまうことを謳ったものと思われる。
三年生の何人かに、「明日、ベガルタ仙台対キエーボの試合を見に行くんですか?」と聞かれた。けっこう浸透しているねえ。
先週に引き続き、がんちゃんの面接の練習をした(5/30
の進歩参照)。「感銘を受けた本は何ですか?」と聞きたかったけれど、この前と答えが違っていたら悲しいので、聞くのを我慢した。
6/2(月)の進歩 学生実習 生物学科三年生の学生実
習が今日から本格的に始まった。20
m x 20 m
の網製テントにマルハナバチを放ち、テント内に設置した植物株への訪花行動を観察するというものだ。学生の内の
37
人は、一人一つの植物株をあてがわれ、その株の前に座ってハチの訪花をひたすら記録し続ける。自分の株にハチがやってくる頻度はそんなに高くないので、
じっと待つという忍耐力が必要な作業だ。熱心に観察を続ける学生がいる一方、ついつい退屈しのぎを始める学生も出てくる。なかには、「右心室肥大」と
か、かなり凝ったしりとりをしながらハチを待つ一団も現れたのであった。学生の内の
6
人ほどは、一人一匹ずつハチを追跡して、どの植物株を訪花したのかを記録していく係であった。ハチの追跡は忙しく、みなそれぞれに頑張っていた。たとえ
ば、「ああーーーー、アルフレッドっ」と叫びながら、個体番号「白の
5 番」のハチの後を追う女子学生。「赤点、赤点」と個体番号「赤の 10
番」のハチを追跡する学生。吸蜜活動を止めて動かなくなったハチを 25
分近くじっと見つめ続ける学生などなど。この実習が後三日間続く。作業自体は単調だけれど、面白いデータがたくさん溜まると思う。みんな、頑張って頂戴
ね。
熊ちゃんの実験の様子も見に行った。こちらは小さなテント内で、ランへのマルハナバチの訪花を観察するというもの。ランには蜜が無いと知ってか、ランに
訪花しない駄目な子が多いのであった。
順次産卵の論文を改訂して Journal of theoretical Biology
に返送した。今後こそ受理されますように。
6/1(日)の進歩 ジーコ日本は大丈夫? 昨日の試合
は酷かった。ろくに攻めの形を作ることができず、シュートはなんとたったの二本。こうなってくると、神様ジーコに対する不信感がもたげてきてしまう。なに
しろ、攻撃に関しては個人の能力に任せきりらしいし。それに、年齢に関係なく今現在の良い選手を選ぶというのも納得がいかない。やはり、2006
年を見越して若手の登用を図るべきではないだろうか?
ともかく、今月のキリン杯とコンフィデ杯を見て、ジーコで本当に大丈夫なのか見極めて欲しいものだ。しかしもしものとき、神を切ることが出来るのか?
順次産卵の論文の改訂を終えて、共同研究者の原田さんに送った。もうそろそろ、すぱっとアクセプトされて欲しいのだけれど。
生物学科三年生向けの講義の準備中。でも、なんかお好み焼きが食べたくなったのでもう帰る。