「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
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1/31 (金) の進歩 禁酒延長
二週間の禁酒を成し遂げた。胃の具合はかなり良くなったけれど、まだ完全ではない。やはりときどき張った感じになる。ともかくも、二週間分のお薬 を全部飲み干したので病院に行った。またしても二週間分の薬を出された。これは、さらに二週間禁酒せよというお告げか? この世に神はいるのかって感じ。
 実は重篤な病気で、このまま死んでしまったら笑っちゃうな。「大変安らかな、笑みさえ浮かべているようなお顔でした」とか言われ、「そりゃ、ウ ケているんだって」と黄泉の国から突っ込む。
 上手い具合にというべきなのかわからないが、風邪を引いてしまった。これではそもそも飲む気にならない。今週末はゆっくり禁酒療養して風邪を治 すことにしよう。ついでに胃も治そう。

ようやくにして、岡崎で行う論文の書き方の講義の準備を終えた。7 日もかかってしまった。講義にお呼び下さった方のためにも、プロとして全精力を注ぎ込む。それが私の誇り。
生態学会の講演要旨の登録をした。他の人も忘れないようにね。
1/30 (木) の進歩 すごい
新聞もテレビも朝からこの話題でもちきりだ。

新万能細胞創出(ヤ フーニュースより)

一度分化してしまった細胞は、他の細胞に細分化できないという既成概念を打ち破り、どんな組織にも分化する細胞を遺伝子操作なしに作 り出してしまった。すばらしい。
 実はそれ以上に感銘を受けているのが、30 才の若手が主導的にやった研究であるということ。ほんと、一番脂の乗りきった年齢だものね。この年代の人に自由な発想で自由に研究をさせることが 大切だと 思う。しかし現実は ………(以下、自粛)。
 この研究は、Nature に一度リジェクトされ、一年間かけて必死に再実験をして再投稿したそうだ。そしてアクセプトを勝ち取った。「明日はもう止めよう」と思ったことも あると か。彼女の頑張りにも心洗われるばかりなり。つい、自分を省みてしまう。自分も頑張ろうと、激しく勇気を貰ってしまった。
 その影で、本田 圭佑が二人いた(ヤ フーニュースより)などというニュースが駆け巡っているのだが、こちらはあまりウケていない。

本日も岡崎で行う論文の書き方の講義の準備をした。イントロの説明を終え、研究方法・結果の説明を考察の仕方の説明に入った。これらは けっこう簡単に済んだ。そして最後の難題であるアブストラクトの書き方の説明に入った。ここでも実例を交えて説明する。実例の内容を理解するのが 大変で困る。
1/29 (水) の進歩 長いタイトルが必要 ーーーー 別の意味で
岡崎で行う論文の書き方の講義の準備を進めている。「長いタイトルはいけない」という説明をするために、異様に長いタイトルの例を探すことにし た。文献検索データベースで検索すれば手っ取り早い。そこで、"ecology" や "conservasion" などの語で、何万というタイトルを検索させた。そして、長いタイトルはないかと、タイトルが連なったページを延々とめくっていった。しかしなかな か見つか らない。いい加減いらいらして、検索オプションを使えないかと思った。しかし、「出版年が新しい順」とか「引用回数が多い順」といったオプション はあっても、「タイトルが長い順」などというオプションはないのであった。たしかに目的がわからん。やむなく地道にページめくりを 続けた。しかし見つからない。長いタイトルがないということは、「長いタイトルはいけない」という説明をする必要がそもそもないと いうことではないかと途中からうっすら気づいてしまった。無意味かもしれないという虚しさを心に抱きつつ、それでも、長いタイトルを求めてページ めくりを続けたのであった。こんなにも、長いタイトルが必要だと思った日はない。

1/28 (火) の進歩 MF 川村 優理選手加入
ベガルタ仙台レディースに、ジェフ千葉レディースから MF 川村 優理選手が完全移籍で加入することが発表された(ベ ガルタ公式ページより)。フィールド選手の移籍加入はもう無いと思っていただけに嬉しい知らせである。なでしこジャパンにも選出され ているすごい選手だ。MF 鮫島 彩選手が海外移籍するらしいので、補強の必要があったのだろう。彩の分も大活躍して頂戴。

本日も、岡崎で行う論文の書き方の講義の準備を進めた。なんとか、イントロの書き方の説明を終えた。ついで、タイトルの付け方の説明に 入った。良い例・悪い例を探そうと、Nature, Science の目次に見入った。イントロの例探しに比べると楽なはず(タイトルの方がはるかに短いので)なのだが、思ったより難航している。悪いだけではな く、改善案 を作れる必要があるからか。明日も頑張って探そう。

1/27 (月) の進歩 キャンプが始まった
昨日、ベガルタ仙台のキャンプが始まった。鹿児島・宮崎での一ヶ月におよぶキャンプである。相当にきつい練習を行うとの噂だ。やはり、専任のフィ ジカルコーチがつくと変わるのか(過去二年間は専任がいなかった)。一所懸命に練習してたくさん食べて、立派になって戻ってくるようにね。
朝一番でデラックス論文を Plant Ecology に返送した。うまくいきますように。みっちー、改訂作業ありがとう。
 その後、ポールの Mathematica ファイルにコメント。これで行けるのではないか!
 バラモンの論文にもコメントした。考察の構成は出来上がった。さあ、それに基づいて書き上げたまえ。

今日も、岡崎で行う講義の準備をした。悪いイントロの実例を紹介しようと、慎重なる翻訳作業。訳が悪いからだと(どこか遠くで見ているや もしれない著者に)言われてはならないから。かといって、どの分野の人にも理解して貰える文章にしないといけない。だからどうしても意訳となる。 どこまで柔らかい訳にしてよいのか塩梅が難しい。
1/26 (日) の進歩 靴
久しぶりに靴を買うことにした。普段用の物がさすがにの状態になってきたので、新調の必要ありとなったのだ。お気に入りの Regal の店に行ったところ、お洒落な靴があった。ところが試着してみると、横幅はぴったりでもつま先が随分と余っていた。こんなにも余る靴は初めてだ。 どうも、 外見の美しさのために先端を長くしているらしい。これでは、つま先に余計な突起を付けて歩くようなものである。酔うと、蹴っつまずいて顔面 から転ぶ癖のある私には、激しく不向きな靴であった。やむなく断念。他の店で別の品を購入した。
 ホテルマンとかは、靴で客の質を判断するそうな。これからはもう少し靴にも気を配ることにしよう。

修論を読んだ。明日以降審査するか。
今宵も禁酒なり。献立を考えるも、どうも虚しくなってしまう。凝った品を作っても、ご飯のお伴にしてしまうのだから。来週の木曜日(解禁 予 定日)に向けて耐えるしかあるまい。
1/25 (土) の進歩 微妙に追い詰められている気分
やるべきことが迫ってきている。デラックス論文の改訂に、岡崎での講義の準備に、修論の審査に、Mathematica でのシミュレーションに。どれも今月中に何とかしたいのだ。心配性な私は、間に合うのかという思いに駆られ、色々と頑張るのであった。たとえば、い つもは月曜日の朝に書く土曜日の日記を土曜日の内に書いたりとか。午前中には研究室に出て、デラックス論文の改訂を進め、シミュレー ションの改良もした。自宅に持ち帰って読むためにと、修論の印刷もした。その後、久しぶりに街に出て、天松で上天丼を頂き帰宅した。鞄には修論が 入っている。その鞄を物入れにしまい、ひたすらテレビに見入ってしまった。はい、何を見たのかほとんど記憶にありません。きっと、何かに憑かれて いたのでしょうね。ま、明日は頑張るかもしれない。

夕食に、焼き豆腐とネギの煮物を作った。七味唐辛子をかけたら美味しいだろうと思い、蓋を取って一振りした。と、1 立方センチメートルほどの七味唐辛子がどばっとかかった。なんと、中蓋がなかったのだ。さらに悪いことに、胃の療養中なので唐辛子など駄目 だということを思い出した。このまま頂いちゃったら、9 日間の禁酒の成果が無に帰すやもしれない。やむなく、煮汁で唐辛子を洗い落としながら頂いた。何やっているのやら。

1/24 (金) の進歩 先週に続き味気ない週末
禁酒生活(1/16 の進歩参照)も今日で 9 日目である。先週末に続き、禁酒の週末がまたしても来てしまった。せっかくの週末の夜というのになんとも味気ない。平日の禁酒は平気なのだけれど 週末はな あ。何のために平日に頑張っていないのかわからなくなる。

このお薬を全部飲み干すまで禁酒。二種類あり、どちらも一日に三個ずつ減る。

新卒研生となる W さんが研究室に登場した。元気いっぱい! 意欲に満ちた瞳がきらきらと輝いていた。私と話をした後、先輩たちの研究の話を聴いた。溢れるように質問をしていた。良いねえ!

今日は、デラックス論文の改訂に勤しんだ。あと一息で完了である。とっとと返送してすっきりしたい。
 バラモンの論文にもコメント。あとほんの一歩だから。

1/23 (木) の進歩 Science
今日も、岡崎での講義で使う論文の例を探しまくった。昨日とうって変わり今日は快調だった。昨日は疲れていたのかな。Science 誌の 2013-2014 の号すべての目次に目を通し、使えそうな感じがした論文のアブストラクトとイントロとを読んでいった。おかげで、悪い例として使えそうな論文が けっこう見 つかった。講演では、悪い例として Science 誌の論文をたくさん使うことになるだろう。「Science 誌の論文を執拗に使っていることから、当誌に深い恨みを抱いた者のプレゼンと見られる」と推定されるに違いない。

W さんが、来年度の卒業研究生として研究室に入ってくれることになった。お互いに頑張って、充実した研究室生活になるようにしよう!
バラモンの論文にコメント。考察の骨格完成まであと一歩なり。
 みーちゃんの論文セミナー。聴衆が咀嚼しているのかどうか確認しながら、もう少しゆっくり話そうね。
1/22 (水) の進歩 千葉監督契約、濱田移籍
嬉しい知らせが二つ。まずは、ベガルタ仙台レディースの千葉 泰伸監督が来季も指揮をとることが発表された(ベ ガルタ公式ページより)。ま、既定のことだったけれど、正式に決まってよかった。ついで、スペランツァFC大阪高槻から浜田 遥選手が完全移籍することが発表された(ベ ガルタ公式ページより)。FW も DF もこなす選手である。昨年の U 20 ワールドカップでは、左サイドバックとして銅メダル獲得に貢献した。DF が二人引退してしまったので、DF として期待されているのであろう。大活躍を期待している。
 これで、フィールド選手の補強は終わりと思う。あとは、GK を一人取るかどうかだな。今のところ二人しかいないので、どちらかが怪我してしまったら大変である。

今日は丸一日、岡崎で行う講義の準備をした。実際の論文の序論を例に使おうと思っていたのだが、無理かもしれない。恰好の例を探し出すの が超大変なのだ。他の分野の英語は単語がわからないし、Nature の日本語要約は日本語がおかしいし(原文を読んだ方が早い)、悪い例が見つからなくて、そりゃ、Nature, Science だからなあと納得するし。もう少し粘って探してみて、駄目ならば諦めるしかあるまい。

1/21 (火) の進歩 大人になった
来月の 5, 6 日に、岡崎の総合研究大学院大学において論文の書き方の講義を行う。今日から本格的にその準備を行った。
 まずは例によって、講義に使う論文例を探すことから始めた。論文例は、学生さん自身の専門に近いものの方がわかりやすいに決まっている。しかし 今回の講義対象の学生さんは、生物学から物理学までと多岐に渡る。だから、誰にとっても「自分の専門に近い論文」というものは存在しない。そうな ると、誰にでも通じる例として、ベガルタ仙台に関する架空の研究例の出番となるのである。しかし今回はそればかりではやらない。誰 にでも通じる本物の論文例も探すことにした。やはり、本物の迫力にはかなわないから。新聞の科学欄に載りそうな研究なら誰にでも通じるであろう。 そうした例を使って講義を進める。大人になりましたな。

4 月に、筑波大学附属駒場高校においてポスター発表の仕方の講義をすることになった。拙著「これから研究を始める高校生と指導教員のために:研究の進め方・論文の書き方・口頭とポス ター発表の仕方」をお読み下さってのお誘いである。ありがたや。頑張ります。
 他の高校にもどんどん出向きますので、どうぞお声がけ下さい。

バラモンの論文にコメント。考察の骨格が出来てきた。
 ポールの卒研にもコメント。若い柔軟な頭で解決だ!

Mathematica のシミュレーションプログラムを、昨日の逆転の発想を取り入れたものに改良した。実行させてみたのだが ………。360° の転換という感じであった。漫才のネタ考えてるんじゃないっつーに。

1/20 (月) の進歩 ベガルタ仙台始動
先週末 18 日に、ベガルタ仙台が始動した。アーノルド新監督を迎えての出発である。私は、何か新しいことが起きそうとすごく期待している。新 しいことの中身が降格だったりするとすごく嫌であるが。昨季は 13 位だったし、ガンバ大阪・ヴィッセル神戸という強豪が J1 に復帰したし、冗談ではないかも。

三年生が二人、研究室見学に来てくれた。私と話した後に、先輩たちとお茶を飲んだ。なぜか全員が、登校時間を自己申告することになった。 私は、内心「嘘だ」とも時に思いつつ聞いていた。お二人さん、入ってくれたら歓迎するよ。
Mathematica のシミュレーションプログラムを改良して実行してみた。ちょこっと試したところ、やはり期待通りとは言い難い結果になりそうであった。うーむ。と りあえ ず、もっと長世代の計算をさせてみよう。というわけで、計算を実行させて帰宅した。明日の朝どうなっているか。

1/19 (日) の進歩 センター試験二日目
今日は理科と数学の試験があった。文系の生徒さん、理科は一科目しか受けないのに、数学は二科目受けるんだね。私の試験室の全員がそうであった。 どういう科目指定になっているんだろう?
Mathematica のシミュレーションが上手くいかない理由を考えた。期待通りになるためにはどういう状況が必要か。冷静に分析して気づいた。発想を逆転させればい いんだ。 明日さっそく改良してみよう。

1/18 (土) の進歩 センター試験一日目
今日明日と、大学入試センター試験である。未来を担う若者達、頑張って頂戴。しかしこちらは辛い。時間が経つのをひたすら待つのみであった。
 つらつら考えたこと。阿部政権が押し進めようとしている大学入試制度の大改悪案の要は、「一点刻み」の評価の廃止と「人物本位」の選抜である。 どちらも訳がわからない。
 前者は、「一点刻み」と「一点差」とを混同している(2013.11.1 の進歩参 照)。たしかに、たった一点の差に意味はないであろう。しかし「一点刻み」の評価は、点差が開くほどに能力差も開いていくと推定される、極めて しっかりした評価法なのだ。かたや五段階評価法は、同じ評価段階の受験生にはまったく能力差がなく、評価段階が一つ異なる受験生との間には大きな 能力差があるとしてしまうものである。どちらが優れているのか議論の余地がないと思うのだが。
 後者(人物本位)に関しては、「人物本位」との対比って何と聴きたい。「能力本位」?  それとも他の何か?  もしも「能力本位」との対比なら、能力本位の評価の方が断然良いな。大学が求めているのは能力のある学生だから。

疲れて帰宅。しかし、「ぷはーっ」といくわけにはいかない。禁酒の身は辛い。飲めぬ週末の味気なさよ。
1/17 (金) の進歩 新加入選手発表
ベガルタ仙台レディースに、高卒選手が三人加入することが発表された(ベ ガルタ公式ページより)。

DF 柿木 瑠奈選手(常盤木学園高)
MF 佐々木美和選手(常盤木学園高)
MF 入江 未希選手(日ノ本学園高)

柿木選手と佐々木選手は、地元の強豪常磐木学園高からの待望の入団である。こうやって地元から入るようになると、地元との繋がりがますます強くな るであろう。入江選手は、昨日まで行われていた高校選手権で圧倒的強さで優勝した日ノ本学園のエースだ。大会得点女王にも輝き、まさにナンバー 1 の大活躍であった。三選手の活躍が楽しみである。
 即戦力の移籍加入はないのかな?

科学博物館の奥山君のセミナーを聴いた。このところ自分自身が初期進化の問題に悩まされているので、花香の変異体が侵入可能なのか異様に 気になってしまった。
Mathematica の改良プログラムをさっそく実行したのに、あまり良い結果が出ません。もう嫌。

1/16 (木) の進歩 禁酒
昨年の暮れ以来ずっと胃の調子が悪い。内視鏡検査をしたところ胃壁がただれている(潰瘍にはなっていない)とのことであった。そして薬を貰った。 酒を控えるべきなのはわかっていたが、軽い診断結果に気を強くし、けっこう飲んでしまっていた。そこへ昨日の痛飲。症状が悪化したので、セミナー 終了後にすぐに病院に行った。医者は、「まだ治らないのか」と怪訝な表情であった。私には心当たりがある(飲酒)のだが。そして、探りを入れるべ く、「お酒は控えた方がいいですか?」と下手になって聞いてみた。と、「飲むなんて自殺行為です」と禁酒を言い渡されてしまった。 がーん。でも確かに、真剣に治した方がいい気がする。今宵からとりあえず二週間禁酒することをここに記す。
イタポンの論文セミナーがあった。QTL か。良いねえ。
 ついでバッジョの講座セミナー。発表の時はちゃんと元気よく話をしていた。質疑応答も元気よく答えようね。

Mathematica のシミュレーション用プログラムの改良を終えた。さっそく実行して様子を見ている。良い結果が出るように!

1/15 (水) の進歩 マツハシ帰仙
マツハシが帰ってきた! 某お仕事のための一泊二日の帰仙であるが。来仙ではなく帰仙と書きたい私。サプライズを狙ったようで、ほとんどの人には秘密にしていたみたいであ る。みー ちゃんの横に突然出現し、「バームクーヘン切って」とお土産を渡していた。みーちゃんは、「えっ、えっ?」と絶句していた。その後研究室で仕事を したのであるが、ときどき響き渡る絶叫に、「あ、誰かと会ったな」とわかるのであった。あっという間のマツハシワールド!  マツハシがいる研究室って、ほんとに良いね。
 夜は、牧も交えて三人で大人飲みをした。あまりの楽しさに、どんどん酒が進んでしまった。そして記憶を無くす。せっかくの楽しい時間を覚え てい ないという、ちょっと残念なことになってしまった。でも、楽しかった「感じ」はいっぱい残っている。
 マツハシ、また帰ってきておくれ! 今度もきちっと記憶を無くすから(笑)。

バッジョのセミナー資料にコメント。頑張りなさい。
朝一番で、ワコタン論文を American Naturalist に返送した。仮アクセプトではあるが油断はできない。どうか正式アクセプトとなりますように!
 その後、Mathematica のシミュレーションプログラムの改良に着手した。重大なことを忘れていたことに気づいたのだ。この仮定を加え れば良い結果が出る気がする。しかし改良が難しくて難儀中である。

1/14 (火) の進歩 体重減少に関する意識改革
ドッグハウス花さんに差し上げようと思って購入したマフィン(1/11 の進歩参照)。渡しそびれたの で自 分で頂いてしまうことにした(1/12 の進歩参照)。というわけで、一昨日と昨日と、合わせて 三つものマ フィンを食した。私としてはすごい量である。自分でお菓子を買うことはまずないし、頂いた場合も、一日一切れとか超ゆっくりな速度で頂いていく。 ただし誤解しないで欲しいのであるが、無理に消費しているわけではもちろんない。少しずつの方が、美味しさを長く味わえるということである (一度 にそんなに欲しないので)。マフィンを一挙に三つ食したのは、賞味期限が迫っていたからであった。
 昨日の湯上がり、体重を量って驚いた。1 日で 1 kg 増えていたのだ。マフィンのせいか?  実は私は、体重減少が密かな悩みであった。数年前に比べ 3-4 kg 減っている。主食(米)の量を減らしたので、そのためだろうと思っていた。しかし減らしたとはいっても、1 週間でご飯 3 膳ほどの減少である。その程度でこ んなに減るものなのか。そこに突きつけられた、マフィン 3 個で 1 kg 増という事 実!  そうだ、数年前に比べると、甘い物の摂取量も激減していた。上述のとおりほとんど食べなくなっていたのだ。つまりこの体重減少は、甘い物を絶った ためであ るやもしれない。なんか、妙に納得である。
 しかし ーーー。マフィン 3 個なんてせいぜい 100-200 g だろう。それで 1 kg 増加なんて、「ご飯週に 3 膳減で 3-4 kg 減」と同じくらいに勘定が合わない現象に思える。
バッジョとセミナーの内容について議論。ついでバラモンの論文にコメント。
宮城第一高校で、プレゼンの仕方の講義をした。43 分くらいで話し終えてしまい、ちょっと焦った。
1/13 (月) の進歩 トイレ廃止を検討
あんはこのところずっと、外でトイレをしている。室内のトイレではしなくなってしまった。いや、トイレにはたまに入る。しかしこんな状態であ り、 利用目的をすっかり変更したようだ。

トイレ内で寛ぐあん。
トレイで寛ぐとは変な子だね。しかしそれだけならまだ良い。時々、トイレシートをがじがじと食べてしまうのである。これは良くない。止めさせ よう にも、トイレシートを自分の物と思っているようで、

取られまいと警戒中。
私が近づくと、トイレシート防衛体制に入るのであった。あんがいない隙にトイレシートを全部取り払ってみた。こうすれば食べ られ ることはない。しかし、これではトイレにならない。いっそのこと、室内のトイレを廃止してしまおうかと検討中である。

今日も、ツル薔薇の剪定と誘引に勤しんだ。この冬一番の寒さの元での作業であった。ほんと、凍え死ぬかと思った。辛かった。棘が刺 さって 指が血塗られることがどうでもよく思えたのだから、極寒の辛さがいかほどであったことか。なんとか作業を完了させ、家の中に突進した。

左から、アンクルウォルター ソンブレイユ ガートルードジェキル クラ ウンプ リンセスマルガリータ。枝の品種名書いてもわからないっつーの。 でもまあ、6 月にはこうなるわけよ。

1/12 (日) の進歩 あんを引き取り
朝 10 時に、ドックハウス花さんにあんを引き取りにいった。お泊まり中の様子はこ んなである。手術した「足のこと自覚なし」とはまさにその通り。ごはんも一杯食べたようだし、術後のお薬も飲んだと思う。ちなみ にあ んは、おやつと薬の区別が付いていない。
 引き取り後に気づいたのであるが、お土産のマフィン(昨日の進歩参照)を渡すのを忘れていた。ありゃー、わざわざ戻るのも。ごめんね、自分 で頂 いてしまおう。くどいようだが、これが後に、大きな意識改革をもたらすことになるとは知るよしもなかった。
帰宅後、ツル薔薇の剪定と誘引をした。昨年末に始めて、まだ半分ほど残っていた。連休中に仕上げてしまいたい。今日は主に、道路沿い の薔 薇の誘引に励んだ。

フェンスに縛り付けられたブランピ エールドゥ・ロンサール。
明日、玄関周りの薔薇の誘引をやれば完了である。
夜は、M 学園の H 先生がお送り下さった日本酒を楽しんだ。品評会出品用の銘酒であった。実に美味なり。お気遣いどうもありがとうございます。

1/11 (土) の進歩 日本臨床エンブリオロジスト学会で講演
今日の午後に、日本臨床エンブリオロジスト学会で論文の書き方の講演を行う。学会が行われている千里ライフサイエンスセンターに行き、世話を して 下さっている N 先生とお会いした。そして 13 時から 2 時間半の講演を行った。論文を書く上での心がまえから始め、序論の書き方・タイトルの付け方・方法の説明の仕方・結果の書き方・考察の書き方・抄 録の書き 方までみっちりと話した。時間が足りなくなりそうになりちょっと焦った。みなさん、熱心に聴いて下さったと思う。
 N 先生を始めとする学会の方々、どうもお世話になりました。お声がけ下されば、またいつでも伺います。

伊丹空港に行き、仙台便の時間を待った。ドックハウス花さんに預けているあんを今日中に引き取りたい。しかし、営業時間に微妙に間に 合わ ない予感があった。そこで、閉店を待って貰うお詫びの印に差し上げようとマフィンを買った。これが後に、大きな意識改革をもたらすことになると は、その時は知るよしもなかっ た。
 仙台空港に着いたのが 18 時過ぎ。19 時の閉店に間に合うかぎりぎりである。と、なんと渋滞していた。裏道を通ろうとしたら道に迷ってしまい、気づくと仙台空港の近くに戻ってしまって いた。衝 撃。さらに焦ってさらに道を間違い、帰宅したのが 20 時過ぎとなった。もちろん、ドックハウス花さんは閉店していた。あんの引き取りは明日だ。
1/10 (金) の進歩 なにわ創彩「百虎」
日本臨床エンブリオロジスト学会での講演のため、今日から大阪に出張する。午前中に研究室に出てささっと仕事をした後、仙台空港へと向かっ た。講 演は明日なので、今日は自由時間である。というわけで、千日前道具街に行くことにした。
 千日前道具街は、料理道具を売る店が集まった商店街である。東京の合羽橋みたいなものだろう。仙台にこういう商店街はないので、楽しみにし てい た。
 千日前道具街のある難波に着いた。道具街に入り、料理道具の店を 一軒一軒見ていった。実は目的があった。こんな物を買うのである。

鉄弓(串に刺した食材を置いて焼く道具)の下に鉄板が付いた焼き器だ。取っ手が外れてしまうようになった(写真では強引に付けている)ので買 い替 えたかった。店に入ると、写真を見せて訊ねた。しかし「置いてない」という。別の器具を訊ね歩いていた人がいて、その人も「ない」と言われてい た。その人とほとんど同時に次の店に入った。しかし、焼き器は置いてなかった。その人の品もなかったみたいだ。やむなく次の店へ。かの人もそ の店 に入っていて、その店で見つけたようであった。そして私の方を見て、「ありました」と言ったのであった。なんで私の報告 するの? ま、よかったね。私が探していた焼き器は、代用できそうな物を見つけることができた。

夜は、大阪在住の兄と会った。そして、なにわ創彩「百虎」という店に連れて行って貰った。食材にこだわりぬいた店で、徹底的に「本 物」の 食材を使っていた。ほんと、吃驚するほど美味であった。たとえばコンニャク。今まで食べていた物と全然違う。これが本物なのか。蕪も、生で食べら れるなんて。そんなこんなで、どの料理もすごかった。是非また伺いたい。どうもご馳走様でした。
1/9 (木) の進歩 世の中なんてそんなものだ
けっ、人生経験は十分に重ねてきた。世の中がどういうものなのかよくわかっている。純粋な気持ちや真っ白な心など、冷たく踏みにじられるだけ だ。 それが現実 ……………。昨日、真っ白な心で思いついた、モデル改良の新着想。試したけれど全然駄目だった。けっ!
今年最初の月初め談話会があった。生態学会に卒業研究発表会にと、それぞれの目標がある。みんな張り切って行こう!
 ついでみーちゃんの講座セミナーがあった。プレゼンが上手くいったかどうかをすごく気にしていた。そういう風に気にする心が大切なり。プレ ゼン を気にする人はどんどん上手くなり、気にしない人はいつまでたっても変わらない。プレゼン上達の分かれ目はそこにあるのだ。さ、他のデータも頑 張って解析して頂戴。本日はお疲れ様でした。

明日明後日と大阪に出張する。日本臨床エンブリオロジスト学会において、論文の書き方の講演を行うのだ。みっちり二時間半の講演とな る。 頑張るぞ。
1/8 (水) の進歩 真っ白な心が大切であった
今日も相変わらず、Mathematica で長期モデル計算中である。論文の改訂も一段落したので、計算中にやることがない。正直、まったくもって手持ち無沙汰となってしまった。とりあえ ず、2 月に岡崎で行う論文の書き方の講義の準備を始めてしまった。しかしいくら何でも早過ぎか。そこで、あんを病院に連れて行くことにした。術後の 検査 のため、今日か明日には連れていく必要があったのだ。明日の午前中にでも連れて行こうかと、今日は自宅に置いてきた。しかし明日は、みっちーから 論文の改訂案が戻ってくるかもしれない(と、プレッシャーをかける;戻ってきたら私の出番)。午後はずっとセミナーだし。だから今日、わざわ ざ自 宅に戻ってでも病院に連れて行く価値がありそうだ。というわけで急遽自宅に戻った。
 道すがら、計算中のモデルのことを考えた。実は、期待したほどには良い結果が出ていなかった。改良すべき点はあるか?  しかし困ったことに、何ヶ月も前からやっている計算なので、モデルの細かい点を忘れてしまっているのであった。ほとんど真っ白 の頭 から何とか思い出していった。そうしたら、何とも良い新着想が思い浮かんだ。この仮定を加えれば、期待通りどころではない結果がじゃんじゃんと出 そうだ。いやー、真っ白な心で考えるって良いもんですな。さっそく明日、改良モデルで再計算してみよう。ここ数ヶ月の計算がすべてお じゃん となるが、気にしない。う、少しは気になる。

みーちゃんのセミナー資料にコメント。良く出来ている。面白い。明日頑張って!
1/7 (火) の進歩 英文校閲へ
ワコタン論文の改訂を終えた。慎重に何度も読み直し、これで万全と判断。即返送、ーーー と行きたいところであったが、「三稿で書き直した部分を英文校閲に出すように」との指示つきであった(ちなみに今のは四稿)。うーん、古い付き合 いのネイ ティブに校閲して貰ってから、三稿を送ったのであるが。しかたがない。他に頼もう。というわけで、enago という業者に頼むことにした。よろしくお願いします。

ついでデラックスの論文の改訂に移った。みっちーと共同作業で着々と進めている。よろしくね。
かたや裏では、Mathematica がシミュレーションを続けている。だいたい半日かかる計算であるが、着々と結果を出してくれている。その一方、ノートパソコンでも、 Mathematica が計算を実行中なのであった。しかし、去年の 11/9 からずーっとだんまりなので(ハングを起こしてはいない)、も うこの子はいなかったものと諦めている。

1/6 (月) の進歩 論文改訂週間
仕事始めである。気づくと 9 日も休んでしまった。しかし、まだまだいくらでも休めると気力充実である。私に、リフレッシュ 完了などという現象は存在しない。
 さっそく取り組んだのが論文の改訂だ。書くのを忘れていたのであるが、大晦日に、ワコタン論文が American Naturalist から仮アクセプトで戻ってきたのだ! おかげで良い気分で年越しができた。そして今日から改訂を始めた。慎重に慎重に進めている。
 一方、デラックス論文の方は、みっちーが改訂を進めてくれている。もちろん私も改訂作業をするのであるが、私の出番は、ワコタン論文の方を 済ま せてからということで。

噂が現実となった。ベガルタ仙台の GK 林 卓人がサンフレッチェ広島に移籍だそうだ(ベ ガルタ公式ページより)。実に 6 年半も、仙台のゴールを守り続けた守護神である。気づくとすっかり古株。「 毎年クラブの未来について話し合ってきましたがなかなかそれも叶わず」というコメントが気になる。
 林が移籍した一因は、広島の正 GK であった西川が浦和に移籍したためである。その後釜に林を取った。仙台はどこかの正 GK を取りと、GK の玉突き移動が続くのかと思いきや、仙台は誰も取らないという報道もある。玉突き移動を止めちゃうなんてつまらない。ウェーブがどこまで続くのか みたい に、玉突きがどこまで続くのか見物したかった。

1/5 (日) の進歩 冨里帰仙
昨年度に修士を修了した冨里が仙台に来てくれた。久しぶり! よく来てくれた。というわけで、皆で飲みに行った。山形大学医学部三年生となっている黒川(学部卒業生)も参加してくれた。楽しかった。また来て おくれ。

東京インテリアに行って、サイドテーブルを購入してしまった。浜本工芸のナラ材のお洒落な品である。初売りということで、1) 豪華景品つき、2) 10 % 割増し商品券(10 万円で 11 万円分の買い物ができる)購入という二つの選択肢があった。ただし商品券は、11 日から使用可能とのことである。商品券の方がお得と思い、予約だけして、11 日以降に商品券で払うことにした。ーーー のであるが、ふと思いつき、「商品券を本日利用できないのは、豪華景品も貰ってしまうのは不可という意図?」と訊ねてみた。「はい」という返答で あったの で、「景品はいらないので今日払わせてくれ。後日来店するのは二度手間」と交渉してみた。すんなり受け入れられ、払いも済ませてしまった。納 品が 楽しみなり。

1/4 (土) の進歩 初売りへ
明確な目的を持って、仙台名物の初売りに行った。
 まずは東京インテリアへ。食器が増えて既存の棚に入らなくなってきたので、新しい棚を導入しようかな(決定ではない)と思ったのだ。とはいって も、あまり大きな物は不要である。買うならば、サイドテーブルという物になる。東京インテリアに着き、店内を二周ほどした。そして、お洒落な棚を 見つけてしまった。買う気が 6:4 くらいで優勢となった。
 ついでダイシンへ。かねてからリモコン置き場に困っていたので、座卓(居間で食事に使っている)の下にリモコン置き場をくっつけてやろうと思い ついたのだ。底面になら、釘やネジを差し込んでも気にならないから。かなり悩んだ末、木片を買って帰った。そして大工仕事をし、座卓の底面にリモ コン置き場をくくりつけた。座卓の前に座って出し入れを確認。棚の下に手を差し入れると、ちょうどよい具合にリモコンを出し入れすることが出来 た。よろしい。しかし、立っているときには、しゃがみ込んで棚の下に手を入れないといけないことが判明した。これは不便なり。というか、始めから 気づけ。

夕刻、研究室にお節料理を持って行った。

盛りつけたのは学生。私ではないからね。
たんと召し上がれ!

1/3 (金) の進歩 うだうだと過ごす
三が日も今日で終わりか。寂しいものよ。かといって特にすることもない。テレビを見たりしながらうだうだと過ごした。
 うだうだと見た番組の一つが「孤独のグルメ」である。主人公が、B 級の食事を、心の中で色々と呟きながら頂くという番組である。つぶやきがな んか可笑しくて見入ってしまった。そして自分も定食屋に行きたくなってしまった。
 庭木の剪定もした。庭を囲うフェンスから道路側に飛び出した枝をばしばしと切ったのだ。こうした方が、「手入れの行き届いた庭」という感じにな るらしい。これまでは伸びるがままにしていて、さすがにぼうぼうとしていると悩んでいた。これからはもっときちっと剪定をしよった。

三が日は終わっても、明日明後日はお休みである。明後日までは正月を続けるぞ!
1/2 (木) の進歩 松島へ
起きてみると雪が積もっていた。ホワイト正月とは素敵だ。雪景色を楽しもうと、松島に出かけた。渋滞もなく、一時間もせずに到着した。

雪も上がっており、空気が青々と透き通っていた。海の水も透明だった。他の季節の松島とは違った。正直、松島のことを初めて、美しいと思った。つ いつい、遊覧船にまで乗ってしまった。
 笹かまぼこの手焼き体験もした。生の笹かまを自分で焼くのだ。ふっくらとしているし熱々だし、とても美味であった。自宅で備長炭で焼いてやろう と思い立ち、生の笹かまを売っていないのかと聞いてみた。しかし衛生上、生の持ち帰りは禁止なんだって。残念であった。

今宵はすき焼きだ。お節はちょこっとだけ。4 日に研究室に持って行くので、出来るだけ手つかずにしてあげないとね。楽しみにしていて頂戴。マツハシも食べに来るか?

1/1 (水) の進歩 新春
2014 年、明けましておめでとうございます。本年もどうかよろしくお願いします。皆様にとって、2014 年が良き年となりますように!

今年のお節料理。

違った、これはあんのお節料理だった。豪華缶詰フードに紅白の蒲鉾。人間用はこちら。

伊達巻き・紅白蒲鉾・蛤のしんじょ焼き・田作り・黒豆・数の子・蓮根の奉書巻・栗きんとん・初梅


鶏と卵の博多寄せ・菊花蕪・花蓮根・鶏みそ松風焼き・鰆の幽庵焼き・鰤の照り焼き・車海老の鬼殻焼き


牡丹百合根・手綱蒟蒻・里芋の含め煮・筍の含め煮・矢羽根えんどう・干し椎茸の含め煮・昆布巻き・梅花人参・芽慈姑の含め煮・結び牛蒡・叩き牛蒡

蒲鉾・黒豆・栗きんとん以外は私の手作りなり。蒲鉾は、自分で作る人いないだろう。黒豆が既製品なのは、かつて挑戦したところ鍋が悲惨になってし まったから。でも次回は手作りに再挑戦しようかな。例年は手作りする栗きんとんが既製品なのは、今年は作らないつもりでいたため。大晦日の午後に 急遽必要ということになり、既製品をついつい買ってしまった。

蛤のしんじょ焼きに使った蛤の貝殻を咥え込み、取られまいと警戒するあん。いつ、盗んだ?  そんなもの食べられないぞ。