「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


5/31 (金) の進歩 明後日は岡山湯郷ベル戦
ベガルタ仙台レディースは明後日、ユアテックスタジアム仙台に岡山湯郷ベルを迎え撃つ(13 時試合開始)。なでしこリーグカップのグループリーグ第二戦である。決勝トーナメント進出に向けて、絶対に勝たなくてはいけない闘いである。同じ グループ に INAC 神戸レオネッサがいるので、これは関係ないとして、4 チームで 1 つの座を争うという厳しい闘いなのだ。5 チームで 2 つの座を争うと思っちゃいかん。宮間を封じ込めて、すかっと勝利しよう!

朝からひたすら、『これから研究を始める高校生と指導教員のために:研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター 発表の仕方』の校正に没頭した。細かいチェックが多く、異様に大変であった。先程、ようやくにして完了した。疲れ果てた。目はクマだらけ。何もやる気が 起きな い。最後の気力を振り絞って、宅配業者に持ち込まないといけない。
 ちなみにこれが目次である。研究の進め方・統計解析の仕方・論文の書き方・口頭 発表の仕方・ポスター発表の仕方が全部詰まっている。我ながら良くやった。一人の著者がこれだけの内容を書いてしまうのだから、い かに友達がいないか大したものだと自画自賛である。誰かに褒めて貰いにいきたい ………。

5/30 (木) の進歩 二回目の校正
出張中に、『これから研究を始める高校生と指導教員のために:研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター 発表の仕方』の再校が来ていた。二回目の校正である。一刻も早く送り返すべく、朝から校正に取り組んだ。すまないが、これを終えるまでは他の仕事 は後回しなり。やがて、表紙の図案も届いた。メルヘンチックで可愛い感じだった。若者を集め見て貰い、意見を聞いた。美術部マツハシにもメールで 意見を聞いた。明日にも、表紙案についての意見を共立出版に送ることにしよう。帰宅後も、代表の試合の前後に校正を頑張った。おかげで、2/3 終わった。

日本 0-2 ブルガリア。失点はいずれもミスによるものである。とくに長谷部のオウンゴール。なんであんなことしちゃうのか。敗れはしたけれど、良い時間帯の 日本の攻 めにうっとりした。芸術のようなパス回し。すごいというしかない。あとはゴールを決めるだけだった。って、それが問題なのだが。

5/29 (水) の進歩 暑い、寒い
今日は帰るだけである。なぜか、12:20 発という中途半端な便を取ってしまったので、午前中の過ごし方に困った。大分市内は観光名所がない。ならば、別府に行って温泉にでも入るか。そう 思い立ち 別府に移動した。ところが、旅館はどこも午前中は入浴不可であった。掃除の時間だそうな。温泉の公衆浴場があったけれど、地元に年寄りが入り浸っ ている感じで気分が乗らなかった。結局、別府に来て歩き回るだけで終わってしまった。
 それにしても暑い。陽が射すと耐え難い暑さになる。その暑さに、だんだんと腹が立ってきた。みんな、よくも平静だなと思う。
 大分空港に着いた。と、出発便が 35 分の遅れとのことであった。伊丹から仙台への乗り継ぎ時間が 15 分しかなくなった。伊丹空港に着くと、地上係員が私を待っていて、仙台便の乗り口へと誘導してくれた。係員が小走りに走るので、私も小走りした。 私だけ歩 いていたら悪い雰囲気が醸し出されていたのだ。これがプロの仕事か。無事に乗換に間に合った。私よりさらに遅れて搭乗してくる人がいて、ちょっと むかついた。
 仙台に着くと、「おー、寒っ」であった。気温 16 度で冷たい風がびゅうびゅうと吹いていた。この違い。だんぜん、こっちの方がいい。

ベガルタ仙台 1-1 浦和レッズ。無事帰宅の祝賀会をしながら CS で応援した。浦和に、11 番を付けた変な奴がいた。ただし、仙 台時代と変わらぬパスミスに好感が持てた。

5/28 (火)  の進歩 プレゼン講義二日目
大分県農林水産研究指導センターでのプレゼンの仕方の講義の二日目である。私が二時間ほど、「研究方法・結 果・結論の提 示の仕方」「図表の提示の仕方」「わかりやすいプレゼンの仕方」を話した。その後、プレゼン用のスライド作りの実習をして貰った。ご自分のデータ 等を元 に、5 分ほどの模擬発表をして貰うのだ。自分で取ったデータではなく、前任者が(前任者の考えで)取ったデータだったりして、苦労している方もいた。 15 時までスライド作りに励んで貰い、その後、6 人の方に模擬発表をして貰った。皆、わかりやすかった。私の講義を採り入れてくれている感じで嬉しかったし。16 時半頃に模擬発表を終えた。これにて全日程終了なり。お役に立てば幸いです。世話役の A さん、どうもありがとうございました。来年度も、お呼び下されば馳せ参じます。

一人グルメの旅三晩目。今宵も鮮魚を頂くか、たまには炭火焼き鳥を頂くかと葛藤した。せっかく大分にいるのだから、鮮魚を食べまくりた い。その一 方、炭火焼き鳥に対する思いもなぜか募っていたのであった。考えてみると大分は鳥の名産地。わざわざ大分で頂く意味もあるというものだ。こうした 葛藤を抱 きつつ、いかやという烏賊料理の店に行った。そして、烏賊の活け造りを頂いた。これは美味しかった。しかし生ビールが。口を付けたとき、氷のよう に冷たい と思った。実際、部分的に氷っていた。なんだこれ は。生ビー ルという のは、美味しい店と不味い店との格差がけっこうあると思う。不味い店だとやる気をなくす。というわけで、活け作りだけを頂いて店をあとにした。そ して、炭 火焼き鳥の店に行った。本格串焼きが美味しかった。結果として、鮮魚も炭火焼き鳥も堪能できた。嬉し。

5/27 (月)  の進歩 プレゼン講義一日目
大分県農林水産研究指導センターでのプレゼンの講義が始まった。参加者は 16 人。今年度に新規採用された人が 6 人いるという。景気いいね。というわけで、プレゼンをする上での心がまえ・イントロの骨子の練り方・演題の書き方の話をした。正直、今年の参加者 はおとな しめかな。例年ならば色々と意見を言ってくれるのだけれど、今年はそれがない。でもまあ、私の話を聞きながら頷いてくれると元気が出る。ただし、寝ながら頷いている人がいて、その熱意に感動した。講義を終えた後、 イントロの 骨子とタイトルを練る実習をして貰った。皆さん、頭を悩ませて頑張ってくれた。イントロの五つの骨子は、いざ作ろうとなるとけっこう難しいのだ。 お疲れ 様。ご自分の研究の意義を問いかけることを忘れぬように。

夕食に、魚勝という店に行った。超当たりだった。とても美味しく、かつ、驚くほど安かった。城下カレイと関アジの刺身・城下カレイの唐揚 げと骨煎 餅を頂き、お酒もたくさん飲んだ。それがあの値段とは。激しく気に入った。今度またお邪魔しよう。
5/26 (日)  の進歩 大分へ
今日は大分に移動する。ちょっくら広島観光でもしてからと思ったのであるが。昨夜の酒が残っていて、何もす る気が起きな かった。身体を動かして酒を抜こうと、宿から西条駅までとぼとぼと歩いて行った(2 km くらい?)。ようやくにして駅に着くと、マッサージ 1 回目は半額という看板があった。ふらふらと入店。後でわかったのであるが、ハワイ流のマッサージを 1 時間受けた。広島駅に出て、広島風お好み焼きを頂いた。「ソバにしますかうどんにしますか?」と聞かれ、「うどん」と答えてしまった。しかしすぐ にソバに 訂正。「ソバ」とは「焼きそば」のことであり、普通はこっちを頂くそうな。「ソバ」と「うどん」と対比されると、「日本蕎麦」を連想するものでは あるまい か。
 大分に到着。登れない歩道橋に遭遇し感動した。

わかりにくいが、歩道橋に登る階段が無いことがおわかりか。
歩道橋がある所には横断歩道がないことはよくあるが、歩道橋への階段が無いとは意味がわからん。
 夕食は、ちはるという寿司屋で頂いた。日曜日に営業していることに疑念を抱いたのではあるが、杞憂であった。とても美味しかった。しかし、昨夜 マツハシ と楽しく過ごしただけに、どんなに美味しい物も一人だと虚しいと思った。

5/25 ()  の進歩 神戸と広島へ
今日からお出かけである。あんは、昨日のうちにお泊まりに出した。6:30 に車で出発、仙台空港へと向かった。そして伊丹空港へ。空港からリムジンバスに乗り、神戸三宮に降り立った。暑い。もわっとしている。これは夏の 空気だ。 昼食を摂ってから、ノエビアスタジアム神戸へと向かった。

立派なスタジアムだ。体育館みたいである。
 やがて、練習のために選手が出てきた。その中に、MF 田原 のぞみ選手を見つけた!  ついに!  一昨年と昨年と二回続けて靱帯を断裂し、ほぼ二年間、リハビリに耐えてきた選手である。今年復活するも、なかなかメンバー入りが出来なかった。そ して今日 ………。右サイドバックには我らが中村 真美選手が入っていた。前回の神戸戦で「不出来」と判断され、しばらくメンバー外になっていた。それが、同じ神戸戦で復活するとは。
 試合が始まった。やはり、なかば支配される展開となってしまった。それでも一丸となってゴールを守る。しかし前半終了間際、クリアミスから失点 してし まった。後半になっても同じような展開が続いた。そして、シュートが誰かの足に当たってコースが変わるという不運から失点してしまった。後半 37 分くらいに、ついに田原が投入されることとなった。ピッチの脇に立ち交替を待つ。しかしなかなか試合が止まらない。私は試合そっちのけで、「早く のんちゃ ん(田原選手)を入れてあげろ」と思っていた。神戸の GK 海掘が、ほっておけばゴールキックになるボールをわざわざキャッチしたときには、「鬼」と心のなかで叫んだ。ようやく試合が止まり、のんちゃんが ピッチに 立った。初タッチ。どんな気持ちだったのだろう。惜しいヘディングシュートも放った。結局、4 分ほどでのんちゃんの復活劇場が終わった。次からもっとね!
 試合を終えて、選手が挨拶に来た。その中で、DF 中村 真美選手が泣いているように見えた。………、失点に絡んでしまったのだ。久々の出場に、相当なる決意を持って臨んだはずである。真美、あんがつ い ているよ!

神戸を発ち広島の西条へと向かった。あいつが待っているんだ!  西条駅を出ると、「前の電車で来ると思っていて、おかしいなと思ったら」と、昨日も一緒にいたように普通の調子で喋り出した。ははっ、再会の挨拶 もなしか (笑)、マツハシ!  マツハシが予約してくれた華てまりという店へ。ヒラメの活け作りなどをいただいた。そして、お互いに近況を語り合った。私はすっかり弾けてしま い、一軒目 の店を出たところまでしか記憶がない。うー、こうやって、楽しい時間の記憶を失ってしまう。でも、ほんに楽しかった。ありがと。

5/24 ()  の進歩 本体 2600 円
『これから研究を始める高校生と指導教員のために:研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕 方』の本体価格が決まった。なんと、超お買い得の 2600 円である。これ論と同じだ。なのに、これ論よりも厚く、おまけにカラー印刷である。折り込みスライドとポスターまで付いている。それを 2600 円に抑えるとは、共立出版さん相当に頑張って下さった。もちろん、内容には完璧なる自信がある。どうぞ、お買い上げ下され。

明日から 29 日までお出かけである。三つの点が繋がり、一本の線となったのだ。一つ目の点は、27,28 日に、大分県農林水産研究指導センターでプレゼンの仕方の講義を行うことであった。当初は、26 -29 日という出張をするつもりであった。25 日に、ベガルタ仙台レディースが敵地神戸で INAC 神戸レオネッサと闘うのであるが、それはまだ「点」ではなかった。そこへ、マツハシが広島大学に移ったという点が生まれた。これにより、レディー スの試合 が突如として点となった。そして、「神戸 --> 広島 --> 大分」という線が繋がった。25 日に、レディースが女王を倒すという快挙を上げる。その夜は、広島でマツハシと再会し瀬戸内の鮮魚を堪能。26 日に、広島をちょっと観光してから大分へ移動。ちはるという寿司屋で第二次祝勝会を上げる。27,28 日にプレゼンの講義をし、夜にはまたしても鮮魚を頂く。そして 29 日に仙台に戻る。充実した旅となろう。とても楽しみである。

バラモンの論文セミナー。2 時間半もかかってしまった。議論が盛り上がったからではない ………。

5/23 ()  の進歩 学生実習
生物学科三年生向けの学生実習をした。カタクリの種子生産に関する実習である。4 月の実習の時にカタクリの花に、個体番号を付したマークをつけておいた。本日は、果実に実ったものを回収して、種子数を数えたりするのだ。花に マークをし たときに、「果実回収時に、何番の個体がどこにあるのかわからなくならないよう、個体の位置を記した地図を作っておくように」と言っておいた。今 日は皆、その地図を片手に回収に励んだ。とある人の地図を見て、その簡明さにウケてしまった。

簡明なる位置図。上左にあるキノコのような物二つは、二本の木を示している。番号が、カタクリに付した個体番号である。谷を挟んで 両側に、マークした個体が存在することを簡潔に現している。
見事である。いたく気に入り、写真を撮らして貰ってしまった。

大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義の準備をようやく終えた。けっこう時間がかかってしまった。でも、プロとして、全力 を尽くすのは当然なりだ。
 マツハシとも論文やりとり中。

5/22 (水)  の進歩 三つの柱
人間ドックも無事に終了し、今後の生存率が高まった。この吉事を活かすために、これからの人生の目標を明確 にすることにした。どうせなら、はっきりさせておいた方が自分でわかりやすいであろう。本日は、公的生活部門を明確にしておく。

1. 学生に立派に育ってもらうこと
2. 自分の研究を進めること
3. 論文の書き方・プレゼンの仕方の教育に貢献すること

解説
1. 昔からこれが一番の願い(ほんと)。ただし、 「学生を教育する」などおこがましい。というか、勝手に立派に育ってくれることが一番で ある。実際のところ卒業生は、「確かにそうだった」と口を揃えて言うであろう。
2. これも頑張らないと。いい加減、私の成果を受け入れぬ世間に自分に腹が立ってきている。
3. これはもはや私の使命と思う。論文の書き方・プレゼンの仕方を知りたがっている人は大勢いる。微力ながらもその教育に貢献し、日本の科学力の向上 に尽く す。大学人が行うべき重要な社会貢献と思う。講演の先々で「ベガルタ仙台が強いのは ーーーー!」などと話している私では あるが、 実は、そうした使命感でやっているのだ。

生物学科三年生向けの講義をした。「親と子の対立、雌親と雄親の対立」というお題であった。面白い話題と思うのだが、何か全体的にしらっ としていた。質問もなかったし。どういう話題が受けるのか ………、難しい。

大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義の準備を進めた。一段落着いたところで、英文校閲の面接に行った。研究室に戻ってす ぐに英文を修正し、American Naturalist への投稿作業を始めた。そこへ、バラモンから論文が。すまない、投稿を済ませてすっきりさせてしまいたい。30 分ほど気づかなかったふりをし、バラモン論文の修正に入った。そして即、コメントを送った。次の便は明日かな?
5/21 (火)  の進歩 充実
充実した一日となった。
 まずは、昨夜届いたマツハシ論文にコメントした。昨夜も 2 時間ほど読みふけり、今朝もまた 2 時間ほど頑張った。そしてさっそくに返信した。頑張れーー。気分転換に廊下に出ると、調査に出かける所というみーちゃんがいた。状況をちょっくら 聞いた。 そして、行方不明の何かを探している姿を固唾を飲んで見つめた。5 秒で発見された。ついで、バラモン論文が届いた。こんな時間に来るとは、バラも頑張っているわ。こちらも素早くコメントして返送した。一段落した ので、大 分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義の準備を始めた。実際の発表に使ったスライドのイントロダクションを分析し、コメントを考え た。本番では、当人に発表して貰った後に、問題点を指摘しちゃうのだ。私、血はあるが涙は無いって感じ?  やがて、mathematica のファイルがポールから届いた。モデル計算が順調かをチェック。バラモンとポールとは何回かやりとりをした。その間をぬって大分での講義準備を進 めた。調 査から戻ったみーちゃんと、「どうだった」「いつも通りでした」と会話するのも忘れなかったぜ。ふー、色々やった。この充実感も、皆の頑張りがあ るからこそである。ほんと。
 本日の不安。ポールのことをポールと呼んでいるのは、ひょっとして私一人か?

5/20 (月)  の進歩 胃の内視鏡検査
人間ドックの結果、胃の内視鏡検査を受けるようにと勧告されてしまった(5/4 の進歩参 照)。その後に飲むこと 9 回。あまり真面目に養生しなかった私に本日天罰が下った。
 というわけで、9:30 から胃カメラを飲んだ。人生で確か 3 回目である。過去 2 回に比べ非常に苦しかった。何しろ上手く飲み込めない。「舌を丸めて阻止しないで下さい」と言われるのであるが、私の意志と関係なく舌が勝手に やっている のだ。何とか飲み込んだ後も苦しみは続いた。カメラの奴腹は私の胃の中を好き勝手に動き回り、挙げ句は十二指腸にまで潜り込んでいく。喉は、異物 に耐えかねて死にそうであった。看護婦さんが肩をずっと撫で撫でしてくれて、ほんに、子どもに返った気持ちであった。耐えること 10 数分。喉から異物が抜けたときの天国のような気持ち。もう、検査結果なんてどうでも良いと思った。しかし即、結果を言い渡されたのであった。















異常なし。

はい、期待したそこ、残念でしたね。冒頭の天罰とは、胃カメラの苦しさのことであった。も、二度とやりたくない。
 再検査になった理由を聞いてあったまに来た。胃炎の疑いというはずだったのだが。実は、レントゲン検査の時にバリウムが十二指腸に入らず、十二 指腸の映像を見ることが出来なかったためだと。なら、そう書け。この二週間、いらぬ心配をしてしまった。ならなんで、9 回も飲んだんでしょうね。

生物学科三年生向けの講義の準備をした。先週出た論文を加えた。超最新なり。
 その後、大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義の準備を進めた。センターの方が発表に用いたプレゼンファイルを送って頂き、どん な感じなのかを検討した。とりあえずノーコメントにしておく。
バラモンと共に歩む道。今日もじっくり進めた。

5/19 (日)  の進歩 庭仕事の一日
今日は庭仕事の日となった。まずは、敷地の道路沿いに繁茂している雑草を取った。いつの間にやら、関東タン ポポだのオニタビラコなどが生えているのだ。かたや、名を忘れた園芸植物も生えている。園芸植物だけ残し、他は徹底削除した。ついで、ウッドデッ キの塗装をした。年に一度塗り替えると長持ちするのだと。今年の夏も、美味しいビールを飲ませて頂戴ね。その後、庭の池の水抜きをしながら(水換 えのため)芝刈りをした。うー、芝が汚い。異常に生育が悪い一帯があり、ほとんど裸地のようになっている。どうしたらいいのだろう。
 芝刈りを終えて庭仕事終了。室内に入ってネットなどを見た。そしてはっと気づいた。池の水抜きをしたままだ。慌てて池の所に行くと、底の方にわ ずかな水が残っている状態になってしまっていた。メダカが 100 匹くらいいるというのに大丈夫か。無くなってしまったものは仕方ないとすっき りした気分で水を足してやった。そして、少なくとも 1 匹は生存していることが確認された。

疲れた。風呂上がりのビールを欲している。しかし明日は胃の内視鏡検査がある。20 時までの飲食を終えよとのことだ。ところが、禁酒とはどこにも書いていない。ちょっとくらい荒らしておいた方が真剣に診てくれるやもしれない。 早々に入浴 し 18 時過ぎから晩酌をしてやった。20 時ちょっと過ぎに終了。その後は、八重の桜を見て過ごしたのであった。前から思っているのだけれど、松平容保の役者良いね。名演なり。

5/18 (土)  の進歩 大敗
ベガルタ仙台レディース 0-5 日テレベレーザ。完敗というより大敗であった。
 7:30 くらいの新幹線で東京駅を発ち秋田へと向かった。秋田で、ベガルタ仙台レディースの試合があるのだ。秋田新幹線に初めて乗った。東北新幹線の路線 から離れ 独自の路線に入った途端、なんともとろい特急電車に変わってしまった。速度が遅いし、おまけに単線であった。新幹線と名乗ってはいけないな。
 秋田に着き、晩酌の肴にと、寿司屋で持ち帰りを調達。ついでにぷらぷらと歩いて八橋陸上競技場に向かった。陸上競技場としては見やすい方であっ た。観客席が急だからか?
 試合が始まった。互角の展開であった。ところが決定力に違いがあった。日テレには、好機を確実に決めるしたたかさがあった。前半を終えてみると 0-2 とされてしまっていた。リードされる展開に、選手達も浮き足だってしまったように思う。DF 坂井 優紀と GK 天野 実咲の連携ミスから 3 失点目。珍しく、失点後に二人が言い合っていた。さらに 2 点を取られ、終わってみると 0-5 の大敗であった。焦りから自滅したような部分もある。だから、完敗というより大敗であった。
 試合終了後、GK 天野 実咲がうつむいたままになってしまっていた。自分に対して相当に怒っていたのだと思う。サポのコールにも上を見ることができず。実咲、次だよ 次!  次戦に完封して見せてやってくれ。INAC 神戸レオネッサ戦だけど。
 試合開始前、MF 嘉数 飛鳥コールをサポがした。先日の練習中に膝の怪我をした選手である。嫌な予感がしたので、公式ページを見てみた。……… 靱帯断裂で全治半年だと。なんという。待っているから、焦らずゆっくり治しておくれ。

帰宅後、鮨などを肴に反省会をした。どんなに美味しい鮨も、半日も持ち歩いてはいけませんな。
5/17 (金)  の進歩 日本大学生物資源科学研究科で講義
今日は、日本大学生物資源科学研究科で論文の書き方の講義を行う。朝の新幹線で仙台を発ち、藤沢へと向かっ た。小田急線の六会日大前で降り、すぐ目の前のキャンパスに入っていった。東京ドーム12個分という広大な敷地だそうだ。生物資源科学は駅からす ぐの所にあったが、奥の方の施設は相当に遠いのではないか。格差に対する不満は無いのかなどと思いながら入っていった。担当の S 先生・H 先生とお会いし挨拶。時間もないので、そそくさと豪華な昼食を頂いた。ちなみに、皇族も生物の研究のために来ることがあり、この同じ昼食を頂くの だそう だ。
 13 時から講義が始まった。聴衆は 160 人ほど。修士生にとっては正規の講義である(たぶん?)。それに加え、学部生や博士生・若手教官も出席して下さっていた。みっちり 3 時間の講義である。序論の書き方・タイトルの付け方・材料と方法の章の書き方・結果の書き方・考察の書き方とみっちり進めていった。修論・博論は 始めから 投稿論文として書こうという話もした。疲れた。最後の方はかなりへとへとであった。学生の方も ………。ま、出席義務(たぶん)の講義のため、睡眠率がいつもより高いのも止むなしであろう。「これ論」を読んで博士論文を書いたという方に、 「お会いで きて感激です」と言われてしまった。こちらこそ感激です!
 S 先生・H 先生、お世話になりました。お声がけ下さればまた参ります。
 キャンパス内にはばら園もあるようだ。今が見頃とのこと。見に行きたかったのであるが、「東京ドーム12個分の向こうの端」とのことで行く気を なくした。残念。

新宿に出て、天兼という天麩羅屋に行った。乾いた咽をビールで潤わせながら、豪華コースを頂いた。天麩羅は揚げたてに限る。熱々が美味で あった。
5/16 (木)  の進歩 どうして取り組むのか
大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義の準備を進めた。
 序論では、どうしてその問題に取り組 むのかを書く。これをきちっと説得できないといけない。その書き方には、

1. その問題の解決が、上位の問題の解決にどう繋がるのかを説明
2. その問題の解決の必要性自体を説明

の二通りがある。私はこれまで、農林水産の研究ではもっぱら 1 を採ると思っていた。しかし、実は 2 を採ることが多いことに気づいた。たとえば、「取り組む問題:○○という技術を開発する」であるとする。この場合、

上位の問題:生産量を上げる

であろう。しかしこれは説明するまでもないこと。聴衆の興味は、

どうして取り組むのか:生産量を増やすために、その技術の開発がどうして必要なのか

にあると思う。つまりこれは上記 2 の説明ということだ。自分で納得。
マツハシと議論。楽し!
イタポンの論文セミナーがあった。実際にやったこととイントロでの問題提起が合っているのか。やったことに合わせてイントロを書くべきと 思う。でも、それでは Ecology には通らなかったりして。
 本日も全員が発言してくれた。この調子で盛り上げようね。
 それと、自分のためになるのだから、何事にも積極的に参加するように。若者よ、意欲的であれ!

明日は藤沢に出張する。日本大学生物資源科学研究科で論文の書き方の講義を行うのだ。夜は東京で会食。18 日の朝の新幹線で秋田に向かい、ベガルタ仙台レディース対日テレベレーザの試合に参戦する。日テレのホーム試合というのに、なぜか秋田で行うの だ。という わけで、次回更新はたぶん月曜日である。

5/15 (水)  の進歩 20 周年
なんと 20 年経ってしまった。J リーグが本日、創立 20 周年を迎えたのだ。早いのか早くないのか。開幕の頃の熱気が懐かしい。大袈裟ではなく、日本中が沸き立っていた。あれから 20 年が経ち、J リーグはすっかり生活の一部になっている。見方を変えると、慣れが出てしまってもいる。初心に返るべきなり。J リーグをさらに盛り上げるために、一人一人が頑張ろう。
 J リーグ 100 年構想も、構想発表以来 17 年となった。100 年の内の 17 年経過となると、誤差として無視できないというか、J リーグ 80 年構想に変わるのかなどとずっと気になっている。

生物学科三年生向けの講義をした。「植物における性淘汰」というお題であった。寝ている人はほとんどなく、概ね熱心に聴いてくれたように 思う。しかし出席者は 29 人と、少々減っていた。ちなみに、お顔と名前はすでに完璧一致しているので、「あの子がいない、この子もいない」と記憶に焼き付けたのであった。

質問者御イニシャル:I. M. 君・K. Y. 君。
バラから論文到着。じっくりと、とことん付き合う覚悟なり。
モデル解析を仕上げ、図も完成させた。そして、対応する部分の原稿も書き替えた。書き替え部分が少なかったので、このまま投稿してしまお うかとも思った。しかしここは慎重にと思い、英文校閲に出した。投稿は来週となろう。リジェクトは二ヶ月後となろう。
 大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義の準備も進めた。序論の書き方の説明の所まで終えた。
5/14 (火)  の進歩 リジェクトの新たな方法か
ち、またしても不景気なメールが来てしまった。レフリーコメントを読んだところ、レフリーのコメントがおか しいことが判明した。立腹。しかし、誤審でも試合結果は覆らぬごときである。仕方ないので、一字も直さずに別の雑誌に投稿した。と、投稿途 中に、"system error" なるメッセージが出て先に進めなくなってしまった。おのれ、新手のリジェクト法か!  そんなことはなく、30 分ほどで復旧した。良いレフリーに当たりますように。

みーちゃんが明るくなっていた。良かった!  ついでポールと研究相談。そう、その調子で進みなさい。

モデル解析の仕上げのために、mathematica で計算を実行した。そのかたわら、大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの仕方の講演の準備をした。計算実行中は講演の準備をし、計算が 終わった らその結果を吟味する。こういうやり方は、モデル計算にけっこうな時間がかかる場合には効率的だ。しかし、数分で終わってしまう場合にはどうもよ くない。頭をしょっちゅう切り換えないといけないので、かえって集中できないのだ。気づくと、講演の準備の方に没頭してしまっていた。モデル解析 の方が先であるべきと頭ではわかっているのに ………。またしてもリジェクトされるんでしょという逃避か?

5/13 (月)  の進歩 何を前にして
日大での論文の書き方の講義の準備をしているときに、イントロの五つの骨子(*)のうちの一つ「何を前にし て」について考えた。けっこう漠然としていて、イメージが湧きにくいと質問されることもあるのだ。要は、「どういう問題に取り組むのか」とセット で考えればよいと思った。「どういう問題に取り組むのか」には二つの書き方がある。それに応じて「何を前にして」も変わるうるということだ。


書き方その 1:その問題の解決が上位の問題の解決につながる
 何を前にして:前提となる事実や、上位の問題の背景を説明
 どうして取り組むのか:その問題の解決が、上位の問題の解決のためにどうして必要なのかを説明

書き方その 2:その問題の解決自体に意義がある
 何を前にして:前提となる事実を説明。
 どうして取り組むのか:その問題がどうして疑問なのか、不思議なのかを説明。

例を出せばわかりやすいけど、面倒なので省略。
 ともかくも、チームイントロの中で一番地味な印象があった「何を前にして」であるが、実はチームを支えていると思ったのであった。

*イントロの五つの骨子:これらがイントロの骨格をなす。「これ論」では四つの骨子になっているけれど、しばらくする内に一つ増えた。
 何を前にして
 どういう問題に取り組むのか
 どうして取り組むのか
 どういう着眼で
 何をやるのか

みーちゃんと研究相談。元気に頑張って!  ついでポールとも相談。ちなみに、イタポンが「山路君」と呼んでいてちょっとショックだった。

講義の準備のために文献検索をした。新論文無し。よって内容も変える必要なし。
 その後、論文の図の仕上げに入った。さっさと投稿したい。

5/12 (日)  の進歩 ちょっと残念な引き分け
ベガルタ仙台レディース 1-1 浦和レッズレディース。勝てる試合ではあったと思う。
 駐車場を確保するために早めに出発、試合開始 3 時間弱前に宮城県サッカー場に着いた。暇なのでぶらぶらしていたら、メンバー外選手がチケット販売等をしている所に遭遇した。DF 中村真実選手もいた。ありゃー、今日もメンバー外になってしまったのか。近くでは、怪我が長引いている MF 鮫島 彩選手がチケット販売をしていた。世界王者というスターが販売すれば売り上げも倍増だ。
 試合が始まった。前半は、仙台が互角以上に攻め立てた。そして、FW 小野 瞳選手が豪快なジャンピングボレーを決めて先制した。快調でよろしい。
 試合が途切れたときに何気なく後ろを振り返ると、なんとそこには!

試合のビデオ撮影の係りをしている鮫ちゃんが!(資料として残すために、チーム独自が毎試合撮影している)。世界王者のスターも撮 影係をするのか。ということはチケット販売も、スターだからと特に考えたわけではなく、単なる当番であったか?  なんか、みんなに普通に接するチームに心洗われたのであった。
 後半、コーナーキックから追いつかれてしまった。その後は仙台の足が止まってしまい、苦しい展開となった。結局、1-1 の引き分けに終わった。
 2 位の日テレベレーザが敗れたので、勝ち点差 1 に迫った。次節は日テレとの直接対決である。勇気を持って挑み、きっと勝利を遂げよう!

広島ではノドグロがとても安いらしい。塩焼き最高だろ。

5/11 (土)  の進歩 快勝
ベガルタ仙台 2-1 大宮アルディージャ。今季最高の試合。快勝だった。
 中途半端な時間だったので、利久で牛タンを頂かずにユアテックスタジアム仙台に入った。待っていてくれたのかなあ。生 憎の雨で、嫌になる。試合が始まった。仙台は、気迫に満ち満ちたプレーを見せてくれた。前線から激しく守備をし相手を追い詰める。ボールを奪った ら素早く攻撃。実に素晴らしい闘いぶりであった。そして、コーナーキックからの展開を、FW 赤嶺が流し込んだ。実は私、赤嶺がオフサイドかと思って、副審の方に目をやってしまったのだ。だから、入った瞬間の歓喜を味わい損ねてしまった。 残念。そ の後、FW ウィルソンが 50 m のドリブル突破から華麗に決めた。すごい個人技。後半になると大宮も押し返してきた。1 点を返され 1-2 に。その後、選手サポが一体となった闘いでゴールを守りきり、2-1 で勝利した。
 強いときの仙台が戻ってきた。これを続けられたら上位進出だろう。次の闘いが楽しみだ。

帰宅後、しっぽりと料理をした。まずは出しを引いた。60 度の湯で昆布を一時間じっくりと煮るのだ。鍋に水を張り着火。60 度になったところでタイマーをつけた。あとは、60 度を保ちながら 1 時間待つ。30 分したところで、鍋の景色がちょっと違うと感じた。しまった、昆 布を入れていなかった。30 分ひたすら、ただの湯を 60 度に保っていたとは。このように時間を無駄にしつつ、色々と作っていった。名残の山菜の天麩羅もしたぞ。

5/10 (金)  の進歩 セミナー室利用心得を改訂
セミナー室の汚さに辟易し改革を断行したのは先月のことであった(4/16 の進歩参照)。「セミナー室利用心得」を入り口に張り、綺麗に使うようにと戒め た。本日、この心得に新しい項目を付け加えた。一番下の項目である。

ずっと以前から、なんでみんな、スライドを見つめたまま話すのかと呆れていたのだ。伝えたい相手は聴衆なのだから、聴衆に向かって話すのが当たり 前だろう。「これから学会発表する若者のために」の著者として、セミナー室利用心得にこれを付け加えることにした。守れない人は入室しないよう に。

ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台に大宮アルディージャを迎え撃つ(14 時試合開始)。なんと、21 戦連続無敗というリーグ記録更新中の大宮である。監督は、かつて仙台を率いたベルデニックだ。当時のアホフロントが、都並を監督にしたいという理 由で解任 してしまった。そのお詫びということで、21 という切りの良いところで記録を止めてあげよう。必勝あるのみ。
 かたやベガルタ仙台レディースは明後日、宮城県サッカー場に浦和レッズレディースを迎え撃つ(13 時試合開始)。我がクラブの天敵で、2 連敗(練習試合を含む)している相手である。ところが、今季の浦和は 6 連敗中と絶不調である。これは勝てるのではないか。期待して応援しよう。

日大で行う講演の準備をした。頑張った甲斐あり完了した。序論の書き方に関して新たなことにも気づいた。自分で気づいて、「なるほど」と 自分で納得している。講演準備や本の執筆は、深く考える機会になるので良いわ。
5/9 (木)  の進歩 初稿の校正を返送
昨夜も自宅で頑張り、今日も朝早くから頑張った。おかげで、『これから研究を始める高校生と指導教員のため に:研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕 方』の校正を終えた。週末に入ってしまうので、何とか明日着で送り届けよう。クロネコ宅配便の封筒に入れて、生協にダッシュで持って行った。とこ ろが今日の便は出てしまったとのこと。ならばと、車でローソンへと向かった。と、前方からクロネコヤマトのトラックが!  クラクションを鳴らして止まって貰い、怪訝な顔の運転手に、「荷物を渡せますか?」と聞いた。「あ、はい、大丈夫です」とのことなので、運転手に 荷物を渡した。こんなことをしたの初めてである。一刻も早く着いて、一日でも早い出版となりますように。
 それにしても疲れた。荷物を渡した途端、どっと疲れが出た。今宵は特定日として、風呂上がりにお疲れの晩酌をするかな。

川内で全学二年生向けの講義をした。30 分も早く終わってしまった。ま、いいか。

5/8 (水)  の進歩 今日も校正
『これから研究を始める高校生と指導教員のために:研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕 方』の校正を進めた。昨夜自宅で頑張ったこともあり、今日の昼過ぎに一回目の直しを終えた。二回目の読み直しに先だって、図表と例の通し番号に問 題がないか確認をした。図が30 個くらい、表が 25 個くらい、プレゼン等の例が80個くらいあり、それぞれに通し番号を付けているのだ。そんな中、例 10 が二つあることを見つけたことの衝撃の大きさといったら。残りの 70 個の番号を丹念に変えていくのか。即、私には無理と判断し、「変えて下さ いね」と書き込みをしてお終いにした。すいません、よろしくお願いします。

生物学科三年生向けの講義をした。「ゲーム理論の世界」という理屈っぽい話であった。でも、思ったよりは熱心そうに聴いてくれていた。

質問者御イニシャル:K. M. さん。

5/7 (火)  の進歩 初稿到着
『これから研究を始める高校生と指導教員のために:研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕 方』の初稿が到着した。324 ページもあった。なんと、これ論よりも厚い。研究に関するすべてを一冊に盛り込んだのだから、これくらいの厚さになるか。本というより事典と思っ て頂けれ ば、その厚さも気にならないであろう。
 というわけで、ばりばりと校正を進めている。出来るだけ早く返送して、刊行日を早めるのだ。

ポールと研究相談。目下、数式の開発中である。頑張れ。
校正を進める傍ら、モデルの計算も行った。その甲斐あって、必要な計算をすべて終えた(はず)。あとは、図を仕上げて本文を改訂し、書き 加えた部分を英文校閲に出すだけである。さっさと投稿してすっきりとしたい。
5/6 (月)  の進歩 ワコタン帰仙
卒業生のワコタンが遊びに来てくれた。実家が仙台なので、連休に帰省したのだ。というわけで、研究室の皆で 飲みに行った。人間ドックで胃の再検査となっている私ではあるが、本日は特定日ということで飲んでしまった。だって、ワコタンが来てくれているの だしね。色々と、会社生活のことを聞かせて貰った。次は、我が家での薔薇の会の時に!
 飲み会の時に話し合いをし、山路君の呼び名が「ポール」に決まった。高校の時に、一部女子にそう呼ばれていたのだという。それを聞いたとき、 「まさにポール」と感激したのであった。彼の姓名には「ポール」のポの字もない。しかしポール以外ありえないと確信できる。さあ、みんなでポール と呼ぼう!
すっかり忘れていた。飲み会のとき我がクラブは、遠く名古屋で 2-0 で勝利していたのであった。
モデルの計算と日大での講義の準備とを並行して進めた。計算が異様にメモリーを消費するようで、パソコンの動作が異常に遅くなっている。 我慢して作業していたのであるが、とうとう耐えられなくなった。モデル計算はノートパソコンでやらせることにし、デスクトップの方で講義の準備を 進めた。快適なり。なんで始めからそうしなかったのか。なぜか、休日の出勤だからという答えが浮かぶのであった。
5/5 (日)  の進歩 辛勝
ベガルタ仙台レディース 1-0 スペランツァFC大阪高槻。ミスで自らを苦しめてしまう時間が長かったが、それでも勝ちきった。
試合は昼過ぎから。朝一番に研究室に来て、モデル計算の実行結果の確認と、パラメータの値を変えての計算を実行させた。一つの計算にほぼ 半日かかるので、ここ数日はこういうことを続けている。明日の朝、また新たなパラメータ値で計算させることになる。
 その後、あんを動物病院に連れて行った。フィラリアの薬を貰い、予防接種もするのだ。検診をしたところ、軽い白内障が出ているだと。ああ、かわ ゆい七つの子も、人間世界の年齢では。実は、白髪も増えてきているのだよ。
試合が始まった。連休に大阪まで行く気が起きなかったので、CS で応援した。嫌な予感は当たり、DF 中村 真実選手は遠征メンバーに入っていなかった。前半は互角の展開。そして前半終了間際、MF 上辻 真実選手のフリーキックのボールを、相手をかわしてフリーになった MF 小野 瞳選手がダイビングヘッドで豪快に決めた! 瞳は、その前に二つほど外していたので三度目の正直であった。後半になると押し込まれる展開が続いた。芝生の状 態が極悪であったのでミスを連発。ボールをせっかく奪ってもすぐに相手に渡してしまう状況が続いた。それでも一丸となって守りきり、1-0 で勝利した。
 内容には目を瞑ろう。INAC 神戸レオネッサ戦の大敗を振り切り勝利したことが大きい。自信を取り戻したか。次も勝って勢いに乗ってしまうべし。

本日休胃である。晩酌無しに大人しく過ごそう。再検査の結果が出るまで、お酒を控えないと(特定日を除く)。
5/4 (土)  の進歩 明日開ければよかった
晩酌時に、そうとわかっていれば明日開ければ良かったという手紙が来てしまった。
午前中は、あんを連れてベガルタ仙台レディースの練習を見に行った。FW 伊藤 美菜子選手は今日はランニングをしていた。後で話したところ、「足は大丈夫です」とのことであった。良かった。練習終了後、たくさんの選手にあん を撫でて 貰った。FW 安本 紗和子選手は初撫で!  MF 高橋 奈々選手・MF 上辻 祐実選手等も撫でてくれた。ところが、あんを一番可愛がってくれている DF 中村 真実選手がなかなか練習場から上がってくれない。珍しく、最後まで残っていた。どうも嫌な予感が。明日の試合のメンバーは、早めに引き上げてお風 呂に行く のだが。まさかメンバー外?  ようやくにして引き上げてきた真実は、いつも通り撫で撫でしてくれた。「メンバー外?」とはさすがに聞 けなかった。

午後は、しっぽりと料理をした。茄子の揚げ煮だの薄葛仕立ての煮物椀だの。
 ご馳走を頂きながら晩酌をしていたら、人間ドックの結果の通知が届いた。「D2」という、落第のごとき判定結果が載っていた。なんと、「胃の内 視鏡検査を受けなさい」だと。このところの体重減少の原因はこれか?  しかし、腫瘍マーカーは正常値だった。「胃炎の疑い」という所見である。でも、もしそうだとしても、「胃癌の疑い」などと書くかなとも思った。
 1/3 ほど残っているビール瓶を見つめながらどうしようかと考えた。この通知を明日読んでいたら今宵はふつうに晩酌していただろうと思い、いつも通りに 飲み続け たのであった。

5/3 (金)  の進歩 明後日は大阪高槻戦
ベガルタ仙台レディースは明後日、敵地で スペランツァFC大阪高槻と戦う(13 時試合開始)。前節、INAC 神戸レオネッサに大敗してしまった我がクラブである。しかしあれは忘れよう。神戸は他所のリーグのチームと 思うことである。なで し こリーグは、神戸を含め 10 チームで戦っている様に見えて、実は 9 チームで戦っていると考えよう。こうした爽やかな気持ちで大阪に挑み、確実に勝利すべし!
 昨日の帰り、練習を見に行った。神戸戦で負傷交替した FW 伊藤 美菜子選手が、ピッチ周りを歩いていた。ごく弱くボールも蹴っていた。良かった!  重傷ではないようだ。早く復帰して頂戴ね。

日大で行う論文の書き方の講義のため、例によって悪いタイトルの例を探した。そうしたら、絶句するタイトルが見つかってしまった。

深海底を耕す (Ploughing the deep sea floor)  Nature (2012) 489:286-289

いったいどういう論文なのか、クイズにしたいくらいである。本文を読まずに内容を当てたら豪華賞品!
 「正解は明日」などと書くと苛つくだろうから正解を書いてしまう。底引き網漁が大陸斜面の海底地形に及ぼす影響を調べた論文なの だ。このタイトルを読んで底引き網漁が思い浮かんだ人は、さっさとクイズ番組に出なさい。

バックグランドでモデル解析をやらせている。一つの計算に半日以上かかっている。嫌になりますな。
5/2 (木)  の進歩 月初め談話会
月初めの談話会があった。あらかじめ、全員が積極的に議論するようにと伝えておいたこともあり、非常に充実 した会となった。各人の報告に対して、全員が発言してくれた。疑問点の質問から問題点の指摘や積極的な助言まで、さまざまな発言が飛び交った。非 常に良かった。これからもこの質を保とう。唯一の問題は、山路君の呼び名が決まらなかったことである。
 一方。マツハシがいない。

マツハシが座っていない椅子
マツハシの発言の聞こえぬことの喪失感はいかんともしがたかった。

モデル解析の仕上げに入った。図を書き上げるため、超大変な計算をさせている。いったいいつ終わるのやらである。
談話会の終わりに、高校生向けの本の表紙の案を募った。憧れる系・格好いい系・可愛い系・お洒落系・楽しい系のどれがよいか。楽しい系と 憧れる系が優性となった。さらに意見を聞いたところ、楽しい系は全高校生が対象の本向きという話になった。この本は、課題研究をするという「一段 高い意識を持った高校生」が対象である。だから、憧れる系の方が良いのではということになった。今日の話をまとめて共立出版に送ることにしよう。 みんな、どうもありがとう。
5/1 (水)  の進歩 今夜は ACL
ベガルタ仙台は今夜、ユアテックスタジアム仙台に 江蘇舜天を迎え撃つ(19 時半試合開始)。正直、なんて読むのかわからない相手である。わかっているのは、今夜の試合の結果次第で決勝トーナメントに進出できるということ であ る。でも、仙台および他チームの試合がどういう結果になると進出となるのかはまったく理解していない。周りに合わせて騒げばよ いのではないかと思っている。さ、牛タン利久で夕食を頂いて、スタジアムに乗り込もう。
バラモンと今日も議論をした。かなり良くなってきたように思う。バラモン自身もそれを感じ取っているようだ。この議論を始めた頃に比べ、 瞳の輝きが増してきているように見える。まだまだ大変だけれど、この経験が必ずや糧となると思う。一緒に頑張ろう!
 山路君には、モデル解析のお手本ファイルを送った。参考にしてね。それにしても、いつまで「山路君」なのか?  愛称が自然発生するのを待っているのだが。

5/17 に、日本大学生物資源科学部で論文の書き方の講演を行う。聴衆のことを知るために、どういう学部なのかの調査を始めた。ひと言で言うならば分子生 物学 か?  ただし、理学部系統と農学部系統の両方が混じっているような気がする。
モデル計算を進めている。レフリーがうるさいので、新しい解析を加えることにした。そのための計算に着手した。明日には仕上げたいところ だ。