「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


6/30(水) の進歩 爽やかに無念
負けた。PK 戦にもつれ込んだ末、敗れてしまった。無念だ。でも、爽やかな気持ちにもなっている。チームは良く団結していた。勝ちたいという気持ちで結束していた。批 判を受けようと、自分たちを信じて全力で闘ってくれた。階段は一歩一歩登るものである。落ちるときはどばっといくけど(*)。今 回のチームは、日本サッカーに大きな自信を与える存在となった。また四年間努力して、次回のワールドカップでベスト 8 入りを目指そう。

*ドイツ大会はどばっと落ちた大会であった。今大会での日本の躍進に、ブラジルの新聞は、「 進化した日本サッカーのルーツはジーコ(元日本代表監督)にある」と書いているそうだ(ス ポーツ報知より)。それは言いがかりではあるまいか? 鹿島アントラーズに対する貢献はすごかったけれど、代表監督としては ‥‥‥。

 岡田監督は大会前、世界を驚かしたいと言っていた。その言葉通り、日本の健闘は世界を驚かした。それ以上に、日本を驚かしたと思うが。私も謝っておこう。評論家諸氏がどのように謝罪するの かにも注目したい。
 今朝のニュースでは、試合を応援する各地の様子を報道していた。渋谷や大阪の街中とか、本田の地元とか、日本中の熱狂ぶりを伝えていた。私としては、旧中江津村の様子を是非とも報道して欲しかった(6/15 の進歩6/16 の進歩参照)。どんな態度であったのか大いに気になる。とくに、南アフリカに応援に 行ったという元村長の様子を知りたい。オランダやデンマークと闘った試合には行か ず、日本と闘った試合にだけ行く(大分合 同新聞より)のだから、すごいスタントプレーだ。
生物学科三年生向けの講義をした。出席者は、いつもよりも 10 人くらい少なかった。これとて爽やかである。夜更かしして代表を応援したのであろう。あるいは、悲観にくれているのであろう。やはり、休講にしておけばよ かったか。

質問者御イニシャル D. K. さん・N. A. 君。
岡山の高校で行う、ポスター発表の仕方の講演準備を進めた。性分というか、我ながらプロだと思う。これだけ力を入れてしまう自分を尊敬したい。
6/29(火) の進歩 決戦
決戦である。我らが代表は今夜、パラグアイ代表と決勝トーナメント一回戦を戦う(日本時間 23 時試合開始)。初のベスト 8 に向けて、運命の時だ。もう、何も言うことはない。我らが代表を信じて応援するのみである。
 今夜の試合は TBS が放送する。ワールドカップの日本戦を放送するのは初めてである。今大会でも、グループリーグ日本戦の放送はかなわなかった。自棄になったのか、開幕前の 特番で、当局放送一番の注目はホンジュラス対チリ戦と自虐的に言って いた。でもこれで、悲願がかなったわけだ。BS での裏放送もないし、思いっきり視聴率を取って頂戴よ。
ポスター発表の仕方の講演準備を進めた。ポスターは縦置きなので、スライドも縦置きにしないとやりにくいと思いきや。案外そんなことはない。横置 きのスライドでも十分に説明できる。だいたいにおいて、ポスターをそのままスライドに写して、文字を読み取って貰おうというのが間違っている。小さくて読 めやしない。ポスターの概観だけを示すしかない。それならば横置きでも十分であった。
もうすぐ院試だねえ。頑張ってね。
6/28(月) の進歩 吉備団子ドーピング仮説
来月中旬に、岡山の高校でポスター発表の仕方の講演をする。今日から本格的に、どういう講演にするのかを考え出した。いつも通り、「なぜ、 ベガルタ仙台は強いのか:勝利を呼ぶ牛タン定食仮説の検証」を題材にしようか。しかし対象は岡山の高校生。正直なところ、ベガルタ仙台や牛タン定食がどこ まで通じるのかという不安が残る。では、ファジアーノ岡山の研究例に変えるか。しかしそれは私には出来ない。いっそのこと、桃太郎の例にしてしまうか。岡山が地元だし、馴染みも深そうだ。取り組む問題 は、「なぜ、桃太郎が鬼に勝ったのか」である。人間の子ども・犬・雉・猿が鬼に勝つ なんて、常識的に考えられないではないか。吉備団子にドーピング剤が入っていて、異常な力を発揮したのではないか。だいたい、「日本一」と いう旗を自分で持って歩くあたりから、異様にハイになっていることが伺われる。「なぜ、桃太郎が鬼に勝ったのか:吉備団子ドーピング仮説の検証」という例 と、ベガルタ仙台の例のどっちがいいだろう。悩む。
生物学演習をした。お疲れ様。
6/27(日) の進歩 44 年越しの恋
ドイツ 4 - 1 イングランド。イングランドのランパードのシュートがゴール内に入ったというのに、得点を認めないという大誤審が起きた。44 年越し(*)のお返しということか。またしても争いのネタが出来たと思いきや、ドイツのメルケル首相が誤審を認めたそうである(サ ンスポより)。でもまあ、ドイツが実力的に勝つべきチームだったことも確かと思う。

*1966 年のワールドカップ決勝イングランド対西ドイツ。イングランドのハーストのシュートがゴール内のゴールライン上でバウンドした。ゴールラインを完全に超え ないと得点ではないのに、得点が認められた。両国はかなり長い間、この疑惑ゴールのことで争っていた。
玄関アプローチ沿いのビオラを粛正した。まだ花は咲いているけれど、気分を変えたくなったのだ。ついでに、玄関周りの鉢の花も植え替えた。鉢の寄 せ植えを作る度に、お洒落に出来ないと嘆く。なんかコツがあるのか?
6/26(土) の進歩 キリン生樽
朝から庭仕事をした。まずは芝刈りだ。生育の悪さに嘆きながら刈り込んでいった。ついで樹木の剪定をした。ウコギとかエニシダとかヤマブキ とかが、あほみたいに大きくなっている。ばっさばっさ切ってすっきりさせた。
 それにしても暑い。最高気温が 30 度を超えているみたいだ。湿度も高いので堪らない。そんな中の庭仕事なので、へとへとになってしまった。夕刻、早くビールを飲みたいと思いつつ料理を始め た。そしてふと、キリン生樽のことを思い出した。専用のサーバで注ぐビールで、美味しい泡つきの生ビールを家庭で味わうことができる。もう何年も飲んでい ない。無性に飲みたくなり、買いに行くことにした。最近見かけない気がするけれど、大きなスーパーならば売っているのではないか。そう思いイオンに行って みるも、置いていなかった。ついつい、他のスーパーにも行ってしまった。そこにも無い。ついついつい、さらに他のスーパーにも行ってしまった。やはり無 い。こうなると私は止まらない。やまや(酒の専門店)に無ければ諦めがつくと、やまや(けっこう遠い)まで行ってしまった。そして、諦めがつかなかった。 さすがやまや、置いてあったのだ。せっかくだからと三本も購入して帰宅した。
 入浴後、執念の生樽を飲んだ。まあまあの味だった。腹立つ。
ウルグアイ強し。あの決定力はさすがだ。「相手よりも一点だけ多くとる」という戦い方が身についている。日本が対戦するパラグアイもああいうサッ カーをしてくるのではないか。心して挑もう。
6/25(金) の進歩 快勝
やってくれた!
 昨夜は 10 時前に就寝。ワールドカップ観戦のための睡眠不足のおかげで、すぐに寝付くことが出来た。3 時過ぎに起床し、気合いを入れてテレビを付けた。試合が始まった。立ち上がりから、デンマークが果敢に攻め込んできた。日本の守備陣の間に潜り込んで来る 感じで、フリーでの侵入を何度か許してしまった。4-2-3-1 という、これまでよりも攻撃的なシステムを取っていたためらしい。岡田監督は急遽、これまでの試合と同じ 4-3-3 に戻すことを指示。日本の守備陣も安定しだした。そして前半 17 分、FK を本田が豪快に決めて日本が先制した。興奮した私は、あんとハグしようと走り寄った。それに対しあんは、テーブルを挟んで向こう側に逃げた。二周ほど追い かけ回しとっ掴まえ、歓喜のハグをした。前半 30 分には遠藤が FK を決めて 2-0。再び二周ほどあんを追っかけ回し、歓喜のハグをした。この 2 点目が大きかった。気持ちが随分と楽になった。盛り上げたいアナウンサーは、「サッカーでは 2 点差が一番危ないと言われています」(1 点返されると急に不安になるから)と喋り出した。しかしそれは互角の立場の場合だ。日本は引き分けでも良いのだから、実質 3 点差ということだろう。などと余裕の態度でいたら、訳のわからない PK を取られて 2-1 となってしまった。急に不安になった。もう 1 点返されたらどうしよう。どきどきしていた所に岡崎が、とどめの 3 点目を決めてくれた。二周ほど追いかけ回し、歓喜のハグをした。そのまま 3-1 で勝利。見事な闘いぶりで、決勝トーナメント進出を決めてくれた。
 みんな素晴らしかった。とくに川島。PK を見事に防いだものの、弾いたボールが相手の前に転がり決められてしまった。拳で地面を三度叩き悔しがる姿が素敵であった。
 NHK の 7 時のニュースでのワールドカップ報道を見てから研究室に来た。人がたくさんいた。皆で、研究室で試合を見たそうだ。相当に盛り上がったらしい。そりゃそう だろう!
 決勝トーナメント一回戦の相手はパラグアイである。言うまでもない強豪だ。しかし、今の日本ならばきっと勝てる。しっかり準備をして、思いっきりぶつ かって欲しい。
生物学科三年生向けの講義の準備をした。生活史戦略の進化という話をする。奇しくも講義は、日本対パラグアイ戦の翌朝にある。勝ったら休講なのか、負けたら休講なのか、いずれにせよ休講なのか。考え方とし て難しいところではあるが、いちおう講義をするつもりではいる。
6/24(木) の進歩 絶対に負けられない戦いが、そこにはある
とうとう決戦の日となった。我らが代表は今夜(日本時間 25 日午前 3 時半)、決勝トーナメント進出を賭けてデンマーク代表と激突する。勝つか引き分ければ決勝トーナメント進出である。まさに、絶対に負けられない戦いが、そ こにはある。この言葉を聞く度に、「引き分けでもいいのか?」と思ったものだが、今夜の決戦はその通りだ。テレビ朝日が言い続けてきたこの言葉は、まさに 今夜のためにあった。その試合を中継できないテレビ朝日がちょっと不憫で はあるが、私情に浸っている暇はない。日本国民が一丸となって代表を後押しし、必ずや決勝トーナメント進出を勝ち取ろう。明日は、日本中の会社・学校が休 みでもよいぞ。
デラックス(旧姓小野寺)の論文セミナー。一所懸命準備してくれたようだ。お疲れ様でした。
6/23(水) の進歩 日本優勝
生物学科三年生向けの講義をした。データを示しながら、「食害を受けると蜜の分泌量が減る」と話した。ところが O 君から、「そのデータでは、蜜の分泌量が「増える」になっている」と指摘された。改めてデータを見ると、確かに指摘の通りだ。でも、分泌量が増えるなんて ありえない。図中の説明の誤植だろう。「食害を受けた個体」を示す記号の説明と、「食害を受けなかった個体」を示す記号の説明が逆になっているのだ。「誤 植じゃなかったら、日本が優勝しちゃうね」と、確信の高さを示しておいた。研究室に戻りいちおう確認した。その結果、ワールドカップで日本が優勝することがわかった。本文中で何度も、「食害を受け ると蜜の分泌量が増える」と述べているので、誤植ではないだろう。----------------- 「分泌量は減るに決まっている」という先入観から、致命的読み違いをしてしまった。自己嫌悪。来週の講義で訂正しよう。

質問者御イニシャル D. K. さん・F. Y. 君・O. S. 君・N. A. 君。
WorldLingo なるものの日本語説明、いったい何のために存在するのか。たとえば、「人口」の日本語での説明。 他の言葉の日本語での説明も見てみるべし。英語での説明と読み比べて楽しむために あるとしか思えない。
6/22(火) の進歩 ポルトガルすごい
ポルトガル 7-0 北朝鮮。入るときは入るものだねえ。さぞや、すかっとしたことだろう。
 チリ 1-0 スイス。審判の大暴れで、訳のわからない退場が出てしまった。決勝点も誤審。オフサイドの見落としだった。それにしても、スイスの組織だった守備は凄かっ た。見ていて面白かった。守備を楽しむって、あまり経験がない。
生物学科三年生向けの講義の準備を終えた。先週のようなこと(6/16 の進歩参照)がないように頑張ろ う。講義中、私自身が寝ないように気をつけよう。<-- 今夜は、日本時間 23 時試合開始のフランス対南アフリカ戦を見るつもり。
青葉山キャンパスの皆様。生物地学駐車場付近で怪しいことをしている人を見かけたならば、それは内の学生です。怪しいのですが、怪しくはありませ ん。
来月、岡山一宮高校で、ポスター発表の仕方の講演を行う。どんな内容にしようかと、つらつらと考え始めた。まずもっての悩みは、講演に使うスライ ドを横置きにするか縦置きにするかである。スクリーンが横置きなので、スライドも通常は(というよりほとんど全ての場合)横置きである。しかしポスター は、縦置きの方が一般的だ。横置きスライドに縦置きポスターを描くと、映し出されるポスターがかなり小さくなってしまいそうだ。さてどうしよう。横置きス ライドと縦置きスライドを使い分けるか。で、PowerPoint はなぜ、一つのファイルに両者を混在できないのか?
6/21(月) の進歩 紅葉仮説差し替え
生物学科三年生向けの講義の準備をした。食害に対する対抗戦略の話をする。昨年は、紅葉の意義の話もした。赤くなることは、食害者であるア ブラムシへのシグナルだという説を紹介したのだ。私自身、面白い話だと思っていたら、その仮説を完璧に否定する論文が出てしまった。「あれー?」と思い仮 説提唱者の反論を待つも、今のところ出ていない。降参しちゃったのかなあとも思う。とりあえずは、今年の講義では紅葉の意義の話をするのは止めることにし た。代わりに他の話をしようと準備をすすめるも ………。文献検索が上手くいかなかったり、これはと思った論文が、読み進めるといい加減なものであることが判明したりと、いらいらが募るばかりであった。 ああいらいら。
論文を Evolutionary Ecology Research に投稿した。うまくいきますように。
6/20(日) の進歩 枝を折って帰る
今日は遊んで過ごす。
 午前中をまったりと過ごした後、愛子のピザ屋に昼食に行った。アルベロという、石窯でピザを焼いてくれる店である。あんを連れていたので、外のテーブル 席に着いた。あんのために、ペット用の皿に水を入れて出してくれた。犬連れの客は想定していないだろうに、気を利かせてくれる。きっと犬を飼っていて(ポ チとか)、「あなたの皿をちょっと貸してね」となったのであろう。
 品を待つ間、サクランボのことが突然頭に浮かんだ。ここまで来たのだから、山形にサクランボ狩りに行くか。そう思い立ち、昼食後、山形へと車を走らせ た。最初に行き着いた農場でサクランボ狩りをした。ただしここでは、サクランボの「もぎ取り」と称していた。たくさん実っているものの、赤く熟している実 は少ない。遠くの方の枝を無理矢理引き寄せようとしたら、枝(直径 3 cm、長さ 2 m)がぼきっと折れた。やばい、ずらかるしかない。それでも 50 個くらいは食べたか。
 定義に寄って三角あぶらあげを食べた。持ち帰り用も買ったけれど、今日もおまけのおからはなし。二回続けてあぶらあげルーレットに敗れた。三角あぶらあ げの店は、ただ今工事中である。大繁盛しているので、三角あぶらあげ御殿を建てるのだと思う。どんな形になるのか興味深い。
 帰宅後は、ビデオを見たり、あんを散歩させたりして過ごした。枝を折っておいて言うのも何だが、まったりと幸せな日だった。
6/19(土) の進歩 惜敗
日本代表がオランダ代表に 0-1 と惜敗した。ボールを支配していたのはオランダだが、試合を支配していたのは日本だった。それだけに悔しい敗戦だった。
試合は夜から。昼間は、部屋の掃除をしたり料理をしたりして過ごした。昨日のはなまるマーケットで、分けとく山の野崎さんの肉料理を紹介してい た。その内の一品「冷やしゃぶ」を作ってみた。沸騰させた湯に入れてはいけない。70 度の湯でゆっくりと火を通すことがコツだそうな。今度、分けとく山に行ってみたい。この他にも、代表戦応援会のための品々を調理し、試合開始を待った。
試合が始まった。予想通り、ボールを支配するのはオランダであった。しかし日本の守備は力強く、オランダの攻撃陣を封じ込めていた。攻めに転じた ときも期待が持てた。前半は理想通りの展開だった。しかし後半立ち上がりに、ラインを深く押し込まれ、 スナイデルへの寄せが甘くなってしまった。強烈なミドルシュートに GK 川島が横跳びで反応。身体の正面で弾いたと思いきや、軌道が変化したのか、微妙に弾き損ねた。そのボールが無情にもゴールに入ってしまった。しかし川島 は、その後の決定的ピンチを二度も防いだ。後半の半ばくらいから、日本は総攻撃を始めた。オランダゴール前にフリーで走り込みシュートを放つ岡崎。「決め ろっ」と思った次の瞬間に、ボールはバーを超えていた。あれを決めるのが FW だろ。あれを決められる FW がいなかったところに、「決められる FW」として現れたのがお前だろ。終了間際、長友がエリア内で倒され PK かと喜んだ。しかしふつーにゴールキックの判定で、最後の望みが潰えた。
 悔しい。でも清々しい。オランダ相手にこれだけやれたのだから。自信を持って、次のデンマーク戦に望もう。
6/18(金) の進歩 トンボの運命
朝、庭に出て驚いた。池の水がほとんど空になっていたのだ。メダカは大丈夫か?  慌てて水道水を注入した。底の方に辛うじて水が残っていたので、メダカは無事だった。一つだけ遺体が浮き上がったけれど、一匹くらいいいか。酷 いこと言うねえ。その一匹にしてみたら自分の命がすべて。
 満水となった池に、ヤゴの抜け殻があった。その近くに、脱皮したばかりのトンボが横たわって浮いていた。水道水の注入による急激な増水。水の住人から空の住人に変わったその時に水難という運命にさらされ、動けぬ身体 を浮かべながら儚んでいたのか。ひょいとつまんで陸地においてあげた。しばらくして様子を見ると、羽根を伸ばし、まさに飛び立とうとしていた。感動的瞬間 だった。それにしても我が家の池、トンボがかえるようになったとは。すごい。
 干上がった原因は、水の循環システムの不具合にあった。池内にポンプをおいてホースをつなげ、ホースの先を、池に流れ込む渓流の先端に出している。どう いうわけか、ホースの位置がずれ、水がほとんど渓流外に落ちていたのであった。
進化学会に発表申し込みをした。八甲田山野外実習の時期と重なっていたので、もう何年も参加していなかった。実習を引退したので今年は参加でき る。せっかくだからポスター発表もしてみよう。学会会員でないと発表はできないのだが ………。はたして私は会員なのか?  進化学会の設立発起人の一人でありながら会員かどうかわからないというミステリ アスな状況なのだ。会費請求も来ないし払ってもいない。やはり会員ではないということか?
午後からネットが不調である。論文を投稿したいのに繋がらない。いらいらする。
6/17(木) の進歩 無敵艦隊いきなり撃沈
あれだけ攻めまくっていたスペインが、一発のカウンターに沈んでしまった。大きな戦艦が機雷に触れて沈没してしまう。そんな話を読むと、割 が合わないなあなどと思ったものだ(戦艦一隻=機雷一個)。でも、スイスの堅守も褒めるべきであろう。オランダ戦も、一発のカウンターで勝てたら最高だ。
ワールドカップ観戦の寝坊にかこつけ、あんをエビス動物病院に預けてきた。心臓の定期検査のためである。夕方、引き取りがてら結果を聞いた。状態 は変わらず。進行はしていないという。このまま様子を見ることになった。
バラモン(旧姓松原)の論文セミナー。ゲノムサイズのデータは面白かった。ついで、マツハシの合同セミナー。ああいう話は面白い。二人ともお疲れ 様。
しばらく前にリジェクトされた論文へのコメントを、今頃になってようやく見た。けっ。モデルの意義を理解していないレフリーに久しぶりに当たって しまっていた。
6/16(水) の進歩 旧中津江村の行動を「良きこと」と思ってはいけない
本当はもう書くつもりはなかったのだが。今日の朝日新聞に載っていた中津江村元村長の話が読んで、書かざるをえない気持ちになった。旧中江 津村は、サッカーを利用して村を売名しておきながら、サッカー文化に仇をなしている。まったくもって褒められた行動ではない。
 元村長は、「中江津村の知名度を上げてももらった。いい村だと知ってもらえた。それはカメルーンのおかげなんです」(6/16 付け朝日新聞より)と語っている。「売名」よりも穏やかな言葉を使うのなら、「サッカーのカメルーン代表で村おこし」である。「ワインで村おこし」と同じ だ。しかし、ワイン文化のことを知らずに、どころか、ワイン文化に仇をなして「ワインで村おこし」などありえない。
 日本人ならば、日本代表への思いがごく自然に培われている、それがサッカー文化というものだ(現在の日本でこの文化が根付いているかどうかは別にし て)。「サッカーのカメルーン代表で村おこし」をしているのならば、こうしたサッカー文化を理解し尊重するべきである。「カメルーン代表で」であって 「サッカーで」では ないと言うなかれ。カメルーン代表も、サッカー文化の元にはぐくまれた物の一つだ。
 元村長に、サッカー文化を尊重する姿勢は感じられない。「中江津村の小学校低学年の子どもに「日本とカメルーン、どっち応援する?」って聞くと、「カメ ルーン」って答 えるんです」「もう、中江 津村に風土として根付いているんです」(同紙より)だそうだ。この現状を批判することを元村長に求めはしない。しかし、なにがしかの疑問を表明すべきであ る。なぜ、日本代表への思いが風土として根付いていないのかと。なぜ、生まれ育った国の代表よりも、ほんの数週間世話をしただけの国の代表を大事に思うの かと。ところが元村長は、村の現状を素直に「良いこと」と思っているようだ。サッカー 文化のことを知らないのか?  それとも関心がないのか?  くりかえすが、サッカーを利用して村おこしをしている人がである。
 村おこしに使っておきながら、中江津村にサッカー文化が根付いていないことを良しとしている。日本のサッカー文化が、「我が代表よりも、数週間世話した 国の代表の方が大切」程度であることを喧伝している。サッカー文化に仇をなしていると取られても仕方がない。
生物学科三年生向けの講義をした。ワールドカップ観戦で睡眠不足なところに退屈な講義 ………。最悪の反応だった。7-9 人くらい爆睡していた。我が講義史上でも、これだけ寝られたことはない。途中で帰ろうかと思った。

質問者御イニシャル
D. K. さん・N. A. 君

論文を Journal of theoretical Biology に返送した。うまくいきますように。
6/15(火) の進歩 カメルーンに勝利
我らが代表がやった。カメルーンに見事 1-0 で勝利した。
 入場してくるカメルーン代表を見て、「小さい選手もいるんだな」と思った。選手の身長差がけっこうあったのだ。日本選手と挨拶したときに、認識の誤りに 気づいた。小さい選手が、日本の標準伸長であったのだ。こんな大きな選手達とやるわけか。
 試合が始まった。お互いに慎重な闘いぶりだった。初戦を落とすことの怖さ、先に失点することの怖さがあるのであろう。ちなみにワールドカップでは、先取 点を取ったチームが勝つか引き分ける確率は 86 %(84 % だったかも?)だそうだ。それほどまでに先取点は重要である。ドイツ大会で、先取点を取りながら逆転負けという試合を二度もした日本は、「先取点なんて、 けっ」という変な自信を持っても良いのではないか。前半の日本は理想的な闘いをしたと思う。きっちり守って、ボールを奪ったら本田・大久保・松井らにつな げ、彼らが果敢にしかける。キープ力・突破力がある選手が前線にいると頼もしいね。そして前半 39 分。右サイドでボールを持った松井が、右足でセンタリングをあげるフェイントをして左足に切り換えた。カメルーン守備陣は一瞬動きを止めた。ゴール前にい た本田は、その瞬間にすっと後ろに下がった。カメルーン選手はその動きに気づかず、本田はフリーとなった。そこへ正確なセンタリングが来て、本田が綺麗に 流し込んだ。大久保の働きも効いていた。本田の前に位置し、センタリングに競った大久保。ヘッドは空振りであったけれど、カメルーン守備陣を引きつけるこ とが出来た。本田は語った。「 前で(大久保)嘉人さんが競ってくれて、見事にかぶってくれて」(J's goal より; 太字は私)。感謝しているのかどうかよくわからないが、かぶったおかげと思ってはいるようである。後半になると、カメルーンが猛攻を仕掛けてきた。攻め込 まれる時間帯が続いたけれど、ロングボール主体の単純な攻めだったので、崩されるという感じはなかった。エトーの焦りばかりが目に付いた。結局見事に守り きり、初戦で貴重な勝利を納めた。よくやった。
 正直、引き分けで上等と思っていた。岡田監督の采配が見事に当たったと思う。これで、次のオランダ戦に向けて大いに元気が湧いた。土曜日が楽しみだ。
旧中津江村の人々。昨日は、一所懸命にカメルーンを応援したそうだ。元村長に至っては、現地まで行ってカメルーンを応援したそうだ。「日本のサッ カー文化は底が浅い」(*)と世界に喧伝しているわけである。その自覚が無いところが怖い。美談のように報道するマスコミも怖い。

* こんなクイズで。学校の運動会が数週間後に迫った。N さんは、運動会に参加する C 君を世話することになった。運動会当日、C 君は J 君と対戦した。N さんは、C 君の勝利を願った。さて J 君は、N さんにとってどんな存在か? 以下の二つの内から選べ。

1. 自分の子。
2. 他人の子。

正解は 2。まともな親ならば、自分の子ではなく、数週間世話しただけの子を応援するはずがない。表面上は「どちらも頑張って」と言うかも知れないが、心の中では 自分の子を応援するに決まっている。
 中津江村の人々にとっては、日本代表は、「数週間世話しただけの子」よりも軽い存在のようだ。生まれたときから日本代表を応援してきたのならば(サッ カー文化が根付いているならば)、そうはならないであろう。ま、日本のサッカー文化の現状はそんなものなのかも知れない。気になるのは、あまりに無邪気で あることだ。サッカー文化に対する問題意識が感じられない。ワールドカップというサッカー界最高の祭典に関わったというのにね。
6/14(月) の進歩 今夜はカメ戦
午前中に、ケーブルテレビJCOM の工事があった。11 時くらいまでかかったので、まる賛で昼食を摂ってから研究室に出ることにした。品を待つ間にサンスポを見たところ、「カメ戦」とあった。「カメルーン戦」 と書くと強さにおののくが、カメ相手ならば勝てそうではないか。元気が出てきた。
 もう一つ驚いたことがあった。サンスポの一面に、NHK が広告を出していたのだ。カメ戦放送の宣伝である。NHK が広告を出すとは。しかもスポーツ新聞に広告を出すとは。CS を意識しているのかねえ?
 というわけで、今夜はカメ戦である(23 時試合開始)。土壇場での戦術変更、エースであるはずの岡崎の先発落ちなどなど。景気の良い話の聞こえてこない我が代表ではある。しかし、ここまで来たら 関係ない。思い切って闘ってくれ。そして何としても勝ち点を獲ってくれ。
その国の文化は尊重すべきだが ………。ブブゼラは確かに耳障りに感じる。試合の流れに関係なくずっと鳴りっぱなし(*)なのだから堪らない。街を歩いていて何かの騒音が耳に入ると、ブ ブゼラの音が脳内で再生されてしまう。大会期間中ずっと付き合わされるのであろうか。それにしても、どういうつもりであれを吹き続けるのであろう?

*そうは言っても、チャンスを迎えたら音が高まるなど多少の変化はある。その点、ザスパ草津の湯もみ娘に似る。湯もみをしながら応援しているのであるが、 試合の流れに応じてもみ方が微妙に変わっているように感じる。
6/13(日) の進歩 我が家でバーベキュー
今日は、酒井研の歓迎会の日である。我が家でバーベキューをするのだ。三時過ぎに皆がやって来て、準備を進めていった。庭の薔薇は、まさに 今日が最盛期という感じである。皆、堪能してくれたか。
 五時くらいからバーベキューを始めた。あんも庭に出して、自由に遊ばせた。しかし、人の真似をして室内を行ったり来たりするのはいけない。足の裏が汚れ ているでしょ。散歩の犬が外を通るとどう反応するのかも、皆に見て貰った。
 七時くらいに室内に入り、刺身などを頂きながらの二次会をした。今年も、出汁巻き卵の製作実演をした。さらには、マツハシとはるちゃんに出汁巻き卵作り を実習させた。終わりがまあまあ以上ならばすべて良し。二人とも、ちゃんと上手く出来た。
 楽しかった。またいつでも遊びに来ておくれ。
6/12(土) の進歩 庭仕事の一日
今日はたっぷりと庭仕事をする。でもその前に、フランス対ウルグアイの試合を観戦した。アンリが、ウルグアイの選手のハンドをアピールして いた。おめーにそんな資格あるのか?
 試合を見終え、庭仕事を始めた。まずは芝刈りからだ。三週間ぶりになってしまった。去年ならば、大変な状態になっていたはずである。しかし悲しいかな、 今年は伸びが悪い。刈り取った葉は、「去年の一週間ぶりの芝刈りでの刈り取り量」の半分もなかった。とほほだ。メネデールを与えてみるか。
 ついで、薔薇の植え替えをした。根頭癌腫に罹っているパット=オースチンと、どうも好みではないドフトボルケを戦力外とし、向かいの公園に移籍させたの だ。パット=オースチンを掘り出したところ、「ああこれが」と一目で納得する根頭癌腫が出来ていた。癌腫を削り落として植えたけれど、大丈夫かね? これらが植わっていた所に、新規獲得した薫乃と夢香を植えた。根頭癌腫がうつらないように十分に土を取り去ったけれど、こちらも大丈夫かね?  ついでに、向かいの公園の草むしりもしてやった。昨年移籍してきたデュセ=ドゥ=ブラバンとオールアブラーゼが、雑草に取り囲まれながら健気にも開花して いた。こんな所に植えるなんて酷いことをと思い、雑草を取ってあげる ことにしたのだ。雑草が無くなるとすっきりすると、花が輝いて見えた。美しい。でも、我 が家の庭に再移籍させることはないのであった。
 それにしても暑い。今日の最高気温は何度なのだろう。なんか、頭がくらくらしてきた。
夕方は、薔薇の庭巡りの散歩に出た。薔薇が多い庭をいくつか知っている。それらを一つ一つ見て回ろう。私の場合、さりげなく見ることなどしない。 立ち止まってじっと見入る。娘さんが帰って来て「こんにちは」と声を掛けられたときはちょっと焦った。薔薇を愛でていると素直に思ってくれたか。物色して いるとやはり素直に思ったか。
6/11(金) の進歩 ワールドカップ開幕
とうとう今夜、ワールドカップが開幕する。23 時(日本時間)キックオフの、南アフリカ対メキシコ戦で熱き一ヶ月が始まる。日本中が、不規則な生活を始めることになるわけだ。私も、5 時半起床の生活はしばらく封印である。
開幕を記念して、我が家の薔薇をお届けする。今が盛りの品種も多し。






論文を仕上げた。一挙に英文校閲に送ってしまった。
6/10(木) の進歩 いよいよ明日開幕
明日、ワールドカップが開幕する。四年に一度の祭典である。楽しみ損ねないように、気合いを入れて過ごそう。
 我らが日本代表は、6/14 にカメルーンとの開幕戦を迎える。報道を見る限り、不調自慢の両国である。どちらがより不調なのか。不調合戦に敗れ、試合に勝つことを祈りたい。
月初めの暗黒談話会があった。みっちり議論したので、時間が足りなくなってしまった。マツハシは最後の方で、私の存在を忘れているし。次回から は、13 時開始としよう。
 その後、合同セミナー。みっちーの話、いけると思うよ。
厚めの掛け布団で寝ているせいか、昨夜は暑くて寝苦しかった。それを引きづり、出勤時も身体がほてっていた。そのため半袖にした。ところが学生の ほとんどは長袖であった。私の方が薄着とは珍しい。「先生よりも長い袖を着てはいけない」と誰か(冨里?)がつぶやくのが聞こえた。良き徒弟制度だ。
論文執筆は、いよいよ締めに入った。明日には完成させたい。
6/9(水) の進歩 薔薇
我が家の薔薇が綺麗になってきた。



ここ 2-3 週間が花盛りか。見せたいよう。
生物学科三年生向けの講義をした。「ゲーム理論の世界」という、かなり理屈っぽい話題であった(数式がたくさん出てくる)。聴いて貰うために、 「今日の講義の中で一番大切な概念だから」を二回ほど、「難しいからここは集中して」を三回ほど。こう言うと確かに集中してくれる。でも、講義アンケートをすると、面 白さ・理解度ともに最下位の話題となることが常である。

質問者御イニシャル
O. R. さん・S. T. 君・W. S. さん・Y. K. さん。
今夜、ヤマザキナビスコカップの予選リーグ最終戦がある。我がクラブは、大宮アルディージャと敵地で闘う。勝てば決勝トーナメント進出が決まる。 引き分けると他の試合結果次第、負けると終わりである。正直なところ、残留争いを繰り広げるであろうリーグ戦に集中した方が良いのではという思いもある。 でも、選手は勝ちたいに違いない。だから私も応援する。
論文の本文の締めに入っている。今日明日中に何とかしたい。
6/8(火) の進歩 黒川は見た
「家政婦は見た」のもじりとどれくらいの方が気づいたか。事件、じゃなくてその不思議な現象を解明しちゃってくれ。ついで、冨里とも研究相 談。新しい切り口が出来たのではないか。しもんは、イタポンと一緒にフィールドにいったのかな?
あんは相変わらず、掛け布団(人間用)を自分の物と思っている(5/27 の進歩参 照)。夜中に突然目覚め、掛け布団を咥え込んで取られまいと呻ることしばしばだ。暗闇ゆえ、掛け布団を捉えようとする口が空を切ることもある。しかし、何も咥えていないというのに、歯を食いしばって呻っている。あんは、何のために何を守ろうとしているのか。会話が出来たら聞いてみたい。
Mathematica での計算がようやく終わった。今日から、本文の仕上げに入った。出来るだけ我慢して本文を見ないようにしておき、頭を真っ白にする。そして、「今だっ!」 と一挙に目を通す。こんな感じか。ひとたび目を通してしまうと真っ白な頭が失われてしまうので、どれだけ我慢できるかが重要だ。
6/7(月) の進歩 菅首相
菅 直人が首相になるとは感無量である(洒落ではない)。政界にデビューしようとしていた時から知っていたからだ(知人という意味ではなく)。衆院選に何度も 立候補しては落選を繰り返し、「頑張るなあ。当選する日が来るのかな」などと思っていた。ところがついに当選してしまった。それだけで吃驚だったのだか ら、まさか首相になる日が来るとは夢にも思っていなかった。ご本人もきっと夢想だにしていなかったであろう。年に一人は首相が生まれる時代とはいえ、すごいものだ。草の根宰相の活躍を期待 したい。
生物学科三年生向けの演習をした。英語論文を輪読する講義だ。1995 年の論文を読んで貰ったのだけれど、「7 歳の時の論文」とのことであった。ちょっとショックを受けた。次回は、もっ と新しい論文にしよっと。
今日も、Mathematica で確認のための計算をしている。何でこんなに時間がかかるのか。全然終わらなくて困ってしまう。
6/6(日) の進歩 暑い
晴れると暑い。いきなり夏の感じだ。庭に出る気も起きず、それでもやはり庭に出て、薔薇を愛でるなどした。今年は西洋芝の生育が悪い。いま だ、茶色い部分も多い。春先の寒さが響いているのだろうか?
仕立てたシャツが出来たというので、一番丁のブルックスブラザースに行った。せっかくだから、天松で天丼を頂き、鈴喜と藤崎で和食器を見た。あの 食器を買ってやろうと思っていたのだけれど、何故か無くなっていた。おかげで散在せずに済んだ。その後、ガーデンガーデンを調査したり、定義の三角あぶら あげを食べに行ったりした。
今日はついに、土鍋で炊き込みご飯に挑戦した。やはりこれが醍醐味だろう。白米の場合と炊き方が違うのかどうかわからぬまま、白米の場合そのまま の炊き方で挑んだ。でも、うまくいった。初回にしては上出来と思う。しかし今宵は飲む日なので食さない。明日の朝に楽しみをとっておくという、けっこうわ からない行動であった。
6/5(土) の進歩 面白かった
ベガルタ仙台が名古屋グランパスと 0-0 で引き分けた。でも、面白い試合だった。

試合は午後から。予報以上の大雨に憤然として午前中を過ごした。ざあざあ降りの外を見ながら、「仙台は曇り」の天気予報を見るのってどうも。それ でも、グリーンスポットに薔薇を見に行ったり、まる賛で海老天生醤油うどん冷や特盛りを頂いたりと、それなりの過ごし方をした。
 「雨だしカップ戦だし、駐車場は空いているだろう」と舐めた態度で、わずか 1 時間 10 分前に家を出た。嬉しいことに駐車場は満杯。回転の速い駐車場で、10 分ほど待って車を停めた。
 試合が始まった。前半は互角だった。お互いにパスをぴしぴしと回し、見ていて楽しかった。予選リーグ突破の可能性がほとんどなくなり、かえって伸び伸び している名古屋と、何か知らんが伸び伸びしている仙台の対戦ゆえか。後半になると、名古屋が試合を支配するようになった。何度も仙台ゴールに迫るも、なぜ かシュートは GK 林の正面に。ゴール枠をまったく捉えずにふかすシュートとどっちが立派かと考え込んでしまった。結局、両チーム無得点のまま引き分けで終えた。
 これで、今日を終えての決勝トーナメント進出決定は無くなった。正直に言って私は、上 位何チームが進めるのかもわかっていないし、ましてや、どういう試合結果だと進めるのかも知らない。ともかくも、次の大宮戦に勝つと良いら しい。だから勝つように。
 ベガルタチアリーダーの服が新しくなっていた(こ んな)。田中貴金属さまがスポンサーとなり、そのロゴ入りの服が出来たのだ。格好いい。この次に 3000 カラットのダイヤを買うときは、田中貴金属さまで購入する ことにしよう。
6/4(金) の進歩 明日は名古屋戦
ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台に名古屋グランパスを迎え撃つ(14 時試合開始)。ヤマザキナビスコカップの予選リーグの戦いである。前節と前々節の予選リーグを連勝したので、仙台は現在二位につけている。明日の結果次第 で、予選リーグ突破が決まるようだ。ここは一つ、楢崎・闘莉王がいない隙に勝ってしまい、予選突破を決めよう。
今夜はコートジボワール戦である。W 杯に向けて最後の強化試合だ。いよいよ一週間後に迫った世紀の祭典。全日本人の期待を背負っているのだから、本番への期待を持たせる闘いをしてくれ。
ベガルタ仙台 MF 梁にとって嫌なニュースである。北朝鮮は、W 杯に向けて 24 人を招集、最終的に 23 人に絞る予定である。現在、梁の位置づけは 24 番目であり、1 人削る追い抜く必要があった。ところが北朝鮮は現在のと ころ、GK を 2 人だけ登録し、フィールドプレーヤーを 21 人登録しているのだという。これに対し、GK を 3 人登録しないと問題が生ずると指摘されたらしい(スポニチよ り)。これはつまり、フィールドプレーヤー 22 人のうち 20 人のみが正式登録されるということである。2 人削らないといけない。梁が GK で出場するという大技も無いわけではないが、やったことないので無 理といえる。
昨日の帰り際に実行させた Mathematica の計算がまだ終わらない。参りますな。計算中のまま週末に突入する気か?
6/3(木) の進歩 第二刷出来
これから学会発表する若者のためにの第二刷が出来した。1150 部刷って、累計 9150 部の出来となった。お買い上げ、誠にありがとうございます。夏の学会シーズンに向けて、ぜひご活用下さい。

我が家のバラが咲き始めた。

スパニッシュ=ビューティー
今は、早咲き品種であるスパニッシュ=ビューティーが豪勢である。ソンブレイユもそれなりだ。他の品種はまだまだこれからという感じ。蕾を全然あげていな い品種もある。ちゃんと咲くのか?  咲かないと戦力外にされるので覚悟するように。新戦力として、夢香・薫乃を既にリストアップしている庭主であった。
論文の図を描くために Mathematica に計算をさせている。やたら時間がかかる。手持ち無沙汰でしょうがない。
6/2(水) の進歩 退屈だった
今日の午後は休暇を取った。ケーブルテレビ局 JCOM 仙台キャベツの技術者が自宅に来るのだ。我が家のテレビ・電話の配線状況を調べるためである。もともと、キャベツのケーブルテレビとインターネットを使っ ていたのだけれど、契約内容を変更することにしたのだ。気づくと、合併して「JCOM 仙台キャベツ」になっていて、ケーブルテレビ・インターネット・電話を込みにしたサービスを始めていた。NTT の回線を使わないので、総費用が今よりも月額 2000 円くらい安くなる。ならばと、契約変更することにした。3 時半に技術者が来ると思いきやなかなか来ない。確認すると、「3 時半から 6 時の間」ということであった。勘違いしていた。天気が良いのは嬉しいけれど、暇だ。だんだんいらいらしてきた。昨日の進歩で、「庭で一日中過ごしたくな る」と書いたけれど、大嘘であった。ようやくにして 5 時半にやって来た。てきぱきと調査してくれて、配線に問題なしとのことであった。良かった。これで、NTT とも完全にさようならである。ところで、その昔に購入した電話の権利(7-8 万円したはず)はどうなっちゃうのだろう?
生物学科三年生向けの講義をした。今までよりは反応が良かったと思う。やはり、昆虫のように動きのある生き物の話は面白いのだろう。

質問者御イニシャル
N. N.  君・S. T. 君・W. S. さん
6/1(火) の進歩 PowerPoint
PowerPoint(2008 for Mac)のお節介と融通の効かなさに憤然としている方も多いと思う。とくに、自動グリッドなるものは余計なお世話の最たる物である。これを恒常的にオフに したいのだけれど、その方法がわからない。本日、「頂点の編集」で曲線を微修正しようとして怒りが頂点に達した。■をドラッグしてほんの少し(1 mm とか)動かしたいのだけれど、まったく移動しない。さらにドラッグを続けると、4-5 mm 離れた所に飛び跳ねて移動する。■を微妙に動かすことが出来ないのだ。私が使い方を知らないのか。しかし、これまでもさんざん試行錯誤して来た。白黒つけ てやろうと、マイクロソフトのサポートセンターに電話をした。「お調べして、折り返し電話をします」というので、しばし待った。やがて電話がかかってき て、「申し訳ありません。微修正は出来ません」とのことであった。勝ったと思った ね。いや、勝っている場合ではない。「自動グリッドを永久追放してくれ」と申し渡しておいた。
生物学科三年生向けの講義の準備をした。「訪花昆虫の行動」という話である。興味を持って貰えるはずの内容だ。
なんて爽やかな天気なのだろう。気持ちが良い。庭で一日中過ごしたくなる。梅雨に入るまでが、仙台で一番気候が良い頃だ。青空に西洋芝と薔薇。至 福である。