睡眠時無呼吸症候群の治療方針

dummy_044.jpg

| HOME | 治療方針 |

治療の概略

重症度別 内科的治療法の方針:

   (原則として精密検査の結果で判断)

■ 中等症~重症       
→第一選択はCPAP療法です。

CPAP: Continuous Positive Airway Pressure(経鼻的持続陽圧呼吸療法)
原理: 睡眠中、鼻にマスクを装着し、小さなコンプレッサーから蛇腹ホースを通して空気を送り、その風圧(陽圧)で窒息部(上気道の閉塞部)を押し拡げる治療法です。主として中等症以上のSASに対して使用されます。即効性があり、無呼吸の改善効果が大きく、現在、世界中で最も認められ施行されている、第一選択の治療法です。 CPAP治療料(処方料)保険適用 3割負担の方で 4380円/月。
mシリーズ.jpgオートセット.jpgコンフォートジョン.jpgミラージュマイクロマスク.jpgスイフトⅡ 顔あり.jpgopthiマスク.jpg


■ 軽症~中等症の一部   
→口腔内装具が勧められます。

下顎を少し前方に突き出した位置で噛み合わせて固定するマウスピースを口腔内に装着します。睡眠中のみ使用します。軟部組織や舌根部が前方に保持されて、いびきや無呼吸の改善が期待できます。歯科口腔外科で作成いたします。


■ 軽症の一部         
→生活指導・睡眠衛生(いずれの重症度においても重要です)
  経過観察

生活指導は主に、減量(栄養指導*)、晩酌は深酒をせず直後の転寝を避ける、側臥位を保持して寝る工夫、口呼吸を鼻呼吸に矯正する、鼻通気を良くすることなどです。 
*栄養指導:睡眠時無呼吸外来の診察の前または後に、栄養士による指導が受けられます。


治療の詳細は「睡眠時無呼吸講座」へ