うんちく! キャンプ道具のあれこれ。

キャンプに必要な道具にもいろいろな物がありますが、
特に最小限これだけは。と言う物や、あれば便利。と言うものまで
購入する前に気を付けておきたい事など、私の経験上から綴りました。

必   需   品
有ると便利な物

テント 
テントは、やはりドーム型を選ぶのが無難だと思います。
設営・撤去が簡単でコンパクトに収納できます。
最近のドーム型テントは良く出来ていて多機能でしっかりしたものが多い。
それはそれで良いことだと思いますが、ファミリーキャンプの場合
個人的にはテントにそれ程の強度は必要性を感じません。
出来るだけ骨が少なく設営の簡単なものが良いと思います。
ベースキャンプの設営・撤去は想いのほか重労働で、
この部分をいかに軽減できるかどうかで、
間違いなくその後のアウトドアライフや、リピートに差が出ます。
それと、テントの大きさですが
実際に使う人数+2〜3人用の大きさがあると快適です。
ナイフ
ここで言うナイフとは、料理用の包丁などではなく、
常時携帯できる小刀のことです。
昨今のキャンプでは、さほどの大きさは必要ありません。
腰にぶら下げるタイプのものでも、
余程サバイバルなキャンプででも無い限り、はっきり言って邪魔です。
通常は、刃渡り5〜6cmも有れば十分事足りると思います。
肉を切り分けることも、魚をさばく事も出来ます。
また、テントやタープなどの設営や撤去時にロープ等を切ったり。
水割りなんかのロックアイスを造ったり、子供のおもちゃを作ったり、
体に刺さった棘なんかを抜くときなど...etc。
その他にもシーンに合わせて様々な使い方ができて便利です。
私の場合、ナイフが無いと何をするにも
そこでつまづき、余計な手間と時間が掛ってしまうので必需品としました。
ナイフは常時身に付けて居てこそ、その真価を発揮するので
身に付けていてウザイものは困ります。
余裕でポケットに入る大きさなので邪魔になりません。
ただし、
ブレードロック(刃部のロック機構)の付いている物を選びましょう。
もちろん、料理用の包丁はナイフに不慣れな方には必須ですので
そのような場合、キャンプの際には携行される事をお勧めします。
タープ
タープもテントと同じ理由から、ヘキサ型タープがベストだと思います。
但し、このタイプのタープは強風に弱いという弱点があります。
地形や、設営方法によってはそこそこの風になら耐えられますが
しかし、タープと云う道具の性格上テント型の強固なもの以外は
強風時の設営はお勧めできません。
タープはヘキサ型・ウィング型等含めポールの長い物が良いと思います。
同じ面積のタープでも、ポールが長いほうが広く使えます。
それと、
予備のポールを2本以上揃えておくとタープが更に広々と使えます。
ペ グ
ペグは、キャンプのときはタープの設営やテントの固定など、
欠かすことの出来ない必需品です。
通常は、タープや、テントに付属のペグでも十分でしょう。
ペグの打ち方としては、いろいろ言われますが、
私の経験上、ペグはロープに対して直線上に配置し、
張力に対して100°〜120°位の角度で打ち込むのが
一番強力だと思います。
つまり、解かりやすく言えば水平な地面に対して、
ロープとは反対側に、概ね45°〜50°位の角度で
打ち込むということです。角度は、さほど厳密ではありません。
こうすると、張力が掛かる程、ロープはペグの地面側つまり下方向に
ずれ込もうとします。
結果として、ペグを引き抜こうとする張力に抵抗する方向に
力が働くという訳です。

ペグにも色々ありますが、ここでは少し変り種のペグをご紹介します。
変り種といっても、これは他の物の流用といった方がいいかもしれません。
Run&Gun Camper's Unit 御用達。
連結タープ・メインポール専用ペグ

こんな物もペグ。というようなペグです、何かの参考になれば幸いです。
ランタン
ランタンは好みがあるようですが
個人的にガソリンランタンがベターだと思います。
ランニングコストの低さもさる事ながら、明るいのが良い。
最近ではガスランタンのガスもお安くなっているのでガスランタンでも
良いですが、その場合カセットガスが使えるタイプの物を選んだ方が
燃料がホームセンターや、スーパー等でも売っているので調達が楽です。
それと、ガソリンランタンや、ガスランタンは
テントの中では使いにくいので、蛍光灯ランタンも一つあると便利です。
このように用途別にでもランタンを2つ以上用意しておく事で
テーブルの両側に光源を置くことが出来るので影が出来にくく明るい。
生焼けのバーベキューを食べることも少なくなります。(^^;
但し、光源を等距離に置く場合(タープの両端等)は、
2つのランタンは同程度の光量の物を用意しましょう。でないと、
光量の劣るランタン側に濃い影が出来、かえって暗く感じてしまいます。
炭火コンロ
(バーベキューコンロ)
コンロは足つきで、余り大きくなくても良いので出来れば2つ用意したい。
火力を異ならせた火が2つあると何かと便利です。
木 炭
炭は、言わずと知れたキャンプなどではメインの熱源です。
薪と違い煙が少なく、火持ちが良いのが特徴で便利な熱源なのですが、
反面、煙が少ない為バンガローの囲炉裏などの様に屋内での使用時に
特に寒い時期には換気を怠りやすく、無色無臭の一酸化炭素の餌食に
成りかねないと言う危険性も持っています。
眠るときには確実に消火し、
就寝時に閉めっきた部屋の暖を炭で取るような事は止めましょう。
楽しみを悲しみに変えない為にも.....。
寒さは、
シュラフや毛布を追加したり、家族で寄り添い眠れば凌げるでしょう。
寒い時期のキャンプにはそれなりの装備も必要なのです。
チョット怖いことも書きましたが、
換気にさえ気を付けていれば炭は便利で経済的な熱源です。
炭にも色々な種類があって、品質の良いものほど硬く価格も高くなります。
価格の高い炭は、火持ちが良く熱量も高いのでかえって経済的と言うことも
出来ますが、実売価格で3倍以上の差が出てしまっては、
一概にはそうとも言えません。
炭は保管状況さえしっかり管理しておけば翌年のキャンプでも使えますが、
やはり家庭での長期間の保存では品質の劣化も否めないと思います。
劣化(主に湿気た)炭は極端に火の着きが悪く、火力も
安定しないばかりでなく途中で消えてしまうこともあるので、
炭は成るべく新しいものを使うようにしましょう。
以上のような理由から、
私は安炭(クズ炭は駄目ですが)を少し多めに持って行く事にしています。
それでも価格自体はかなり安上がりですし、1シーズン内位の保存なら
それ程の品質劣化もおきません。余ってしまった炭を
家庭菜園などにまくときなんかも心が痛みません。(^^;;
但し、
キャンプで作る料理によっては良い炭をフンパツする事もあります。(^-^)
カセット
コンロ
どうしても必要と言う訳ではないけど、あると何かと便利です。
炭火はある程度の火力を得るのに多少の時間がかかってしまいますし、
火を入れてしまうと後始末にも少なからず時間を取られてしまいます。
それに、炭火コンロは物自体の大きさが結構あるので
積荷時の道具の整理等にからんで、結構タイムロスになることがあります。
特に、撤収日の朝なんかには重宝します。
ストーブ
ここで言うストーブとは単に暖を取るストーブではなく、煮炊きの出来る
いわばコンパクトコンロとでも言える物です。
ガソリンストーブ、ガスストーブなどがありますが
ガスのほうがよりコンパクトで火力も強いものが多いです。
小人数ならカセットコンロよりも断然コンパクトなストーブがお勧めです。
キャンピング
テーブル
テーブルも様々な種類のものがありますが、
私のお気に入りはテーブル中央がハメ込み式になっていて、
そこを外して七輪がセット出来る、
<<LOGOSの2WAY BBQテーブルです>>

足の長さも2段階に調節できて座卓にもなるので、
カセットコンロが無くても屋内でお鍋なんかも出来る優れものです。
キャンピング
チェア−
椅子は背もたれにある程度の高さが有り、肘掛の有る物が良いでしょう。
仕舞寸法が大きいのは、この際仕方が無いとして
出来る限り折畳形状の薄いものがベストです。積荷のときに差が出ます。
それと、チェア−バッグは有ると、とても便利です。
椅子はキャンプ中でもっとも長くいる場所であり、休息の場でもあります。
椅子のサイズをケチると結構辛い目にあうでしょう。(^^;
キャンピングベッド
必須と言うわけではないですが、有れば気分がよろしい。
スポンジ製
インナーマット
(ビーチマット)
俗に言う、銀色マット。テントの中や、バンガローの床に敷いて使います。
防水性能に富、片づけが簡単でコンパクト、安くて耐久性もそこそこあり、
重宝する一品です。これも、無いと辛いかも。
シュラフ
シュラフ(寝袋)は必需品です。
夏のキャンプなら毛布だけでも良いですが、
最近のシュラフの値段は信じられないくらい安いので家族分揃える事を
お勧めします。毛布よりも保温性が高く軽いし、
収納時も比べ物にならない位コンパクトになります。
揃えるのは春夏用のシュラフで良いと思います。
寒くなれば服装や、毛布などを追加して対処します。
もちろん、秋冬用も揃えておくに越したことはありませんが...。
それからシュラフは、ファスナーなどで連結できるものを選んでおくと
急な冷え込み時などに対処しやすくなります。
(一緒に寝られる、と言うことです。 (^^; )
ポリタンク
(飲み水用)
最近のキャンプ場は水道設備も整っているところが多いですが、
そうでない所や、水道があっても水場が離れているときなどに重宝します。
容量は、20L位で良いでしょう。
台  車
荷物キャリー
折畳式の台車があるととても便利です。
水汲みも子供たちが喜んで手伝ってくれます。(^^;
キャリーは車輪の大きいものを選びましょう。
車輪の大小で悪路での運搬時にかなりの差が出ます。
クーラーBOX
当たり前ですが、クーラーBOXは必需品です。
出来れば大型クーラーを1つと、中型クーラー(氷専用)を1つ位有ると
良いのですが、氷専用クーラーをクーラーバッグで代用しても良いでしょう。
クーラーBOXは、小さいものを幾つも持って行くより、大型のもの1つの
方が容量的に無駄が少なく、結果的に積荷スペースが節約できます。
また、ゴミを持ち帰る時などにも活躍します。
ただ、大型クーラーBOXには小さい取り出し口の有る物の方が
氷が長持ちするので良いと思います。
氷は、道具ではないですがキャンプには夏冬違わず必要な必需品です。
何は無くとも、多少の労力を要すれば火を得る事は大抵の場合可能です。
しかし、冷やすと言う行為は難しい。特に、
生鮮品を冷やすとか、キャンプのお楽しみの一つのお酒やビールを冷やす
となると、氷無しではほとんど不可能です。
車載用の冷蔵庫などは特殊な車でなければ
アイドリング状態で長時間使用し続ける事は出来ないのが現状です。
もし出来たとしても、マナーとしてエンジンのかけっぱなしは出来ません。
氷のように大量に急速に長時間、
静寂の内に冷やすなどという事は、事実上不可能なのです。
だから私は、氷だけは有り余るほど持参して行きます。
いつも余ってしまいますが、途中で氷が切れて
生ぬるいビールを飲む羽目になるよりは余程ましです。(^^;
荷造り用
ナイロン
ロープ

ガムテープ
ナイロンロープは、特に足元の悪い場所でのタープ設営には必需品です。
その他、
不測の事態への備えとしてもロープぐらいは常備しておきましょう。
ガムテープは、撤収時など荷造りに使用出来ますし、その他にも
テントやタープの応急修理などにも使えます。
ロッド

リール

ルアー
池・湖が有ればとりあえずバスFishing
海ならばロックフィッシュFishing
使わない時も有るけれど、とりあえず私は必ず持っていきます。(^^)
もちろん、必需品では有りません。
虫取り網orお魚網

飼育ケース
言わずと知れた、キャンプでの子供達の必須アイテムです。(^^)
ダッチ
オーブン
西部開拓時代カウボーイの魔法の鍋と言われた、
空焚きも出来る厚手の鉄製鍋で、蓋に縁のあるキャンプダッチがお勧め。
蓋の上に炭を乗せオーブンとして使うことも、
厚手の鍋蓋を使って鉄板として使う事も出来る優れものです。
パンなんかも焼けてしまいます。
最近はアルミ製の軽量な物も有ります。
これが有るとキャンプでの料理の幅が格段に広がります。
必須ではないにしろ是非、揃えておきたい一品です。
FIRE
STAND

バーベキュー
スタンド
焚き火などの上に跨がせて物を吊るして使う道具で
ダッチオーブンや、つるべ鍋などを吊り下げて使うことが出来る。
工夫次第で色々使えて有ると便利です。
クッカー
お鍋や、フライパンなどのセットでコンパクトに収納できる。
焼き物がメインに成りがちなアウトドアでも
回を重ねて行くと飽きてくるもの。少し大きめのクッカーが有ると
お鍋や、雑炊、麺類など色々と楽しめます。特に秋冬Campには必需品。
スモーカー
燻製器。これも無くても良いですが、有ればかなり重宝する一品です。
私のお気に入りは、持ち運びの便利な折畳式燻製器。
《新富士バーナー製 コンパクト・スモーカー ST−120》
干物用干し網籠
干し網籠は、必需品とは言えないまでも、燻製ネタの風乾に使えるし、
洗い物と一緒に洗って食器類を乾燥させるのにも使えます。