「津波でどこに避難したらよいかわからない」 人への 私の答え


70歳前後の女の方から 

「(石巻市)大橋仮設住宅に住んでいるが、再び津波が来たならばどこに避難したらよいかわからない。」

との声がありました。
 

会場のどなたからも回答となる意見がありませんでした。
私も機会を失い発言しませんでしたが、ここでその回答を書いてみます。


1. 役所の広報、新聞、テレビの報道に注意を払い、参考にすることは大事である。

2. 地震、津波、災害に関連する本を読み、調べて、自分で考えることはもっと大事である。

3. 本屋さんに出かけて国土地理院の25000分の1の地図(300円ぐらい)を入手して眺める。

4. たとえば、6メートルの津波があれば、どこまで浸水するか、色鉛筆で地図を色分けしてみる。

5. 周辺の地形を考えながら避難場所と避難経路を自分で決める。

6. 時計で時間を計りながら(大事)、私的に避難訓練を実施する。

7. ぴったりの避難場所と避難経路が見つかるまで5、6.を繰り返す。

以上が私の方法です。
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私は、このような方法で、3月11日に
地震の揺れが収まった後7−8分後に家を出て避難しました。 私の避難場所は、

太平洋の海岸線から垂直方向に直線距離でおよそ2200メートルの山すそです。

自転車でゆっくりと走りおよそ20分後に到着しました。 

3月11日の大津波はおよそ1時間後に石巻の海岸線に到達したので避難は時間的に十分に余裕がありました。
私の避難場所には、翌日目を覚ますとちょうど足元まで浸水していることが分かりました。


3月11日の前年、前々年の津波警報があった際にも同様に避難しました。

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