The Harder They Come

2004/09 version

2004/09/30  衝動買い

Miles Davis のワイト島ライブ映像が発売になる、という情報を たろさんの日記で知り、早速 amazon へと赴いたワタクシでありますが、 そんなものは影も形もないのであります。再度記事を辿り、情報を確認してみると、 11 月 25 日発売でした。げーん。

まー折角久しぶりに来たし、何か買う物なかったかな。 そーいえば Chick Corea の新譜が出てたなぁ、と思い出してクリック。 ついでに、なんつーか「何故今更?」な CD も一枚クリック。 そいつに関しては、届いた後でまたネタにしてみよーと思います。 ふーん、リマスターで A Passage To Bangkok が復活したのかー、 というのが理由…って説明になってないと思いますけど… つか、この説明で何を買ったのか分かるあなたは、 それなりに青臭い過去をお持ちだということです。てへ☆

というわけで、すっかり amazon の計略に引っかかった形のおれです。

2004/09/27  分かりやすい

このところ、ほぼ毎朝姿を見かけるカップル。年の頃二十代後半〜三十代前半。 二人ともすらりと背が高く、きちっとスーツを着こなしており、 所謂美男美女。並んで歩きながら楽しげに言葉を、 話すというよりは論ずるという感じで交わしている。

ところが今日は、この二人が 2m ほど離れて歩いている。 女性はぎっと前方に視線を固定したままツカツカと。 男性はちょっと困ったような怒ったような目線を時折女性側へ投げかけながら。

いやもう。ケンカしたの丸分かり。

ちなみに、分かりやすいといえばもーこのオレ様は天下一品なワケで、 凹んでるとか調子に乗ってるとか、 自分の精神状態に関してビラ配って歩いてるよーなモンで、 そういう性分を一刻も早く直してクールと言われたい、と日々思っているわけですが、

なんだか今日のカップルは微笑ましくて、場合によっちゃ悪くないのか、 なんて思ったり。

いや、当人に「微笑ましい」なんて言ったら怒られちゃうけど。

2004/09/25  人情

クルマで成瀬付近を走行中、目の前でバイクと乗用車の接触事故。 バイクは 250cc の Honda Jade、乗用車は銀の 32 系スカイライン。 バイクは転倒。次の瞬間、スカイラインがホイールスピンさせながら方向転換し、 脱兎のごとく逃げ出した。

ひき逃げだ。

すぐにクルマを路肩にとめて降り、バイクを運転していたお兄ちゃんに声を掛ける。 ヒジを押さえてはいるが、立ち上がって電話を探したりしているので、 大きなケガはないようだ。道路に転がっているバイクを歩道側に引きずって寄せる。

と、その時、近くを歩いていたおじさんが 「ナンバーは 6X-XX だった」と走り寄ってきた。 近所のバス停でバスを待っていたおばさん達も来て「番号は 6X-XX だったわ」 「こちらの方も同じナンバーを言ってます。間違いないでしょう」 「救急車呼んであげるわ」と賑やか。さらに対向車線を走っていたおばさんも、 クルマの窓から顔を出して「6X-XX だったわよ!」と叫んでいる。

どうやら救急車もすぐ来るようだし、 おれは喪服という何だか場違いな格好だったし、 後は皆様にお任せしてその場を離れることにした。

なかなか人情に厚い街です。成瀬。

昨日に続いて、琴葉語録第二弾。

「おばあちゃんはどこに行っちゃったの?青葉台のおうち?」

んー。おばあちゃんはね、天国。

「てんごく?あ、さっき行ったとこ?」

あれは斎場。天国はもっと遠く。

「こっちゃんも行く!」

行っちゃ困るよ!

2004/09/24  琴葉語録

例えば最近だと「さっきミカン食べたから病気治るよ!」など、 大人をちょっぴりホロリとさせる言葉を無邪気に繰り出す琴葉ですが、 今日はこんな一言。

「おばあちゃん、もう痛くないみたいだね。元気になったんだねぇ」

2004/09/23  長い長い一日

たとえばこんな物語。

全ての打ち合わせが終わったのは夜中の二時過ぎ。

2004/09/22  セレブ

朝。今日は静かに過ごそう、と思う。亀のように首を引っ込めて。
結局それは、叶わなかったのだけれど。

最近は迷惑メールの手口も巧妙になってまいりまして。 若が日記で書いてた これ に近いヤツも来ましたが、今日は「スカウトメール着信のお知らせ」 なんてのが来ました。

XXX(女性名)様 から、あなたにスカウトメールが届いています。
メッセージの内容は、「メッセージ管理」ページでご確認ください。
あなた様のご要望の20代〜30代のVIP、またはセレブ系の
自由な感覚を持つ女性で依頼をかけました。

  ◆「メッセージ管理」ページはこちら
  └http://19boy.xxx/

で、「こちら」が出会い系サイトか何かなんでしょーけど、 行ってないからわからん。

しかし。「20代〜30代のVIP、またはセレブ系の自由な感覚を持つ女性」って、 一体どんなヒトなんすか。芸能人で言うと誰ですか。 想像がつかないので「ご要望」出来ないんすけど。 我こそは VIP またはセレブ系である、という女性の方、ゼヒ名乗りを上げて下さい。 そして、ゼヒこの無知な私に、セレブ系のなんたるかを叩き込んでやって下さい。 まずはメール下さい。プロフィールを添えて。

というわけでこのページは今日から出会い系サイトになりました(をい)。

帰宅途中に連絡があり、病院へ。一旦家へ戻り、程なくしてまた連絡があり、 再度病院へ。

2004/09/21  ストック

多分短所だと思うんだけど、ストックがあると安心するのです。 ストックが好き、と言ってしまっても良いかもしれない。 ポテトチップとか、カルピスとか、あるいはギターの弦とか、スティックとか。

でも、本当にストックしておきたい、貯めておきたいものというのは、 得てして貯められないもので。

それは例えば、「栄養」とか。「睡眠」とか。
「愛」とか。

えーと。
オチなかったので今日はおしまい。

2004/09/20  Eruption

今月号のギタマガに Van Halen の特集記事があって、 あの Eruption (って言われても知らんヒトは知らんワケですが、 そーゆー名前の、ロックギターの金字塔みたいな曲があるんです) のコピー譜が載ってたりする。

なんか、違わないっすか。
ハミングバード・ピッキングの直前にある速弾きとか。

高校生だか大学生だかの頃に自分で採った音とも、 昔々のギタマガに載ってた、Steve Vai が採譜したものとも、 何年前だか分からないぐらい昔の Player に載ってた、 北島健二氏が採譜したものとも違う。

Van Halen の 1st アルバムを引っ張り出してきて、ギター抱えて、 改めて聞いてみる。やっぱ違うだろ。この音はこっちだろ。 この指使いはキツいだろ。こうの方がスムーズじゃねえか?

なんてアレコレやってたらあっという間に一時間半。

エディとはなんと高い山だろうか、なんと奥が深いのだろうか、とか、 おれってばいつまで経ってもエディと同じようには弾けねえなぁとほほ、とか、 まぁいろんな感想はあるわけですが、まずはですね、

ギターってのはまー面白いオモチャだと。
って、その時間の使い方は、どうなのよ。

2004/09/15  同好の士

隣のフロアにいるおーつか氏の所へ、 ちょいと仕事の話をしに、てくてくと出向いてみた。

彼の机上には、なんと、数々のキャストパズルが。 思わずバロックを手にとって外しにかかるオレ。 面白いよねぇ、キャストパズル。

「を、りおさんも好きなんですか。会社に置いとくのもどーかと思ったんですけど、 こうやって置いてみたら意外に好評で。持ってっちゃうヒトとか居て困るんすけど」

しかしすごい数ぢゃのぅ。

「一応全種類集めたんですよ。ここに無いヤツはウチにあって、 それはまだ解けてないんっす」

ほほー。ということはチェーンもエルクも、そしてあのエニグマもこれから、と。 苦しむぞー。面白いぞー。

「エニグマなんて、もう第一手がわかんないっすよオレ。 って、ここにこーやって置いてあるのは『わかんねぇ!』 ってヒトが苦しむのをニヤニヤしながら見るためっつーのもありますからね」

と、ここまで話したところで、おれは気付いた。
千載一遇のチャンスを逃してしまったことに。

おれは、キャストパズルなんて見たこともない人になるべきだったのです。

を、なんすかコレは、なんかの飾り?え、パズル?へえーこれをバラバラにするんだ。 どれどれ、あ、外れたよ。んじゃこっちはどうかな。あ、これも外れたよあっはっは。 と、こう行くべきだった。驚くおーつか氏。そしておれは、 難解なパズルをすらすら解いてしまう天才として、 事業部内に名を轟かせることが出来たのだっ。

我ながら思う。なんてちっぽけで下らない名誉欲なんだ。鬱。

ところで、こんな↑ハナシをしながら W-U をその場で解いて、

んじゃこのまま置いて帰って良い?
「だ、だめっすよ、戻して下さい。それ、戻すのちょっと面倒じゃないすか」
そんなことねーだろ、ほれ。
「を、さすがですね」
へへ。じゃーね。
「ってりおさん、仕事の話しに来たんじゃないんっすか?」
あ。

という失敗をしたことはキミとボクだけの秘密だ。

2004/09/12  悲しみを涙で流そう

港北東急百貨店 S.C.に「遊キッズ愛ランド」という遊び場がありまして。 小学生未満のちびっこを対象とした施設です。しかしすげえ名前だな。

普段は平日に志緒 + 琴葉で行くわけですが、 今日はおれと琴葉の二人で行きまして。 もちろん琴葉は大喜びだったんですが、大きな落とし穴が。

入場料金は 300 円です。平日はそれで遊び放題なんですが、 土日は 30 分間という制限が付くのです。で、もうすぐ 30 分というところで、 「こち、お終いの時間だよ、靴履いて」と声を掛けると、

最初、きょとんとした顔。今遊び始めたばっかりじゃない、何かの間違い? みたいな。

次の瞬間、トランポリンのあるエリアに猛ダッシュして「帰らない!遊んでるの!」

いやもう。引っ剥がすのにそりゃもう苦労しましたよ。琴葉大泣き。 んでまた声がデカいんだコイツは。駐車場へ歩く道々も「悲しいのー!」 と叫ぶもんだから、なんつーか誘拐犯だと思われるではないか。

まぁでも、悲しかったんだろうなぁ。いつもはもっとたっぷり遊ぶんだろうし。 じゃあ、まだ胸の中に「悲しい」が残ってるなら、 全部出しちゃうまで泣いていいよ。

と言ったら、「情け容赦無く」というのは正にこのことか、 という感じで爆発的に泣かれました。とほほほ。

あれだけ泣けば疲れるんでしょう。クルマに乗ったら三分で寝ました。 そのまま家まで寝っ放し。家に着いて、着いたよ、と声を掛けて起こしたら、 ぱちんと目を開けた琴が開口一番、

「まだね、『悲しい』が残ってるの」

余程悲しかったのね。おまえ。

2004/09/10  アレゲ

アレゲとは何か。その定義は、Slashdot Japan にひっそりと置いてある一文、 「アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家」 が全てであります。たぶん。

そして、自分はアレゲか?と自問してみるに、アレゲではないと思うわけです。

ですが。

リビングで、ノート PC を開いてメールのチェックなど行っていると、 琴葉が膝によじ登ってきた。画面を覗き込み、 デスクトップに並ぶアイコンを指差して、

「これが ふぁいあーふぉっくすでこっちが もじら

とかいう三歳児は結構アレゲな気も…いやそんなことないですよね。 ええ。ありませんとも。 そして二人は「 Firefox T シャツ欲しいよねー」とか話しているのでありました。

え、親が悪い? ごもっとも。

2004/09/08  マニア向け

というわけで、昨日ゲットした "JEFF BECK LIVE at B.B.King Blues Club" のハナシ。

一曲目からいきなり超高速タム回しで笑わせてくれるドラマー。 うっわー。テリー・ボジオみてえ。ベックってこういうドラマー好きだよなぁ、 でもここ最近共演してるドラマーは、こーゆーフレーズをやるテクニックはあっても、 こういうタイミングでこういうフレーズを本当にネジ込んじゃうような度胸がない、 なんつーか小粒な感じだったよなぁ… っていうかこれ、ひょっとしてホンモノのテリーでは?

ついでに、Savoy の真ん中のピアノ駆け上がりフレーズ。 スタジオ盤とまんま変わらないじゃんか。 こっちはひょっとしてホンモノのトニーでは? つまりこれって、Guitar Shop トリオなのでは?

と思いながらぐぐってみたところ、 発見。 共演はやはりテリー・ボジオ & トニー・ハイマス。 基本的にネット通販でしか入手出来ない公式ブート、らしい。 Disk Union は通販でまとめ買いして、高い値段付けて儲けを出す、 って感じなんですかね。

ファンとしてはお恥ずかしいハナシですが、マジメにチェックしてませんでした。 思えば数ヶ月前、むらかみさんがそんなハナシしてたよなぁ、コレのことだったのか、 と今更気付いてみたり。

ふーむ。これが通販のみですか。

まぁ普通に CD 屋さんで売ったり Amazon で扱ったりすれば、 なんつーか普通のヒトも買えるわけですからねぇ。 キレイに仕上げられた、耳触りに優しい音に慣れ、ミストーンなんてとんでもない、 なーんてヒトにはキツいサウンドなのかもしれませんねぇ。

でもね。例えばジャズに、後付けされた上っ面のイメージ(「オシャレ」とか、 「オトナ」とかね)ではない、本質の部分で惹かれている人。 インプロビゼーションに興味を持つ人。そしてもちろんギター弾き。 このライブアルバムを聞き逃す手はない。

例えば結婚披露宴でスピーチをすることを想像してみて下さい。

普通は台本をきっちり書いて、練習して、本番に臨む。 もう少し手馴れてくると、ポイントだけメモって、後はアドリブも交えながら、 そのポイントを拠り所にストーリーをつないでいく。こんな感じじゃないですか?

ベックって、準備ナシでいきなり話し出しちゃう感じなんだよな。 で、「いきなり」ならではのスリルや、出て来る言葉のインパクトが強烈。 何度もスピーチは演ってますから、 例えば中間部でちょいと以前の言葉を拝借することもありますが、 そのまま以前のスピーチ内容に引き摺られることはなく、 またあっさり明後日の方向に話を飛ばしてしまう。

このタイプ、ダメな時はダメだが、いざ調子に乗っちゃうと手が付けられない。 今回のライブはもちろん後者。演奏は荒い。バンドとしての(狭義の)完成度は、 まぁ低いんでしょう。しかしベック先生のギターは叫んでおるわけであります。 「それがどうした?オレたちゃ楽しいんだよ。 おまえら、間違わないように…とか考えてると息苦しいだろ?ばーっといけよ。 難しいこと考えずに、好きに弾きゃいーんだよ。好きに」と。

考えナシに好きに弾くと、凡人は破綻する。 だからボク達凡人は、天才の飛翔を指くわえて眺める。そういうアルバム。

検索しないと見つからないようなサイトでのみ注文できる、 というのはつまり「分かるヤツだけ聞け」ってコトだよね。 この衝撃、もう少しだけ広い範囲に与えてやっても良いんじゃないのかなぁ。

三大ギタリスト、なんていう物言いがありますな。 誰が一番かっこいい、なんて不毛な議論ですが、でも決着はついた。

今現在、生きてるヤツが一番かっこいいに決まってるじゃんか。

2004/09/07  棘

グループ員の一人がしばらく入院することになり、 彼の持っていた仕事がまとめておれに降ってきた。

まぁ、そのことを愚痴っても仕方ない。んだけれど。

「いやまーそんなこたぁよくあることだ、オレなんかよー」

なんて、したり顔で言ってくる貴方。
じゃ、自分がやれば?

一昨日、「リズム」というタイトルで、素敵な日の次には冴えない日、 という話を書きましたが、どうも二拍子、つまり

素敵→冴えない→素敵→冴えない

ではないような気がしてきました。ポピュラーな拍子といえば、 まずは四拍子でありますね。

素敵→冴えない→冴えない→冴えない→素敵→冴えない→冴えない→冴えない

ううう。かなり嫌です。しかしこれが、プログレッシブロック風に五拍子だったら。

素敵→冴えない→冴えない→冴えない→冴えない→素敵→冴えない→冴えない→冴えない→冴えない

うううう。プログレなんて聴くんじゃなかった。もう止めよう。 Rush も Crimson も Yes もまとめて廃棄ぢゃ廃棄。

ん?ちょっと待てよ。 偉大なる Jeff Beck 先生の Scatterbrain バリに九拍子だったら。

素敵→冴えない→冴えない→冴えない→冴えない→冴えない→冴えない→冴えない→冴えない→素敵→冴えない→冴えない→冴えない→冴えない→冴えない→冴えない→冴えない→冴えない

うわああ。いやだあああ。
せめてワルツぐらいにしてくれえ。
っていうか、「素敵」と「冴えない」を入れ替えて下さい神様。

帰り道、ふらりと寄った Disk Union で "JEFF BECK LIVE at B.B.King Blues Club" なる円盤を発見。なんかすっげえ安っちい紙ジャケで、 曲名ぐらいしか情報がない。共演してるミュージシャンも判らん。 CD か DVD かすら判らん。

でも買う。当然でしょ。全てはベックから始まるのですから。

2004/09/05  リズム

素敵な日の後には、冴えない日が来ることになっていて、
これはもう絶対的にそういうことになっていて、
だからいつの頃からか、
どんなに楽しい日でも、
「心の全てを開放して楽しむ」ことをしなくなった。
頭の隅にはいつだって小さな雲があって、
それは一般的な言葉で言うところの、
多分「予感」とかいうやつで、
楽しみへ突っ走ろうとするとブレーキがかかる。

で、まぁ、こんな日、
幸せってーのはどんな形をしてるんじゃいな? なんてことを、
ぼんやり考えたりするのです。

そんなわけで、昨日の話でも書こう。

昨日、スタジオへ遊びに来た梅若。 で、梅ちゃんの愛娘であるところのみっしーも来てたんですね。

セッションの後、メシを食おうってんで近所のレストランへ。 そこでみっしーが「ねぇねぇ、問題出して良い?」って言うんです。 問題は以下の二問。

  1. 道を歩いていると、クマとコブラとパンダが道をふさいでいた。 そのうちの一匹(あるいは一頭)が道を譲ってくれた。それはどの動物か?
  2. 虫たちが海外旅行に行くことになった。ところが、ある一種だけは行かなかった。 その虫は何か?

最近パズル好きなオレですから、 オトナの分別をかなぐり捨てて、もうこれでもかと必死に考えましてね。 第一問はその場で解けたんですが、第二問が解けない。 自由が丘で解散して、若と二人、電車にて町田方面へ向かい、 若と別れて一人駅から家への道をてくてくと歩いている時に、 第二問の答えが降臨しました。

とても嬉しかった。どのくらい嬉しかったかってーと、 家に着いた途端、梅ちゃん宛に「みっしー、答え分かったぞ! XXXX だ。合ってる?」とメール打ったぐらい。 しかし、その場で答えられなかったってのは悔しいよなぁ。 深いぜ。なぞなぞ。

なんて、分別のあるオトナは思わないんですか? そうですか。

で、今日、梅ちゃんから「大正解」というメールが来た。 みっしーのコメントも添えられてた。

「りおさんて、頭切れるねー」

いやぁ。嬉しいなぁ。すごく嬉しい。

ってこーゆートコロで、分別のあるオトナは喜ばないんですか? そうですか。

ちなみに答えは、
1. コブラ(毒蛇→どくへび)
2. 蚊(海外旅行→蚊、以外旅行)
です。

2004/09/04  音を楽しむ

人間トシを取ってくるとですね、こー曲を演奏するなんてー場合にも、 「全体を見渡して」とか「音楽的に意味のあるフレーズか」とかそーゆー、 なんだか分かったよーなコトを考えちゃったりしがちですが。

もうね、そんなことはどーでもいーですよ。

ドラムがどっかーん、ベースがずしーん、その上で、大音量で、 ぎゃおーっとギターを鳴らす。嗚呼、気持ち良い。これが原点。 ま、そういうキブンになれそうな曲を、予め意図的に選んだってのはありますが。

セッションのハナシが具体的に決まってから、 そもそもオレはバンドでギター弾けるんかなぁ、とぼんやり思ってました。 家で一人、勝手に曲の断片を弾いたり (もちろん、「独奏曲」として一曲仕上げるのは大変な作業でありましょう)、 あるいは CD と合わせたりするのとは全く違う、 なんというか「実戦力」が、こういう場では試されますから。

技量不足でどーにもセッションが盛り上がらず、 嗚呼オレはもうダメなんだと認識してギター演奏そのものをリタイア、 なんて可能性だってあった。 いやまぁ、そこまで悲観的には考えてませんでしたけどね。

で、今は、また何か機会を作ってギターを弾きたいなぁ、とか、 どうやったら上手くなるんかなぁ、とか思っているわけで、 そういう意味では良いセッションだったと言えましょう。

セッション後、きたむらくん & くすさんの 「そーいやりおちゃんがドラマーだっつーの、忘れてたよ」 という言葉、いろいろ微妙ですが、勝手に褒め言葉として受け取っておきますです。

つまりその、アレです。「ドラム下手だからドラマーとしての存在感が薄い」 という可能性にフタをしてますと。そういうワケですよ(泣きながら)。

いえ、「全体を見渡す」ことなんざどーでもいーぜ、 と否定しているワケではないんです。 くすさんのドラムは好きで、一緒に演ることを楽しみにしてたんだけど、 自分のギターで結構いっぱいいっぱいで、フレーズを盗む余裕がなかったなぁ…

というのが「全体を見渡す」 ことが必要である理由だってのも如何なモノかとは思いますが。

まーでも、「他の楽器奏者はドラムのどこが聞こえてるか」 というのを意識する良い機会ではありましたね。 こういう経験を元に、声を掛けて頂けるドラム、使って頂けるドラム、 顧客満足度の高いドラムを目指していきたいと。サービス品質の向上。 「今ならオカズ 20 % 増量!」とかですね。

使ってもらえないと思います。

しかしまぁ、ギタリストって大変だよなぁ。 今日、ギター以外で持ったのはコンパクトエフェクタ一個とクライベイビー。 これだけで、もう重くてヤになっちゃったもんなぁ。 ギターの上手い下手とか、あるいはセンスとか、そういう音楽的な問題以前の理由で、 自分のギタリストとしての資質に疑問を抱く朝でした。

2004/09/03  ビバ電子メール

会社でメールが来るってーと、 クレームだったり文句だったり spam だったり、なんかもう嬉しくないわけです。 こんなのばっかりならもう電子メールなんていらねえよ!とか思っちゃうわけです。

ところで、話はがらっと変わりますが、 ノラリクラリと過ごしていたら、いつの間にか明日は ボクが Stevie Salas になる日ですよ。 セッションですよ。

で、ベーシストであるきたむらくんや、ドラマーであるくすさんや、 ギャラリー(ってなんやねん)であるところの梅若と「明日ですなぁ」 なんてメールをやり取りしてたワケです。その中で梅ちゃんが

「そういえばサラスの教則ビデオっつーのがあるんだけど、見る?」

おせえっつーの(滝涙)。

そーいえば梅ちゃんは Salas 好きなんだよなぁ。 ひょっとしてコピーしてたりするのかなぁ。と思いながら、 こんな質問メールを書いてみた。

「ねぇねぇ、Tell your story walkin' のギター、サビでさ、 ハーモニクスらしき音が入るんだけど、アレってどーやってます?」

我ながらアレな内容である。そもそもこれで質問内容が伝わるんだろうか。 伝わったとして、言葉で説明出来るんだろうか。ま、ダメ元だ。 なんて思ってたら、30 分ほど経ってリプライが来た。

「タッピング・ハーモ。左で5弦5F押さえて、右で12F,10F,9F」

すっげえ。電子メールってすっげえ。なんて役に立つツールなんだ。 いらねえよ、なんて言ってごめんな電子メール。ありがとう電子メール。 そしてありがとうインターネット。 ボクはインターネットをやっててよかった。もう迷わないよ。 明日からは電気屋さんで「すいません、インターネット下さい」と、 店員さんに堂々と言えるよ。

嘘です。言えません。はサテオキ、梅ちゃんありがとう。

バンドでギターを弾くのはこの時以来。 既に三年以上の月日が流れ。さらに、ギターが主役なバンドなんて、 それこそ十年以上演ってなかったんじゃないか。

そんなワケで、もうなんつーか、遠足の前日の小学生みたいですよ。 弦は換えたぞ、でも一応 1 セット予備を持って。ワウと Sans。 シールドが三本。予備の 9V 電池。ピックとチューナー。よし。

なんて持ち物揃えて、 忘れないように一まとめにして部屋の真ん中に置いてワクワクしてるおれって、

ほんとに三十代後半のおっさんなんでしょーか。

2004/09/01  路地裏ワンダーランド

昼休み。散歩中に見つけた一コマ。

会社から十分ほど歩いたところにある小さな路地裏に、 小さな店がある。外から詳細は分からないんだけれど、多分飲み屋だ。 スナックか何か、おねーさんがいる店だ。

店の名前は「セカンドラブ」。 これだけでもバリバリの B 級感が炸裂してアナタをノックアウト!だと思うが、 セカンドラブの恐ろしさはこんなものでは終わらない。 店の脇にはこんな看板が掲げてある。 紙ではない、ちゃんとお金を掛けて作ったプラスチック製の看板には、 堂々とこう書いてあるのだ。

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えーと。
それが正式名称なんですか。ローマ字ですか。 さらにその "n" を重ねてあるところ、それ、ヘボン式でも訓令式でもありませんよ。 なぜラブはカタカナなんですか。ローマ字への愛を見せるなら、 ラブだって "rabu" とすべきじゃないんですか。

中森明菜もアタマを抱えてると思うんですが、その辺、どうなんですか。


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