Autumn in New York

2001/10 version

2001/10/31  東急ハンズの功罪

ほんとはね、弦を買いに行ったんですよ。イシバシ楽器が東急ハンズの 8F に あるんですけど。 で、まぁ、東急ハンズってのはご存知通りいろんなモノが置いてあるわけです。

数日前、セガラリーやりながらふと思ったんですね。そーいえばプラモ作って みてえな、と。いやその、現実味は全然なくて。よくあるでしょ、そういう 「やってみたいな夢想」って。三歩歩いたら忘れちゃうような。

それを思い出したのが東急ハンズだった、ってのがいけなかったんだよな。 何せエスカレータで階を一つ降りれば模型売り場があるんだからさ。 お、ここだここだ。これは 1/43 だな。完成品。1/43 に比べてプラモデルは 金型作りが高いから、あまりマニアック、あるいは新しい車種はないらしいんだけど、 どーなんだろ。えーと、こっちか。ん? ををっ! なななんと! ランチア 037 ラリーがあるでわないかっ!

って気が付いたらレジでお金払ってたんですけど、 払ってから思い出しました。自分のプラモ作成技術が、ほぼゼロであることを。 小学校の低〜中学年ごろに作ってはいましたが、それこそ爪切りで パーツもぎ取って、セット付属の接着剤でぺたぺたくっつけて、デカール貼って お終い。そーゆーもんじゃないんだろうなぁきっと。お店に飾ってあるヤツとか すっげえ出来栄えだもんなぁ。

ここでさらに東急ハンズならではの悲劇が。もう一つエスカレータを降りると 今度は書籍コーナーがあって、模型関係の本(なんてふつーの本屋に無いことない?) もしっかり置いてあったりして。

皆様の期待を裏切ることなく、それも買っちゃいましたけどね。ええ。

しかし、今度ばかりは(でもないか?)さすがのおれも、かなり疑問です。 本を見れば見るほど疑問は確信へと近付いていく。 これ、完成しないよ。道具もテクニックも奥深すぎ。戦わずして白旗。

で、衝動買いを反省し改心してるかってーとそーでもなくて。 今は、箱を開け、組立説明図を見て、組みあがったランチアラリーを 想像し、わくわくしながらお茶を飲んでます。 こういう楽しみ方もアリ…とゆーことにしといて下さい。

2001/10/30  音楽系サイトのつもりが

見知らぬ方から「今度自分でも WEB サイトを立ち上げようと思うが、そちらの サイトをリンク集に加えても良いか?」という打診が来た。ありがたい申し出である。

ちなみに、WEB サイトなんてモノは世界中に公開してあるわけで、 リンクの際に申し出る必要はありません。どうぞご自由に。

で、問題は、彼がおれのサイトを発見した経緯だ。彼曰く 「『首都高バトル』の攻略法を求めてネット検索をしていた時に発見し」

自分では「音楽ネタメインの雑文サイト」と位置づけておったのですが、 「首都高バトル」をキーワードにしてここに辿り着いてしまうというの はひょっとして、世界に張り巡らされたこの壮大な WEB という仕組み、 何かが間違っているのではないでしょうか…

ぱんきーの「新しいキーボード買ったんで見せびらかしたい」という メールをキッカケに、TRIP (というバンドがあるんです) がひさ〜しぶりに スタジオで音を出すことになりそうである。

買ったキーボードは Nord Lead3 とかゆーヤツで、そっちの世界には疎いので ちょっと WEB を叩いてみたところ こんな感じの 製品らしくて、冒頭の「拡張減算方式パフォーマンスシンセサイザー」という言葉で あっさり玉砕。自分が、「疎い」などという生温い言葉では表現できない、 地平の果てに置いていかれた状態であることに気付かされます。 先日あった楽器フェアに行っておくべきだったか。

しかし、先日の山田さんの時も今回も、共通しているキーワードは「リハビリ」。 何かのために練習というよりは、ちょっと集まって久しぶりに音出してみよう、という 集まり。いいのかこれで。つか TRIP は今までも、セッションよりは何か食う方が メインの活動であるという集団ではあるのだが。

ま、いいのだ。だんだん。徐々に。足が攣らない様に。

2001/10/29  Keep on Rockin'…?

電車の吊広告で見た、エアロスミス来日公演のポスター。

真ん中でがばっと足を開いてマイクを構えたスティーヴンと、 その向かって右で、長いストラップでギターをぶら下げたジョー。 いつも通りのポーズといえばその通りなんですが、

ちょっとヘンじゃないですか? この二人。

確か今、スティーヴン・タイラー(53)、ジョー・ペリー(49) のハズです。

残りのメンバーはけっこー 「ああ、こういう無理した若作りのおっさん居るよな」テイスト なんですが、この二人は。

その異様な若さの秘密がロックにあるならば、おれはロックし続けよう。
しかし…ホント?

2001/10/28  柿が効きます

義妹のよっちゃんと、お友達のみおちゃんが遊びに来る。 志緒は琴葉にやるため、柿をすりおろしてジュースを作りながら、話題は便秘。 琴の便秘は相変わらずだ。しかし本人は至って元気。お腹も特に張っていない。 先日の四ヶ月検診でも「浣腸の必要ナシ!」と先生に言われたので様子を見ているが 今日で十二日目。やはり心配である。

柿ってお腹が冷えるとか、お腹壊してる時食べちゃ駄目とか言うじゃん。 効くかもよ!なんて冗談が本当になるとは、まさか思いもよりませんでした。

二人が帰ってしばらく後。膝の上の琴からぷくぷくという音。

と臭い。

やったなぁテメェ、便秘だからおなら臭いんだよなぁまったく。女の子としては 如何なものかと思うぞ。しかし今回はなかなか臭いが去りませんな。 って笑い事じゃないんだよ君。ちょちょちょダメだってコントローラの ケーブル引っ張っちゃ次が最終コーナーなんだからうわわやめれやめれやめれ。

と思ってたら、これがそうでした。ビバ・柿。君が将来バンドを組んだ際の バンド名は「パーシモンズ」で決定。

2001/10/27  ドラムが好きだ

先日「中止になってしまった」と書いた今日の練習。 山田さんは「せっかくスタジオ押さえたし、ベースアンプで大きな音を出す機会も あまりないのでボクは子供でも連れて行くつもりです」とおっしゃっていた。 時間は 9:00 〜 12:00 だったはずだ。おおよそバンドマンの活動時間じゃないよなぁと 思いながら朝飯を食うおれ。寝坊したため、時計は既に九時を回っている。

場所はクルマで 15 分ぐらいのところにある某公民館。今から行けば二時間近く 叩けるな、と思うと止まらなくなった。風邪の治りきらない身体を引き摺って、 スティックケースだけをクルマに放り込んで出撃する。

着くと、山田ジュニアがドラムを叩いている。ご迷惑ではなかったですかと 声を掛けると、いや、もうそろそろ飽きる頃ですよ、と山田さん。

なんだかんだで山田さんとも知り合ってから随分経ってしまった。 何度も同じバンドでライブを演ってきたわけで、合せられるレパートリーも 沢山あると思いきや「演り終わったヤツは片っ端から忘れちゃうんですよ。わははは」 と豪快な山田さん。というわけで、何を合せるわけでもなく、思い付くリズムを 叩いてみる。

ここのドラムセットはいつも酷い状態だ。そして見る度にどんどん悪くなっていく。 ハイハット・スタンド、スネア・スタンド、椅子…調整必須のナイロンブッシュが ことごとくバカになり、メモリーロックで止めてある。バスドラムのペダルは まともにビーターが戻らず、さっぱり音量が出ない。

それでも、音は出る。

まずはシンプルな 8 ビート。少し刻みを細かくしてみよう。16 ビート。 スティックがハイハットにずっと沈む感触が心地良い。今日演るはずだった曲の ベースラインに合せたり。気ままにたたくリズム・パターンに合せてもらったり。 汗が出てくる。自分が正しい場所にぱちんとはめ込まれたような気分になる。 ゆっくり癒される。

音楽室を出て、山田さんが会計を済ませている間、ジュニアと暫し会話を試みる。 「名前は何て言うんだ?」「…(あまりに小声)」「幼稚園では楽器って演らない の?」「………歌は歌うけどね」「そか。小学校に入ったら合奏っていうのが きっとあるぞ。音楽室で。木琴とか小太鼓とか」「………知ってるさ」

無口である。ドラムセットを横取りした形になって嫌われちゃったかなと 思ったけれど、お互いのクルマに乗り込み、 交差点で山田さんは左に、おれは右に折れる時に、後ろの座席からこちらを 振り向いて手を振ってくれた。

おれも、手を振った。一生懸命。

夜、ふとギターを手にして「枯葉」のコード進行をなぞってみる。
音楽との距離を確かめるように。

2001/10/25  季節は巡って

ふと気付くと
東急ハンズがクリスマスになっている。

あと二ヶ月か。
ちょっと早過ぎない?

祝い始めるタイミングも、
時の経つスピードも。

2001/10/24  タイミングが良いんだか悪いんだか

とある理由で、 っておれの会社を知っている方に取りましては「ああ、あの新聞に載ってた アレか」ってな恥ずかしい理由なのでありますがとにかく、会社が休みになって、 一日有意義に過ごすことが出来ました。

だと良いんですが、思い切り風邪をひきましてですね。風邪薬と微熱で ぼんやりしていたら一日が過ぎて行きましたとさ。

悪くないかも。
ちょっと疲れているので。

2001/10/21  好循環を横目に

志緒に、とあるブラバンから「トラでベースを弾いてくれ」というハナシが 来たらしい。「どうしようかな、受けていいかな?」

良いんじゃないかな。いろんな経験をすることは、プレイヤーとしての幅を 広げるし絶対プラスになる。どんどん演れば良い。君は良いベーシストなんだ。

好い循環が回り始めているのかもしれない。

おれは今まで、いろんなバンドを演ってきたけれど、それは決して、 おれが巧かったからではないと思っている。実際巧くないし。 いろんなセッションに顔を出して知り合いを作り、それがバンドに繋がり、 それがまた別のプレイヤーと知り合うきっかけとなり… そういう好循環の中に、幸運にも身を置くことが出来たからだと思っている。 一度それが回り始めると、「バンドやろうよ」というハナシは意外に多い頻度で 回ってきたりする。ヘタすると、その流れを制御するのが難しいぐらい。

多分、今おれは、そういう循環の中にいない。 たった一つだけあった、年明けライブの予定もなくなってしまった。 今は充電の時期なのだ、時が来ればまた活動できるのだ、と思っている心に ほんの少しだけ迷いが生ずる。週末にスティック握らないなんて久しぶり、だった 頃が一歩ずつ離れていく。

いやいや。まだ負けねえぜ。復活のタイミングを計ってるだけさ。虎視耽々。 牙を磨きながら。ってセガラリーやりながらだと負け惜しみにしか聞こえんが。 いやホントだって。

2001/10/20  留守番

志緒は YSL の合宿@河口湖。
とはいえ、さすがに泊りがけは難しかろうということで、 朝早く出掛けて、夜電車で帰ってくるという強行軍と相成った。

で、こちらはもちろん一日子守り。 抱っこ紐で琴を抱えて近所の本屋に行ってみたり。音楽から退き、家庭に 身を浸していた一時期のジョン・レノンのようなキブンであります。

夕飯はカレーを暖めて。 琴葉は隣の部屋で、ちょっと寂しいのか抗議の泣き声。リビングの座椅子に 寝かせてみても抗議が止まない。おれはメシを食いたい。 早くしないと冷めるじゃないか。しばし考える。

そういえば、お祝いに良いモノを頂いたような記憶があるぞ。 えーと、どこに置いたかな…あったあったこれだ。その名もフックオンチェア。 ダイニングテーブルに据え付ける、幼児向けの椅子である。 早速自分の対面にセッティングして、最近やっと首が座り始めた(とはいえまだ 完全ではないが)琴を座らせてみる。

普段寝っぱなしなので、「座っている」「景色が縦に見える」という状況が 珍しくも嬉しいらしく、すっかり機嫌が直っている。よっしゃ今だ。カレーを食うぞ。

食いながら「これが終わったらミルクだからな」「しかし今日は良く寝たなお前」 「おかーさんはまだ帰って来ないけど良い子にしてるんだぞ」「F1、今シーズン 終わっちゃってつまんないな」「今度のマイク・スターンの新譜だけどさ」などなど 話し掛けてみると、にこにこして聞いている。内容を全く理解してないってことは 分かってるけど、なんだか面白い。

静かで和やかな夕食を終わらせた後、改めてフックオンチェアの説明書を 読んでみると、その第一項目に

注意:
1) 五ヶ月未満の子には使用しないで下さい。

幾多の苦難を乗り越えて今人生を歩み始める、琴葉四ヶ月であった。
すまん。

2001/10/19  酔っ払いは「酔ってない」という

この間若とメールをやりとりしている時にふと思い付いた、

「ゲームってのは『タバコは身体に悪いし止めたいんだけど止められない』 に似ている」

という言葉が頭を過ぎる。画面の中でクルマをカッ飛ばしているのは単純に 面白いし気持ち良いんだけれど、ゲームに対する否定的な意見は未だにココロの中に 生きている。

そう、ゲームは非生産的だと思う。

今日、セガラリーで Arcade モードを 1 位クリアした。タイムは 4 分 19 秒台。 このゲームには「ネット対戦」という機能があり、また専用 WEB サーバも 用意され、ネット上での情報交換も盛ん…だったようである。全盛期には、だが (DC 版の発売は 1999 年)。 なので、今もちょっと WEB を検索すると当時の残骸が残っていて、 その頃の最速タイムがどのくらいだったかを偲ぶことも出来る。 なんでも、世界最速のゲーマー達は 4 分を切っていたらしい。

選んだクルマ、ランチア・ストラトスの操作を徹底的に身体に叩き込み (ホントはインプレッサにもアルピーヌ A110 にもランチア 037 ラリーにも 乗ってみたいのに)、 一つ一つのコーナークリア方法に考察を重ね、やっと掴んだ 1 位クリア。 その差 19 秒ってあんたらナニモノ? ホンモノのゲーマーとの壁を 感じる。嗚呼、おれはホンモノのゲーマーじゃないんだ。ゲームジャンキーじゃ ないんだ。良かった、と。

ところで、例えば麻薬ジャンキーの多くは 「おれはいつでも止められるぜ」と思ってるんですかね。

2001/10/18  酸っぱい葡萄

昨日書いたマイク・スターンの新譜をちょっと WEB で探してみたところ、


M9: Way Out East (←おれが買ったヤツはこの曲がラスト)
M10: No Count (bonus track for Japan)

ぐあああああ! 輸入盤買っちまったぁぁぁ!

…ボーナストラックって「何でこんなの入れたんだよ?メーン?」みたいなショボいの 多いしな。聴かなきゃ良かったって曲なんだよ。多分。いやそうに違いない。 それに、アメリカで発売された姿がスタンダードであるはずだし、あるべきだ。 そうだ。くだらない。まったくくだらないぞ。何がボーナスだ。 そんなものは要らないぞ。要らないったら要らないのだ。この馬鹿げた「日本盤のみ ぼーなすとらっく」などという風習は即刻止めるべきだ。こんなことで 輸入盤と奇妙な差別化を図ることは、しいては世界の音楽業界の衰退につながり かねないぞ。嘆かわしい。ああ良かった。おれはそんなヘンなモノが入った バージョンを掴まされなくて。ほっとしたよ。君もそう思うだろう? 即刻「ボーナストラック入りは買わないぞキャンペーン」を開始しようじゃないか。 そうさ。君もさ。そして君もだ。みんな仲間だ。こうして世界は一つになるのさ。 あっはっはっはっはっはっは。

………

………………………

悔しいじゃねーかっ!バカヤローッ!うわーん!

2001/10/17  Voices

歯医者に行った。虫歯はなかった。歯石を取ってもらった。歯磨き方法の レクチャーを受けた。その際に

「歯茎がちょっと下がってます」

との指摘。 現在の磨き方を問われ、歯と歯茎の境目を細かく横に動かす(バス法?)ように 磨いていると答えると、

「それが原因です。ローリング法で磨いてください」

えーっ!?だって歯周ポケットにいる歯周病菌を磨かなきゃいけないって テレビでも言ってたよ!歯周病と戦う GUM が言ってたよ!

「では基本をローリング法にして、現在の磨き方は控えて頂いて、 週に一度はデンタルフロスを使って頂くということで」

ことで、って。妥協案を出してくる看護婦さんがなかなかキュートです。

今月号のギタマガはザッパの特集だってんで久〜しぶりに買ってみたところ、 マイク・スターンが新譜を出していることが判明しました。というわけで 会社帰りにゲットしたのが昨日。聴いたのは今日。

まず喜ばしいのは「祝!マイク・スターン+ヴィニー・カリウタ共演」。 この二人、バークレーだかどっかで知り合いだったはずなんだけど、なんで 一緒に演らないんだろうなぁ、と思ってました。

とゆーのはおれにシュミに特化した感想ですね。もう少し一般的な感想を書きますと、 えーと、一言で言うと「メロディックなアルバム」だと思いました。

マイク・スターンって良いメロディ書く人だと思います。反面、ウネウネした 手癖的なフレーズがそのままリフになったような…えーとこれ、 どっかにも似たようなこと書いたな、 まあいいや。で、今回はそのメロディックな面を臆面もなく(?)押し出してみましたと いう感じ。アルバムタイトル "Voices" 通り、今回は「声」がフィーチャー されていて、ほとんどの曲でスキャットがテーマメロディを担当しています。 それもメロディックに聞こえる一因でしょう。曲によっては、 「エーイヤー レーイヤー」みたいなスキャットと細かいシンバルが、 ショボいメセニーみたいに聞こえる気がしないでもないですが、 ソロはもういつも通りの、これでもかっ! のマイク・スターン節。 スキャットのバックで出てくるオブリガードにも、ソロイストとしてのエゴが 見え隠れ。

賛否両論もあるのかな。 ま、おれはスターンファンなので、良いんじゃないかと思います。

ちなみにカリウタは、この手のインストアルバムとしてはそう派手でもない、 という感じのプレイですが、ラスト 9 曲目の Way Out East、5:47 辺り以降で ファンサービスと言わんばかりの大爆発。イエーッ!

ところで、この内容って「私的熱狂音盤」 に書けば良かったと今更ながら思う今日このごろ。

2001/10/15  日常

時々、
気が付くと歯を思い切りぎりぎりと食いしばっていることがあって、
ちょっといやだ。

ぶらりと寄った本屋で Fixx の One thing leads to another が流れ始める。
立ち止まって最後まで聴いてしまう。
懐かしくて。

2001/10/14  それでもドラマー

昨日発売のドラマガ 11 月号を買うついでに、Rally X っていう雑誌を買ってみる。 志緒曰く「こんなに薄いのに 500 円もすんの?」おれもそう思います。中身は 半分写真集みたいな感じですね。ランエボ WRC デビュー…サンレモでのレース結果… アルミン・シュバルツのインタビュー…って誰だそりゃ…チームもドライバーも 良く分からん…

と気付くと、ドラマガ、読んでないどころか袋からも出してません。 ここ数年のドラマガの内容にはちと文句を言いたい今日このごろではありますが、 それを差し引いても、おれはまずドラマーなのではないのかっ。

って別にドラムに飽きたとかいうことはなくて。というか、 ドラムは飽きるとかそーゆーのとは別の関係であり。

朝、会社に行く前、スティック握る代わりにセガラリーやるようになったら ちょっと真面目に考えよう(ならねえって)。

2001/10/13  近所の有名人

最近近所で放火事件が多発していることを受け、おれの所属する自治会でも 夜回りを実施することになった。そして本日(実際に見回りを行うのは 午前一時〜三時頃なので、実際の日付は 14 日なんだけど)、おれは夜回り当番である。

夜回りは三人一組で行われる。おれとチームを組むことになったのは M さんご夫妻。 ここ自治会区に住んで二十一年という大ベテランだ。その上話好きな方だったので、 回りながら「ここは T さんのウチで、陶芸家。S 公園のモニュメントは彼の作」 とか「S さんは最近ご主人が亡くなられて奥様が一人暮らしなの」とか、 さらに「この石碑は Y 銀行の創始者 X さんがこの辺の土地を T 建設に売って 住宅地になったことを記したもので」という感じで、すっかり「自治会史跡巡り」 みたいになってしまった。

で、おれにとってのビッグニュースはコレだ。以下モータースポーツファン限定ネタで 申し訳ない。

「ここの息子さん、今度 F1 出るんだよ」

ってそんな馬鹿な。F1 ってのはそんなにみんながホイホイ出られるモンでは なくてですね奥さん。クルマのレース全てを「F1」と呼ぶわけじゃ…

えっと…

ちょと待てよ…

教えられたその家、実はおれ自身、前からカタギじゃない(?)とは思ってた家。 まずデカい。そしてガレージも広い。その中には四台のクルマが停まっている。 ホンダに関係のあるお仕事をなさっているらしく、 ほとんどホンダ車ばかり。車種を挙げてみよう。

まずオデッセイ。家族が乗るミニバンタイプということで、まぁこれは普通だろう。

次にビート。バブル期に作られた軽のスポーツカーだ。相当マニアックな選択では あるが、オデッセイに対するセカンドカーという位置づけだろうか。

さらに奥にはインサイト。これは普通じゃないだろう。ハイブリッド(エンジン+ 電気モーター)カーというとトヨタのプリウスがメジャーだが、ホンダのこれは 2 シーターで実用性がまるでない(と思う)。買わないよ。こんなの。

そして真打が NSX。NA にして 280 馬力の、ホンダ・スピリット溢れるエンジン。 贅沢にアルミを奢ったボディ。一千万円という価格も超弩級のスーパースポーツ。

という四台があるってだけで驚きだが、その驚きも霞む勢いの事実がもう一つ。 この NSX、どういうわけだか時々、他のマシンに置き換わっているのだ。 NSX が在るときは大抵そのマシンがなく、そのマシンが在るときは大抵 NSX が ない。二台同時に置いてあるのを見たこともあるので、両方所有しているとは 思うのだが、そのマシンとは。そのマシンとは。なんと、フェラーリ F355 である。

フェラーリである。F355 である。 ドリキャスのゲームにまで なっちゃってる、真紅のマシンが、ひょいと停められているのだ。

ね、カタギじゃないでしょ? 表札には「SATOH」とある。まぁその、こう言っちゃ なんだが良くある苗字だ。その「良くある」感に騙されてしまった。

…SATOH…佐藤…と言えば…

つい先日、イギリス F3 で堂々シリーズチャンピオンの座を獲得し、

今季限りで引退を表明したジョーダン・ホンダ(をを、ホンダというキーワードも あるじゃないか)のドライバー、ジャン・アレジの後釜として F1 参戦が決定、

現在唯一となる日本人 F1 ドライバーとして、最近のモータースポーツ誌を 大きく賑わしている彼の名前は…

佐藤琢磨だ!

「そうそう。琢磨くん。知ってる?」

謎は解けました。やはりカタギじゃありませんでした。同じ町内会の同じ班に、 現役 F1 ドライバー。日本人ドライバーが現在一人であることを考えると、ここ日本に おいては、モーニング娘。のメンバーが同じ町内会に居るよりも希な確率なのだ。

というわけで、来季応援するチームが勝手に決まってしまいました。 いやはや全く実りの多い夜回りでした。ってそうじゃねーか。

あ、そうそう、夜回りは異常無しでした。ほっ。

2001/10/12  欲求不満

10/27 にあるはずだった山田さんバンドのリハが中止になった。

この前恵比寿で叩いて後、生のドラムを叩いていない。

叩きたい叩きたい叩きたい叩きたい叩きたい叩きた
い叩きたい叩きたい叩きたい叩きたい叩きたい叩き
たい叩きたい叩きたい叩きたい叩きたい叩きたい叩
きたい叩きたい叩きたい叩きたい叩きたい叩きたい
叩きたい叩きたい叩きたい叩きたい叩きたい叩きた
い叩きたい叩きたい叩きたい叩きたい叩きたい叩き

↑目の焦点をずらして見ると、斜め縞の模様みたい。

2001/10/11  「一目」の対価

最近のおれはってーと「♪ごーごー せがらり〜」なわけで、って何のことだか さっぱり分かりませんね、Sega Rally 2 のテーマソングです、なので 「ホンモノのラリーを見てみたいなー」てなコトも漠然と考えてみたりするのですね。 かといって外国遠征するパワーもないし、WRC ってテレビで放映しないのかなーと 思ってちょっと調べてみると BS 日テレでやるらしい。そのために BS デジタルを 導入する元気もない、という程度のささやかな思いではあるのですが。

ラリー観戦記、といった類の個人 WEB サイトもあって、ちょっと覗いてみると、 思いはますます萎えるのですね。

WRC だと当然外国遠征です。WRC 以外にも国内で開催されるラリーはありますが、 例えばアルペンラリーなら群馬の山奥で開催されたり、まぁ大抵は田舎です。 要は辿り着くのが大変だ。そして良い観戦ポイントを陣取るためにまた一苦労。 そしてレーススタート! ををっ激しいエキゾースト・ノートが近付いてくるぞっ!

カイーン!

視界に現れ、消えていくまでわずか数秒。

それでも観戦のために現地に集うラリーファン達の情熱って、 ちょっとモノスゴイのではないでしょうか。

2001/10/08  古時計

そんなに大きくなくてノッポでもなくて、百年動いてたわけでもないけど、 うちにある時計の話。 結婚記念に志緒の友達が贈ってくれたものだ。かれこれ十年ほど一緒に 生活していたことになる。こいつが止まってしまった。電池を入れ替えても秒針が ぴくぴくと動くだけで先に進んで行かない。

頂きものだし、落ち着いたデザインも気に入っていたので修理しよう。 どこへ出すか。大型量販店に出すのが簡単かもしれないが、ここは一つ 地域振興のため(?)、街の小さな時計屋さんに出してみようということになった。 タウンページで近所の時計店を探して出発。外は雨。

一軒目は、その住所に店がない。いきなり出鼻をくじかれる。

二軒目。これは眼鏡屋だ。店先には「電池交換いたします」の文字。取り敢えず 修理はやっているのか?

「うちは腕時計しかやってないんですよ。それとね、掛け時計は最近修理するより 買ったほうが安かったりするから、あんまり修理ってやってないんじゃないかな」

おじさんの愛想は良かったが、現実はなかなか厳しそうだ。そして三軒目。 声をかけるとあまり機嫌の良くなさそうな婆さんが。

「何年経ってんの? 10 年! そんなの修理できないよ! 部品ないからね!」

さっさと帰れと言わんばかりの態度。 地域振興の情熱はすっかり冷め(婆さんのせいだぞ!)、 その足でキムラヤに行ってみる。三階の 時計売り場には「修理コーナー」の文字が。声をかけてみると

「うちは腕時計だけなんですよ」

あんたもかい。どうしようかな。帰ろうかな。せっかく持って来たのにな。 時計を抱えながら道の片隅に立ち止まりしばし考える。結局いつも通り ヨドバシに行ってみる。

「10 年経っていると部品が無い可能性が高い上に、修理費が例えば 1 万円とか 掛かったりします。まず修理可能かどうかを確認し、見積を差し上げるという 形でよろしいですか。また、修理には時間がかかってしまいます。一ヶ月以上 かかるかもしれません」

よいです。そうしてください。しかし、そうか。そうなのね。

時計って消耗品なんだ。

ヨドバシの売り場には、ちょっと小振りではあるが同じように落ち着いたデザインで、 夜になるとコチコチ音がしないという機能が付き、さらに電波時計、というモデルが 8,000 円ほどで出ていた。そりゃそっち買うよな。

なんとなく複雑。

セガラリー 2、10 年目をついに勝利。苦労した。10 年目だけは優勝した 後にもう一つオマケのレース(Super Special Stage)があって、これが勝てない。 鬼のように速い敵車との一騎打ち。なんなんだよオマエ反則だよ。 何度リトライしたことか。だいたい 10 年目は優勝して SSS に辿り着くことが まずは一苦労なんだぞコンチクショウ。

そしてついに! 画面に現れる「1st」という金色の文字! 打ちあがる花火! 敵車にして最後の隠しカー、ランチア 037 ラリーもゲット! 良くやったぞ愛車ランチア・ストラトス! この壮絶な戦いは是非セーブしておかねばならぬと思い、 Replay Save メニューを選ぶと

必要メモリ:45 ブロック / 空きメモリ:44 ブロック
セーブできません

…ついてねえ時ゃ、こんなもんだ。

2001/10/07  一筋縄じゃいかない

志緒は YSL。 もう四度目ともなれば子守りも手慣れたもんだぜ。 出だしは好調。つかテキはずっと寝っぱなし。こっちは 10 年目に挑戦しっぱなし。 あ、いやその、こっちのハナシです。

を、目を覚ました。前回授乳からは 4 時間経っている。腹も減っている頃だろう。 手早くミルクを作って飲ませる。140ml コンプリート。快調だ。楽勝だ。

という油断が落とし穴。雲行きが急激に怪しくなる。

何かが不満らしい。泣き始める。おむつはさっき替えたしなぁ。げっぷが 出てなくてちょっと気持ち悪いのか? 縦抱きにして背中をぽんぽん叩く。 泣き止んだのでベッドに置こうとするとまた泣く。仕方がないので抱く。 そのうち抱いていても泣き止まなくなってくる。歩く。歩くと泣き止む。 立ち止まると「歩け!」と催促するがごとくまた泣く。 てなわけで部屋をうろうろ。

お気に入りのモビールも、くまのぬいぐるみ「高西君」も効果がない。 何が気に入らないのだ? かかっている音楽? 音を消してみる。 とたんにしんとする部屋。ベッドに寝かせて歌を歌ってみる。 いろんな歌を、大きな口をあけて、目を見て歌ってみる。だんだん落ち着く。 やっと笑う。とーちゃんヘトヘト。

ところで、歌詞を覚えなければ、と思う。

2001/10/06  ある時左官屋ある時庭師

お隣で漏水が起きて以来、ウチは ダイジョブなんかのーと気になっている。問題のベランダを見ると、そこから いきなり雨漏りすることはなさそうだが、かすかな亀裂はある。ううむ。モルタルの 補修ってどうやるんだ?左官屋さんにならなければいかんのか。ヘタな作業をすると 補修跡が目立ってしまいそうだしな。

てなことを考えていたのが数日前。

そして昨日。西側の角にもひび発見。跡が汚かろうがなんだろうが知ったことかっ。 コーキング剤で埋めてやるっ! と発狂。そして本日 DIY 店へ。自分が コーキングガンを使う日が来ようとは。引き金を絞ってコーキング剤をにゅるにゅる 出してひびを埋める、という作業ですがこれがなかなか疲れる。筋肉痛必至。 ハシゴ使ったりベランダのフェンスに乗ったりしてなにげなく命懸けだし。

この後、左官屋は庭師に変身し、蚊にぼっこんぼっこん刺されながら 宿敵ピラカンサを剪定したり雑草を抜いたり。 住に関して「安心」や「こぎれい」をキープすることは骨が折れる。 おれからの小さなアドバイス。 楽して快適に住みたい貴方はマンションに住みましょう。いやほんと。

こぢんまりしたピラカンサを眺めるのはちょっと楽しいんだけどね。 つか楽しまなきゃやってられない。では楽しむためには?

ナニヤラ人生のようであります。

ふと「紅の豚」を見たくなって、デッキにテープを放り込んで再生したら、 同じテープに入っていた「フライド・グリーン・トマト」が始まってしまい、 結局そっちを全部見てしまう。ジェシカ・タンディがいい感じで、 「ドライビング・ミス・デイジー」を見たくなる。

ナニヤラ人生のようであります(そうでもないか)。

2001/10/05  錫婚式

錫婚式、だったらしい。ちなみに、 一年目から順に紙、藁、革、花、木、鉄、銅、ゴム、陶器、錫、とくるらしい。 ゴムってなんじゃい。

今年は花もプレゼントもないけれど、琴がいる。

2001/10/04  ジェフ・ベックを忘れるほど

黒ちゃんから「今日の夜、モントルージャズフェスを BS-2 でやるらしいよ。 ベックも出るよ」というメール。ありがたや。さっさと会社を上がってわくわく帰り、 居間から庭を眺めると、そこに忽然と、見覚えのない電灯が存在している。 でも灯りは点いていない。

「放火魔が恐いので買ってきたんだけど、ケーブルがコンセントに入らなかった」

ええい間抜けっ。今からひとっ走りホームセンタまで行ってくるわい。 急げ急げ。あの店何時までやってるんだ。を、まだ開いてるぞ。でも客が いないな。おじさん、何時まで?

「七時。まだ大丈夫ですよ」

って今六時五十七分ですけど。大急ぎで屋外用タップを買って…屋外用だから 雨を避ける何かが必要だ…なに、ここにはない? じゃ家にあるもので代用して 応急処置をしよう…

てな感じで家に戻り、暗い中配線して雨除けをして。 おお、点いたぞ! よかったよかった。めでたしめでたし。 少し遅い夕食を食べ終わり、 セガラリー 2 で 10 Years Championship の 8 年目を爆走中、 脳裏によぎる不安な影。

おれ、なんか忘れてねえ?

いやその、見られなかったのはもちろん残念なんですが、ベック先生を 忘れてしまうとか、忘れたことに対して「ま、しょうがないか」と思ってるとか、 さらに「しっかし 8 年目勝てねえな」なんて思ってるとか、 そういう部分が問題なのではないでしょうか。

ちょっと反省して、ストラトを手にしてスキャッターブレインのリフなど 弾いてみるおれ。←反省になってるのか?

2001/10/01  タイトル

いや、行ったことないんですけどね。ニューヨーク。
今ニューヨークは秋で、街はどんな風なんだろう、と
なんとなくそう思っただけなのです。

平和とは?


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