魔眼

あとがき


 魔眼、これにて完結です。

 いかがだったでしょうか?

 この作品はわたし自身初めてとなる恋愛を軸にした作品で、当初はR15指定でスタートしたのですが、書き進めていくうちに男女の睦み合いまで掘り下げて書いてみたくなり、途中でR18指定へと変更した、わたし的に色々とチャレンジを重ねた思い入れの深い作品となりました。

 フレイア視点の「魔眼」とドルク視点の「魔眼 another side」、二人の主人公の視点を通したふたつでひとつの物語として一度は完結にしたのですが、書き上げてみるとこの二人がなかなかに魅力的で、わたし自身彼らの物語の続きが見てみたくなり、シリーズ化という形を取って、気が付けばかなりの長編作品となりました。

 途中で思うような文章が書けず行き詰まることもありましたが、いただいた感想を励みに頑張れました。

 自分の作品を読んで下さる方がいて、作品に対する反応をいただけるということは本当にありがたく、大いなる活力をいただけたと思います。この場を借りてお礼申し上げます。

 無事完結させることが出来て嬉しさと達成感を覚える半面、これで彼らの書き納めかと思うと寂しいような気持ちもあります。

 書いてみたかったけれど入れられなかったシーンやエピソードもありましたので、ちゃんと作品としてまとめられれば、そのうちこぼれ話やその後のような形で読み切り短編として上げることも出来るのかな。

 この作品がドキドキやわくわく、何かしらの感動を読んで下さった方に与えることが出来ていたら嬉しいなと願わずにはいられません。

 それではまた、次の作品でお会いできますように。



2018年8月31日 藤原 秋
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