Beside You3 〜始まりの魔法都市〜

10


 フユラに案内された先で血溜まりの中に横たわる父の遺体を確認したレイオールは、父の死が事実であったことの衝撃が自身の内にさざ波のように広がっていくのを覚えながら、やるせない思いを握りしめた。

 悲しいという思いもあったが、今夜起こった様々な出来事と目の当たりにした数々の事実が感傷的な思いを上回り、彼をどこか冷静にさせていた。

「何やってんだよ、父さん……オレの素行をどうこう言う以前に、あんたが人としてやっちゃいけないことをやっちゃってんじゃん……。あんたがやったことがどれだけ非人道的で許されないことか、オレにだって分かるよ……」

 死後硬直が始まったばかりのまだ温もりのある父の遺体を検めながら、レイオールは抑揚のない声でそう語りかけた。

「結局……オレは父さんにとって最後まで道具だったんだな……。息子の命を囮にしてまで目的を達しようとしたその先で、腹心に裏切られて命を落とすって、どんな気分……? 自業自得過ぎてとても同情する気にはなれないけど、せめて……フユラに押し付けたはた迷惑な贈り物だけは回収させてよ」
「レイオール……」

 傍らに佇むフユラのやりきれない視線を感じながら、レイオールは彼の父だけが知るという、フユラの首に着けられた強力な魔力抑制具を外す為に必要な暗証の文言の手掛かりを求めて、物言わぬ父の遺体を検めた。

「! あった……」

 遺体の懐から出て来たのは父が肌身離さず身に着けていた手帳だった。手掛かりがあるとすれば現状、これ以外にない。

 頼むからこれに記してあってくれ、と祈る思いで父の几帳面な字面が並ぶページをめくっていくと、それらしい文言が記されたくだりを見つけた。ご丁寧にウォルシュ家独自の暗号を用いて書かれており、他者が見ても理解出来ないようになっている。

「多分これだ……」
「本当!?」

 顔を輝かせるフユラにレイオールは緊張した面持ちで頷いた。

「うん……」
「これって暗号? レイオール、何て書かれてるか分かる?」
「うん、けど……これが魔法制御(マジックロック)を解く文言だっていう確証はない。仮にもし、違っていたとして……そのせいで爆発しちゃったりとかしないかなって、そこがちょっと不安っていうか……」

 それを聞いたフユラも青ざめた。

 無理に外そうとすれば爆発する仕組みだとカーラは言っていたが、暗証違いもそう判断されてしまうという可能性も否定は出来ない。

「……。ざっと見た感じ、この手帳に記されている中でそれっぽいのはこれだけなんだけど……」

 自信なさげにレイオールが言ったその時、凄まじい破壊音が上がり、空間が大きく揺れた。

「―――!!」

 思わず竦み上がったレイオールの隣でフユラが肩を強張らせる。その視線の先でドッと粉塵が上がり、立て続けに大きな衝突音が何度も空間内に響き渡った。

 ガラルドとセラフィスの戦闘が始まった合図に他ならなかった。

 迷っている時間はない。フユラは覚悟を決めた。

「レイオール、解除をお願いしてもいい? 万が一に備えてあたしはありったけの力を込めた防護壁を自分に張るから」
「けど、フユラ……!」
「大丈夫。即死しない限りはレイオールに回復させてもらえるでしょ?」
「いや、そりゃそうだけどっ……! そもそも爆発で即死しないって保証がないし、即死しなかったとしても絶対絶対、スゲー痛いからね!?」
「ふふ、何か失敗前提みたいな話になっちゃってるけど、解除が成功する可能性もあるからね?」
「そりゃ、理屈から言えばそうだけどっ……! だってそんなの、やってみなけりゃ分からないじゃん!」
「……ごめんね。嫌な役目をお願いして」

 申し訳なさそうな表情になるフユラにレイオールはかぶりを振った。

「いや、そもそも悪いのはオレの父親だしっ……! 謝って済むことじゃないけど、本当にゴメン……!」

 自分も不安だし怖いけれど、当事者のフユラはその比ではないだろう。

「ありがとう。レイオールがいてくれて良かった」

 決然と微笑んだ彼女の姿を前にして、レイオールも覚悟を決めた。

 ―――絶対に、クソ親父のせいでこの娘(こ)を死なせたりしない。

 ひとつ深呼吸をして体内に魔力を巡らせ、解除の文言を言霊にして唇に乗せる。

「“神慮(しんりょ)によりこの者が我が手を離れることを容認す”―――」

 父親が記した神気取りも甚だしい寒すぎるその文言を口にしながら、レイオールはこれが正解であることを心から願った。

 そしてそんな彼の願いに応えるように金属製のチョーカーがカチリ……と音を立てた時、レイオールは父親の負の遺産からフユラが解放されたことを悟り、深く深く安堵の息を吐いたのだ―――。



*



 “暁の凶槍”を手にしたセラフィスの強さは異次元だった。

 過去に相対した時、素手でガラルドを凌駕した時とは比べ物にならない。魔槍を手にしたことで一撃の威力が増したことは元より、攻撃範囲が広がったことが何よりも厄介で、容易に近付くことさえままならない。

 しかも無遠慮に繰り出してくるひと振り全てが必殺級だ。一撃でもまともに食らったらその瞬間に終わる。だが、近付かなければ相手にこちらの攻撃が届かない。

 一瞬たりとも気を抜けない戦場で、ガラルドは魂をすり減らすようにしながらセラフィスと対峙していた。

 救いがあるとすれば、セラフィス自身が言っていたようにこれがこの魔槍を使っての「試し突き」であることか。おそらく今回初めて使用したのであろう“暁の凶槍”(それ)がまだ、彼の手に馴染んでいない。

 美しいものをコレクションするのが趣味だというセラフィスはきっとこれまで、この魔槍をそのひとつとしてどこかに飾り、眺めることを楽しんでいたに違いなかった。

 ―――ち……それでこんな規格外の強さだとかシャレになんねぇ……。

 内心毒づきながら冷や汗を滴らせるガラルドにセラフィスが声をかけてきた。

「ほう……どうやったのか知らんが貴様、以前とはまるで別人のようじゃないか。私の予想では今頃とうに片が付いているはずだったのだがな」
「はッ……予想が外れて残念だったな」
「ふ……ほんの差異だよ。ほどなく訪れる現実だ」

 口をつぐんだセラフィスは再び魔槍を繰り出してきた。

「!」

 肉をもぎ取られそうな風圧を伴う高速の連撃をガラルドはどうにかかわしながら反撃の隙を窺うが、次第に速さを増していくそれに糸口すら掴めないまま皮膚の薄皮が裂けていく。

「くっ……!」

 くそっ……! このままじゃジリ貧だ!

 その時、何に気を取られたのかセラフィスの動きが一瞬緩慢になった。

 ガラルドにはその理由が分からなかったが、実はこの時フユラの首からチョーカーが外れて、彼女が本来のチカラを取り戻したことを彼は察していたのだ。

 ―――! 

 ガラルドは脊髄反射的に距離を詰めると、今回初めてとなる反撃に出た。相手の間合いに素早く踏み込み、すれ違いざまに斬りつける!

 しかし、あっさりとかわされた。

「……!」
「見くびるなよ」

 言葉と同時に右わき腹付近に重い衝撃が走った。セラフィスが回避と同時に魔槍の柄で鋭く突いてきたのだ。

「……ッ!」

 鈍痛に息を詰めながら攻撃圏外へと逃れるガラルドへ、セラフィスが氷蒼色(アイスブルー)の瞳を向ける。

「小物の分際で力を出し惜しみするなど、実に美しくないな。この私が半魔ごときの相手をしてやっているんだ……最初から全力でみっともなく足掻くのが小物なりの礼儀というものだろう。脆弱な力の温存など無意味、さっさとあの妙な現象を体現してみせるがいい」

 魔人(ディーヴァ)の青年が言う「あの妙な現象」というのは、以前対峙した時、ガラルドの体表に現れた新緑の紋様が輝いて起こった驚異的な身体能力の覚醒現象のことだ。

 大幅な身体能力の向上をもたらすその現象によって、当時のガラルドはセラフィスにどうにか一矢報いることが出来た。

 ガラルド自身もその時に初めて自分にそんな能力が備わっていたことを知ったのだが、どうやらその現象には彼の中に流れるもうひとつの血―――人間の血が作用しているらしく、それは強い想いの発露によって顕現する能力であるようなのだ。あの時は何が何でもフユラを護るという強い想いが爆発して、その現象を引き起こした。

 あれから未知のその能力を使いこなせるようにガラルドなりに検証と研鑽(けんさん)を重ねてきたのだが、どれほど鍛錬を重ねても、どうしてもあの時ほどの爆発的な能力の底上げを再現することが出来なかった。

 おそらく精神的な部分での問題だと思うのだが、その後実戦でそれを試すような事態に遭遇することもなく、いかんともしがたいまま今この時を迎えてしまった―――だが、体現してみせるしかない。

 ―――今日この場で、コイツからフユラを解放する!

 ガラルドは紅蓮の双眸をギラつかせると、呼吸を整え不完全な能力の開放に踏み切った―――体表に浮き出た深緑の紋様が淡く輝き、全身の細胞に力が巡って高揚していくのが分かる―――それに呼応して紋様と同じ色の結界が彼を取り巻くように生まれ、漲る闘気が全身を包み込んだ。

「ほう? 以前は一瞬にして爆発的な力がその身から溢れ出たように感じたが―――これは果たして進化なのか? それとも半魔は己の力すら自在に使いこなせぬものなのか?」
「―――っせぇ!」

 冷静に分析するセラフィスに怒号を上げ、ガラルドは地を蹴った。

 そこから始まった人智を超えた力の激突を、破損した壁に背をもたれたまま独り目撃することになったカーラは、本能的な畏怖に身体を震わせながら、同時に心が沸き立つような奇妙な高揚感を感じていた。

 一方は魔人(ディーヴァ)。だが、今一方は彼女と同じ半魔の青年だ。

 しかし、彼が顕現させたチカラは彼女にとって未知のものだった。

 そしてその攻防は変現(メタモルフォーゼ)している状態の彼女をもってしても目で追い切れるものではなかった。

「……渡り合えるものなのか。半魔と、魔人(ディーヴァ)が……」

 その光景に目を奪われながら、カーラは愕然と呟いた。

 にかわには信じ難いが、目の前の光景はまぎれもない現実だった。

 両者の武器がぶつかり合う度、巻き起こる衝撃波が周囲を薙ぎ払い、神を夢見た愚かな男の研究施設を崩壊させていく。

 そこかしこに破損した培養容器が転がり、培養液にまみれたいくつもの被験体が息絶えた無残な姿を晒しているのをぼんやりと認識しながら、カーラはガラルドとセラフィスとの戦いに見入っていた。

 ―――同じ半魔である私にも、あのようなチカラが眠っているのだろうか……?

 漠然とそんなことを考えていた時、予想外の人物の声が彼女を現実へと引き戻した。

「カーラ!」

 ……!? レイオール・ウォルシュ!?

 驚いてそちらに視線をやると、フユラと共にプラントの奥から駆け戻ってきたレイオールが彼女と別れてこちらへ駆け寄ってくるのが見えた。フユラの首元からはあのチョーカーが外れているのが視認出来る。

「……! 何の用だ!?」

 心身共に満身創痍のカーラは身体を引きずるようにしてレイオールに向き直ると、手負いの獣の如く牙を剥いた。そんな彼女に、息せき切らせたレイオールは想像だにしなかった言葉をかけてきたのだ。

「カーラ、単刀直入に尋ねたい! 君はこれからどうしたいと考えている?」
「何……?」
「言っとくけど自害して楽になろうってのはなし! 仮にこの場を生き残れたとして、君は罪人として犯した罪を贖(あがな)うの? それとも混乱に乗じてフォルセティに戻るつもり? ……もし君がそのどちらでもないのなら、オレは君に第三の選択肢を提示したい―――そう思って」

 言いながら、その続きを口にするのをどこかためらうようにレイオールは一度押し黙った。そして少し間を置いてから、覚悟を決めたようにこう申し出たのだ。

「―――あのさ、オレと協力して、一緒にこのプラントで生まれた子達の将来について向き合ってみる気は、ない?」
「な、ん……!?」

 あまりにも想定外のその内容にカーラは耳を疑った。

「カーラ、君が自分の居場所を求めているのなら―――それをオレと一緒に作ってみるってのは、どう? オレ的にはアリだと思うんだけど―――これはオレからの譲歩で、提案だ」
「何だ……? お前は、何、を―――」

 困惑し灰色の瞳を揺らすカーラに、レイオールはこれまで見せたことのない真剣な表情で、力強く言葉を紡いだ。

「オレはウォルシュ家の嫡男で次期当主だ。父親の不始末の責任は嫌でもオレが負うことになる―――ならオレはせめてもの罪滅ぼしに、この研究施設に今ある命を救いたい。そして将来、彼らが人として生きていく為の算段を整えたい。その手伝いを君がしてくれたら色々助かると、そう思ったんだ」
「正気か? 私は、お前の父親を―――」

 その言葉をレイオールは大声で遮った。

「分かってる! ―――っ、正直! 正直、色々思うところはあるけどさ! でも今は、そういうのごちゃごちゃ言ってる場合じゃないから!」

 言ってる傍から戦闘の余波に煽られて飛んできた培養器がレイオールの結界にぶち当たり、派手に割れたその中から人の形になりかけの生命体がぶちまけられた。

「っ……! こうしている間にも刻々と今ある命が減っていく……! この現状に少しでも思うところがあるんなら君の力をオレに貸してくれ、カーラ! 今この瞬間、まだ生きている命を出来るだけ救いたいんだ……!」

 そう訴えるレイオールをカーラは冷めた目で見やり、一笑に付した。

「……は。なるほど……崇高な言い分だな、お坊ちゃま。罪人の半魔を用いて哀れな被験体達を救いたいと? その過程で父親の仇でもある油断のならない半魔が死んでくれれば一石二鳥……いや、その半魔の力及ばす被験体もろとも魔人(ディーヴァ)の力によって消え去ってくれたら面倒事が片付いて一石三鳥、か? 全ての罪を私になすりつけてしまえれば、さぞ都合がいいだろうしな?」

 全てを見透かしているとでも言いたげなその皮肉めいた言いように、レイオールは片眉を跳ね上げた。

「―――は? オレは、そんなこと」
「御託はいい!」

 否定しようとするレイオールをカーラは鋭く拒絶した。

「お前ら人間の言い分は分かってる……! いつでも人間は正しくて、恐ろしい力を持つ半魔は悪だ! お前から見てさぞやおぞましいのだろうな、今の私のこの姿は……! 人にあるまじき変現体(このすがた)は!」
「カーラ、話を」
「うるさい! 綺麗事はたくさんだし利用されるのもうんざりだ! 分かってる、お前らが私を受け入れたりするものか! 触れることすら憚られる醜悪な存在を、お前ら人間が受け入れるはずがない!!」
「このっ……!」

 レイオールは頑ななカーラの胸倉を両手で掴み上げると、彼女の目を真っ直ぐに見据えて言い切った。

「オレはお前のことを醜悪だなんて思ったことは、一度もないっ!」

 予想外の彼の行動に呆然と動きを止めるカーラの灰色の瞳を覗き込むようにして、レイオールはまくし立てた。

「お前はいつも超然としていて近寄りがたくて、仕事は出来るけど誰のことも信用していない感じで……! いつも難しい顔をして眉間に力が入っていて、美人なのにもったいないって、そう思ってた! お前のもうひとつの姿を初めて見て正直スゴくビックリしたし、確かに人とは違う姿だけれど、これはこれで、綺麗だとさえ思う……! お前がオレを嫌っているのは知ってるし、こんなこと言われても迷惑かもしれないけど、オレは別にお前のことは嫌いじゃない! お前が触れていいって言うんなら、いくらでも触れさせてもらう!」

 感情を叩きつけるようにして思ったままをぶちまけながら、こちらの剣幕に言葉を失っているカーラに気が付いたレイオールは、少しだけ表情を和らげた。

「……これまで見てきた隙のないカーラも格好良かったけれど、オレ的には自分の感情に素直で無防備な今のカーラの方が好ましいし、信用出来る気がするよ」

 そのままレイオールはゆっくりとカーラを抱き寄せた。

 取り繕いも嫌悪も感じさせない、優しく温かみのある抱擁だった。

 初めて感じる他者のぬくもりに、カーラは切れ長の双眸を見開いた。

「―――……。私はお前に、触れていいと言った覚えはないんだが」

 一拍置いてゆるゆると漏らされたカーラの低い呟きに、レイオールはひっと肩を竦めて手を離した。

「いやっ、えっ、あれ!? えっ、えーとそうだった!? ゴメン、オレ先走ったかな!? でも決してやましい気持ちで触れたワケじゃ……!」

 目に見えてあせりうろたえるレイオールに、カーラは重い溜め息をひとつ返した。

「……。放蕩ここに極まれり、だな……まさか、私を相手に―――……」

 伏し目がちにこぼされた文句は、今しがたの温もりの余韻にかき消える。

「……」

 ……まさか、この姿の自分を相手に―――。

 だが。

 だが―――まさかこんなことで、こんなにも救われた気持ちになるとは思わなかった。

 無意識のうちに自身の胸元を握りしめるようにしていたカーラは、どこか吹っ切れた心持ちになって顔を上げた。

「……毒気を抜かれた。ゆっくり討論している暇もない、とりあえずは次期当主様に踊らされてやろう」
「! カーラ……! ありがとう!」

 破顔するレイオールにカーラはどういう表情を向けるのが正解なのか分からなくて、そっぽを向いた。そんな彼女にレイオールが回復呪術を施す。それを受けてゆっくりと立ち上がったカーラは、完調と言って差支えない状態まで回復した自身の状況に驚きを覚えながら、こう口にした。

「腐ってもウォルシュの血筋だな」

 かなりのダメージを受けていたはずの肉体を、一度でここまで回復させるとは。自堕落に遊び回っていたレイオールにこれほどの実力があるとは正直想像もしていなかった。

「回復と防御適性なんだよね、オレ。でも、四大元素の攻撃適性こそ呪術師としての至上って考えるあの人とは、そこからもうダメだった」

 ほろ苦い口調で父親との確執の一端を上げるレイオールにチラと視線をやったカーラは、改めて崩壊していく施設内に視線を戻した。

「……。―――で、私は手始めに何をすればいいんだ」

 あえてそこに触れることをせず先を促した彼女に、レイオールは頬を緩めた。

「この辺りは色々厳しいけど、奥の方にまだいくつか破損を免れている培養器があったんだ。その中にいる子達を助け出してここから避難させたい」
「……分かった」

 短く頷いて、カーラはレイオールと共に力の暴風が吹き荒れるプラント内を駆け出した。
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