Palau 2000
これは2000年2月にダイビングに行ったパラオ滞在記です
 
 
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▼2月14日
 
〜ダイビングログ#7 シアーズトンネル〜
天候:晴れ 風:なし
気温29度・水温29度 透明度28m
アケボノハゼ1 アケボノハゼ2 アケボノハゼ3
スジクロに逃げられ...
ひたすら撮ったアケボノハゼ
あちこちいるが深すぎる...
今日もいつもどおり8時前に集合。今日も天気はいい。今日は現地のガイドさんがもう1人ついた。9時半ごろポイントに到着して、ブリーフィング。今日のポイントはシアーズトンネルというところ。大きなトンネルをくぐってゆくチームとトンネルの入口の下にいて、そのまま上がってくるチームとに分けた。下にとどまるチームは佐藤さん、じんじん、笛木と自分の4人。佐藤さんとじんじんはわれわれよりもさらに深いところへいくようだ。われわれはトンネルの入口の一番下のところでまず佐藤さんにスジクロユリハゼの場所を教えてもらった。ここですでに水深が45mだ。スジクロユリハゼはブリーフィングの時にもライトを照らしても大丈夫だが左右に揺らしてしまうと引っ込んでしまうと聞いていた。スジクロユリハゼを撮ろうとライトを照らし、いざ撮ろうとしたらなんと電源をONにしていなかった。電源をONにしたらライトが移動してしまいすでに引っ込んでしまっていた。アケボノハゼはできるだけペアでいる個体を探す。本当にここにはあちこちアケボノハゼがいる。引っ込めてしまっても次々に撮影できるのでたくさんチャレンジできる。しばらくすると上のほうから声がした。見てみると佐藤さんが呼んでいた。浮上のサインだ。ここまでで減圧停止は6mで3分が出ていた。結局45mには15分ほどいた。徐々に水深を上げていき、流れに乗りながらドロップオフの壁づたいに泳いでゆく。6mの減圧の次は3m8分が出た。ここでは沖縄らしい景観でサンゴもきれいだった。あちこちにヘラジカハナヤサイサンゴがあったのでダンゴオコゼ狙いでのぞいてみるが結局1個体しか見つけることができなかった。カンザシヤドカリもとても小さいが2匹一緒に撮れるところがあったので粘った。あとは、コクテンフグのようなフグがおり、追いかけまわしてしまった。最後にハナビラクマノミをバックをブルーに抜いて撮った。
 


 
〜ダイビングログ#8 シャンデリアケーブ〜
天候:晴れ 風:なし
気温29度・水温29.5度 透明度10m
マンジュウイシモト カエルウオの仲間 シャコガイ
西表に行ったことがないので初めて見た
おもしろく撮れました
よくみると絨毯みたいです
お昼を近くの浅場でとろうとしていたところ、今日ガイドをしてくれているマリスが近くの小型のボートが傾いているのを発見。どうやら後ろから浸水しているようだ。ということでレスキューすることになった。もう一隻船を呼んで両側からはさみ、ロープで沈まないように前後でしばった。船に乗っていた人はとりあえず船が沈まないように前のほうにみんな乗り、後ろでは水をかき出していた。水が入ってくる量も多く、かき出しても一向にはける気配はない。とりあえず船にある荷物をすべてこちらの船に移した。だんだん浸水が激しくなりその重みで両側の船が傾くくらいだった。遠くにビーチが見えるのでそこまで曳航しようとしたが途中で断念し、浅場へ移動して船を沈ませ、あとで回収することにした。ロープをきるとあっという間に船は沈んでいった。しかし、浅場のため、船の一部は海面に出ていた。
この件で2本目に行こうとしていたポイントは潮の時間からもぐれなくなってしまったが、レスキューのほうが大事だろう。とりあえず船はビーチへ向かい、お昼とした。島ではレスキューした船に乗っていたダイバーたちと話したりした。
○時になり、島を出る。途中、ロックアイランドで細いチャネルの間をすり抜けたりして面白かった。

港が近づいてきたところでコースが変わった。狭い水路をとおり、いけすのようなところを抜けたところで船がゆっくりになった。ここが今日の2本目のポイントのようだ。いつものごとく詳細なブリーフィングを聞くと、シャンデリアケーブというポイントで、どうやら鍾乳洞があるようだ。鍾乳洞の中には水面に出られるところが3ヶ所ある。鍾乳洞のまわりは浅いサンゴのガレ場が一帯を覆っている。鍾乳洞の中にはほとんど生物は見られないが、浅場にはニシキテグリやキイロサンゴハゼなど小物がいろいろといるようだ。まずは写真を撮る人たちは浅場の生物がいる場所をざっと案内してもらい、その後鍾乳洞へ入っていく。鍾乳洞は入ったかと思ったらすぐに浮上。あたりまえだが、水面は波ひとつないので下からのライトで水中から見上げるとかなり神秘的。結局、佐藤さんをはじめ、笛木、うっちー、まぁとで鍾乳洞探検をした。「行き止まりだ!」というもの実は水面下ではすべてつながっているので安心だ。またしてもBCからエアーがもれ、水面にいるのが大変だった。2本目か3本目の穴では全員でライトを消してみると、青く光る出口がうっすらとわかった。じんじんは下のほうで生物を探していたが、みんながライトを消したので不安になってしまったようだ。鍾乳洞の出口へ向かう。出口だけがぼんやりと青く光っており、なんか宇宙を舞台にした映画のワンシーンのように感じた。鍾乳洞を出て、浅場でいろいろと探してみた。じんじんは大きなオバケインコハゼを見せてくれた。あちこちでカエルウオが見られた。ニシキテグリはなかなか見つからず、見つかってもまず撮れなかった。キイロサンゴハゼもちょこまかしていて1枚くらいしか撮れなかった。最後のほうでパラオクラビライシについていたペリクリメネス・コロレンシスというエビを何枚か撮る。浅場なため、透明度はあまりよくなく、10mくらいしか見えなかった。結局潜水時間90分、トータルで100分以上のダイビングだった。

 



 
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