Palau 2000
これは2000年2月にダイビングに行ったパラオ滞在記です
 
 
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▼2月12日
 
〜ダイビングログ#1 ビックドロップオフ〜
天候:曇り 風:?
気温27度・水温29度 透明度20m
ニチリンダテハゼ ニチリンダテハゼ スミレナガハナダイ
 結構近づいても逃げなかった
 エビと共生するのかな?
 以外に浅いところにいた
朝は6:50に起きるように目覚ましをつけていた。バスローブでしかも掛け布団と毛布の間に寝てしまったので寒かった。朝食はバイキング形式。席を案内されて取りに行ったが戻ってみると他の人が座っていたので別のテーブルへ。ちょうど女の子達が大きめのテーブルに座っていたのでそこで食べた。8時前にピックアップ。初日なので撮影機材とダイビング器材がありすごい荷物だった。ワゴンに乗り込みサービスへ向かう。15分くらいでサービスに到着。まずはCカードの確認と免責を書いた。また、ここでダイビングパーミットと称したカードをもらう。パラオで潜るには必ず購入しなければならないようだ。1ヶ月間有効なものが$15。PPRのビーチは大瀬の湾内をやや小さくしたような形状だ。浅場に船が1台あり、湾内のパートナーの船のように見える。今日はあちこちに雲か多く見られ、遠くではスコールが降っているのも見えた。船は10人乗りくらいのボートで200馬力のエンジンが2機ついていた。器材を載せて出発。スピードがとてつもなく早く、音もすごいので話しをするのに大変だった。約40分ほどでポイントに到着。到着するまでどこに行くのかわからなかった。1本目はビックドロップオフというところ。ブリーフィングによるとニチリンダテハゼやハナダイ系の魚が見られるようだ。早速器材をかついでエントリー。BCにエアを抜くこともなく沈んでしまった。ドロップオフではスミレナガハナダイが15mあたりから見られびっくりした。ウエイトが6kgにカメラを2台かついで行ったのでオーバーウエイトすぎたのとBCトラブルでエアが入らなくね、まったく浮力のない状態だった。なんとか壁につかまりながら泳いでいった。壁の途中に砂地がポツンとあり、そこにはニチリンダテハゼが2匹ついていた。やや大きなオーバーハングのところではブリーフィングで出たアカボシハナゴイ・オオテンハナゴイ・フタイロハナゴイが見られた。ドロップオフの壁のサンゴの上に小さなイカリナマコがいた。イソギンチャクモドキカクレエビが2匹いたようだが、1匹しかみられなかった。しかも体長は1cmもないくらいの大きさだった。笛木はドロップオフの途中にあるハナビラクマノミを撮っていた。とにかくドロップオフをオーバーウエイト&BCトラブルではエアーの消費はすさまじく、最後の浅場の棚ではもうほとんどエアーがない状態だった。最後のほうでホワイトチップx2とナポレオンが出てきたが安全停止中&エアー無しでただ見るだけだった。水温は29度もあり、5mmのワンピースで十分だった。
 


 
〜ダイビングログ#2 ブルーコーナー〜
天候:くもり 風:なし
気温28度・水温29度 透明度20m
流れ:強い
ヘルフリッチ ツノダシの群れ バラクーダの群れ
紫のグラデーションがなんとも言えない
季節ものらしい
沖へでるとバラクーダの群れ
1本目をあがると疲れたせいか酸欠のため頭痛が起きた。お昼ご飯はほとんど食べれず、途中かなり気持ち悪くなったこともあったが休憩するうちになんとかなった。1時間半の水面休息ののち、2本目のブルーコーナーへ向かう。ポイントの近くでは突然高い波が出現し、驚いた。どうやら潮の流れがドロップオフの壁にぶつかり上に向かった潮が高波を作っているようだ。佐藤さんの入念なブリーフィングの後、エントリー。今度はウエイトを2kgへらして4kgにしたし、2台のカメラのうちの1台を佐藤さんに持ってもらうことにした。全員集合した後にドロップオフを一気に落ちる。壁の途中でオーバーハングになっているところがあり、まずは25mのところでヘルフリッチを撮った。5,6分くらいいたのちにじんじんに連れられさらに深場へ。32mのところにあるくぼみにはアケボノハゼがあちこちにいた。今回は裸足にフルフットフィンだったのだが、そのくぼみにはあちこちにガヤが生えており、寝そべって撮影していたら足の甲をガヤにやられてしまった。ここには3,4分くらいいただろうか。そしてじんじんと笛木と3人で浅場の棚へ向かう。途中、ギンガメアジの群れと大接近したが、実はワイドのほうを佐藤さんに渡してしまっていたためここでワイドを撮ることはできなかった。浅場の棚で佐藤さんとワイドとマクロを交換した。待ち伏せする棚はやや深めの棚で佐藤さんの指示でそこへ到着した。棚につかまりながらみているとギンガメの群れやホワイトチップが数匹見られたが、撮影できるほどの距離ではなかった。みんなが先に行こうとしているのにまぁはサメの出現に固まってしまっていた。ブルーコーナーの名前の由来でもあるコーナーをまわるとカスミチョウチョウウオの群れやツノダシの群れが見られた。ツノダシの群れはこの季節ならではのようでばらばらで群れておらずかなりまとまった群れだった。次第に浮上してゆき、流れに乗りながら中層での安全停止をした。途中、バラクーダの群れと一緒になり、ワイドで接近しながら撮ったりした。1.5mくらいもあるので近づくと迫力がある。20分くらい流れに乗りながら安全停止をして、エグジットした。まぁは2本目をダイコンを付けずに潜った。



 
〜ダイビングログ#3 PPRビーチ〜
天候:晴れ 風:なし
気温28度・水温29.5度 透明度4−5m
ギンガハゼ カスリハゼ?幼魚 カニハゼ
青い斑紋がきれい
 1cmにも満たない幼魚
カニハゼをはじめて拝見しました
今日は初日ということもあり2ボートで様子をみて、3本目は潜りたい人だけがPPRビーチで潜ることにした。ブルーコーナーからの帰りにロックアイランド周辺にあるビーチでトイレ休憩を取った。その後、PPRへ戻ろうとしたところ、まぁのダイコンが見つからないと騒いでいた。トイレ休憩に立ち寄ったビーチに落としたかもしれないということでさっきのビーチへ戻った。まぁは浅場でウエットを脱いでいたので佐藤さんがマスクをつけて水中を見たところ見事発見。どうやら腕につけていたのが外れてしまったようだ。これで無事に帰れる。15時半くらいに港についた。器材を降ろして3本目を潜る人を聞いてみると川村さん以外はみんな潜るようだ。佐藤さんも一緒に潜ってくれるようだ。今回は湾内ではなく、港の下を潜るようだ。佐藤さんはまずはじめにギンガハゼの黄化個体を見せてくれた。ペアでいたのだが1匹は引っ込んでしまった。底は砂泥地で時には2,3mくらいしか透明度がないこともあった。カニハゼもペアでいた。体長は4,5cmくらいで、もっと大きいものかと思っていたが意外にも想像していたよりも小さかった。なかなか2匹にピントをあわせて撮れなかった。その後、真っ赤なカイメンを乗せたカニや小指の先もない小さなカニ、カラッパの幼体などを見せてくれた。体長1cmくらいのカスリハゼの幼魚も見られ、これは佐藤さんがビニール袋の中にいれて見せてくれた。しばらく移動するとサンゴの根が点在する場所に着いた。笛木はここでカエルウオの仲間を撮っていた。佐藤さんやじんじんがサンゴをひっくり返していたので自分もやってみると体長1cmにも満たない小さなウミウシを発見した。佐藤さんに知らせた。漁礁と呼ばれる上に空気タンクのようなものがついていたところでは透明なエビがいたようだ。港の浮き桟橋にはひとつだけイソバナがついており、そこに体長1.5cmくらいのイソバナガニがついていた。エグジットする直前ではイボウミウシの交接シーンも見られた。エグジットすると川村さんは日焼けしすぎて真っ赤になっていた。3本目は80分も潜ってしまいエグジットは17時半をまわっていた。
 


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